マレーシア旅行(2) ピンク＆シルバー＆ブルーモスクとクアラルンプール

2023/03/15 - 2023/03/17

ペナン島からバスでクアラルンプールにやってきました。
いろいろな交通手段がある町ですが、乗換や便数の面で不便そうだったので、料金があまり高くないこともありGrab中心に使っていました。
また、クアラルンプールの見どころは点在していて、中心部はさておき郊外は移動しにくいことが多い印象でした。
最後はTBSバスステーションからマラッカに向かいます。

今回まわったところをエリア別にまとめるとこのような感じです。
移動が不便なのでエリアでまとめて行った方がいいと思います。
夜景（ペトロナスツインタワー、サロマリンクブリッジ）
KL中心部（ブキッビンタン、KLタワーなど）
KL旧市街（マスジド・ジャーメ、リバー・オブ・ライフなど）
郊外（ピンクモスク、シルバーモスク、ブルーモスク、バトゥ洞窟）

食事はバクテーとドリアンを掲載しています。

思った以上に都会的ですが、昔ながらの地区も残っていて、新旧どちらも感じる面白い町だと思いました。

エリア クアラルンプール(マレーシア)

• 旅行の満足度: 4.5

クアラルンプールに着いてまず立ち寄ったのはバクテー屋さん！
基本的に、蒸し暑い中テラス席での食事になるようです。

新峰肉骨茶 (スンホンバクテー) 中華

なんといっても正宗肉骨茶！
スープは後味がやや漢方っぽいのですが、日本の薬膳よりはクセが少なめに感じました。
醤油ではなく肉のうまみっぽい味で、少し甘みがあります。

ご飯の上にある小皿はにんにくと唐辛子を入れてタレ2種類をかけたもので、肉を浸して味変にします。

揚げパンはスープに浸して食べます。
現地ではマストと思いますが、正直味がないので米だけでいいような気もします。


正宗肉骨茶　RM27
白飯　RM 2
油条（揚げパン）　RM3
アイス中国茶　RM 1.50
税　RM 2
合計 RM35.50

すっかり気に入って滞在中もう1回食べに来ました。
今回はドライ・バクテー。
見た目ほど味は濃くありません。
唐辛子入りでピリ辛。漢方の感じは少しだけ。
クセがほぼなく、しょっぱくもなく優しい味で日本人でも大丈夫だと思います。
内臓が入っていますが（注文時に食べられるか確認があった）、柔らかめでおいしくいただきました。

乾肉骨茶　RM 27
鉄観音茶　RM 1.80
白飯　RM 2
税　RM 1.85
合計　RM 32.65

別の店でもバクテーにチャレンジしました。

パンの大きさと比べるとわかりやすいのですが、だいぶおしとやかな量。
スープは漢方の香りはほとんどなく、しょうゆスープみたいな感じ。
味はおいしいと思います。

宝香綁線肉骨茶（Pao Xiang Bah Kut Teh）
招牌肉　RM30
油条　RM5.50
大飯　RM3.50
ジャスミンティー　RM15
サービス料　RM5.40
税　RM3.24
合計　RM62.65

食べ物ついでに。
ドリアンの食べ比べができるお店、その名もドリアン・パークです。

一見お寿司のようですが、全部ドリアンです。
ビニール手袋でむしゃぶりつきながらいただきます。まるで危険物。
水はフリーです。

確かに味が全然違っていて、好みのものを探すにはいいかも。
特選：苦みが強すぎて個人的には一番まず・・・。
Sweetie（D78）：甘みがかなりあり、一番食べやすかったです。身は筋系。
夢中情人（D2）：名前とは裏腹にこれも苦くてダメ。
山頂XD（D24）：適度な甘さ。Sweetieほどではありませんが、食べやすいです。
猫山王（D197）：びっくりするくらいネトっとしていて、甘みも苦みも強く、濃厚。これも食べやすいと思います。

デザートで来るにはちょっと多くて食べきれませんでした。

クアラルンプール観光では、まずはペトロナスツインタワー。
夜は噴水ショーとライトアップでとてもきれい！

Grab（タクシー）で訪問：RM10

ペトロナスツインタワー 現代・近代建築

ツインタワーから少し歩いたところにあるサロマリンクブリッジ。
2020年にできたライトアップの新名所です。
写真はマレーシア国旗バージョンですが、最初着いたときは単色ライトアップでした。

