2023/01/07 - 2023/01/07
2076位(同エリア2430件中)
しもつきさん
北部九州の4県をめぐる
コロナ直前の頃。SUNQパス北部九州版を使った旅行を計画、手配していたが、当時の情勢からすべてキャンセルに。
予算と野望と怨念を積み残し幾星霜、コロナは未だ落ち着かない冬を迎えたが、痺れを切らしてついに決行を決断。
1日目、別府鉄輪温泉の宿から始まり、まずは別府地獄めぐりへ。
そして九州を横断していく。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス JR特急
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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-
【0日目からのつづきです】
おはようございます。
旅先でさわやかなお目覚め…と思いきや、部屋の電気がつかない。
多少肌寒いのでエアコンを入れようとするもエアコンもつかない。
…停電になってます。
外を見ると周りの建物や街灯はついているのでどうにもこのお宿だけらしい。 -
この日のお部屋は4Fだったのですが、部屋を出てエレベータホールまで出てみるとエレベーターにフロントの方が手書きで書かれただろう貼り紙あり。
『原因不明ですが全館停電しております。至急業者にお願いしておりますが…云々』
まぢですか。。。
当然の如くエレベーターも使えず。
状況を確認したく真っ暗な階段室を降りて1Fへ。
フロントでは従業員の方が電気工事の方とかなり焦っておりました。
ちなみに通電しないと部屋の水道、トイレも使えないとの事。。。 -
とりあえず真っ暗な中、窓の明かりのみを頼りに朝風呂へ。
大浴場自体は24時間源泉かけ流しなので問題なくお湯に浸かれます。
まぁ駄目なものはダメなので焦っても仕方がない。
(こんな真っ暗なのに風呂に入ろうとしたら、フロントの方は唖然としてたけど)
真っ暗なので結局浴場の写真は撮れず。 -
風呂から上がるも状況は改善されず。
ほかの宿泊客も起きてきて事態を知ったのか、旅館内もバタバタしてきました。
外もだいぶ明るくなってきたので、とりあえず朝食をつくろう。
ちなみに外にある調理場も電気つかないし水道も出ません。 -
朝食は、昨夜買っておいた大きなチルド肉まん2個。それと残りのゆでたまご。
結果として手の込むような食材を残しておかないで良かったな。
まぁそもそもそんなに朝は調理する余裕もないだろうとも思ってたし。
ちなみに後ろのビールは昨晩呑んだ缶であって、朝から呑んでいるわけではございません。 -
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朝の鉄輪温泉街。
ところどころ湯けむりが上がっているのが良いですね。
本当は朝風呂は宿のすぐそばにある共同浴場の「地獄原温泉」へ行くつもりだったんですけど、バタバタしてしまって行きそびれてしまった。
よくよく考えれば、真っ暗な中スマホのライトを頼りに宿の大浴場に入るくらいだったら、共同浴場に行けば良かったな。 -
8時頃チェックアウト。
結局最後まで電気は復活せず。
出るとき、外の電柱に業者さんが昇って作業していました。
お宿は食事は出ないですけど、地獄釜と調理場があって自炊ができて、温泉かけ流しの大浴場(サウナもあり)もあって、フロントの方も親切丁寧な対応してくれる良い宿でした。
ただ停電だけは残念だったな。
安く泊まっておいてなんだけど、もうちょっと宿泊料上げてもいいから、設備補修にお金かけてほしい。。。
次は連泊して自炊湯治してみたい。Tabist 日生や 別府鉄輪 宿・ホテル
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いでゆ坂を上ってゆく。
まだ8時過ぎなんでどこもやってませんが、宿に長逗留して湯治しながら、昼間にぶらぶら歩くのは風情あっていいだろうなぁ。 -
こんな地名も。
温泉街っぽいね。 -
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さて、ここからはようやく表題の「SUNQパス」で移動していくことになります。
今回は北部九州版の3日用を出発前にコンビニ購入し、昨日大分空港の大分交通のカウンターで引き換えておきました。
亀の井バスの[鉄輪]待合所からバスに乗車。
