越前・福井　しきぶ温泉湯楽里と旧福井藩主・松平家を偲びながらぶらぶらドライブ旅ー２

2023/05/28 - 2023/05/29

初めて利用するしきぶ温泉・湯楽里は旧武生・白崎公園内に在る元公共の宿が民間に移行した宿のようで、外観や館内に至るまで当時の贅沢が投入された造りです？。

自慢の天然温泉は日帰り温泉施設・たけふの湯にも成り、美人の湯に相応しい泉質・ナトリウム炭酸水素塩泉は良質なもので地元の利用客からの人気のほどが伺えます。
県内には全国的には知られてない温泉が多く、今回の様に初めて利用して泉質の良さを知る名湯がいくつもありますね？。

翌日は生憎の雨に成ってしまい思うように観光が出来なかったので急遽、買い物と博物館見学に切り替えました。
しかし、県立歴史博物館が休館のために市立郷土歴史博物館だけに成ってしまい隣接する名勝・養浩館庭園も中止です。

宿泊する武生に戻って早目のチェックインをし、大浴場の天然温泉・蓬莱山の湯を楽しむことにしました。
久しぶりに二人で傘をさしてスーパーで買い物してお茶飲んで、夕食はお弁当や総菜を持ち込んでウエルカムバーでいただきます。

撮影使用カメラ　オリンパスＶＧー１７０・エクシリムＥＸーＨ１０

エリア 武生・鯖江(福井)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 2.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

５/２８（日)　今夜の宿は旧武生・白崎公園内に在る「しきぶ温泉 湯楽里」です、

日帰り温施施設も併用なので駐車場もそれなりにいっぱいで宿泊者専用に止まました。
公園内の大駐車場も在るので溢れることはありませんね。

＊詳細はクチコミでお願いします

しきぶ温泉 湯楽里 (ゆらり) 宿・ホテル

エントランス・ロビーは天井まで吹き抜けの豪華な造り～、

木の温もりが伝わるような優しい雰囲気も好感が持てます。

なのに大型ＴＶと共にシロクマの剥製とは？…、

急に安っぽい雰囲気に成ってしまいセンスの悪さが露呈します？…。

ロビー横の売店は道の駅タイプの小型版です…、

地元生産者の野菜や手作り加工品に土産物などが並べられて日帰り温泉施設に相応しいかも？。

フロントの横には「コウノトリＰＲ 分館」コーナーです、

何故ここなのかが疑問ですが？…、コウノトリに関しては兵庫県豊岡市が有名ですが、越前市もそれに続けと保護に乗り出したようです。

チェックインをして２階ホールからの眺めです、

伺えば市の施設として莫大な税金と補助金を注ぎ込んで開業しましたが数年前に民間へ売却して現在に至るということで地自体の箱もの造りのよくある失敗例の一つだそうです。

何故か無料マッサージチェアーがあります？、

それも相当古いタイプで身体中が痛くて凝って固まりそうでした？…、注意書きとして逆マッサージチェア―と必要です。

今夜の部屋は２階奥の静かな禁煙・和室１０畳です、

入ったところは後置きのミニ冷蔵庫が邪魔です？、洗面とトイレは独立型なので使い勝手は好いです。
バスルームは当初から設計されてません？。

ごく一般的な造りの部屋として利用出来ます、

が予め布団が敷かれているのは嫌ですね？、せめて二つ折りにして隅に置くとかの心遣いが必要かと思います。

ベランダ付きですが板の間にテーブルセットの余裕はありません？、

元公共の宿はプライベートスペースには金を掛けない設計が多くて夜に露呈しました？。
それは壁が薄過ぎて隣の話し声やＴＶの音が丸聞こえでトイレや水の流す音が騒音の様に聞こえるクレームです…。

ベランダ付きなので明るいのですが庇部分低いので開放感は無し？、

目の前は駐車場なので車の出来りが多くて、その際の騒音や人の話し声も耳に付きますね？。
公共の宿は設計段階で既に企業任せの他人事なのでしょう？。

チェックインの際に「ふくいdeお得クーポン」を頂きました、

紙タイプの１枚￥１０００で平日なので一人￥２０００分、計￥４０００は有難い。

有効期限は翌日ではなくて６月５日までと利用者側に配慮されてますね。

早速、ご自慢の天然温泉「たけふの湯」を楽しみましょう！～、

必然ながら日帰り温泉施設を利用することに成るのですが、この階段を上がった山の上に在るんですよ？。

しかし、安心して下さい！、

なんと専用の斜行エレベーター（ケーブルカーの原理）が階段を挟んで２基あり浴室棟まで上がります。
チビッ子達なら喜ぶでしょうが、これって税金・補助金の無駄使いです。

