2023/06/06 - 2023/06/06
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kojikojiさん
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6月は全国旅行支援のラストスパートで、3つのツアーを申し込んでいます。第1弾はトラピックス社の「奇跡の秘湯 新玉川温泉に湯ったり ランプの宿に泊まる 東北8つの秘湯巡り 4日間」というものです。元々が79,900円のツアーですが全国旅行支援で15,000円の割引と青森県と秋田県のクーポンが6,000円づついただけました。久し振りの新幹線旅で、東京駅に午前8時10分に集合して八戸駅へ向かいます。JRの新幹線を使うツアーはロシアンルーレットみたいなものですが、夫婦でも3人掛けの前後の席になったりします。これはJRから旅行会社に割り当てられた座席を機械的に割り振るためのようです。自由席のある便なら東京駅で並ぶ方法もありますが、全席指定席の場合は諦めるしかありません。今回も数組の方が犠牲になっていました。この日はABCの3人掛けだったので、山並みを楽しめませんでしたが、横並びで来ただけでもありがたいと思うことにします。車内でお弁当を食べているうちに盛岡を過ぎて八戸に到着します。2月に青森屋に2泊するツアーで来て、毎日「えんぶり」を見に行ったので買ってはよくわかっている駅です。ただ西口に降りるのは初めてで、ここでバスに乗り換えて実質的なツアーが始まります。今回もほぼ満席の38人の参加者でしたが、我々より若い方はご夫婦1組くらいで、70代前半から80代前半のご夫婦や女性の友人同士の方が多かったようです。バスは1時間ちょっと走って「谷地温泉」に向かいます。八甲田山中にある開湯400年の歴史を誇る温泉で、日本三秘湯の宿として知られています。浴槽の底から直接自噴する足下自噴の湯は、腰痛やアトピーにも効果があるようです。38℃の霊泉と言われる下の湯と42℃の白濁した上の湯の2つの湯が楽しめました。さらにバスに乗り、次は「酸ヶ湯温泉」です。同じ八甲田連峰の西麓の標高約900メートルのの高地に位置し、名物の総ヒバ造りの160畳もの広さを誇る混浴大浴場「ヒバ千人風呂」を楽しみました。各所50分ほどの自由時間でしたが、十分に楽しむことが出来ます。この日の最後は「青荷温泉」です。「道の駅 虹の湖」で休憩した後に西十和田いで湯ラインから「ポツンと一軒家」に出てくるような山道にバスは入り込みます。しばらく走った工事会社の資材置き場のようなところで旅館の送迎バスに乗り換えてさらに細い道を走ります。歩くのもはばかれるような急坂を下った川沿いにランプの宿があります。チェックイン時に注意事項の説明があり、それぞれの部屋に分かれますが、これも当たり外れがあるようです。あてがわれた「水車館」は外れだったような気がします。すぐに夕食になりましたが、野趣あふれたメニューでとても美味しく感じました。ランプだけの部屋も個人的には好きですが、他のツアーの方々は「一回泊まればいいね。」という感想のようです。1日に3回も風呂に入って裸の付き合いをしているので、通常のツアーとは違った親近感があり、初日の夕食時には年齢が違っても楽しく食事をいただく雰囲気です。最終日に大宮駅で先に降りた際にはデッキ迄見送りに来てくれたり、車内から手を振ってくれたりアットホームな雰囲気のとても良いツアーでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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通勤時間帯の丸の内線はさすがに座れず、午前8時10分の集合時間に合わせて東京駅の八重洲口北口に向かいます。
東京駅 駅
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今回のツアーはトラピックス社の「奇跡の秘湯 新玉川温泉に湯ったり ランプの宿に泊まる 東北8つの秘湯巡り 4日間」というものです。元々が79,900円のツアーですが全国旅行支援で15,000円の割引と青森県と秋田県のクーポンが6,000円づついただけました。
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トラピックス社の場合は出発前に確認の電話は無いので、東京駅についてから参加人数が32名だと知りました。バスはほぼ満席ということです。午前8時40分発の「はやぶさ 9号」に乗車します。
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JRの新幹線を使ったツアーの場合恐ろしいのが2人掛けと3人掛けの組み合わせなので、座席の割り当てを受けた旅行会社が事務的に割り振りされます。大抵の方が2人参加なので3人掛けに余りが出ます。その場合2人参加でも座席が前後になるという悲劇が起きます。自由席のある列車であれば対応策が取れますが、この日の列車は全席指定で満席のようです。
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3人掛けの席でしたが、2人並べてラッキーだと思うしかありません。持ってきた檸檬堂と東京駅の紀伊国屋で買ったお弁当をいただきます。八戸駅に着いた後は食事をする時間はありません。
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進行方向右側の車窓は盛岡辺りまで退屈なものです。曇っていたこともあり筑波山すら見えませんでした。車内でトラピックス社の作った入浴用のオリジナル手拭いをいただきました。
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盛岡駅を出ると車窓の左側にある岩手山と相対する姫神山が見えます。独立峰でピラミッド型をした山容が印象的です。昨年の三陸の旅では岩泉町からこの山を越えて盛岡に入ったことを思い出します。
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午前11時26分に八戸駅に到着しました。2月にJTBのフリーツアーで青森屋に2泊しながら八戸の「えんぶり」という祭りにどっぷりハマった旅を思い出します。
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前回来たときは完全防寒でしたが、今回はさわやかな気候の中で、改札を出たところにある巨大な八幡馬と写真を撮ります。
