2023/06/06 - 2023/06/06
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fmi(ふみ)さん
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噂の紫陽花の時期の箱根登山鉄道沿線を見に行ってきましたが、6月初旬では、標高の有るあたりはまだ満開には早かったようです。
大平台が一番有名ですが、登山電車沿線一帯に紫陽花が植えられているようですね。
一方、小田原城の紫陽花は、菖蒲と一緒に満開を迎えており、実に見事。青と紫の美しい風景、行ってよかったです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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早朝の上野駅、今回はここから小田原駅まで東海道線のグリーン車で進む。
上野東京ライン 乗り物
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東海道線も東北線も、上りは早朝から既に混んでいるんですよね。
途中、貨物線を往くEF210-300番台牽引のブロックトレインと競走。JR東海道本線 乗り物
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小田原駅で登山電車に乗り換え。
湯本までこれに乗って、湯元から本格的登山電車に乗り換えとなる。小田原駅 駅
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箱根湯本駅。
ここでこの登山電車に乗り換えて、大平台駅までゆく。
最新鋭の電車。箱根湯本駅 駅
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箱根湯本を出ると、もういきなり急こう配が始まる。
箱根登山は、一般の鉄道では限界と言われる80パーミル勾配が連続する。なので、車両も小さいしブレーキ系統も何重系統用意され強力。屋根に発電ブレーキのせる車両が多かったので、冷房化も遅れた。
小田原から箱根湯本までは勾配もカーブも比較的ゆるかったため、そこまでは小田急の20m車やロマンスカーも乗り入れられた。
ラックレールを併設してる大井川鉄道とかモノレールはもっと勾配が急な区間があるが、そういう特殊装備が無い場合、JRのサイズだと連続33パーミルから38パーミルが本来限界、碓氷峠は例外中の例外。それより小さいサイズだと、神戸電鉄や京阪京津線などのような50パーミルなんてのも存在する。
鉄の車輪が鉄のレールの上を走るので、下り坂が急だと極めて危険なのだ。自動車はゴムタイヤとアスファルトだから、かなり急な坂もあるけど、それでも自動車専用道路なんかは、連続10%勾配(電車で言えば100パーミル)が限界らしい。
箱根の凄い所は、国道1号や箱根ターンパイクなども、その連続10%の限界勾配が続くところである。 -
短い時間でこんな高い所まで登って来た。スイッチバックの出山信号所から、さきほど渡った早川の鉄橋を見下ろせる。併走する国道1号ははるか下だが、ここから大平台の間で、連続急こう配と九十九折で登ってる最中、大平台駅では国道と鉄道の標高が並ぶ。
箱根登山電車 乗り物
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塔ノ沢駅から、とぎれとぎれながら沿線に紫陽花が沢山植えられている。
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目的地である大平台駅に到着。ここから強羅方向へ紫陽花を見に行く。
大平台はスイッチバック駅で、全ての列車はここで折り返し、この上にある信号場でもういちどスイッチバックする。
麓の出山信号場でスイッチバックするので、登山電車は箱根湯本から強羅の間で3回進行方向が変わるのだ。
急こう配だけでは箱根を登りきれず、駅も作れないので、このように連続スイッチバックとなった。
実際、並走する国道1号線も、箱根湯本から宮ノ下までは特に急こう配と九十九折が続く、駅伝で有名なヘアピンカーブ、実はこの大平台駅前にあり、行き止まり式の大平台駅を廻りこむようにカーブしてるのだ。
国道1号線は湯本駅前の標高が94m、早川の鉄橋が見えるあたりが180m、大平台駅北側のカーブ手前で308m、大平台駅前で344mだ。
道路のきつい峠越えというと、関東は箱根と碓氷峠だが、近畿は阪奈の生駒超え、とおもいきや、実は六甲越えの方が厳しい。宝塚から有馬温泉まで、あそこは多分鉄道では登れない。大平台駅 駅
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登山電車車内。車体は小さく、標準ゲージなのに狭い、観光向けにボックスシートが主。
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線路沿いの紫陽花の小経という遊歩道をゆく。振り返ると大平台駅。
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標高が高いからかな、まだ満開とは言い難い、三分咲きくらい。
来るのは早すぎた。 -
それでもめげずに列車を待つ。
日中の登山電車は単線ながら15分間隔で運行しており、このような山岳路線としては本数が多い方だ。
箱根はやはり休日に膨大な観光客が来るので、電車もバスも輸送力は大きく、そこが日光とは大きく異なる。
このあたりはバスも10分から15分くらいで来る。 -
沿線に小さな踏切があり、その付近から電車を撮る形になる。
電車の本数は多いが、このあたりの道は、生活道路を兼ねていてしかも狭い。
シーズン中は登山鉄道の職員が巡回している。
長く粘っていると確実に注意されるので長居はしない方が良い。 -
紫陽花の開花がいまいち。やはり来るのが早すぎたか。
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上大平台信号場付近にあるトンネルのあたりが一番撮影には有名なんだけど、ここも道は狭い。実際外国人の宿泊客が通り過ぎてたし、長居出来る所ではないか。
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上下各一本を撮ったら駅に引き返すことにした。
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....さて、引き返すか。
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このあたり、大平台も温泉郷で小さめの旅館がたくさんあるが、とにかく道が狭いし坂が多い。
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大平台は立ち寄り湯もある。