浴室棟は「湯上りどころ」を中心に様々な施設です、

ロビー・クッションエリア・有料マッサージチェアーコーナー・書籍コーナー・軽食コーナーゆらく亭・食事エリアの座敷と充実してます。

天然温泉は美人の湯に相応しい良質の泉質・ナトリウム炭酸水素塩泉です。

夕食は１階のレストラン「若紫」でいただきます、

席は予め決められているようですが窓側の明るいテーブルに案内されました。

＊詳細はクチコミでお願いします

若紫 グルメ・レストラン

本日のコース料理「紫会席」のお品書きがありました、

今回は会席料理が食べたくてこの宿を予約したので楽しみにしています、品書きを目にして肉料理だけが気に成りましたが？…。

地酒の”生貯蔵酒・一本義”を冷酒でいただくことにしました、

勝山の老舗醸造蔵元・久保本店の昔ながらの銘酒・一本義は爽やかな辛口なので魚や野菜などにはぴったりです。

先付けは箱にまとまれれてます、淡白な味で工夫されて見た目にも綺麗です。

造り五種盛りはまさに旬の魚で鮪・鰹・ハマチ・鯛〆・サザエと鮮度も質の良くて特にマグロは口の中で溶けて無くなるトロでした。

焼き物は福井サーモンの塩麴焼きは上品な脂がのって酒にもご飯にも合う！、

お凌ぎは福井の特産品である山菜おろし蕎麦はコース料理らしく出汁は控え目です。

料理が運ばれるタイミングも実に良いのですがちょっと早いかも！…。

蒸し物は穴子と五穀米でリゾット風にした豆乳餡かけが風味よく旨いです、

揚げ物は４種揚げで真河豚や烏賊五色揚げはそのままで旨い！、酒が料理を更に美味しくします。

肉料理はカルビ陶板焼きで美味しいのですが？…、

もう一手間、創意工夫をしたメニューが欲しいです～、このメニューだけが合ってなく、折角ここまでの内容が崩れてしまった感を受けました…。

コースの〆はご飯とデザートです、

筍御飯は料理人の腕が判りますね～、お吸物も魚が欲しいところ～、デザートは撮ってませんが苺のヨーグルトジュレで普通に美味しかったです。

焼き物と肉料理で手を抜いてしまった感が見受けられて残念な結果でしたが？、コース料理としては満足でした。

５/２９（月）　９時頃にチェックアウトして県道を走り「ＪＡ福井県 丹生膳野菜直売所」に来ました、

周辺で規模が一番大きいＪＡ直売所ということで買い物にやって来ました、が雨模様の為に心配に成って来ました？。

＊詳細はクチコミでお願いしまた。

丹生膳野菜 お土産屋・直売所・特産品

店頭には鉢植えの花々が並んでます、

雨模様なので花たちもちょっと元気が無さそうですよ？。

店内に直ぐには生花コーナーがあります、

一般的な季節の花がありますが、本日の入荷がまだないようです？。

一束￥２００～￥３５０と一般的な価格設定です。

野菜棚はガラガラの状態で寂し過ぎます？…、

晴天なら朝採れ野菜がずらりと並ぶのですが入荷がありません…。

人参などの根菜類が並べられてます、

が葉物野菜が全くありません…、平日の月曜日ということもあるのでしょうか？。

ジャガイモと玉葱はそれなりにありますね？…、

でも直売所といえば葉物野菜やトマトに旬の山菜などが人気野菜なのでちょっと残念です…。

日配商品が並べられてる冷蔵ケース内です、

福井と言えば豆腐・揚げ・納豆などの大豆加工品が美味しいところです、ＴＶなどでも有名な座布団のような厚揚げは県民性もあってとても人気があります。

お弁当・惣菜のコーナーで手作り感があってどれも美味しそうです！～、

見ているだけでお腹がもう空いてくるようでここは我慢のしどころです！。

玉葱・ジャガイモ・胡瓜・山椒にふりかけなど￥２０００ほど地域応援クーポンで購入しました。

同敷地内に在る「ＰＬＡＮＴ－３清水店」にも寄って行きます、

相変わらず規模が大きくて端から端まで歩き疲れますね？…、でプラントで外せないのが焼立てベーカリーでカレーウインナーパンが好きなんですよ！。
食品も含めて本日のお買い上げは￥３０００ほどでした。