亀の井バス 20[別大前・別大駅前・観光港]別府駅ゆき
鉄輪8:35→
[北浜バスセンター]で下車。
北浜は別府のバスの要衝です。
バス停前のホテル西鉄リゾートイン別府の1Fに亀の井バスの窓口が設置されてます。
ホテルの二軒くらい隣には大分交通のバスターミナルもありますね。
別府発の高速バスの起点でもあります。
まず窓口で今日乗る二本の高速バスの指定券を発券してもらいました、指定自体はあらかじめ「ハイウェイバスドットコム」の予約サイトで予約してありました。亀の井バス 北浜バスセンター 乗り物
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で、使い始めた「SUNQパス」はここであっさりとカバンしまいます。
ここからは亀の井バスが運行する定期観光バス「別府地獄めぐり」に参加します。 -
地獄と呼ばれる別府温泉の高温源泉7つを巡るツアーバス。
所要時間約3時間。
自分で公共交通機関を使って地獄めぐりを行おうとしてもバスの時刻とかあって、なかなか効率的でない。
しかし、このバスツアーならば各地獄廻るに路線バスの時刻をいちいち気にしたりしなくてもいいし、各地獄の入場料もツアー料金に含まれているので手間要らず。 -
ツアーのバスも地獄めぐり専用のバスです。
先程の窓口で引き続いてツアーの受付。こちらの予約も同じ「ハイウェイバスドットコム」のサイトからネット予約してあります。 -
それでは出発。
参加者は30名ほど。家族連れ、カップル夫婦多し。
ヒトリ参加は私だけなような…
毎度の如く最前列に陣取るアタクシ。
亀の井バス 定期観光バス別府地獄めぐりコース
亀の井北浜バスセンター9:15→
亀の井バスは1928年に日本で初めて女性のガイドによる案内付きでバスの別府地獄めぐりの運行を始めた会社。
この別府地獄めぐりコースは日本最古の定期観光バスなんだとか。
昔は七五調って、まるで短歌を唄うような節回しで観光案内していたらしい。
現在のコースでもバスガイドさんがその一部を披露してくれます。
なるほどなるほど、だからこのバスのナンバー19-28なんですな。定期観光バス 別府地獄めぐりコース (亀の井バス) 乗り物
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①海地獄
源泉98°Cで温泉成分に硫酸鉄を多く溶解しているためお湯がコバルトブルーの色になるので、海地獄と名付けられた、らしい。
観光ツアーなので入園料は払わず、ガイドさん先頭に顔パスで園内へ。
ガイドさんの説明を受けつつ鑑賞。海地獄 名所・史跡
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しかしありえねーくらいブルーだな。
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海『地獄』ということでトイレの性別マークも鬼。
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②鬼石坊主地獄
海地獄のお隣なので、ツアー旗を持ったガイドさんを先頭に歩いて移動します。
(写真右側の旗持ってる方が当ツアーのガイドさん)
まさに、な観光ツアーっぽいね。
灰色の泥状源泉がボコボコ出ている様が坊主頭に似ている事が名前の由来とか。鬼石坊主地獄 名所・史跡
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こーゆうのを眺めていると、つい手を突っ込んで湯加減を確かめてみたくなる…
日頃温泉に浸かる時、お湯の注入口に手を当てて湯加減や香りを確かめるの結構良くやる。 -
坊主頭っぽい?
次へ。
またガイドさん先頭にゾロゾロ歩いて移動。 -
③かまど地獄
98℃の噴気で八幡竈門神社の大祭に、お供えのごはんを炊いていた事からが名前の由来との事。かまど地獄 温泉
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園内には一丁目から六丁目まで様々な地獄があって、地獄のデパートメント、地獄の総合商社感があり。
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④鬼山地獄
こちらもかまど地獄のお隣。ゾロゾロ移動。
ここは温泉の熱でワニ飼育してるという。
…地獄?
