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知多半島道路を挟んで西側にあたる場所に鎮座するのが知多四国霊場二十七番札所の『誓海寺』

知多四国霊場二十七番札所 『天龍山 誓海寺』

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2021/02/08 - 2021/02/08

59位(同エリア94件中)

旅行記グループ 知多四国霊場

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20

おやじさん

知多半島道路を挟んで西側にあたる場所に鎮座するのが知多四国霊場二十七番札所の『誓海寺』

旅行の満足度
2.5
交通
2.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車

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  • 民家へ続くような細い道の突き当りに写真の山門が現れます。<br />車はこの右手の方に駐車スペースが確保されています。<br />入母屋瓦葺の二層の山門(鐘楼門)、上層から突き紐が垂れ下がっています。<br />なかなか鐘楼を突く機会はないものですが参拝者は自由に突いてもいいようです。

    民家へ続くような細い道の突き当りに写真の山門が現れます。
    車はこの右手の方に駐車スペースが確保されています。
    入母屋瓦葺の二層の山門(鐘楼門)、上層から突き紐が垂れ下がっています。
    なかなか鐘楼を突く機会はないものですが参拝者は自由に突いてもいいようです。

    誓海寺 寺・神社・教会

  • 天龍山の額。<br />この寺を印象付ける一番の建造物がこの楼門かもしれません。<br />曹洞宗の寺で、正式には天龍山誓海寺と称します。

    天龍山の額。
    この寺を印象付ける一番の建造物がこの楼門かもしれません。
    曹洞宗の寺で、正式には天龍山誓海寺と称します。

  • 地味な外観ですが写真の様に木鼻には拘りを感じる飾りが施されています。

    地味な外観ですが写真の様に木鼻には拘りを感じる飾りが施されています。

  • 山門右には金色に輝く観音像と左に千手観音が安置されています。<br />傍でよく見るとこの像はコンクリート像の様だ。<br />コンクリートというと最初に浅野祥雲が思い浮かぶけれど、作者はどうもおやじに馴染みのない作家の様だ。本堂へは左のスロープを登っていきます。

    山門右には金色に輝く観音像と左に千手観音が安置されています。
    傍でよく見るとこの像はコンクリート像の様だ。
    コンクリートというと最初に浅野祥雲が思い浮かぶけれど、作者はどうもおやじに馴染みのない作家の様だ。本堂へは左のスロープを登っていきます。

  • 参道脇には見事なみかんが身を付けていて、殺風景な2月の景観の中にあってこの色合いは鮮やか。

    参道脇には見事なみかんが身を付けていて、殺風景な2月の景観の中にあってこの色合いは鮮やか。

  • 直ぐに石段が現れ、右に納経所、本堂や開山所などの伽藍は石段の上になります。

    直ぐに石段が現れ、右に納経所、本堂や開山所などの伽藍は石段の上になります。

  • 石段を登ると右が本堂、正面が弘法・愛染堂、左に開山所の配置。

    石段を登ると右が本堂、正面が弘法・愛染堂、左に開山所の配置。

  • 本堂は入母屋造りの瓦葺で向拝が付く。<br />見た目にはそれほど古さを感じさせないが、開創は古く1555年(弘治元年)と伝わるようで、南知多三十三観音三番札所「信渓山 全忠寺」の末寺にあたる。<br /><br />「誓海寺」の名が示すように、もとはここから2㌔程東の海を望む場所に鎮座していた。<br />『津島神社』の由緒にも記載されていたように、きっかけとなったのが1944年(昭和19)の海軍河和航空隊の建設、それに伴い周辺の住居と津島神社、「誓海寺」が移転を余儀なくされたという。<br />その移転先が現在の鎮座地のようだ。<br />山の傾斜を切り開き、敷地を造成、解体された建物を組み直したという事です。

    本堂は入母屋造りの瓦葺で向拝が付く。
    見た目にはそれほど古さを感じさせないが、開創は古く1555年(弘治元年)と伝わるようで、南知多三十三観音三番札所「信渓山 全忠寺」の末寺にあたる。

    「誓海寺」の名が示すように、もとはここから2㌔程東の海を望む場所に鎮座していた。
    『津島神社』の由緒にも記載されていたように、きっかけとなったのが1944年(昭和19)の海軍河和航空隊の建設、それに伴い周辺の住居と津島神社、「誓海寺」が移転を余儀なくされたという。
    その移転先が現在の鎮座地のようだ。
    山の傾斜を切り開き、敷地を造成、解体された建物を組み直したという事です。