プラントベーカリー PLANT-3 清水店 グルメ・レストラン

少し早めのお昼は回転寿司「海鮮アトム 幾久店」です、

家内がクチコミで評価は高いとのことで決めたのですが大丈夫でしょうか？…、あのアトムですからね？…、ちょっと信用ができませんが。

＊詳細はクチコミでお願いします

海鮮アトム 幾久店 グルメ・レストラン

\１００均一では無く皿別価格なのでネタも申し分ないです～、

先ずは鰤からいただきましたが程好い脂で切り身も厚くて旨いね！。

日替わりのお味噌汁は魚のあらを使った出汁が沁みて旨い！、無料でした。

真烏賊は肉厚でねっとりとした絡みつく食感が広がります、

鉄火巻き赤身なのでさっぱりとして口直しには丁度好いです。

他にも真鯛と鮃もいただきましたが魚の質は好いですね！、びっくりでした。

本日の海鮮巻きは６種類ほどの魚が乗ってました、

ブレンドされた食感や魚の味がして好きなんです！、サーモンの切り身が多いのかまったりとして脂が口の中で広がります。

シマアジや真鯵に生鯖が無かったのが残念ですね？…、

なので〆は海老天と烏賊天は大振りでサクサクの揚げ立ては普通に美味しいです。
特にあら汁と一緒にいただけばいくらでも進みます！～、２杯もいただきました。

後で聞けばアトムボーイとは別で創業の地・福井で海鮮アトムとしてだそうです。

その後、県立歴史博物館に行きましたが休館日？、で「市立郷土歴史博物館」に来ました、
譜代松平家の歴史を知ることが旧福井藩政を知ることなので好い勉強にも成ります。

＊詳細はクチコミでお願いします

福井市立郷土歴史博物館 美術館・博物館

平日の月曜日でしかも雨の午後なので見学者が誰もいませんでした…、

観覧料大人￥２２０を支払って吹き抜けのロビーから順に見学します～。

窓の向こうは名勝・養浩館庭園で、レプリカの槍に日の丸旗が展示せれてます。

天下の徳川家の三つ葉葵の御門の幕と兜が展示してます、

兜はレプリカなのでどこか軽々しく重厚感が無いので五月の節句の武者人形のようです？。

藩主が利用する駕籠のレプリカの展示です、

実物はもっと絢爛豪華な駕籠だったでしょうね？～、何と言っても譜代大名の松平家は家康直系ではないといえ越前松平家の藩主ですから相当なものでしょう。

展示室の入口に福井藩主の花押があります、

初代・松平秀康から１７代・松平茂昭までの花押（サイン）が一覧出来るのはユニークです。
一番難しそうなのは２代・忠直の花押でしょうか？。

では、展示室内へと進んで行きましょう！～、

古代から順にかけてあゆみを展示紹介していますが、ちょっと絞り切れていない様な気がして、こちらに伝わってこない気がするのですが？…。

行き成りびっくりするような人形はモンスターか？、

では無く「キュンストレーキ」はオランダ語で人体模型と呼ばれ幕末から数体が輸入され福井藩・医学校済世館で人体の仕組みを学ぶ為に用いられたようです。
しかも男女一対が揃っているのは珍しいようです。

福井城又は北庄城とも呼ばれた本丸復元のジオラマです、

本丸の中央には広大な御殿が築かれ、北西隅に天守台に２段の石垣をついて望楼型４重５階の天守が建てられてます。
内堀の南西の巽櫓と東櫓が構えその中間に瓦御門が在ります。

もう一つのジオラマは鳥瞰図のような見方です～、

足羽山から眺めたようで下には足羽川が流れ城下に架かる唯一の九十九橋が在り、その向こうには城下の街並みや城の濠なども観えています。

最後は「幕末維新の人物」のコーナーです、

福井藩が世に知らしめたのは１４代藩主・松平春嶽（慶永）になり藩政改革や将軍継嗣問題に条約勅許問題・政事総裁職など幕末が春嶽を必要としたのですね。

トップバッターは「橋本佐内」は福井藩士一の改革派の思想家で志士、

若くしてその才能は磨かれ主君・春嶽の側近として将来の国家の在り方を見据え、積極的な西欧の先進技術の導入や対外貿易を行うことを構想していたが安政の大獄で責任を問われ斬首と成りました。

「笠原白翁」は初めて知る名ですね？、

幕末の福井藩の蘭方医であり、当時大流行した天然痘の撲滅の為に種痘継続に生涯を捧げその活動は領内諸地域に及ばず、北陸の近隣諸藩まで町医として尽力したそうです。

「横井小楠」は熊本藩士であり儒学者の顔も持つ、

熊本藩にて藩政改革を試みるが失敗に終わり春嶽の招きで政治顧問と成り、幕政改革や公武合体の推進などにおいて活躍する。
が明治維新後に新政府に参与として出仕するが京の町で暗殺されました。