看板には英語で『クロコダイル パーク』って書いちゃってるし、中国語でも『鰐魚園』って書いちゃってあるし鬼山地獄 名所・史跡
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大正12年、日本で初めて温泉熱でワニの飼育を始めたとの事。
戦前日本の湯治温泉地は娯楽に貪欲やね。
そう言えば伊豆にもバナナワニ園ってあるらしいし。 -
しかし、ワニデカい。
そしてスゲー居るよ。
園内にはいくつか水槽(というか温泉?)あるけどどこにも結構いっぱい居ます。 -
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迫力あるね。
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園出口にはワニの卵も展示されてました。
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⑤白池地獄
鬼山地獄から鉄輪みゆき坂を200mほどゾロゾロ下って入園。
白みがかったその地獄の色からその名がついたと。白池地獄 名所・史跡
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が、ここのウリは熱帯魚。温泉熱でここではアマゾンの熱帯魚を飼育しているとの事。
ますます昭和パラダイスっぽくなってきました。 -
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世界最大の淡水魚ピラルクが特に目玉。あとピラニアとかも居ます。
地獄っていったい… -
ここでバスに戻って、次の地獄へはバスで移動。
と、出発前にここでバスの運転手さんとバスガイドさんが何やら鳩首相談中。
で、散々打ち合わせた上で、ワタクシのところに来て、
「お客さん12:30の福岡ゆき乗るんですよね」
そう、実はツアー終わったあと[別府北浜]12:30発の福岡ゆき高速バス「とよのくに号」に乗って別府から次に向かう予定になってるんです。
「とよのくに号」を運行している会社とこのバスツアーを催行している会社はどちらも亀の井バス。同じ会社。
どうも運転手さんとガイドさん、ツアー出発前に北浜バスセンターで、予約の発券してたの見てたらしく。
このバスツアー9:15出発で所要約3時間との事でその直後のバスを予約してたのだが、お二人曰く、次の地獄は間欠泉の噴き上げの時間によっては時間かかり、北浜バスセンター帰着も遅れるかもと。
まぁ、流石にバスツアーのサイトとかにも、
《途中の道路渋滞状況、龍巻地獄(間欠泉)の吹き上げ状況により、 目的地(亀の井バス北浜バスセンター、別府駅前)への到着が遅れることが予想されます。 あらかじめ、次の交通機関への乗り継ぎ(高速バス、JR、フェリー)には十分な時間をとっていただいてからご利用ください。
遅れた場合の補償は致しかねますのであらかじめご了承ください》
てなふうに記載されてましたし、乗り換え時間15分は厳しいとも思ってたので、次善のルートは検討しておりました
そうなっちゃうと朝発券した予約が無駄になってそれはそれで迷惑かけてしまいますが…
いずれにせよ、乗り遅れてもそれは個人的な問題なんで、お二人には「そん時はそん時でしゃーないですよ」と伝えました。 -
そんな事もありつつ、バスに乗って10分弱移動。
⑥龍巻地獄
地下熱水が100℃以上で間欠泉として噴き上がるとの事。間欠泉は30~40分の間隔で噴き出すそうで、朝から間隔を計測して、噴出時間が判るよう、噴出10分前くらいから入口上に赤ランプを点灯させてアナウンスしているそうな。
(ちなみに当分噴出しない時は青ランプ)龍巻地獄 名所・史跡
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この噴出時間に合わせてツアーでは隣接している血の池地獄と廻る順番を入れ替えるよう。
今回はバス着いた時点で赤ランプが点灯してました。
園内に入ると結構な数の観光客が間欠泉の噴出を今や遅しと待っております。 -
噴出!
