2023/05/25 - 2023/05/31
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この旅行記のスケジュール
2023/05/25
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飛行機での移動
羽田空港~小松空港 JAL 183便
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バスでの移動
小松空港バスのりば③小松駅行き発~小松駅バス停
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バスでの移動
小松駅バス停~ハニベ前バス停
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電車での移動
軽海団地前バス停~小松駅バス停 JR小松駅~加賀温泉駅
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観音院 加賀寺と加賀大観音
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電車での移動
JR加賀温泉駅~JR小松駅
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この旅行記スケジュールを元に
2023年5月25日(木)~31日(水)の6泊7日で石川県の旅に行ってきました。今回は時間に余裕があるので、金沢だけでなく石川県各地の観光エリアを回る行程になります。
旅行1日目は小松駅前にある企業博物館「こまつの杜」と、ハニベ巌窟院・加賀大観音という石川県が誇る(?)珍スポットの2台巨頭を一気に観光します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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今回は1週間かけてじっくりと石川県を観光することになりました。
金沢には何度か行ったことがあるのですが、その他の地域はこれが初の訪問になります。羽田空港から小松空港まで、約1時間のフライトです。 -
窓から見える山のてっぺんにはまだ雪がかかっています。たぶんこれが白山なんでしょう。
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小松空港に到着。待ち構えているリムジンバスに乗って小松駅に向かいます。
小松空港リムジンバス 乗り物
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空港からバスで約12分、小松駅に到着しました。
まずはホテルに大きな荷物を預けに行きます。小松駅 駅
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駅西口から少し歩くと猫ばし飴屋通りというアーケード商店街があります。
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アーケードや道路は比較的きれいなのですが、両側のお店がかなり年季が入っています。まだ9:00前だったのでほとんどシャッターは閉まっていましたが、ずっと閉まったままであろう店舗も結構ありました。
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ブラジルの食材などを扱ているお店のようです。口コミの評判はあまりよろしくないようです。
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古い建物がいくつか残っています。
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味わい深い看板です。
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本日はアパホテル小松に宿泊します。通りを挟んで向かい側にアパホテル〈小松グランド〉というひとまわり大きいホテルもあります。明日の朝食はグランドの方の食堂で食べるプランで予約しました。
アパホテル<小松> 宿・ホテル
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荷物を預けて観光スタートです。ネコ橋銀座という飲み屋街を歩きます。ネコ一匹見かけない静かな通りです。
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JR小松駅の東口にきました。
2024年春、北陸新幹線の金沢~敦賀間が開通する予定です。それに合わせて駅舎も工事中でした。 -
小松駅の西口には「こまつの杜」があります。ここは世界的な建機メーカー、コマツが最初の工場を建てた場所になります。工場はすでに他へ移転していて、その跡地に資料館などの一般開放施設を作りました。
こまつの杜 公園・植物園
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わくわくコマツ歴史館に入ります。
日本初の国産トラクター「G25トラクター」がお出迎えです。 -
南極の石というのが展示されています。第一次南極越冬隊の一員として社員を派遣し、雪上トラクターの導入に貢献したそうです。
先日東京にある船の科学館で南極観測船宗谷を見学してきたばかりなので、頭の中で散らばった知識がつながった感じがします。 -
屋外には歴代のブルドーザーが展示されていました。
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なかなかおしゃれなデザインのトラクターもあります。運転してみたいですね。
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わくわくコマツ未来館というのもあります。子供たちが遊びながら建機について学べる施設です。
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わくわくコマツキッズ館。
すべて無料で入れるので、子供連れのご家族にとっては良い遊び場所になります。 -
さらに奥にはげんき里山エリアとして、水田や池などもあります。
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葉っぱの表や裏に赤い玉がついています。実だと思ったのですが、どうやら虫こぶというものらしい。「さまざまな寄生生物の寄生によって、植物体が異常な成長をすることで形成される。」触らなくてよかった。
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こまつの杜の目玉展示のひとつ、PC4000油圧ショベル。日本に1台だけの超大型油圧ショベルです。2021年、コマツ創立100周年を機に行われたリニューアルで新たに展示に加わりました。
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アームを上下動かす実演もやってます。
車両の高さは8.3m、堀削できる高さ15mという巨大なショベルですが、動きはとてもなめらかで静かです。 -
ダンプトラック930E。
積載量297トン、全高7.3mもあります。これも日本に1台、ここにしかありません。 -
運転席まで登ることができます。
かなりの高さです。高齢のスタッフの方が詳しく解説もしてくれました。
南米チリ「ロス・ペランブレス銅鉱山」で実際に働いていた車両をここまで持ってきました。 -
PC4000の運転席にも登れます。
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いくつになっても巨大なメカは興奮しますね。
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PC4000はコマツの金沢工場で作られ、こまつの杜へやってきました。
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こまつの杜を出て、駅西口に戻って来ました。バスの待ち時間を利用して「こまつ曳山 交流館みよっさ」という施設に入ってみます。