八戸駅 駅
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八戸駅の東口は何度も利用しましたが、西口に降りるのは初めてでした。青森屋の送迎バスがあったのでびっくりしましたが、系列の「奥入瀬渓流ホテル」の送迎バスだと気が付きました。「青森屋」の場合は三沢駅からの送迎になります。
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5月下旬に行った四国の旅では「モネの庭マルモッタン」で真っ赤なポピーを見ましたが東北も花真っ盛りでした。
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街道沿いには花菖蒲やルピナスが満開でした。この旅の後は北海道の十勝管内の8つのガーデン巡りの旅が待っているのでこの1カ月は花を求めて日本を北上することになります。
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バスは2時間ほどかけて「谷地温泉」に向かいます。3泊4日で8つの温泉を巡る旅が始まります。
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山間部に入ると牛の放牧地も通過しました。グーグルマップで位置を確認すると大中台牧場という名前がありました。
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新緑のダケカンバの森の中を走り抜けます。バスなので窓を開けられないのが残念ですが、木洩れ陽がきれいでした。
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午後1時40分に「谷地温泉」に到着しました。先客の観光バスが1台見えました。
谷地温泉 宿・ホテル
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ここで50分のフリータイムになり、それぞれ温泉入浴を楽しみます。日帰り入浴料は全てツアーに含まれています。
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北海道の丸駒温泉にも同じような提灯が掲げてあったのを思い出します。確か「日本秘湯を守る会」と書かれてありました。
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「谷地温泉」は八甲田山中にある開湯400年の歴史を誇る温泉で、日本三秘湯の宿として知られています。浴槽の底から直接自噴する足下自噴の湯は、腰痛やアトピーにも効果があるそうです。
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「上の湯」は硫黄の湯花で白濁した42℃の温泉で熱湯と呼ばれ、泉質は単純温泉(低張性弱酸性低温泉)で、神経痛・不眠症・アトピー性皮膚炎・慢性疾患などに効能があるとのことです。「下の湯」は足下から湧き出る38℃の温めの温泉は霊泉と呼ばれ、無色透明の単純硫黄温泉「硫化水素型」(低張性弱酸性温泉)です。こちらは神経痛・関節炎・疲労回復などの効能があるそうです。
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風呂上がりに周辺を少し歩いてみました。初夏の風が通って気持ちよいです。
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八甲田山域の湿原植物のほとんどが観られるという貴重な湿原らしいのですが、木道や遊歩道があるわけではなく、展望台からは少しだけ見えました。
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登山道があるので少し歩いてみます。宿の方に景色の良いところがあるか尋ねましたが、特に眺望の良いところはないそうです。
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八甲田山の1つの高田大岳への登山道を少し歩いてみます。
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周囲はブナの森で、人の歩いた気配もありません。小さな展望台まで行きましたがそこで引き返します。
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この辺りも谷地湿地ですが花が咲いている様子はありませんでした。
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オオベニウツギの木がたくさんの蕾を付けていました。
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高田大岳にはまだ雪が残っています。今回八甲田山の近くまで来て、映画の「八甲田山」を思い出します。新田次郎の「八甲田山死の彷徨」も父の勧めもあって読んでいました。1977年の暑い日に父に誘われて映画も観に行った思い出があります。
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今回4日間お世話になったバスはビビッドなピンクなのでサービスエリアなどでもすぐに見つけられるので便利でした。
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「谷地温泉」を出て次の「酸ヶ湯(すかゆ)温泉」まではバスで15分ほどの移動のようです。
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右手の車窓からは八甲田の山並みがきれいに見渡せます。
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秋に来たらブナの森がきれいなのだろうなと思います。東北の黄葉も見てみたくなります。
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地獄谷の近くを通過すると間もなく到着です。
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三十三観音は「酸ヶ湯温泉」から「地獄谷」の間にあります。八甲田のすべての安全を願うために自然石で33体の観音様を造ったそうですが、風化や劣化により観音の姿や形は判別できなくなっているそうです。
