コース料理・紫会席は満足でした　～　レストラン若紫◎

4.0
旅行時期：2023/05（約3年前）

武生・鯖江クチコミ：7件

越前武生に在るしきぶ温泉湯楽里内の１階に在る宿のレストラン「若紫」で夕・朝食をいただきました。
宿のレストランですが日帰り温泉施設も併用しているのでランチも営業とのことです。

レストランは１階エントランスホール直ぐ脇で、道路に面して全面ガラス張りなので明るい雰囲気の中に和洋折衷的なぬくもりを感じるデザインで施されています。
オープンしてそれなりに経つとは思いますが擦れや剥げなども無く清潔な感じで維持されているようでした。

今回の夕食プランは「紫会席」で予約を入れました、松・竹・梅コースなら中を取って竹です。
テーブルのお品書きを見れば本日のコース料理は先付けから始まる全９品です。

コース料理の大切なのは初めの先付けを見ればほぼその料理のレベルが判るといわれるほど料理人の腕が問われる内容で期待をしました。
勿論、その料理を更に美味しく引き上げるのが日本酒で辛口の地酒・一本義をいただきました（昔ながらの後を引く味は旨いです）。

で先付けは５品でそれなりの食材でバランスよく味付けされた味が日本酒と合います…、これなら後の料理も期待が出来るほどです。

造り５種盛はまさに旬の魚で鮪・鰹・ハマチ・鯛〆・サザエと鮮度も質の良くて特にマグロは口の中で溶けて無くなるトロでした。
がマグロ自体は近海の魚ではないので他の鯵とか鮃ですれば更に良いと思うのですが？。

焼き物は福井サーモンの塩麹焼きは余りにも平凡過ぎてもう少し創意工夫が欲しいです？。

お凌ぎは福井の特産品であるおろし蕎麦に山菜をあしらったコース料理らしく出汁は控え目の薄味でした。

蒸し物は穴子と五穀米でリゾット風にした豆乳餡かけが風味よく実に旨いです。

揚げ物は４種の天婦羅で真河豚や烏賊五色揚げはそのままでも旨い！、酒が料理を更に美味しくします

肉料理はカルビ陶板焼きでボリュームもあって美味しいのですが？…、全体のバランスでこれだけが見合ってないのが気に成りました。
ちょっと手を抜いた様な気がして残念でしたが創意工夫を期待したいです。

コースの〆はご飯とデザートです、美味しい白ご飯とお吸い物に自家製の香の物で美味しくいただきました。
勿論、デザートもフルーツヨーグルトジュレでちゃんとしたもので全ていただきました。

久々にプロの料理人が作った会席料理をいただいてお腹も心も満足に成りました。

翌日の朝食も同様に満足出来る内容のものばかりで、つくづくとビジネホテルとはその違いを感じました。