かなりな勢いでお湯出まくり。 -
ただ、岩室の天井に当たってしまって迫力を削いでるような…
しかしああやって抑えておかないと100℃以上の高温水が撒き散らされて危険だからとの事。 -
しっかし結構長時間出続けますな。10分くらい出続けてる。
地元の山国県の湖畔の温泉地にある間欠泉センターは自噴しなくなっちゃって、圧縮空気送り込んで吐き出させる装置で噴出させてたけど、それでも出てこなくなっちゃったって騒いでだけど。
こっちはまだまだ現役バリバリで迫力がありますな。 -
で龍巻地獄を出て、すぐお隣さん。
⑦血の池地獄
見たまんま。血の池地獄 名所・史跡
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奈良時代初期に編纂された「豊後国風土記」にも赤湯泉などと書かれている『日本最古の地獄』との事。
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地下で自然に化学反応でてきた酸化鉄、酸化マグネシウム等を含んだ赤い熱泥が噴出、堆積して池一面が赤く染まる。。。と。
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地獄池横のお堂のような建物では地獄の沈殿物から作られた「血の池軟骨」も販売されておりました。
売店のおばちゃん曰く「これを使えば肌荒れ知らず」
この時期寒さで指がひび割れピキピキな私は勢いに任せて購入致しました。1ケ22g@¥1,500
帰宅後、指に塗り込んでおりますが、効いてるような効いてないような… -
さてコースすべての地獄巡り完了。
こんなきっちりした観光ツアーなんてほとんど初めてくらいだけど、ガイドさんからそれぞれの地獄で説明受けながら見学できるのはとても良いし面白かった。
それでは北浜バスセンターへ戻ります。
と、運転手さんがまた来まして、
「正直、時間がギリギリ。国際観光港で降ろそうか?」(意訳。実際はもっと丁寧に仰ってくださいました)と。
昨日空港からの特急バスエアライナーを降りた別府国際観光港は、位置的にここから北浜バスセンターより手前で、次乗る高速バス「とよのくに号」が北浜バスセンターの次に停まるのです。
が、朝に受付した際に鞄をバスセンターのコインロッカーに預けちゃってるのよね…
せっかくの申し出ですけど辞退です。 -
まぁ最悪乗り遅れても良いですよ?次の策は練ってますから…
「いやそうゆうわけにいかんて」(意訳)
ドライバーさんとガイドさん、出発した後も親切に、無線で会社に連絡とってこの後乗る「とよのくに号」の運転手さんに伝達しょうとしてくれたり(車庫を発車した後だったので伝達できず)と何かと手を尽くしてくれました。
だんだんこちらも申し訳なくなってきた。。。
車内ではガイドさんからツアーまとめの挨拶がありましたが、こっちは道路状況に意識がいってて頭に入らず。
海沿い交通量の多い国道10号を走り抜け、バスは無事北浜バスセンターに到着。
運転手さんガイドさんにお礼を伝えて、コインロッカーから荷物をひったくって、ダッシュで道路反対側の高速バス乗り場へ。 -
…間に合いました。
写真一枚撮る程度の時間の余裕もあり。
重ね重ねバスツアーの運転手さんガイドさんには感謝を。
が、さすがに食い物飲み物買う余裕までは無く。
また車内も満席状態で隣席も埋まり身動き取れない状態。
この状況で2時間か。。。
何はともあれ「SUNQパス」での旅を再開です。
高速バス とよのくに号[福岡空港国際線 ノンストップ]福岡・博多駅ゆき
別府北浜12:30→ -
で、九州の山中を東から西へ横断すること約2時間。
九州道基山PA内にある[高速基山]で下車。
昼時の2時間飲まず食わずは結構辛かった。。。
隣席がお若い女性の方で尚更気を遣って疲れた。 -
基山PAを上り線側から地下道を通って下り線側へ移動。
パーキングエリア内のフードコートでお昼ごはん。
かしわうどん、かしわにぎりセット(麵大盛)¥960基山パーキングエリア下り線 グルメ・レストラン
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さらに太宰府名物 梅ケ餅も。
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すっかりお腹も回復したところで次の目的地へ向かってバス乗り換え。
九州道の鳥栖JCTのすぐ北隣にある基山PAには高速バスの[高速基山]バス停があり、九州内都市間高速バスの連接地点として整備されてます。
福岡と各地を結ぶ高速バスが数多く運行されている中で、それぞれの地方から地方へ向かう際に福岡まで行かなくても乗り換えができるような工夫です。
やってきたのは鹿児島ゆきの高速バス「桜島号」
が、これは私の持ってる「SUNQパス」北部九州版では乗れないのでスルー。高速基山バス停 乗り物
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湯布院ゆき高速バス「ゆふいん号」
先ほど来た大分道をまた戻っていく…
これまたスルー。
ちなみに「ゆふいん号」は3号車まで来ました。湯布院も観光需要復活しまくりで増車増車? -
乗るバスがやって来ました。
が、この時点で予定時刻より20分遅れ…
このバスに乗って行って、さらに次に乗り換えるバスとの接続時間が11分。またしても先程同じ状況に。
バス旅なんだから交通事情でこうなる事は当然なんだから、仕方がない。しかししかし2連チャンとは。。。
高速バス 九州号[嬉野BC・昭和町]長崎駅前ゆき
高速基山15:30(から20分くらい遅れ)→ -
とは言えバスに乗った以上はバタバタしても仕方がない。
おやつでも食べてココロを落ち着けよう。
基山PAで買った福岡のソウルフード(基山PAは佐賀県にあるけど)である「むっちゃん万十」を食してココロ鎮める。
しかし食ってばっかだな。 -
バスは長崎道に入り西へとひた走る。
少し陽も傾いて来た?