  • 本堂の額「御本尊 釈迦牟尼仏 第二十七番札所」<br />「誓海寺」は知多四国霊場開山所、南知多三十三観音霊場5番札所でもある。

    本堂の額「御本尊 釈迦牟尼仏 第二十七番札所」
    「誓海寺」は知多四国霊場開山所、南知多三十三観音霊場5番札所でもある。

  • 本堂前で参道は二手に分かれ、正面の弘法・愛染堂、左の開山所と続く。

    本堂前で参道は二手に分かれ、正面の弘法・愛染堂、左の開山所と続く。

  • 弘法・愛染堂。

    弘法・愛染堂。

  • 右の間中央に弘法大師が祀られています。

    右の間中央に弘法大師が祀られています。

  • 堂内は二間続きで左の間の中央の厨子に愛染明王が祀られている。<br />

    堂内は二間続きで左の間の中央の厨子に愛染明王が祀られている。

  • 縁結びにご利益があるようで未婚女性の方々、或いはその母親らに崇敬されているようで、境内に祀られる子安観音は良縁を得た女性が安産祈願に訪れるという。

    縁結びにご利益があるようで未婚女性の方々、或いはその母親らに崇敬されているようで、境内に祀られる子安観音は良縁を得た女性が安産祈願に訪れるという。

  • 堂内に四国巡礼、善光寺巡礼記念の奉納額。年代は読み取れないが色は鮮やかに残っています。

    堂内に四国巡礼、善光寺巡礼記念の奉納額。年代は読み取れないが色は鮮やかに残っています。

  • 左<br />禅林堂、額には「新四国開創 禅林堂」とある。<br />知多四国開山所で本尊は子安観音。<br /><br />新四国開創の三人の祖の一人で岡戸半蔵を称えるための堂。<br />岡戸半蔵は1752年、知多郡福住村(阿久比町)で生まれた江戸時代後期の人物で、妻子に先立たれたの機に諸国巡礼の旅へ。<br />そこで妙楽寺住職の亮玄阿闍梨に出会い、霊場開創の思いに感銘、私財を投じて開創に尽力、後に出会う武田安兵衛らと共に現在の知多四国霊場の礎を築いた人物。1824年移転前の誓海寺禅林堂で亡くなる。


    禅林堂、額には「新四国開創 禅林堂」とある。
    知多四国開山所で本尊は子安観音。

    新四国開創の三人の祖の一人で岡戸半蔵を称えるための堂。
    岡戸半蔵は1752年、知多郡福住村(阿久比町)で生まれた江戸時代後期の人物で、妻子に先立たれたの機に諸国巡礼の旅へ。
    そこで妙楽寺住職の亮玄阿闍梨に出会い、霊場開創の思いに感銘、私財を投じて開創に尽力、後に出会う武田安兵衛らと共に現在の知多四国霊場の礎を築いた人物。1824年移転前の誓海寺禅林堂で亡くなる。

  • 中央左の供養塔は岡戸半蔵が1816年に建立した「乗妙典六十六部供養塔」、右が行者像は岡戸半蔵を模したものかも知れない。

    中央左の供養塔は岡戸半蔵が1816年に建立した「乗妙典六十六部供養塔」、右が行者像は岡戸半蔵を模したものかも知れない。

  • かつては海も見通せただろう誓海寺、戦争に翻弄されこの地に落ち着き、今では山寺の趣すら感じられる。<br /><br />『曹洞宗 天龍山 誓海寺』<br />開創 / 1555年(弘治元年)<br />本尊 /    釈迦如来<br />所在地 /  知多郡美浜町古布善切20-63 <br />本尊 /    子安観音

    かつては海も見通せただろう誓海寺、戦争に翻弄されこの地に落ち着き、今では山寺の趣すら感じられる。

    『曹洞宗 天龍山 誓海寺』
    開創 / 1555年(弘治元年)
    本尊 /  釈迦如来
    所在地 /  知多郡美浜町古布善切20-63
    本尊 /  子安観音

  • 納経印1<br />霊場 / 知多四国霊場二十七番札所、<br />

    納経印1
    霊場 / 知多四国霊場二十七番札所、

  • 納経印2<br />知多四国霊場開山所、南知多三十三観音霊場五番札所。<br /><br />因みにこちらの御朱印は絵が描かれ、その筋の方には好評の様です。<br />かみさん、あれだけ集めながら最近はすっかり冷めたのか頂かなかったようだ。<br /><br />当寺へは車でのアクセスを推奨します。<br />名古屋からですと名古屋高速3号大高線/ルート 3、知多半島道路、南知多道路を 美浜町桝池 まで進み、古布ICで降ります。

    納経印2
    知多四国霊場開山所、南知多三十三観音霊場五番札所。

    因みにこちらの御朱印は絵が描かれ、その筋の方には好評の様です。
    かみさん、あれだけ集めながら最近はすっかり冷めたのか頂かなかったようだ。

    当寺へは車でのアクセスを推奨します。
    名古屋からですと名古屋高速3号大高線/ルート 3、知多半島道路、南知多道路を 美浜町桝池 まで進み、古布ICで降ります。

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