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「酸ヶ湯(すかゆ)温泉」には午後3時20分に到着しました。酸ヶ湯温泉は効能と豊富な温泉の湧出量、広大な収容施設、交通の便や低廉な料金等が認められ、昭和29年に全国温泉のモデルケースとして「国民保養温泉地第1号」の指定を受けました。
酸ヶ湯温泉 温泉
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名物の総ヒバ造りの160畳もの広さを誇る混浴大浴場「ヒバ千人風呂」は、1つの浴室に4つの異なる源泉があるということで有名です。名前だけは知っていましたが、ようやくここへ来ることが出来ました。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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日帰り入浴は1人1,000円ですが、ツアー代金に含まれています。ここではタオルとバスタオルを借りることが出来ます。
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八戸駅に着くまではちゃんとした格好をしていたはずの妻はいつの間にか温泉巡りの湯治のおばちゃんになっています。スニーカーもサンダルになっています。
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妻にとってもあこがれの温泉だったようで気合を入れて入浴します。ここにもいつかは1度は泊まってみたいと思います。今回は下見ということにしておきます。
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小さいけれどねぶたも置かれてあります。今年の夏は14年振りに青森のねぶたを観ることが出来ます。
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棟方志功も酸ヶ湯で湯治をしていた時潮来おtがあります。館内にはいくつかの作品があるようです。
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約340年前の貞享元年の1684年に青森市内の横内に住む狩人の長内佐ヱ門四郎が鹿をしとめそこない、その手負いの鹿を追って山へ入りました。それから3日後に手負いの鹿を発見しましたが、傷を負っていたはずの鹿があっという間に岩山を駆け上がり逃げ去ってしまいました。
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その俊敏さをみて不思議に思い、付近を探索したところ温泉が湧いているのを見つけます。その後にその温泉に薬効があることを知り「鹿の湯」と名づけたという由来があるそうです。
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妻とはここでお別れです。「千人風呂」は混浴の時間帯なので入らないということです。
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念願の「千人風呂」に入ることが出来ました。やっぱりここには1度とならないとだめだなと思います。恰幅の良いおばあちゃんが1人入っていましたが、男連中のほうが恥ずかしいので前を隠してしまいます。湯あみ着を着た女性も数人いて、平気で男性エリアの打たせ湯まで来ていました。
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次の「玉の湯」に入る前に妻と出会えたので「千人風呂」の状況を伝えると、間に目隠しの壁があるならと入りに行きました。せっかくここまで来て「千人風呂」に入れないのは可哀そうすぎます。
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白濁した湯は「千人風呂」と同じようですが、こちらに入る人はいませんでした。
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しばらく貸切風呂を楽しみました。今回それぞれの温泉の入浴は1時間ほどでしたが、ちょうどよいと思えました。
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太平洋フェリーの船中で買った赤いバックは温泉セットやホテルでの食事の時に使っています。目立つ色なのでテーブルの位置がすぐに分かります。
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地元の友人たちにとってもあこがれの温泉なのでお酒をお土産に買いました。
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午後4時30分に「酸ヶ湯温泉」を出発してこの日宿泊する「青荷温泉」に向かいます。
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天気も良く八甲田の森も美しいです。
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バスは浅瀬石川に造られたダムに差し掛かります。
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浅瀬石川ダムによって出来た巨大な「虹の湖」に沿って走ります。
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「道の駅 虹の湖」に立ち寄って飲み物やお菓子を買う予定でしたが、火曜日は定休日でした。
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一応20分の休憩時間なのでスタンプを押したり周辺のパンフレットや地図を貰います。
道の駅 虹の湖 道の駅
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袋子供ねぷた会が寄贈した武者絵が飾られていました。酸ヶ湯では「ねぶた」でしたが、八甲田を西側に抜けると弘前も近いので「ねぷた」になるようです。
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題材は「水滸伝の」を題材にした「鄭彪(ていひょう)、王英と扈三娘(こさんじょう)を討つ」に場面が描かれています。