サロマリンクブリッジ 建造物

橋を渡ったところからはペトロナスツインタワーと一緒に見えます。

写真の営業や像になりきる大道芸人もいました。
まったくしつこくないので必要なければ無視でOKです。

橋の中は特に何もありません・・・。

橋の出口とツインタワーとか撮ってみました。

すぐ近くにMRT（地下鉄）Kelena Jaya線のKampung Baru駅があって便利です。
観光では使い勝手の良い路線ですが、夜は本数が少ないのがネック。
ただ、近くにタクシーは見かけず、Grabも拾いづらいエリアなのでおとなしくMRTが正解な気がします。
もしホテルがモノレール沿線ならBukit Nanasまで歩いた方が早そう。

翌日は、ピンクモスクとブルーモスクを1日でめぐりました。
タクシー使えば余裕です。

まずはピンクモスクに向かうため、KLセントラル駅にやってきました。
東京駅などに比べると規模は落ちますが、マレーシアでは大きな駅です。
セブンイレブンやATMがありますが混んでいます。
ATMは出入口側にもありました。

ピンクモスクに到着。
KLトランジットで、10:33 KLセントラル駅→10:52 プトラジャヤ・サイバージャヤ駅（RM14）。
駅からはGrab（タクシー）で8分、RM8でした。

モスクから日本語でお願いがありましたので共有します。

ゲートをくぐると、モスクがありました。

プトラ モスク (ピンク モスク) 寺院・教会

観光客は規制エリア（写真右のロープの奥）から見学するスタイルです。
正面ではないため、ミフラーブなどは回廊部分から見るしかありません。

ミフラーブを望遠で撮ってみました。
中央のアラビア文字のフォントが今風。

観光客エリアからも見学しました。
中央ではないため、天井のドームも真ん丸には撮れません・・・。

観光地にありがちな、どこからきたのかをピンで刺すやつ。
世界版もあるのですが、なんと日本の都道府県版もありました！
東京周辺が圧倒的ですね・・・。

モスク横のテラスからは、タクシーで駅から来るときに通るSeri Wawasan橋や、その奥にはチュアンク・ミザン・ザイナル・アビディン・モスクが見えます。
手前右の建物は王宮Istana Darul Ehsanです。

タクシーで対岸のKelab Tasik Putrajayaに移動し、そこから徒歩で湖沿いを歩いていくと、ピンクモスクのベストな角度！
モスクの内部に興味なければここからだけでいいかも。

近くの通りにでて、テラスから見えたモスクへGrab（タクシー）で移動です。
まずMillennium Monumentとやらにやってきましたが立入禁止・・・。

Monumentの1階部分は入れました。
ここはチュアンク・ミザン・ザイナル・アビディン・モスクが正面に見えるベストスポット。

モスクは内部見学しようと思ったのですが、時間が合わずパスしました・・・。

チュアンク ミザン ザイナル アビディン モスク (シルバーモスク) 寺院・教会

ピンクモスクの次はブルーモスクに行くのですが、翌日夕方のマラッカ行きのバスを買うため、KLIAトランジットでクアラルンプールに戻る途中にあるTBSバスターミナルに立ち寄りました。

KLIAトランジット
13:38 プトラジャヤ・サイバージャヤ駅→13:49 Bandar Tasik Selatan駅
RM 8

バンダー タシク セラタン 南部バスターミナル (TBS-BTS) バス系

窓口は混みすぎ！

自動券売機もあったのでトライ。
こっちはまだ人が少なくて早く買えそう。

前に並んでいた移民だか何だかが買い方がわからず、シンガポールまでのチケットを買うのを手伝ってくれというのでお手伝い。
ところが予算50リンギットしかないとかで、その便がなく断念していただき窓口へ促しました。

券売機は画面に従っていけば買えますが、行き先となるバスターミナルの名前を特定しておく必要があります。
今回はマラッカの「Melaka Sentral」です。
特にシンガポール行きの場合はクイーン・ストリートの他にもいくつかあるので行きたいところの近くをあらかじめ探しておくと便利。