こまつ曳山交流館みよっさ 美術館・博物館
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小松市浜田町の菟橋神社と同市本折町の本折日吉神社の春季例大祭である「お旅まつり」で町を巡行する曳山が2台展示されています。また曳山の上で上演される曳山子供歌舞伎に関する展示もありました。
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曳山のすぐ隣に立って間近に見学することができます。
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1640年に加賀藩三代・前田利常が小松城に入ってから小松のまちは飛躍的に発展しました。特に絹織物で大きな利益を得たそうです。豊かな町人文化がこの曳山や歌舞伎を育ててきました。
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コマツの曳山は滋賀県長浜の曳山祭りの影響を受けているそうです。
近江長浜、武蔵秩父とともに日本三大子供歌舞伎のひとつに数えられているのだそうです。 -
市内には8基の曳山が現存しています。そのうちの2基がここに展示されています。この時は十文字町と八日市町の曳山が展示されていました。
こちらは十文字町の曳山。那谷寺造営に当たった加賀藩の名匠・山上善右衛門の流れを組む工人達が建造し、那谷寺本殿を再現したといわれています。獅子と牡丹の彫刻がすばらしい。 -
こちらは八日市町のもの。
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那谷寺の鐘楼をかたどった唐門式の二重屋根構造で、破風の扇垂木も特色があります。
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天井には九谷焼作家・北村隆によって四神が描かれ、薬師寺管主による日月の文字があります。
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曳山の裏側、見送り幕というらしいです。
豪華な刺繍が見ものです。 -
バス待ちの時間つぶしで入った施設でしたが、思いのほか楽しめました。
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小松駅からバスで20分くらい、ハニベ巌窟院という所にやって来ました。
バスを降りるとすぐに大仏様のお顔が迎えてくれます。ハニベ巌窟院 美術館・博物館
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この「ハニベ大仏」は未完成の大仏です。彫刻家で初代院主である都賀田勇馬が建立を計画し、雛型と同寸の頭部のみを製作しました。
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大仏の内部には水子供養の小さなお地蔵さんが棚にいっぱい並んでいます。
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入場料大人800円を払って中に入ります。敷地内には初代院主と二代院主が製作したたくさんの彫刻がおいてあります。
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山の上に続く階段を登ります。途中にまた水子供養のお堂がありました。
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ここは珍スポット・B級スポットとして有名な場所です。私たちもそっち目当てで訪れましたが、結構まじめなお寺みたいです。
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さらに山を登ると仁王像が守る洞窟の入り口があります。
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江戸時代に石切り場だった洞窟を利用した全長約150m洞窟寺院です。
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中には院主が造った石像がならんでいます。
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作風がバラバラなのは初代と2代目の作風の違いなのでしょうか。
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なぜか招き猫もいます。
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影が蜘蛛みたいな阿修羅像。
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インドの神様?
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途中から地獄の鬼たちが現れます。
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この辺りからが珍スポット・B級スポットの本領発揮です。
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わりとリアルで気持ち悪い物から、ちょっとヘタウマ系の笑えるものまでバラエティに富んでいます。
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地獄めぐりの施設はいくつか訪れたことがありますが、ここは規模もクオリティもピカイチだと思います。
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地獄を通り過ぎて仏様のエリアになりました。
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極楽鳥なんだそうです。
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洞窟を出ます。
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さらに山を登ります。
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自然公園という名称の広場に到着。
大涅槃像がありました。 -
下まで降りてきました。
かなり見ごたえのある珍スポットでした。 -
帰りのバスまで2時間以上待たなければならないので、途中のバス停まで観光しながらブラブラ歩いて行きます。
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九谷焼粘土の二股製土所。
大正11年頃の創業以来、約100年にわたって粘土を作り続けているそうです。 -
昔の道具が置いてありました。
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ドラムの中に土を入れてぐるぐるかき混ぜる機械のようです。
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壁の隙間から工場内をのぞいてみました。この日は営業していないみたいで、しんと静まり返っています。
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周囲はのどかな田園が広がる田舎道です。
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う川古代桜という看板がありました。
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この辺りには以前、北陸鉄道小松線鵜川遊泉寺駅というのがあったそうです。鉄道は廃線になりましたが、桜は今でも残っています。
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ごく普通の田園風景を散歩するのも久しぶりなので、道端の雑草も結構きれいで歩くのが楽しいです。