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「水滸伝」は「西遊記」「三国志演義」「金瓶梅」とともに「四大奇書」に数えられ、ねぷたやねぶたの題材によく使われています。
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この道の駅からは「青荷温泉」行きのシャトルバスが出ているようです。
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しばらく湖に沿って走り、バスは西十和田いで湯ラインを離れて山中の道に入ります。ほとんどテレビ番組の「ポツンと一軒家」に出てきそうな道です。
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工事現場のような半場の駐車場のようなところでホテルの送迎バスに乗り換えます。一度自分たちの荷物を持って送迎バスの中に入れます。
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荷物と人間は別のバスに分乗します。
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小型のバスに乗ってさらに険しい道に入ります。
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歩くのもはばかれるような急坂を下った所に「青荷温泉」がありました。
ランプの宿 青荷温泉 宿・ホテル
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荷物を持ってロビーに集合し、滞在中の注意事項などを聞きます。基本的にはランプには触らないということです。青森県のクーポンもいただきましたが、翌日には青森県を出てしまうのでこの宿で使うのが一番良いようです。
青荷温泉 温泉
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夕食までの時間があまりないので旅館の中を探検してみます。
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入り口を入ると吹き抜けのホールがあります。ここで靴を脱いで内部はスリッパ履きです。
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吹き抜けには5灯のオイルランプが吊られてあります。この時間では明るいのか明るくないのかが分かりません。
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宿泊したのは「水車館」の1階でした。4部屋が並んでいて1階と2階があります。入り口は格子戸で内側に襖がありますが、襖を閉めるとほとんど真っ暗になります。
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明るい渓谷側には廊下があるので部屋の中はかなり暗いです。夜になるとランプがあってもかなり暗いので懐中電灯や小さなランタンくらいは持ってきた方が良いと思います。襖を開けていてこの暗さです。布団はセルフで敷きます。
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コンセントは無いので湯沸かしもテレビも電話も何もありません。電波も飛んでないので無料Wifiもありません。一応翌日のためにスマホ充電とカメラの充電用のバッテリーは持ってきました。今回は温泉巡りがメインなので写真を撮る枚数も少なく、予備バッテリーで用は足りました。
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「水車館」の1階には小さな風呂がありました。誰も使用していないので写真を撮らせてもらいました。
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浴室の中にもランプは灯っていますが、照度は感じられません。青森ヒバの良い香りがします。
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窓から差し込む西日がいくらか入ってくるので何とも言えない雰囲気です。
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本館の廊下の左右にも部屋はありますが、ここは人通りが多いので襖は開けられないのではと思います。右側の部屋は渓谷側に窓があるので明るいと思いますが、左側は…。
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廊下の突き当りには表に出られる玄関があります。渓流を挟んだ対岸に手前に露天風呂、その奥に「幻渓楼(山下館)」があります。ここも客室になっています。
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対岸には吊り橋を渡ります。正面に見えるのは「ふるさと館」という建物で4部屋があります。
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その左奥にも「十万堂」という客室が4部屋あります。
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吊り橋の袂にはランプ小屋があります。吊り橋の周辺もランプだけなので夜はとても暗いです。
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ここでランプの管理を行うようです。といっても滞在中はランプは全部灯されたままでした。
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ロビーの吹き抜けには孫内敦という画家のクレヨン画「青森佞武多」が飾られています。色彩の雰囲気に秋田県立美術館の藤田嗣治の「秋田の行事」を思い出します。
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「津軽凧」は窮した藩士の内職として江戸時代から作られるようになりました。通常凧は竹を使って作りますが、津軽地方では寒さで竹がなかなか育たない環境です。そのため凧の骨には軽くて弾力性に富むヒバ材を薄く削って用います。伝統的な達磨盆という絵ですが、見事な出来栄えです。
