宮崎県の旅（3）島そのものがパワースポットの青島へ

2023/05/24 - 2023/05/30

青島は、島そのものがパワースポットと言われ、縁結びのご利益がある神様が祀られています。
島を取り囲む奇岩や、南国の花々が咲き誇る植物園もある素敵な場所でした。

エリア 日南(宮崎)

5月26日（金）旅3日目
10:20
ホテルに荷物を預かってもらって、JR宮崎駅から青島駅へ。Suicaなどは使えないので、宮崎駅で切符を買って乗車。

キハ40 8104。
電車（車両）のことはよく分からないけど、つい記号を見てしまいます。古そうな車両だなと思って調べてみたら、昭和の日本国有鉄道（国鉄）時代に走っていたって。現役で頑張っているなんてすごいなぁ。

地方の鉄道にも慣れてきたけど、ワンマンカーとか運賃箱が気になります。

扇風機も、とっても気になる。

11:02
車窓から見える景色より、車内が気になり、いろいろ見ているうちに青島駅に到着。
サーフィンも有名なのね。知らなかった。

青島駅 駅

有名な観光地である青島神社があるけど、電車は1時間に1本くらいしかない無人駅です。時間によっては2時間待ち。

改札を出て右側にあったコインロッカー。2～3組の方が利用してました。大きなサイズもあったので、キャリーケースを持って来てもよかったかな。

しばらく歩くと、足元に参道のプレートを発見。道の両側に、食べものやさんが並んでいます。

青島参道の店 グルメ・レストラン

宮崎市の花「ハナショウブ」のデザイン蓋。 開花時期は５月中旬～６月上旬だけど、この旅では見かけませんでした。

参道は車の進入禁止ですが、トゥクトゥクを利用できます。

浜辺には幸せの黄色いポスト。

青島海水浴場 ビーチ

11:30
海を見てテンションが上がってしまいそうになりますが、

ここは参道。弥生橋を厳かな気持ちで渡ります。

参道を渡って上陸。

大正時代には天然記念物の指定を受けています。

奇石のいろいろな模様を探したいと思ったけど、神様にご挨拶する前に神域を歩き回るのは控えました。

11:37
鳥居の前で一礼。
笠木は黒、島木は白。前日に参拝した鵜戸神宮と同じ色合いですが、単色じゃない鳥居は珍しいなと思いました。南九州に多いのかな？


（追記）
図書館に行って調べてみたら、鵜戸神宮や青島神社の鳥居は、柱・貫・額束を朱塗り、笠木を黒、島木を白くした明神鳥居で、2社の他に霞神社・東霧島（つまきりしま）神社など、大隈地方の神社によく見られる独特な鳥居だそうです。
島木を白く塗った八幡鳥居は南九州の神社に多く、「大隈鳥居」と区別されることも。

・・・ 。鳥居の型式や系統を調べるだけで、何時間も図書館に滞在できそう。

青空に映える白い狛犬は、

いまにも飛びかかってきそうな勢い。

ハート型の絵馬は、納める場所までハートになってます。

白い砂地の続く境内は珍しい。

御由緒。

昔、一般の入島は許されなかったそうです。

手水舎。

ハート型に見える猪目懸魚。この時は意識しないで手水舎を撮りましたが、

境内にはいろんなハートが隠されていて、探す方も多いとか。

歌碑。

神門。

扁額には鴨就宮。青島は昔、鴨就島と呼ばれていたそうです。

御祭神
天津日高彦火火出見命（あまつひだかひこほほでみのみこと）＜山幸彦＞
豊玉姫命（とよたまひめのみこと）
塩筒大神（しおづつのおおかみ）

青島神社 寺・神社・教会

装飾が美しい。

石神社（いそじんじゃ）
御祭神

彦火瓊瓊杵命（ひこほのににぎのみこと）

木花開耶姫命（このはなさくやひめのみこと）

磐長姫命（いわながひめのみこと）

石神社の社頭に安置されている、おもかる石。祈念して石占いをしてみました。

ビロー樹は、島全体に5000本も茂っているそうです。

樹々の茂る御成道から境内の奥へ進み、

元宮に参拝。

元宮。


「古代万葉の人々は和歌の中で濱の真砂と詠み、自分の心情に合った貝を探し、それに想いと願いを込めた。神社前の浜辺にて真砂を探し、自身の想いと願いを込めてこの波状岩にお供え下さい。」
とあったので、浜に行って貝を探し、お供えのため戻ることにしました。

鬼の洗濯板。遠目だと、ギザギザと横一列に並んでいるだけに見える岩も、

鬼の洗濯板 自然・景勝地

じっくり見れば、多角形に区切られていたり形はさまざま。

つい、ハート（に近い）模様を探してしまった。

潮位を考えずに訪れましたが、満潮だと水面下に隠れてしまいます。

ひとしきり歩き回り、浜辺で思いにあった貝を探しました。

再び、真砂の貝文へ。
青島は貝殻が堆積してできた島で、別名を「真砂島」とも云われたそうです。

心情にあった貝を探し願いを込めてお供えしました。
青島では、貝の中でもとくに「タカラガイ」を真砂と呼び大切にされたそうですが、みなさんいろんな貝を見つけてこられたようです。

真砂の貝文をお供えするために戻りましたと、再び手を合わせてから、

御朱印をいただきました。

神門の先の白い砂地と青い海。南国らしい神社だなぁ。

海に向かう狛犬は、

姿勢や巻き毛が独特です。

12:38
参拝を終えて参道を戻ります。スタートしてから、ちょうど1時間が経っていました。

灯篭に明かりが灯った様子も見てみたいなぁ。

12:55
まっすぐ駅に向かおうと思っていたけど、神社に近くにあった植物園に入ってみました。

宮交ボタニックガーデン青島 公園・植物園

熱帯果樹温室や大温室も含めて、園内は入場無料。

熱帯果樹温室には、

パイナップルとか、

パパイヤとか、

バナナとか、トロピカルな果物がいっぱい。

初めてアダンを見た時は、パイナップルのはずなのに木から実が成ってる！なんて思ってました。

大温室には亜熱帯花木がたくさん咲いていて、ブーゲンビリアの類いは分かったけど、

あとは、見たことの無い花ばかり。

ソランドラ・マキシマ。名前の通り大きな花で、20cmくらいありました。質感や大きさが、ちょっと怖い感じ。和名はウコンラッパバナ。

これも、ちょっと怖い感じ。どこが原産だったかな？プレートを見ればよかった。

シンガポール植物園との姉妹植物園50周年を記念して、マーライオンの像が設置されていました。シンガポールにも行きたいなぁ。

「世界一美しい花木」。日本での開花が2回しか確認されていない貴重な花だそう。

珍しい故にマーライオンの近くに置いてありました。

南国の力強い木や花に圧倒され過ぎて、世界一美しい花木と読んだことを忘れてしまいそう。

南国感満載の植物園。きちんと手入れがされていて、無料なのに楽しめました。

14:25
青島駅付近で遅い昼ごはんをと思ったけど、タイミングを逃してしまいました。旅の時のお昼抜きは、よくあるパターン。まっ、いいか。

青島駅には券売機がないので、乗車駅証明書を取って宮崎駅に向かいます。