北部九州をめぐる旅【SUNQパス】3日目

2023/01/09 - 2023/01/09

北部九州の4県をめぐる

コロナ直前の頃。SUNQパス北部九州版を使った旅行を計画、手配していたが、当時の情勢からすべてキャンセルに。
予算と野望と怨念を積み残し幾星霜、コロナは未だ落ち着かない冬を迎えたが、痺れを切らしてついに決行を決断。

3日目、最終日。



今日はイカを喰いに行きます！

エリア 呼子・玄海(佐賀)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

【2日目からのつづきです】


おはようございます。
いよいよ九州旅行も最終日になります。


なんでこんな写真撮ったんだ？
たぶん焼き鳥の積みっぷりに感銘？を受けたんだと思うんだけど。


それなのに昨晩泊まったホテル撮った写真が一枚もないわ。。。

博多駅前エスビーホテル 宿・ホテル

で、今朝も毎度のごとく早起きで。

でも、今日の早起きは、ただただ昼食にイカ喰いに行く、っつー事のためだけの早起きです。


ホテルから歩いて少々。博多駅横にある博多バスターミナルへ。

博多バスターミナル 乗り物

高速バス からつ号 唐津(唐津城入口)ゆき
博多バスターミナル6:56→


まずは「SUNQパス」で「からつ号」に乗り込み佐賀県の唐津へ。
「SUNQパス」も今日が有効期限の最終日ですね。

まだまだ薄暗い中を、今日は博多から天神へ福岡市内をゆく。
三連休最終日の大都会福岡も早朝の穏やかさ。

西鉄天神高速バスターミナルに立ち寄り、何人かの乗車で十数人の乗客で発車。

天神北RPから福岡都市高速環状線に入り福岡港を跨ぐ荒津大橋へ。

荒津大橋 名所・史跡

海上40mの高さを空を飛ぶかのごとく疾走し、眼下に造船所が見渡せる。


何度か福岡来た時にこの橋を通る機会があるんですけど、なんでかこの光景が私のお気に入りなのです。

　

で、過去に何度も荒津大橋を渡る機会があった理由の場所。

私某プロ野球チームのファンなのですが、過去何度かこの球場まで試合を見に来ています。


まあ今現在は贔屓チームの本拠地からもすっかり離れた山国地元に戻ってしまって、もうすっかりご無沙汰なんですけど。。。
コロナも収まりつつある今日この頃なのだから、昔みたいに試合見て思いっきり声張り上げてビール飲んでピエ◯ロのパスタ喰いてぇなぁ。

福岡PayPayドーム テーマパーク

で、1時間30分ほどで佐賀県唐津市の［大手口］に到着。

ここは佐賀県北部を中心とした地域に路線網を延ばす昭和自動車バスの本拠たるバスセンター。
2011年に旧バスセンターからビル再開発で新しくなったとの事。10年ほど経ってますが、まだまだキレイ。

唐津バスセンター 名所・史跡

　

でこのバスセンターから乗り継ぎ。


昭和自動車 [岩野]呼子ゆき
大手口8:35→

バスに揺れれて30分。
やってきました佐賀県唐津市呼子。
かつては壱岐、対馬への海の玄関として栄えた町。壱岐、対馬へのフェリーに連絡する直通バスが長崎や福岡からこの呼子まで来ていました。

今となってはフェリー航路も博多港からの発着に遷ってしまい、交通の要所ではなくなってしまいました。

今では漁船が多く係留されてる漁業の町。
歴史ある「呼子朝市」でも有名ですね。

出た！
回転式イカ乾燥機、イカぐるぐる

干されたイカが電動式でぐるぐる回っております。

とりあえず、朝市はスルーして港町をずんずん進む。
港の向こうに呼子大橋が望めます。

呼子大橋 名所・史跡

歩いて15分ほど。
イカの活き造りで有名な「河太郎 呼子店」に到着。

いやぁ一度食べに来たかったんですよ。
「河太郎」自体は福岡市内にもあるんだけど、こんなことが無いと呼子まで来ないだろうし、町場の店より港近くの方が素材も新鮮な気がして……