それでも20分くらいかかったので、乗りたい便がある人は当日出発便の直前に来るとかではなく、ネットも含めて前もって買っておくのが大切だと思いました・・・。

ともあれチケットも無事に買え、ブルーモスクに向かいます。
モスクのあるシャー・アラムへはここから直接行けるバスはなく、Sanwa ExpressバスでTerminal17まで行き（45分）、そこからタクシー（15分）がコスパ的によいと思われます。

GrabでみたらRM29（約870円、30円で計算）と全然高くなく、乗換もめんどくさいのでタクりました。

TBSバスターミナルから30分ほどで到着。
ブルーモスクです。

スルタン サラフディン アブドゥル アジズ シャー モスク (ブルーモスク) 寺院・教会

急ぐのには理由があります。
モスク内部はガイドツアー形式なのと、お祈りの時間を避けるため見学時間が限られているためです。
現在14:56。次は15:00なのですが、前のセッション中とのことで、売店でアイスを食べて涼みながらしばし待機。

待っている間、日本人の女子大学生3人に声をかけられました。
うち2人はマレーシアの大学に通う友達に会いに来たようで、帰国する直前最後の観光だったようです。

さて、英語ガイドツアーが始まりました。
一般的なイスラム教の説明が中心。

まずは別棟のお清めの部屋をチラ見して、モスク内部へ向かいます。

入口付近からのみの見学です。
世界第4位の規模といわれるのも納得です。

ブルーのドーム部分。

ミフラーブはだいぶ遠いです。

説明の途中から同じグループの西洋人が勝手に質問しまくるので、ガイドも話すことが分からなくなる始末。
ひとしきり質問攻めにしたら気が済んだようで、勝手に帰って行きました・・・。
自然解散に。

またまたGrabでKLタワーへ（RM35.60）。
1時間15分もかかりましたが、電車だと場合により2時間くらいかかります。

高台にあるので行きはタクシーの方がいいように思います。

KLタワー (ムナラKL) 建造物

KLタワーの展望台に行くエレベーターを待機。
天井がやたらきらびやかですが→

イラン・エスファハーンの職人によるムカルナスなんだとか！
鏡っぽいのもイランな感じ。

展望台に到着しました。
早速景色を見てみます。

いきなりペトロナスツインタワーと、噴水のあるKLCC公園が見えました！

ツインタワーの左の低層地区はカンポン・バル地区。
昔ながらの風景が残る地区と言われています。
手前にはサロマリンクブリッジも見えています。

北方向。
イスタナ・ブダヤ（国立劇場）の三角屋根が写真中央の池の近くに見えています。
バトゥ洞窟もこの方向。左奥の山かな。

北西方向。
イスタラ・ネガラという王宮が見えるのですが、霞んでしまってよくわからず・・・。
写真中央左寄りの遠くに一応見えています。

南西方向。
マスジッド・ネガラやクアラ・ルンプール駅、KLセントラル駅周辺の高層ビルが見えています。

ムルデカ広場と国旗も見えました。

南方向。
一棟だけやたら目立つ高層ビルはPNB118（ムルデカ118）。
完成すると678.9m、地上118階となり、マレーシアでは一番高く、世界と比べてもドバイのブルジュ・ハリファに次いで世界で第2位の高層ビルになる予定です。

マレーシアの急成長ぶりを感じます。

途中2ヶ所撮影スポットがあります。
番号が渡されるので、呼ばれたら中に入れます。

ガラス床になっていて、係員に頼めば撮影もしてもらえます。
土足厳禁。

カフェもあったので、コーヒーなどを飲みながら景色を眺めることもできます。

夜はブキッ・ビンタンに行きました。
大変な賑わい！

ちなみに後ろに見えているショッピングセンターLot10（テナントとして伊勢丹が入っている）のトイレは有料です。

アロー通りの夜市！
にぎやか！

ブキッ ビンタン通り 散歩・街歩き

ドリアンがあちこちにあります。
この店は揚げドリアン！

いろいろな食べ物があるので見ているだけでも楽しいです。

翌朝はバトゥ洞窟へ。

KTMコミューターで行こうと思いましたが、カードを買わなければならず8リンギットだというのでGrab（17リンギット）にしました。
乗ってしまえば20分ほどで到着です。
早速カラフルな階段が見えています。