が時間が気になる今日この頃。
かてて加えて、その上「PAで休憩とります」と…
テメェ遅れてんだよ! 休憩なんて要らねぇよ!! 走って走ってオレを届けてくれ、よ。
…とも言えません。
高速バス運行計画上の決まりですから。
運転手さん安全運転お疲れ様です。 -
それでも魔法かそれとも運転手さんの技量か、ただ単に運行時分に余裕があったのか20分以上の遅れを8分近く回復させて[嬉野温泉バスセンター]に到着。
特別跳ばしてる風でもなかったし、さすがプロフェッショナル。
ここで下車致します。
運転手さんありがとうございます。嬉野観光案内所 名所・史跡
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奇跡的に2分接続で次なるバスに乗り換え成功。
マイクロバス日野リエッセのこのローカル路線バスで次なる目的地へ向かいます。
祐徳自動車 [嬉野温泉駅・一位原・嬉野市役所塩田庁舎・鹿島バスセンター]祐徳神社前ゆき
嬉野温泉バスセンター16:47→ -
バスセンターを出て嬉野の街を走り抜けると真新しい西九州新幹線の嬉野温泉駅を通ります。
昨年9月にできたばっかり、新品ピカピカ。
駅前はドデカい医療センターがひとつ目立つだけで発展はまだまだこれからっぽいですけど。 -
そんなこんなと小一時間小さなバスに揺られ佐賀平野の片隅を走り抜けて終点の[祐徳神社前]に到着。
ちなみ乗客は嬉野から最後まで乗り通したのは私1人。
嬉野市内で降りた人1名、鹿島市内を鹿島バスセンターまで乗った人が1名の合計3名だけです。 -
祐徳稲荷神社は日本三大稲荷のひとつで「鎮西日光」とも呼ばれる九州を代表する神社。
乗ってきたバス会社も祐徳自動車て名前で、元々祐徳稲荷神社への参詣手段として開業した鉄道会社がルーツっていうくらい。
バスの終点をわざわざ宮前に作るっつーくらい参拝客も多くてメジャーな神社なの?
東日本の山国県に住んでいるのであんまピンとこなかったんですけど、「祐徳」を社名に名乗るバス会社がわざわざ路線伸ばしているってところにちょっと興味を持ちました。
まだまだ松の内、初詣期間ということで、バスのりばの道路の向かい側には出店屋台がたくさん。 -
祐徳稲荷神社は佐賀県寺社の中でも最多の初詣参拝者を集めるとの事。
が、着いた頃はもう日暮れ間近で、人も少なく屋台も閉店作業中。 -
コンデジの性能良くまだ明るく見えますが、実際はもうかなり暗くなってきてます。
参道のお店もシャッター下ろし状態。 -
で、昼間両サイドのお店が開いていれば賑やかだろうな…て感じの参道を通り抜けて鳥居をくぐると、
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立派な社殿が見えてきました。
祐徳稲荷神社 寺・神社・教会
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壮麗な楼門。
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朱塗りの懸造の本殿がすごい立派。
明るい時間に来ればもっと映えたのだろうなぁ。
でも薄暮の中の景色も乙なものです。 -
肉眼ではもうかなり暗いが…
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《ご由緒
貞享4年(1687年)肥前鹿島藩主鍋島直朝公の夫人花山院萬子媛が、朝廷の勅願所であった稲荷大神の御分霊を勧請された稲荷神社で、衣食住の守護神として国民の間に篤く信仰されております。