呼子町内にイカの活き造りのお店は何軒かあるみたいなんだけど、このお店は結構有名だそうで。連休ともなると2時間待ち3時間待ちとか。

ということもあって、朝に博多バスターミナルを始発で出てまっすぐここまで来たのです。


お店は今日は10:30開店。運よくちょうどあと10分ほどの9:30から整理券配布との事で、絶妙なタイミングで配布開始直前に到着。
コロナ禍だから？か行列待ち禁止だから？か、整理券配布開始時にそれほど待っている人もおらず7番目に整理券GET成功。

これで「長時間待たされた挙句、帰りの新幹線に間に合いそうにないから、結局諦めて帰る。。。」という事態は回避できそう。

整理券発券機は電話番号登録すると5分前に自動でTELかけてくる優れモノ。

ってなわけで1時間ほどの待ち時間を先ほどスルーした朝市見物に当てることに。

　

「河太郎」から呼子の町中に入り細い路地を進む。

まだこの辺りは朝市界隈でないらしく、朝の漁村は静か。

　

しかし、朝市通りまで来たのものの「河太郎」から呼び出しの着信が来ないか心配になってきた。。。
「河太郎」から朝市通りは徒歩15分ほどと結構離れてるのです。

心配になると気が気でなく。。。
結局、朝市をろくすぽ観ることなく「河太郎」へ引き返す事に。

桟橋には離島の小川島を結ぶ旅客船「そよかぜ」が。

周囲4㎞の小さい離島の小川島と呼子港を20分で結んでます。


山国出身者はとかく船とか島とかに憧れる…

　

呼子はかつて捕鯨でも繁栄した街だそうで。

　

こちらは小川島の西隣にある加唐島行きの旅客船「かから丸」

　

で、その船の桟橋の目の前で、何か貝らしきものを天日干しにしています。

なに貝？

呼子は小さな湾になっていて、波穏やか。

今日は天気も良く、さわやかな休日の午前。

　

イカ釣りの集魚灯かな？

これから皆さんが一生懸命獲ってきたイカをおいしくいただきます(予定)。

　

　

呼び出しを気にして戻ってきたが、まだ順番にならないよう。


お隣にある「呼子台場みなとプラザ」内の漁協直売所「大漁鮮華」を冷やかす。

寿司一貫90円とか。。。ワタクシ、寿司なんてか〇ぱ寿司くらいしか知りませんけど。

腹ヘリなんですけど、すぐあとイカ喰うので買わずに我慢。

呼子台場みなとプラザ お土産屋・直売所・特産品

10:45頃、ようやくTELが鳴り響き、勇躍「河太郎」に入店。

河太郎 呼子店 グルメ・レストラン

案内されたのは生け簀に隣接した席。

「河太郎」の定番であるいか活造り定食￥3,480を注文。テンション高いので調子に乗って単品でアジのお造り(数量限定)￥1,500もオーダー。そして何はともあれ瓶ビールを。

すぐに定食のごはん(おひつ)、みそ汁、いかしゅうまい、小鉢、お漬物、デザートがドンっと来ました。

そしてお造りキター!!

この時点ではまだお足がヌルヌル動いております。

おいしい。。。

アジのお造りも。

いかはゲソを中心に余った部分は天ぷらして出し直してくれます。

揚げたてのゲソ天美味し。



がその前、お造りをまだゆっくり堪能しているのに「天ぷらにしますか？」「天ぷらにしてきますか？」と催促のようにしてくる店員さんたちには閉口。

さっさと客を捌いて回転早くしたいのか知らんけど。

ちなみにアジのお造りも頭やしっぽの部分は一度回収され、こちらも天ぷらに。

ウマー。

いやー。喰っちまったな。。。


大変おいしゅうございました。
お腹いっぱいなので、帰りはお店の目の前のバス停から。

昭和自動車 [呼子市民センター前]呼子ゆき
呼子台場みなとプラザ11:42→

で、今朝唐津から乗ってきたバスを降りた［呼子］が終点。

　