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今一度表に出てみます。
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表にはきれいなピンクの花が咲いています。よく見るとサンザシの花でした。中国の映画監督の張芸謀 (チャン・イーモウ)の「山楂樹之恋(サンザシの樹の下で)」という映画を思い出します。「活きる」に次いで再び文化大革命を題材とした作品で、2010年に旧満州を旅していた際に瀋陽で上映されていました。
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80年代の「紅高梁(紅いコーリャン)」からずっと彼の作品を観ていますが、2010年のこの作品以降は正直面白さが感じられなくなりました。映画以外にも桂林の郊外で上演された「印象-劉三姐」、杭州の西湖の「印象-西湖」、玉龍雪山の麓の「印象-麗江」というショーも素晴らしかったです。
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八戸からここへ来る道中でも見かけた伝統的な木造建築の倉庫がここにもありました。
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ヒレハリソウが小さな花を付けています。
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ここでも花菖蒲がきれいに咲いています。
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表に建つ「健六の湯」も青森ヒバで造られた伝統的な青森の建築です。
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それぞれの湯は単純温泉で無色透明で無味無臭です。神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、冷え性、病後回復期
、疲労回復、健康増進に良いようです。 -
夕食は本館の1階の大広間です。襖にはねぷたの美人画や武者絵が出迎えてくれます。
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源氏と平氏の戦いの場面のようです。何となく平氏の方が悪人面しているのが気の毒です。1月に壇の浦へ行って赤間神宮の平氏の墓に参ってきたので気分は平氏寄りです。
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大広間にもたくさんのランプが吊り下げられています。飲み物は奥のカウンターで注文しました。ビールを何本か注文するならばと思い、「津軽海峡」という米焼酎を1本ボトルで注文します。1,900円とリーズナブルですが、氷は別に400円でした。
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まだ皆さんが揃わないうちの写真を撮っておきます。
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この焼酎は意外においしかったです。全部は飲みきれなかったので、翌日以降は新玉川温泉のホテルでいただきました。
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妻は座椅子で一段高いところに座っています。今回のツアーは平均年齢が高いので座椅子は人気がありました。
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事前に調べてはありましたが、夕食のメニューはこんな山の中にしては充実していて美味しかったです。食事がスタートする前に宿の主人が一品づつ説明してくれます。
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イワナの塩焼きは「目の前の渓流で釣れました。」なんて言っていましたが、昨年の大雨の影響で護岸工事をしている最中なのでこの日に釣れたわけではないと思います。鍋を作った後の残り火で焼き直したらより美味しくなりました。イワナは雑食なので内臓は抜いてあります。
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鴨鍋の説明は「今日そこの渓流に鴨が3羽いまして…。」なんて話で笑いを取っていきます。
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煮物は道巾着と人参とシメジの篠田巻きで、どれも優しい味付けです。写真にはありませんがサーモンのカルパッチョもあります。
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ナラタケを煮たもの。ナラタケはサワモダシ、ボリ、ボリボリ、オリミキ、モタセなどの地方名があり美味しいキノコで、イタリアではキオディーニと言います。濃厚な味わいのキノコです。
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イカのメンチは青森県津軽地方の郷土料理です。これはご飯が進んでしまいます。
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ワラビの辛し和え。旅の醍醐味はこういったその土地の料理をいただけることだと思います。
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黄緑色の小鉢がヒラタケの生姜煮、竹筒に入っているのはアカシアの花です。ここまで来る道中には偽アカシアの花がたくさん咲いていました。
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妻がご飯とみそ汁を持ってきてくれました。記念に写真を撮っておきます。ご飯は秋田こまちですので美味しかったです。よく覚えていないけど何度かおかわりしました。
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まだ1日目ですが、それぞれ何度か一緒に風呂に入っているのでお隣の席の方々とも話が弾みました。特に右隣のご夫婦とは話が尽きずに2時間以上も話し込んでしまいました。
