角館火振りかまくら祭り

2022/02/14 - 2022/02/14

　武家屋敷が残ることで有名な秋田県角館の小正月の行事である火振りかまくら祭りに行ってきました．この行事は毎年2月14日のバレンタインデーに行われていたのですが，コロナで休止になっていたものです．秋田の雪祭りと言えば，横手のかまくら，男鹿のなまはげ，湯沢のいぬっこ，上桧木内の紙風船などが有名ですが，これらのお祭りは既に訪れたことがあったので，チョット知名度は落ちるものの，今年はまだ行ったことのない火振りかまくらに行ってみることにしました．角館の観光案内を見ると，火振りかまくらは，旧暦の小正月行事の一つで，縄を結んだ炭俵に火を付けて振り回すもので，元は田んぼの厄払いと，無病息災・家内安全を祈願して行った行事だそうです．会場は，町内のいくつかの場所に分かれて行われます．私達はその中で比較的規模が大きい桧木内川の河川敷で行われる火振りかまくらに行きました．この場所は桜の時期には大勢の花見客で賑わいますが，流石に2月中旬のこの日は一面が雪に覆われていて，火振りを行う周辺以外は立ち入れそうにありませんでした．このお祭り自体がローカルなもののせいか，角館で行われる他のお祭りと比べると，人出は少なく，ほぼ地元の方と言った感じで，逆にお祭り好きの人には狙い目かも知れません．
　火振りかまくらを見た後は，角館の武家屋敷通りへ．昼間に来たことは何度かありますが，夜に訪れたのは初めてでした．特に冬の夜は，岩橋家がライトアップされる「雪ざくら」が見られます．残念ながら中は入ることが出来ませんが，門の外から幻想的な風景を味わうことが出来ました．また，武家屋敷通りの一部も雪で造った燈籠に灯りがともり，なかなか風情のある街並になっていました．この時期は厳冬期であり，夜間はかなり寒くなりますが，昼間や他の季節には見られない角館を見ることが出来てとても良かったです．

エリア 角館(秋田)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 自家用車

日本海東北自動車道を通って秋田に向かいます．途中，西目PAでトイレ休憩

火振りかまくらは夜行われるため，少し時間があったので仙北市の方を回って角館に行くことにしました．

大曲の辺りは豪雪地帯で有名です．同じ秋田でも，日本海側と比べると，雪の量がスゴかったです．

道の駅かみおかに立ち寄りました．

大仙市にある道の駅です．

道の駅 かみおか茶屋っこ一里塚 道の駅

国道13号線沿いでは初めて設置された道の駅で，平成8年オープンと書いてありました．

続いて，道の駅なかせんへ．

道の駅 なかせん 道の駅

ここも雪の量がスゴく，屋根が崩れ落ちそうでした．

道の駅なかせんはウサギの養殖で有名だそうで，日本で一番大きなジャンボウサギを生み出したそうです．

この辺りは春の桜の名所でもあるようです．

秋田のお米の各品種が展示されていて，とても興味深かったです．

道の駅に立ち寄ったため，少し遠回りになりましたが，開始20分ほど前に火振りかまくら会場に到着．

こんな感じで，火を付けた炭俵を振り回します．シャッタースピードを遅くすると，綺麗な輪が出来るので，高級なカメラを持っている人は，それなりに工夫して写真を撮っていました．

私のカメラだとこのくらいが限界でした．

角館火振りかまくら 祭り・イベント

火の側にいると暖かいですが，少し離れるととても寒かったです．

火振りかまくらを見た後は角館の市街に行ってみました．ライトアップされていました．

ランタンもありました．

夕食の時間だったので，月の栞という和食屋へ行ってみました．

注文したのは比内地鶏の親子丼と稲庭うどんがセットになった定食．美味しかったです．

月の栞 グルメ・レストラン

夕食後に武家屋敷通りへ．

通りには雪で造ったランタンに灯がともり，とても幻想的でした．

岩橋家へ向かいます．

岩橋家の門．

岩橋家 名所・史跡

中には入れませんが，ライトアップされています．

本当は枝に積もった雪がライトに反射して桜のように見えるらしいのですが，残念ながら枝には殆ど雪が残っていなくて，余り「さくら」の感じはしませんでした．とても寒いお祭りでしたが，滅多に見られない火振りかまくらを見ることが出来て，良かったです．