2023/05/19 - 2023/05/19
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薔薇の咲く庭さん
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薔薇を愛でる旅の第2日目は旧古河庭園。東京の薔薇の名所としてよく知られている庭園です。もともとは陸奥宗光の邸宅(1917年、大正6年築)でしたが、宗光の次男が古河財閥の養子になったため古河家の所有になったそうです。古河財閥と言えば足尾銅山で有名です。
第二次世界大戦後、占領軍の財閥解体により古河家が財産税を物納したため国有財産となりました。
石造りの英国貴族の邸宅にならった洋館、その下に広がる洋風庭園には見事な大輪の薔薇の花を咲かせていました。洋風庭園の下に日本庭園があり和の景色も楽しみことが出来ました。
この日は途中から雨が降り、雨に濡れて色が一層シックに変わった洋館を見ることができ、ラッキーでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ラビスタ東京ベイの朝食。お刺身の鮮度がよくて驚きました。やはり豊洲市場がすぐ近くにあるので鮮度のよいお刺身が手に入るのでしょう。
食欲旺盛です。旅行をするといつもの倍くらいを食べてしまいます。太ります。ラビスタ東京ベイ 宿・ホテル
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朝食会場はプライベートが守られるように各テーブルを仕切るついたてが高くなっています。そのと景色が見えるテーブルに案内されました。
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窓の外には船着き場があります。ここまで船で来る人もいるのでしょう。
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朝のフロントです。とても広くて長いので驚きます。収容人数がかなり多いホテルです。調べてみると1421人でした。客室数582室。大型のホテルです。
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10階のエレベーターホールから見えたレインボーブリッジ。昨夜のイルミネーションとは違う景色です。残念ながら曇り。天気がよければステキな景色になりそうです。
レインボーブリッジ 名所・史跡
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10階の部屋から見える対岸の景色です。豊洲大橋を通る車の数が少ないです。もう今日は市場は終了したようです。
豊洲大橋 名所・史跡
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お部屋は黒の色調で統一されていて、ソファだけが茶色でした。黒系の部屋はなんとなく薄暗い感じがしてあまり好みではありません。
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ホテルをチェックアウトして、ゆりかもめの市場前駅へと向かうと、右側に時代劇に出てきそうな建物が並んでいるのが見えました。ビルがたくさんある景色の中で珍しいです。
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ゆりかもめに乗って豊洲駅まで出ます。行先は旧古河庭園。
ゆりかもめ 乗り物
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豊洲駅から有楽町線、飯田橋で乗り換えて南北線で西ヶ原駅まで行きました。
とても面白い駅がありました。なぜか地下鉄の線路の部分が埋められて通路になっていました。乗降客が増えてホームが狭くなり増設したのでしょうか? -
地下鉄南北線「西ヶ原駅」から歩いて7、8分で旧古河庭園に着きました。グーグルマップのストリートビューは本当に便利です。初めて来た場所ですが、調べておくと見覚えのある場所なのです。
旧古河庭園 公園・植物園
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中に入ってみました。たくさんの人が薔薇を見に来ていました。昨日の鳩山会館よりはるかに多い人の数です。
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入るとすぐに洋館が見えてきました。イギリス貴族の邸宅にならった古典様式で、天然ストレートぶき、レンガ造りの家です。外壁は真鶴産の赤みを帯びた安山岩で仕上げられています。雨に濡れると落ち着いた色調になるそうです。この日は午後から雨の予報が出ていました。
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洋館の東側には芝生が広がっています。ここから見ると日本とは思えない景色です。
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洋館の東側にバラ園がありました。昨日は鳩山邸で薔薇の写真があまり取れなかったので嬉しくなりました。
これはロイヤルプリンセス。愛子様の薔薇だそうです。やわらかなクリームホワイトでアンティークな雰囲気です。 -
これはデザートピース。1994年フランスの作品です。世界の平和の窓の意味だそうです。世界平和を願って名付けられました。
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ニューアベマリアです。1983年ドイツコルテス生まれ。暖かなサーモン、オレンジです。花形も美しい薔薇です。
たくさん咲いていて嬉しくなりました。 -
「乾杯」。日本名で名前がついていました。よく見ると、1984年京成バラ園で作られています。ビロードのような光沢の花びらが大変鮮やかです。乾杯!よく作りましたね。