バトゥ洞窟 寺院・教会

カラフルで写真映えする階段は、なんと272段もあります・・・。
そうはいっても上りやすい方だと思います。

登りきると洞窟！

洞窟に入ると、意外と広い内部。
左側に寺院がありますが、その奥にある階段を目指します。

階段の奥にもヒンドゥー教寺院がありました。

線香とろうそく（RM5）をあげてみたらとてもいい香り！

係員がおでこに白い粉をつけてくれました。
よい旅になりますように！

帰りに階段を下っていたら、老爺が転倒したらしく、頭に擦り傷ができ鼻から出血し大変なことに！
ご家族らしき方の話では、すでに救急車呼んでいて到着待ちとのこと。

確かに下りは滑りやすいので、割と本気で全世代が気を付けた方がいいと思います・・・。

Grab（RM22.50）でクアラルンプール中心部に戻ってきました。
市内最古のモスク、マスジド・ジャーメにやってきましたが、クローズ・・・。
ここからしか撮影不可でした。

マスジッド ジャメ 寺院・教会

隣のBenteng通りは露店が並んでいました。

アッサム・ボーイ売ってる！

どこにでもドリアンがあります。

通りの終わったところはクラン川とゴンバック川の合流地点で、クアラ・ルンプール発祥の地とされ、リバー・オブ・ライフKLと呼ばれています。
ここからマスジド・ジャーメが見えました。

ブループール (リバーオブライフ) 観光名所

すぐ近くにあるクアラルンプール・シティギャラリーはカフェのある展示室。
カフェは1時間待ちでしたが展示室はすぐ入れました。

クアラルンプール シティギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー

脇にあるI LOVE KLは人気撮影スポット！

展示室に入ってみます。
写真パネルが多い感じ。

2階には大きなジオラマ！
行ったところを探すのもおもしろいかも。

カフェはさすがの客入りでした。今回はパス。

隣は大きな国旗がはためくムルデカ広場。
KLタワーから見えました。

ムルデカ広場 広場・公園

広場の向かいはスルタン・アブドゥル・サマド・ビル。
イギリス、スペイン、インドが融合した独特なスタイル。
旧連邦事務局ビルですが、現在は最高裁判所になっています。

スルタン アブドゥル サマド ビル (旧連邦事務局ビル) 現代・近代建築

Grabで国立モスクであるマスジッド・ヌガラへ（RM16）。
このあたりでGrabは10分くらい待つ傾向にあることに気付きました。
急ぐ場合は歩いて行った方がいいのかも。

モスクに着いたはいいものの礼拝の時間で入れず・・・。

国立モスク (マスジッド ネガラ) 寺院・教会

国立モスクから歩いてすぐのところに、クアラルンプール駅とマレー鉄道事務局ビルが向かい合って並んでいます。

こちらが1917年建設のマレー鉄道事務局ビル。
イギリス人建築家によるデザインで、いかにもそんな感じ。

マレー鉄道 事務局ビル 建造物

こちらがクアラ・ルンプール駅。
1886年開業のクアラルンプール最古の駅で、現在も現役です。
いわゆる中央駅だったのですが、現在はKLセントラル駅がその役目になりました。

クアラルンプール駅 (旧クアラルンプール中央駅) 駅

クアラルンプール観光はおしまい。
マラッカに向かうため、再びのTBSバスターミナル。

KLトランジット
16:03 KLセントラル→16:10 Bandar Tasik Selantan
RM 6.50

電光掲示板がありますが、便数が多く見つけるのが大変です。
乗り場がわかったら、チケットの時間に関係なく係員のいるゲートを通過してOK。

1つ下の階が乗り場になっていました。

同じゲートから同じ時間に複数便が出ることがあるので、自分が乗るバス会社をチェックしておく必要があります。

17時発のバスでしたが、それまで別のバスが乗り場にいたため5分遅れで入ってきました。
1時間前にネットで見たら満席だったので、前日に予約しておいてよかったです。

ではマラッカに向けて出発！

バス
17:10(時刻表17:00) クアラルンプールTBSバスステーション→19:40(時刻表19:12)Melaka Sentral
RM 11.40