立ち寄り湯、「姫の湯」で軽く汗を流して駅に戻る、ここ、熱いんだよねお湯が。姫之湯 温泉
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大平台駅国道沿い。
神社がある。山神神社 寺・神社・教会
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国道1号線と大平台駅。
箱根駅伝でもおなじみの場所。バスを待つ観光客も多い。
元箱根、関所跡へ行く場合は、どっちみちバスに乗り換えることになる。大平台駅 駅
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紫陽花に見送られながら箱根湯本行がやってきた。
この沿線に植えられた紫陽花、登山電車の職員によって、景観と地固めをかねて植えられたという。 -
塔ノ沢駅。
紫陽花と銭新井弁天がある。塔ノ沢駅 駅
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箱根湯本駅で、待っていたロマンスカーにすぐ乗り換える。
実は、箱根湯本と小田原の間だけでも、料金を払えばロマンスカーに乗車できる。
この区間は安く設定されていて、料金200円。開いてる席に座る感じ。
これ含めると、箱根湯本と小田原の間は1時間に6往復列車が設定されている。箱根湯本駅 駅
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登山バスの箱根湯本駅バス停。
バスターミナルになっていて、旧東海道など登山電車のないところへバス路線も走る。
箱根のバス路線は登山電車の系列と伊豆箱根の系列があるが、どちらも系統番号がふってある。外国人の利用者が多いため。
登山電車と併走する国道1号を走り、元箱根へいく路線と、国道1号を宮ノ下まで走り、そこから国道138号に入り、仙石原桃源台へ行く路線が主。箱根登山バス 乗り物
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山から海沿いの小田原駅にやってきた。
紫陽花の名所である小田原城へ行く。小田原駅 駅
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線路沿いの道を早川方向へ。
駅前にこんな小路が出来てたのね。ミナカ小田原ショッピングモール -
歩いて10分程度で小田原城の天守閣が見えてきた。
周囲の道沿いに紫陽花の並木があるが、紫陽花はここがメインではない。小田原城 名所・史跡
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小田原駅からの参道にもアジサイ。
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小田原城天守。丘の上にある。
この丘の麓、小田原城公園の斜面に....小田原城天守閣 美術館・博物館
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斜面一帯が紫陽花だらけなのだ
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天守閣の真東、常盤城門を通って、坂を下りると..
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こんなふうに城の東北側斜面が紫陽花だらけ。
そしてその麓は菖蒲園。これはすごい。小田原城址公園 公園・植物園
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二の丸のある菖蒲園と紫陽花の斜面
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石垣に紫陽花
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花菖蒲と紫陽花、ちょうど見ごろ。白と青と紫の寒色系コントラストが涼しい。
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うーむ見事です
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紫陽花の斜面から城門を見る
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青、青、紫、時々白
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これを見るだけでも小田原に来る価値はあります
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菖蒲もまた見ごろ
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とにかく綺麗です
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白い紫陽花
地中の酸性度と時期で色が決まるらしい -
紫陽花は日本固有種だそうです
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そろそろ帰るか。
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紫陽花見ごろの小田原城をあとにします。
来てよかった。 -
帰りの道沿いも紫陽花だらけ
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駅前、ミナカ小田原には二宮金次郎の像。
出来てからまだ3年たっていないらしい。
まあ、小田原と言えば、二宮尊徳なんだろうね。
小田原城は、後北条の居城として有名だが、江戸時代の「小田原藩」は、佐倉藩と同じで譜代、老中歴任者の居城。最初は大久保氏、その後、阿部、稲葉、とつづき再び大久保氏の所領となり明治を迎える。
尊徳は天明から安政の時代に生きたので、寛政の改革から天保の改革、化成文化の時代、幕末の人だな。思想家、農政家だが藩主大久保家ではなく、最終的には幕府に仕えたようだ。
明治になって神格化され(神社がある)、学校におなじみの銅像が建てられるようになった。
傍らの奥さんは後妻らしい。 -
小田原からは新幹線で帰りました。40分かからずに東京に着く。
今回は、箱根は時季が早すぎて期待通りに咲いてなかったが、小田原城の紫陽花は予想を上回る見事な名所だった。小田原にも橋を運んでみて良かったと思う。
なお、6月中旬までは紫陽花祭りをやっていて、今年は18日までらしい。その後は、登山電車にあじさい電車が走り出す。小田原駅 駅
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