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部屋に戻ってもすることはありません。持ってきた電球タイプのライトをタオル用の衣桁に提げて、明るさを確保します。皆さんがお風呂から出るころ合いを見計らって風呂に行くことにします。
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ランプの具合がいい感じになってきました。
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横に長く伸びたステンレスの流しも何となく懐かしいです。
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ロビーの吹き抜けのランプもいい具合です。
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フロントには明かりが灯り、パソコンもあります。トイレもちゃんとウォシュレットなので安心しました。トイレの個室にはコンセントがありますが、ここで充電するわけにはいかないですね。
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サンダルに履き替えて奥の風呂に行くことにします。
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吊り橋もこんな具合に明るいので渓流に落ちる心配はありませんでした。
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まずは露天風呂を覗いてみます。ここは混浴で男女別の更衣室はあります。
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ちょうどよい湯加減でした。開放感があって気持ちよいです。
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少し温度の高い桶の風呂もあります。晩御飯の席を見ても若い女性など皆無なので混浴の期待など微塵もありません。昔のことですが長万部の山中にある二股ラジウム温泉で、貫禄あるおばあちゃんと2人きりで混浴風呂に入ったときは混浴風呂は女性のためにあるのはないかと思えました。
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スイスのツェルマットへスキーに行った際にホテルの温水プールを貸し切り状態で泳いでいました。併設されたサウナに水着を脱いでタオルを巻いて入っていたら20歳前後の凄い美人の女の子がタオル1枚で入ってきて目の前に座ったときは目のやり場に困りました。
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「滝見の湯」に入ります。格子戸の影がきれいに見えます。これもランプだけの光源です。
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午後10時過ぎには皆さん寝ているのかお風呂には誰もいませんでした。青森ヒバの良い香りがします。
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この表には露天風呂もありますが、かなり温い湯だったので入りませんでした。デジカメで撮っているので明るい写真もありますが実際はかなり暗いです。
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見上げる空には満天の星が見えます。露天風呂の屋根の上にカメラを置いて10秒のセルフタイマーで15秒のシャッタースピードでこんな写真が撮れました。足摺岬の星もきれいでしたが、青森の山の中の星もきれいです。
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川向こうの離れの部屋にも泊まってみたい気になります。
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今度は表玄関の外の「健六の湯」に入ってみます。
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基本的に風呂には24時間自由に入れます。こちらにも誰もいらっしゃいませんでした。
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こちらも青森ヒバの良い香りがします。天井が高く建物の小屋組みが現れています。窓の格子の大きさくらいしか共通点はありませんが、スリランカのジェフリー・バワの別荘の「ルヌガンガ」に泊まった時のことを思い出しました。「ガーデン・ルーム」の窓と同じようにキャンドルだけの時間が結びついたのかもしれません。
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女性用の風呂とも屋根裏では繋がっています。「つげ義春の温泉」という本を思い出しながら湯に浸かります。昭和40年代には家族で日本各地の温泉スキー場へ旅行して、ひなびた温泉にも数多く入りました。まだ小学生でしたが、その当時の雰囲気はよく覚えています。いい時代に旅の思い出が残っていて良かったと思うと同時に両親に感謝します。
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本館のロビーからもいい具合に明かりがこぼれています。
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最後に一番部屋に近い内風呂にも入ります。
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ツアー初日は3つの温泉を巡りましたが、「酸ヶ湯温泉」にも「谷地温泉」にも泊まってみたいと思いました。日帰り入浴だけではもったいない魅力を感じます。特に夜のとばりが下りた後の雰囲気は宿泊しないと感じることは出来ません。
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今年になってゴールデンウィークの時以外はずっと旅行をしている気がします。旅行疲れを今回の温泉巡りで癒しているような気がしてきました。2日目も新たな湯を求めて東北の山中を移動します。
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