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所々に稲ではないものが植えてあります。
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近くで見たら麦でした。
北陸地域は麦茶、押し麦等の原料である六条大麦の主産地で、全国の約5割を占めているそうです。たぶんこれも六条大麦なのでしょう。 -
もうすぐ収穫の時期です。
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途中の中華定食屋さんで昼食です。
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オーソドックスなラーメンでしたが私はこういう普通のラーメンが大好きなのでかなり満足です。
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なかなか美味しいお店でした。バスの路線に沿って歩いているのですが、最寄りのバス停にバスが来るまでもう少し時間がありそうです。
もう一駅分歩いてしまいましょう。 -
市立高校前というバス停でバスを待ちます。この辺りのバス停は屋根に時刻表が付いています。雪対策でしょうか。
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小松駅まで戻って来ました。
小松空港に着いてから時々見かける像が駅前にもありました。
歌舞伎の「勧進帳」で有名な安宅の関があるんですね。 -
駅前にある「石川県小松市團十郎芸術劇場うらら」。
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エントランスホールの一角に歌舞伎に関するパネル展示などがありました。
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先ほど実物を見てきた曳山の模型もありました。
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小松の観光を終えてJRで加賀温泉駅に移動します。
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来年春に北陸新幹線が敦賀まで延長されるということで、加賀温泉駅も駅舎の改修工事が進んでいます。山中温泉、山代温泉、片山津温泉という3つの温泉地を持つ加賀温泉ですから、新幹線による来訪者増をかなり期待していることでしょう。
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私たちの目的地は温泉ではなく、加賀大観音です。駅の北側、小高い丘の上に立って町を見下ろしています。
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ここは以前、ユートピア加賀の郷という仏教をテーマとする複合テーマパークが存在していたところです。
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遊園地やホテル、美術館などがあり、オープン当初は年間50万人の人出で賑わっていたそうですが、徐々に客足が遠のき1999年に閉園しました。
今でも当時の施設が残っていますが、荒れ果てた廃墟になって放置されています。 -
施設は閉鎖しましたが、観音院加賀寺というお寺は今でも細々と運営されています。
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入口で入場料500円支払うと入れます。
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下には山門があります。先ほどの廃墟ホテルの敷地内から上がってくるとこの山門の前まで続いているようです。
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加賀大観音。
1988年(昭和63年)4月2日に開眼した、全高73メートルの慈母観世音菩薩大立像です。 -
「瑠璃光殿・金色堂御拝観入口」の看板がある建物の中に入ってみます。
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大きな数珠がありましたが、奥に続く通路はすべて閉鎖されていました。
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観音様の足元にやってきました。
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周囲に回廊があります。
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裏側から観音の内部に入れます。昔は地上56メートルの観音の喉元の位置まで胎内巡りができるようになっていたそうですが、現在は立ち入り禁止になっていました。
1階の百観音札所巡りのみ拝観できます。たくさんの観音像が並んでいますが、あまり魅力を感じない、率直に言って退屈な仏像でした。 -
大観音の背後に建っている加賀三十三間堂に入ります。
仏教伝播の様子をあらわしたシルクロードのジオラマがありました。 -
京都の三十三間堂のようにたくさんの千手観音像がならんでいます。型にはめたようにみんな同じお顔です。
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梵鐘佛堂。
直径5メートル、全高10メートル、重量350余トンの合金製金箔張りの大梵鐘があります。 -
これは結構見ごたえがありました。
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珍スポット・B級スポットとして紹介されることが多い施設ですが、現在でも一応運営しているという点がこの施設の珍しいところです。
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面白宗教施設を続けて観光しましたが、両者の印象はかなり違うものでした。ハニベで感じた異様な熱量(芸術家の狂気?)のようなものはここでは感じられませんでした。
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山門を出て廃墟エリアに進みます。
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仁王様が所在なさげに立っています。
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すごい廃墟です。
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窓ガラスはほとんど割られています。道にガラスの破片が飛び散っていました。
不法侵入して暴れた者がいるのでしょう。 -
お寺の門前がこの状態だったら、普通何かしら対応を考えるものだと思いますが、荒れるに任せているようです。
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宗教的な熱量を感じないというより、すでに完全に冷め切ってしまった施設ですね。
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ここは完璧なバブル遺産でした。
来年春に北陸新幹線が来るというのに、駅のすぐ近くにこんな施設が残っていてはイメージダウンも甚だしいでしょうね。 -
駅の反対側は大型商業施設などがあります。これからもっと開発が進むでしょう。
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小松のホテルに戻ってきました。加賀温泉駅前のスーパーで買ってきたお弁当で夕食を済ませます。
食後にアパホテル〈 小松グランド〉の大浴場に行ってみました。サウナから出たおじさんたちが風呂場のあちこちで椅子に座ってぐったりしているのがとても気持ち悪かったです。
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