西九州巡り　～呼子・唐津～

2023/05/21 - 2023/05/22

2023年5月中旬に、３泊４日の日程で佐世保・平戸・唐津を巡りました。

このあたりのエリアを訪れたことがなかったこと、2023年年越しは福岡にいたのですが、唐津は行きたくて行きそびれたことが理由で決定しました。

日程は

5/19 移動・佐世保
5/20 佐世保・平戸（宿泊は松浦）
5/21 平戸・唐津
5/22 唐津・佐世保

で、レンタカーも活用しつつ、ぐるりと回った形です。

この旅行記は、平戸の後の唐津。
美しい海の景色、炭鉱文化も絡めた明治期の建物、お城などがまとまった、また訪れてみたい街です。

エリア 唐津・虹の松原(佐賀)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

道の駅　松浦海のふるさと館にある、アジフライ聖地のモニュメント。

ここから唐津に移動し、唐津観光を中心に旅行記は書きます。

道の駅 松浦海のふるさと館 道の駅

途中の伊万里湾大橋。

この橋のおかげで、かなり国道２０４号線をショートカットできました。

いったん佐賀県に入った後、橋を渡って福島に入ると、また松浦市。

道の駅で「とれたて福の島(海の駅)」を知って、ここでアジフライ食べられるかなーと思ったんですが・・・残念ながら物販メインでした。

時間によっては軽食で食べられたのかもだけど。

次の目的地は唐津市の呼子。七つ釜を観光する船に乗ります。

時間に余裕があったので、福島の中を観光。
土谷棚田。

二方向に規模の大きな棚田が広がっていました。

土谷棚田 自然・景勝地

こちらは海がきれいな西側の景色です。

福島の北西端・初崎展望公園に行きました。

西側、松浦市や平戸市方面を見渡せるとの評判でしたが・・・

ここまで来ないで棚田で引き返しても良かったかな（笑）

福島から車で約１時間、マリンパル呼子です。

１５：３０からの七ツ釜観光の「イカ丸」に乗るつもりで、２０分ぐらい前に到着しました。チケットを買って、少しだけ呼子の街を散歩です。

マリンパル呼子 乗り物

イカ丸の乗り場の近くに、観光案内所がありました。

呼子ふれあい広場。

幟の意味はちょっと分かりませんでしたが・・・
市場もここで開催されるように見えました。

鯨組主 中尾家屋敷。

江戸時代から明治初頭にかけて、呼子を拠点に捕鯨業を営んでいた家で、当時の邸宅の様子が残されています。

鯨組主 中尾家屋敷 美術館・博物館

１５：３０少し前。イカ丸に乗船です。

結構風が吹いてきていたので心配でしたが、無事出航しました。

イカ丸 乗り物

船が出発するすぐ、ハープ橋が美しい呼子大橋です。

呼子大橋を見ながら、船は七ツ釜に向かいます。

呼子大橋 名所・史跡

ちょっと遠いですが、クジラ岩です。

七ツ釜。

玄武岩が荒波に削られてできたもので、名前の通り７つの洞窟になっています。

柱状節理。

今はちょっと信じがたいですが、かつては火山活動が活発であったという名残です。

船は七ツ釜までの往路はゆっくりと奇岩を見て回り、帰りはぶっ飛ばして帰りますｗ

唐津の街中に移動し、唐津神社。

白い鳥居が印象的です。

唐津神社 寺・神社・教会

大きな絵馬。

唐津くんちの曳山の中で１０番目の曳山が、上杉謙信の兜を模していることから、その絵が描かれていました。

なお信玄とかもあるらしいです。なんでだろｗ

旧唐津銀行。

明治末期に建築された建物。
誰が関わったかはこのデザインで解りますね。
（あまり言っちゃいけないのでしょうが、結構ワンパターンだと思う・・・）

旧唐津銀行 名所・史跡

正解は、左にいる、辰野金吾とかいう人です。

平成初期まで使われていた建物です。

銀行の窓口なども残されています。

内部はもう、この時代の西洋猿真似建築の特徴そのまんま・・なんでもない。

設計を監修したあの人の展示館にもなっています。

旧唐津銀行の裏手。

ベンチに座っているのは建築家・辰野金吾
立っている方は、辰野金吾の弟子で、旧唐津銀行の設計を担当した田中実

になります。

旧三菱合資会社唐津支店本館。

1908年に建てられた建物で、一度改築された後、今再び保存工事中です。
2030年の完成予定ですが、なんとなく工事費用をクラファンしてるのを見ると、さらに遅れる可能性（最悪中座する可能性）もあるのかもしれません。

旧三菱合資会社唐津支店本館（唐津市歴史民俗資料館） 美術館・博物館

唐津城に向かいました。

唐津城の南側の道に走っている道路が松浦川をクロスする「舞鶴橋」。

舞鶴橋 名所・史跡

その道路の下をアンダーパスでくぐって、唐津城に行きます。

唐津曳山陶板 ギャラリー地下歩道 名所・史跡

唐津城。

秀吉配下の寺沢志摩守広高が1602年から7年の歳月をかけて完成した、海と河口に守られた平城です。

といっても、天守閣に登らなくても眺望が良い程度には丘の上です。
歩いてももちろん登れますが、お城のあるエリアまで一気に登れるエレベーターも準備されています（100円）。