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名前を見て驚きました。なんとその名前はクレオパトラ。ドイツの作品です。1955年に作られています。薔薇をこよなく愛したと言われるエジプトの女王クレオパトラの名前をもらっています。堂々とした感じがしました。
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アンドレ・ル・ノートルという名前の花です。2001年フランス製です。17世紀にヴェルサイユ宮殿のフランス式庭園を設計した造園家に由来した名前だそうです。とても品のよい淡いサーモンピンクですね。
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チェリーボニカ。2013年フランスで生まれました。丸い小ぶりなカップ咲きの薔薇です。この花はとても強いようで、一輪から株一面に花をつけて次々に咲かせるそうです。
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洋館の前にある薔薇園を見終わり、先へ進むと、テントが貼られていて薔薇の苗を売っていました。欲しい薔薇があったら買って帰りたいところですが、荷物になって無理です。
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再び薔薇園に戻ります。この花の名前はレディメイアン。1982年フランス生まれです。フランスにメイアンという女性がいたようですが、メイアンとはどういう人なのか調べてもわかりませんでした。
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このバラの名前は分かりませんが、私の好みの薔薇です。
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再び日本名のバラが植えられていました。「桃香」と言う名前です。2003年に京成バラ園で作られています。日本では京成バラ園に薔薇作りの名人がいるようです。
外側の画面がローズピンクでグラデーションになっています。香りは甘く上品です。 -
黄色い薔薇は珍しいと思います。インカという名前です。1992年ドイツ生まれです。鮮やかな黄色です。インカ帝国と何か関わりのあるのでしょうか?
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これは美智子上皇妃の薔薇だそうです。プリンセス・ミチコ。1966年イギリス製です。当時皇太子妃だった美智子上皇妃に捧げられたそうです。濃いオレンジ色に明るい黄色がちりばめられている感じです。
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この薔薇はプリンセス・オブ・ウェールズです。1997年イギリスです。故ダイアナ元皇太子妃に捧げられた薔薇です。白に淡いピンク色のグラデーションがかかった上品で清楚な美しさは、故ダイアナ妃を思い出させます。
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別の角度から取りました。
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洋館の南側の斜面は、2段の階段で薔薇園になっています。たくさんの人が訪れて薔薇を愛でて写真を撮っていました。
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完全なフランス式の庭園です。約100種類、199株の薔薇があるそうです。一段目の花壇は左右対象です。
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黄色の鮮やかな花がありました。ドイツで作られています。1984年。レモンイエローが鮮やかです。花弁に少しウェブがかかっています。金色のロケットペンダントという意味だそうです。
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これもまた鮮やかな赤と黄色の薔薇です。なんと日本で作られていました。京成バラ園です。1981年。名前は「芳純」。香の薔薇の代名詞と呼ばれるほど芳香です。香水の原料にもなっているそうです。
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この薔薇の名前はホワイトクリスマス。1953年アメリカ生まれです。白ばらの代名詞だそうです。フルーティーなつよい香りも魅力的。ホワイトクリスマスですか?薔薇につける名前にしてはちょっと変わってますね。
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一生懸命に薔薇の写真を撮っていました。ふと見上げると洋館が目の前に入ってきます。薔薇園と洋館がとてもマッチしています。
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一面に咲き誇っている大きな株がありました。
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鮮やかな黄色と赤です。一見すると薔薇には見えません。よく見るとなんとこれは日本生まれ。京成バラ園が2003年に作った薔薇です。名前は「きらり」。
この薔薇はローズピンクとクリーム色の絞りに変化するそうです。この薔薇園で唯一の絞りの薔薇だそうです。珍しい薔薇を作りましたね。 -
この薔薇の名前はファーストフラッシュ。1999年フランス製です。鮮やかなローズピンクが印象的です。ダマスク系の香りも楽しめるそうです。クラッシックの薔薇ですね。