日本三大稲荷の一つに数えられ商売繁昌、家運繁栄、大漁満足、交通安全等種々の祈願が絶えず、参拝者は年間300万人に達しています。御本殿、御神楽殿、樓門等総漆塗極彩色の宏壮華麗な偉容は、鎮西日光と称され、観光ルートの上にも異彩を放っています。》
(祐徳稲荷神社公式サイトより)
壮麗さは確かに日光東照宮の様、、、納得。
なんでもコロナ禍前はタイのTVドラマのロケ地になってタイ人観光客が押し寄せていたとか。
さすがに今はタイの方々は見受けませんね。 -
本殿まで上がったの図。
ちなみに石段117段だそうで、ひぃひぃ言いながら登りました。
実は本殿の横にエレベーターが設置されていて、石段登らなくでも昇降できるはずなのですが、行ったときは電源が落とされてて稼働してませんでした。
なんでやっ! -
結構もう真っ暗なんですけどポツポツ参拝者がいます。
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石段を下りて…
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境内をぐるっと見て回り…
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最後に本殿に深く一礼して境内を退出。
本当は、本殿からさらに山上に奥の院があってそこからは鹿島市内から有明海まで景色を見渡せて素晴らしい、らしいのですがなんか結構登るとの事。
今回は時間の都合もあるし、そもそももう真っ暗なんで景色も堪能できそうにないので、おいとまします。 -
真っ暗な参道をバスのりばまで戻る。
すっかり両サイドのお店も閉まってしまいました。
誰もいない[祐徳神社前]から、これまた誰も乗っていないバスに乗る。
祐徳自動車 [久保山・鹿島バスセンター・嬉野市役所塩田庁舎・一位原・嬉野温泉駅]嬉野温泉(湯の田)ゆき
祐徳神社前17:54→ -
[鹿島バスセンター]で下車。もう真っ暗で人っ子ひとりいませんが佐賀県鹿島市の代表駅たるJR肥前鹿島駅の駅前で、かつ祐徳自動車バスの要衝たるバスセンターです。
が、老朽化の為に今年10月で閉鎖解体されるという。。。
立派な建物ですけど確かに古めかしいですしね。
で、ここでちょっとしたトラブル(?)
実は、ここからはまたも「SUNQパス」は仕舞い込んで、JRに乗り換えて福岡に向かう予定でした。
JRに乗らなくても「SUNQパス」でここからバスを佐賀まで乗り継いでそこから高速バス「わかくす号」で福岡天神までバスに乗っていくことは可能。
しかし、そのルートで行くと福岡に着くのが22時を過ぎてしまうという…
そんなナイトライフを犠牲にしてまでバス旅続けなくてもいいし。。。
そんなわけでJRに乗って行く事にしていたのです。
ちょうど都合の良い事に、昨年9月の西九州新幹線開業と引き換えに廃止されてしまったJR長崎本線を走る「特急かもめ」の代替として肥前鹿島-博多83.2kmを結ぶ「特急かささぎ」という列車が誕生しました。
それに乗ってしまえば乗り換えなしで福岡博多まで行けてしまうのです。
今回、旅程を立てた際に、ここだけJR特急乗ることだし距離も短いからごーかにグリーン車に乗ってしまおう!!と考えて前もってネットから九州ネットきっぷを購入していました。このきっぷ、定価で買うよりだいぶ安く乗ることができます。
が、このネットでお得なきっぷ、乗車前に駅できっぷを発券してもらわねばなりません。
肥前鹿島駅の場合は駅みどりの窓口にて発券、との事。
で、バスを降りてきっぷを発券しようと勇躍駅に乗り込んでみたら…
《肥前鹿島駅
みどりの窓口(乗車券・指定券・割引きっぷ・定期券など) 営業時間 7:30~12:00、13:00~15:00 年中無休》
(JR九州公式サイト 駅情報)
~15:00? 15時!?
ファー!!