時間が遅めだったので、天守閣には登れなくて、景色だけ楽しみました。
登れなかったというより、全体の時間を見て最初から諦めました。

唐津城 名所・史跡

虹の松原、鏡山方面の眺望です。

沖に浮かぶ高島方面の眺望。

このあたり、九州の日本海側の景色だなーと思いますね。

その唐津城から見た鏡山に行きました。

鏡山稲荷神社の鳥居をくぐって山を登っていきます。

愛の鐘。

「松浦佐用姫伝説」
「鏡神社の伝説」
「誓来と諏訪姫の悲恋物語」の三大悲恋物語が伝わっていて、その物語では成就できなかった想いを現世で叶えて欲しいとのことで建てられたものです。

鏡山稲荷神社。

地元のライオンズクラブが寄贈した「鏡山」の碑。

We serve 友愛　がいい！

松浦佐用姫の像。

6世紀に実在したと言われており、弁財天のモデルにもなったとか？

唐津を見下ろせる展望台です。

鏡山展望テラス 自然・景勝地

唐津の街は西側にあるので、夕方だと逆光になります。

虹の松原から東側の景色。

こちらは朝だと逆光になるはずです。

なので必然的に、訪れるベストな時間は南に太陽が上がる昼間ではないかと思います。

宿泊は、唐津第一ホテルリベール。

唐津の独立系のホテルのようです。
松浦川沿いに建っています。

唐津第一ホテルリベール 宿・ホテル

夕食は、ホテルの近くのジョイフルにしました。
西日本に行くと必ず食べている気が・・・

そして、だいたいとり天な気が・・・ｗ

少しジョイフルで待ったので、食べ終わったら夜でした。

夜はライトアップした唐津城が綺麗に見えました。

翌日、朝から唐津の街を巡ってみました。

旧高取邸。

杵島炭鉱などの炭鉱主である高取伊好の邸宅です。

海沿いに建つ2棟の建物、この日は定休日で見学できませんでした。

旧高取邸 美術館・博物館

旧高取邸の近くの、二の門堀です。

唐津城 - 二の門堀 名所・史跡

ニの門堀沿いの公園に、時の太鼓がありました。

時間が合いませんでしたが・・・午前7時～午後7時までの正時に、鐘楼に裃人形が現れるからくり時計になっています。

時の太鼓 名所・史跡

唐津市西ノ門館。

唐津城跡の発掘調査で出土された陶磁器や、唐津焼の展示、曳山の修理などの展示があります・・が、こちらも月曜定休日で見学できず。。

唐津市西ノ門館 美術館・博物館

唐津神社の東側にある、旧大島邸です。

唐津銀行の創設、唐津港の整備、鉄道や道路の敷設などで唐津の近代化に大きく貢献した大島小太郎氏の旧宅です。

旧大島邸 名所・史跡

庭を望める、開放的な扉の付いた廊下。

主屋棟の15畳の和室。ここからも庭が眺められます。

イベントスペースとして、主屋棟と茶室棟の和室などは時間単位で借りることもできるようです。

同時期に唐津で活躍した、東京駅の設計者である辰野金吾などの説明。

西の浜の海辺に出ました。

このエリアならでは、海に浮かぶ島々が美しいです。

唐津市役所方面に戻ります。

途中にあった本勝寺。

曳子の像。

本勝寺同様、真宗大谷派の行因寺。

いずれも16世紀末に秀吉の絡みで設立されています。

肥後堀。

三の丸の南端に現存する「肥後堀」。
お堀には唐津城の築城に関与した藩などの名前が残されています。

肥後堀は、築城に協力した肥後藩主・加藤清正が名前の由来です。
場所は、唐津市役所のあたり。

肥後堀 名所・史跡

唐津駅前です。

唐津曳山像 赤獅子。
唐津最大の行事、くんちの曳山像の一つだそうです。

唐津曳山像 赤獅子 名所・史跡

唐津市ふるさと会館アルピノ。

唐津焼の総合展示場が入っています。

唐津市ふるさと会館アルピノ お土産屋・直売所・特産品

その隣が曳山展示場です。

曳山展示場 美術館・博物館

唐津くんちの曳山が展示されています。

19世紀に作られた14台の曳山が一斉に展示されています。

唐津駅の観光案内所です。
旅行の最後に行ってどうするｗ

唐津駅観光案内所 名所・史跡

初日滞在していた佐世保に車を返すために戻ります。

途中、道の駅伊万里です。
伊万里牛のお店などがありました。

道の駅 伊万里 道の駅

チャイナ・オン・ザ・パーク。

深川製磁がつくった焼き物公園で、有田焼の販売や展示がありました。

チャイナ・オン・ザ・パーク グルメ・レストラン