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角度を変えて撮ってみました。私はこういう薔薇が好みです。クラシックな薔薇です。
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この薔薇の名前はユキサン。1965年フランス製です。日本名でもよい名前です。あまりデザインが薔薇らしくない柔らかい感じの薔薇です。白がとてもきれいでした。フルーツ系の香りがするそうです。
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クリーム色の花弁の周りに少し赤みが入っています。珍しいバラです。名前はピース。1945年フランス製です。1945年は第二次世界大戦の終戦の年です。平和を祈願して名付けられたそうです。この薔薇は20世紀を代表する世界的な銘花だそうです。
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淡い感じのする薔薇ですね。名前は初恋。1954年に日本の京成バラ園で作られたバラです。白い花びらの周りに淡いピンクが縁取っています。初恋のイメージですね。
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旧古河庭園に来た記念撮影をしました。確かにここに来ました。
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たくさん咲いていて驚きました。「琴音」という名前の薔薇です。日本製の薔薇で、やはり京成バラ園で作られています。クリーム色とアプリコット色がナチュラルな雰囲気を醸し出しています。開いてしまっていて、薔薇ではなく、他の花に見えます。
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下のほうに咲いていました。1960年ドイツ製。スーパースターという名前の薔薇です。サーモンオレンジ色です。確かにサーモンのような赤みがあります。名前はスーパースターですが、色に由来しているそうです。甘い芳香に魅了されるそうです。
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この色のバラは少し驚きます。黒薔薇と呼ばれます。1989年ドイツで作られました。黒薔薇の中でも黒みの強いシックな黒色だそうです。バルカロールという名前です。バルカロールとはゴンドラの舟歌のことだそうです。
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この薔薇の名前は、ニュードーンと言う名前でアメリカ生まれです。世界バラ会議で殿堂入りを果たした唯一のつる薔薇だそうです。つる薔薇には見えませんでした。淡いピンクが素敵でした。
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この薔薇の名前はハーモニー。1981年ドイツ生まれです。サンゴのような朱色です。強いフルーツの香りも魅力的だそうです。確かにサンゴのような色をしています。
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このバラの色を見て驚きました。紫色です。解説を読むと青バラの花色と書いてありました。青と言うよりも紫に近いように思います。2015年ドイツ生まれです。この薔薇は深いカップ崎からロゼット型へ変化するそうです。
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鮮やかなオレンジ色で薔薇とは思えない色の薔薇です。名前はサハラ98。1996年ドイツ生まれです。この薔薇は山吹色からオレンジそしてピンクに変わるそうです。花の色が変わっていく薔薇なんですね。紫陽花のようです。
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コンラッド・ヘンケルという名前の薔薇です。色がとても鮮やかです。1983年ドイツ生まれ。戦後、ドイツの復興に貢献した建築家の75回目の誕生日を記念して命名されたそうです。赤の色がとても鮮やかでした。
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アンジェラという名前の薔薇です。ドイツ生まれ。小さな薔薇で、たくさんの花が集まって咲いていました。生垣によさそうです。
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花の名前を見て驚きました。シンデレラです。2003年ドイツ生まれ。ドイツはたくさんの薔薇を製作しているのですね。命名がユニークです。
シンデレラ? シンデレラを想起することが出来そうです。 -
1988年。日本生まれです。「万葉」という和名がついています。薔薇らしくない名前のように思いますが、薔薇です。京成バラ園生まれです。本当にたくさんの薔薇を京成バラ園は作っていて驚きます。万葉のロマンをイメージした薔薇だそうです。
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このあたりから、雨が降ってきました。傘をさして薔薇園を下り、下の日本庭園へ行くことにしました。日本庭園には池があります。「心字池」と言って、心の字の草書体を形取った池です。
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あのマンションの高層階からはここの庭園が見渡せるのでしょう。
まさかそのような時代が来ようとは建設当時には夢にも思わなかったと思います。 -
灯籠がありました。兼六園を思い出させます。日本庭園には灯籠が似合います。池の曲線と灯籠とがなんともいえず似合うように思います。