「由利公正」も福井藩士であり実業家と政治家で貢献、

横井小楠の殖産興業に触発され財政学を学び、橋本佐内らと国事に国事に奔走し、春嶽からは財政手腕を評され殖産興業政策で窮乏した藩財政を再建に成功した。
その手腕を維新後も発揮し財政と実業で政治家としても貢献したようです。

「日下部太郎」も初め知る名です？、

幼少の頃から神童と呼ばれる秀才で２２才に福井藩士初の海外派遣留学生と成り米国ラトガース大学では４年のところを３年で習得するほどで読破した本はゆうに200冊を超えていたそうですが、卒業を目の前にして結核を煩い滞在中に病死とありました…、実に国として惜しい人材を失くしました。

その米国で教師をしていた「Ｗ・Ｅ・グリフィス」は米国人牧師であり教師、

ラトガース大学で留学生の日下部太郎と出会いその後、明治３年に日本を渡り福井藩校明新館で、廃藩置県後は東京は大学南校で政府のお雇い外国人教師として教鞭をとるとありました。

そして、最後は「松平春嶽」の登場です！、

１４代藩主・松平春嶽（慶永）は積極的に藩政改革や諸外国の様々なものを取り入れる革新的な藩主として志士達とも交流があったようです。
幕末の四賢候のひとりと謳われた人物でもありました、四賢候とは宇和島藩・伊達宗城、土佐藩・山内容堂、薩摩藩・島津斉彬と春嶽です。

１時間ほどかけて見学をしました～、

福井の古代から近代までの歩みを歴史的に展示解説されてますが焦点が絞れてないので特徴も無く面白みも無く期待外れでした？…。
箱物はご立派ですが展示物や方法に解説がどこか中途半端でした？。

今夜の宿は「スーパーホテル越前 武生 天然温泉蓬莱山の湯」です、

いつものスーパーホテルなので使い勝手も判るので安心です。早目のチェックインなので駐車場もこの通り確保出来ました。

＊詳細はクチコミでお願いします

スーパーホテル越前 武生 天然温泉 蓬莱山の湯 宿・ホテル

お任せプランでしたが８階の端部屋・禁煙ダブルです、

壁面を利用したクロークは機能的で合理的発想に基づいてますが、ちょっと狭い感じを与えてしまいます。

窓に平行して設置されたダブルベッドはいつも通り～、

この固めのベッドと安眠枕が熟睡を約束してくれるのが好きなんです。また、枕元が間接照明に成ってましたね。

壁面に設置された液晶ＴＶは大型に成ってます？…、

ベッドからだとこの位置が一番見易くて楽なのが良いですね！。そして、最新のＴＶのようでパスワードが判ればネットフリックスなども視聴可能です。

いつもの壁に向かっての長デスクではなく独立タイプです？、

どこかで見たことあると思えばルートインでした…、そして、その下に備品などを収納するとは機能的で合理的なスーパーほてるらしい発想です。

トイレ＆バスルームはユニットタイプのいつも通りです、

ここだけが気になる点で？、狭過ぎてもう少し広く成らないのかと思います…。

シャンプー類はオーガニックのものが置いてありました。

本日もチェックインの際に「ふくいdeお得クーポン」を頂きました、

紙タイプの１枚￥１０００で平日なので一人￥２０００分、計￥４０００は有難い。

有効期限は翌日ではなくて６月５日までと利用者側に配慮されてますね。

先ほど駅前までぶらぶら買物をして来ました～、

雨は降り続いてますが大浴場で「天然温泉・蓬莱山の湯」を楽しむことにしましょう！。
誰もいないひとり湯でゆっくと足を延ばして温泉を楽しみました～。

１階の朝食用レストランですが午後５時からは「ウエルカムバー」として利用出来ます、

部屋で寛ぐのも好いのですがホテルのご厚意でフリーラウンジとして使えます。

５時からサービスとしてアルコールを含むドリンクがフリーです、

ビール・ワイン以外のアルコールは提供されてます～、県内の地酒として雲乃井・九頭竜がありますね、これは有難いです！。

こちらにはノンアルコールシロップと低脂肪牛乳です、

及び、ソフトドリンクサーバーと珈琲マシンも設置されてました。

連泊者の方々は缶ビールを持ち込んでいたので手慣れたものです。

夕食は「アルプラザ 平和堂武生店」お弁当・総菜をいただきます、

地域応援クーポンを利用して購入しましたが、見た目ほど美味しくなかったです…、が地酒と一緒にいただければそれも一挙、それなりに旨いかも？。

この後は、旧武生市街から北府駅鉄道ミュージアムをぶらぶら散策ドライブ旅ー３へ続きます。