もう18時近く。
みどりの窓口は閉まっていて人っ子ひとり居りません。
また大規模駅にある指定券発券可能な自動券売機も肥前鹿島駅には設置されておらず。
オワタ肥前鹿島駅 駅
-
結局きっぷを発券することもできず…
「かささぎ」のグリーン車に乗ることは叶わず…
(営業時間外に発券する方法あったら誰か教えて)
ただ、予定より少し時間が早かったので、その場でスマホでネットきっぷは解約
出発時間までまだ1時間近くあるし、きっぷも受け取ってないので解約はできたけどお高い手数料を取られた… JRの営業時間の都合で解約したのに手数料取られるなんて理不尽。。。
長崎本線普通 鳥栖ゆき
肥前鹿島17:45→
結局定価で普通車自由席で博多へ。。。
とりあえずきた普通電車に乗って、 -
で、西九州新幹線開業と同時に所在自治体の名前と同じ駅名になった江北駅でお乗り換え。
むかし懐かしの鉄っちゃんからすると「肥前山口」のネームバリューの方が絶大ですけどねぇ。江北駅 駅
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乗り換えたのは「特急ハウステンボス」
が、車内案内にてこの列車は「リレーかもめ50号」「ハウステンボス50号」「みどり50号」と三つ名前をアナウスしてます。
西九州新幹線「かもめ」に接続する列車ということで「リレーかもめ」
で、佐世保からくる「みどり」と早岐から併結していて、、、
乗った車両はハウステンボスから来た「ハウステンボス」であると…
つまりこの特急列車は「リレーかもめ50」という名の「みどり50」という名の「ハウステンボス50」というわけですね(謎) -
特急ハウステンボス50 博多ゆき
江北19:04→
…あぁ普通車自由席。特急ハウステンボス 乗り物
-
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-
-
バビュンと乗って50分ほどで博多に着きました。
鉄道は速いね。博多駅 駅
-
ハウステンボス
HTB
むかし「北のHTBが南のHTBに行こう!」てなこと仰ってる方が居ましたね。
パーク内にはヘーシングが2、3人いたり、チューハイムって方が持ち込んだオランダのお酒があるとか… -
いやぁしかししかし福岡・九州ですなぁ。
JR九州のプロモーションも福岡の英雄 博多華丸・大吉が出まくり。博多阪急 百貨店・デパート
-
せっかく早く着いたので、余裕あり。
博多駅横の博多バスターミナル地下の「牧のうどん」へ行く。
曰く、
「牧のうどん」
「ふきや」
「元祖長浜屋」
は福岡市民の三大ソウルフードらしいですよ。
(どれかの代わりに「天麩羅処ひらお」が入るという説もあり)
ごぼう天丸天うどん+大盛り+生玉子
¥730
博多名物やわやわうどんを啜る。
腹ヘリなんで一心不乱に啜ったから、麺が吸収して減ったとき用に付けられてるヤカンの出汁を使うこともなく…
なんか西国では柔いうどんとコシのあるうどんで派閥争いがあるらしいですけど、山国そば文化の住人なんでどっちでもいいんです。
ま、そばはコシのあるそばをモサモサ喰うのが好きですけど。牧のうどん 博多バスターミナル店 グルメ・レストラン
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で再度SUNQパスを取り出し、
西鉄パス 68[キャナルシティ博多・国体道路・天神]福浜ゆき
博多バスターミナル→
にて[福祉センター前(浜の町病院入口)]まで移動。
で、そこからしばし歩いて、本日のお宿に投宿いたしました。浜の町病院前エスビーホテル 宿・ホテル
-
ではでは福岡のナイトライフを堪能すべく、夕食を喰いに(さっきうどん喰ったけど)外出。
福岡では名物もつ鍋を、ファーストフードチェーンのうどん屋でも安く食べれるらしい。
先程とお店の方向性がまったく被ってるけど「うどんウエスト」へ。
17時以降居酒屋メニューが始まるウエストにてもつ鍋1人前¥290(注文は2人前からの縛りあり)
ヤスゥ¥580?
お世辞にもそんなグルメじゃないんで、もつ鍋体感出来れば良いですよ。 -
うまいス。
フツーにウマいス。
サッと入ってうどんをスッと喰って出ていくウエストの奥の席に陣取り、ひたすら呑んで喰う。
結局
・もつ鍋(2人前)
・もつ追加
・おじやセット
・親鳥炭火焼
・生ビール×2杯
ご注文で〆て¥2,270。鍋喰って呑んで、と考えれば安い方かと。 -
で、さんざん呑み喰いした後、5分ほど歩いて「元祖長浜屋」へ。
-
まだ喰うんかぃ、と問われればまだ喰わん、と。
夜以降の短い時間で福岡市民四大?ソウルフードの二つを制覇。
膨れにフクれたお腹を抱え満足してホテルへ。
今宵のお宿までは「元祖長浜屋」から一本道で徒歩10分ほど。
腹ごなしの散歩気分で。
部屋に着いたらあとはもうバタンキュウです。
【2日目につづく】元祖長浜屋 グルメ・レストラン
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