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先に広場があって、古河庭園の歴史が紹介されていました。
秋にはこのような景色になるのですね。お茶室の周りの紅葉のようです。東京とは思えない風情があります。 -
古河庭園の歴史が紹介されていました。明治20年代に陸奥宗光邸として建設されています。宗光の次男が古河家の養子に入ったので、古河家の所有となりました。
昭和20年に財産税として物納したために国有財産となります。平成18年に国の名勝に指定されます。昭和30年旧古河庭園が完成して100年になりました。 -
広場から出てきて、ここからも雪見灯籠がとても素敵に見えます。雨が降っているのでほとんど観光する人はいません。独占状態です。
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さらに進んでいくと、枯滝と思われる石の並びがありました。水を使わないで山水の景観を表現する枯山水の道具立ての1つが枯滝だそうです。多分水が流れているんだろうなぁと想像をさせる石の配置です。
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雪見型灯篭の説明がありました。水辺によく据えられています。その姿が水面に浮いて見える「浮見」と点灯時に、その灯が浮いて見える「浮火」とが雪見に変化したとする見方があるそうです。なるほど中に火をつけて点灯させることがあるんですね。
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じっくりと灯籠を眺めてみました。ここに火灯ったらどんな感じになるのでしょう?
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さらに進むと、小さな川が池に流れ込んでいました。パンフレットで調べましたか、どこから来ている川なのかわかりませんでした。地図には載っていませんでした。いずれにせよ、心字池に水を入れないと干上がってしまいます。
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雪見灯籠の反対側に出て来ました。こちら側にはマンションはなく、安心して見ることが出来ます。
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洋館の近くまで戻ってくると、右手の高台にお茶室がありました。残念ながら門は閉まっていて入ることが出来ませんでした。
旧古河庭園・日本庭園内 茶室 グルメ・レストラン
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洋館へ戻る途中、黒ボク石積がありました。富士山の溶岩で作られています。黒ボクは多孔質で軽く加工もしやすいそうです。山の雰囲気が出るために主に関東で石組みとして用いられることが多いそうです。石垣のように積んでありました。この石を見ると懐かしくなります。
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洋館が見える場所に戻ってきました。雨に濡れてシックな色に変わっていました。堂々とした建物ですね。
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先ほどは混んでいた薔薇園は傘をさしての鑑賞になるので人は少ないです。
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先ほどは薔薇の写真撮りに夢中になっていたので、2段目の斜面の突出部に気づきませんでした。2段目はよく見ると、下調べで調べた通りに確かに左右対象にはなっていません。
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ぱっと目に飛び込んできた赤い薔薇です。カーディナルと言う名前で1985年ドイツ生まれです。なんとこの赤色が基準となっているそうです。赤にも基準があるんですね。この赤を基準にして濃い赤や薄い赤を決めているのでしょう。
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洋館の2階の部分です。この洋館に入ることにしました。
1階に喫茶室があり、「薔薇を見ながら飲茶ができる」とネットで調べたときに書かれていました。薔薇を眺めながらコーヒーを飲むことが出来たら最高の時間です。 -
玄関にまわってみると、玄関扉の上にステンドグラスがありました。これは古河家の家紋だそうです。鬼蔦だそうです。
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残念ながら、中は撮影禁止です。玄関で1枚撮りました。
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洋館向かって左側部分の突出部が喫茶店になっていました。一番窓際の席を案内してくれました。窓から見える景色です。薔薇の花は少し遠くてよく見えません。
しかし、雰囲気は充分です。おいしいコーヒーとケーキをいただきました。旧古河庭園 洋館 喫茶室 グルメ・レストラン
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中央の階段の部分です。喫茶室から見るとこのように見えました。
2階は大谷美術館になっていて、洋館の建築についての説明がありましたが、撮影禁止だったので、写真はありません。 -
歩いて西ケ原の地下鉄の駅まで戻ってきました。後半は雨が降ってしまいましたが、たくさんのバラの花を鑑賞することができてとても良い時間でした。一度訪れたいと思ってましたが、やっとその願いを叶えることが出来て幸せな時間でした。
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