　

ここは「昭和自動車 呼子発着所」と言って呼子のちょっとしたバスターミナルになってます。

ちなみに［呼子台場みなとプラザ］から乗ってきたバスはこれ。
ハイエースタイプですな。時刻表に「乗り合いタクシー」と書かれています。
でもちゃんと「SUNQパス」でも乗車できるれっきとした路線バス。

帰りの唐津ゆきのバスが来ましたので乗り込みます。
さよなら呼子。。。
次に来る機会はあるんだろうか。

昭和自動車 [岩野]大手口・宝当桟橋ゆき
呼子12:03→

で、30分ほどで唐津に戻ってまいりました。
今度は朝の高速バスから乗り換えたバスターミナルの［大手口］では降りず、バスの終点［宝当桟橋］まで乗車。

宝当桟橋とは唐津湾に浮かぶ島民200人の小さな離島である高島への定期船が出る桟橋。高島にある宝当神社への桟橋との事でその名が。

宝当神社はその名前から宝くじ当せん祈願で有名とか。

宝くじ当てたい。
当てるために参拝したい。。
でもその前に宝くじを買わないと。。。

宝当桟橋 名所・史跡

なぜこの宝当桟橋がバスの終点なのか？
バスが全便高島ゆき定期船に接続しているのか…

とかいうわけではなく、この宝当桟橋の目の前に昭和自動車バスの本社、唐津営業所があるから。

要するに車庫が終点。

　

バスがズラズラならんでお休み中。

で、バス列の奥。
船の桟橋の向かい側、町田川の対岸に唐津城が見えます。

　

　

　

唐津城は江戸時代、譜代大名6～8万石規模の唐津藩の政庁。
島原の乱以降は幕末まで唐津藩は譜代大名が替わる替わる支配した。
ということは唐津という港町が江戸時代を通して幕府から重要視されていたという事。

1966年(昭和41)に鉄筋コンクリの模擬天守を建築、なので昔からのお城というわけではないけど、続日本100名城の一つだそうな。


天守閣を見ると上りたくなる、おのぼりさんなお年頃。

唐津城 名所・史跡

お城を背に整列する昭和自動車のバス。

残念ながら天守閣に立ち寄る時間は無く。

車庫から出て来たての高速バス「からつ号」に乗り込んで福岡に戻ります。

高速バス からつ号 天神・博多駅ゆき
宝当桟橋12:50→

帰路は爆睡していたら、あっという間に福岡市内に。

終点の［博多バスターミナル］で下車。

あとは博多駅から山国へ向かって帰るばかり。
あぁ旅ももう終わりね。。。

で、博多駅に赴く前に博多バスターミナルビル8Fへ。

福岡を離れるにあたり、福岡三大(四大？)ソウルフードの最後を攻略します。
（4つ目なんだから、もう四大ソウルフードぢゃ…）
お好み焼きの「ふきや」。


《福岡のお好み焼きと言えば・・・。

福岡のお好み焼きと言えば、自家製のソースとマヨネーズが独特で一度食べるとハマる味「ふきや」。》
(博多バスターミナル公式サイトのフロアガイドより)

福岡人は若かりし頃、必ず「ふきや」でお腹を満たした記憶がある？らしい。

ふきや 博多店 グルメ・レストラン

ホーム上がってきました。。。

もう九州ともお別れね…
次に九州まで来れるのはいつの日になるか。

東海道・山陽新幹線のぞみ46
博多15:54→

博多駅 駅

　

　

グッバイ、博多。
グッバイ、福岡。
グッバイ、九州。

で、先ほどの「ふきや」の件。

最後の晩餐にすべくお店に入らんとするも、満席順番待ち。
まぁ新幹線の時間まで1時間半近くあるからのんびり待とうか～と鷹揚に構えていたら発車時間が迫ってキタ。。。

まだお土産に家人の好物の銘菓「鶴の子」買わなきゃいけないのに。明太子も買ってないし…

ってなわけで、泣く泣く注文をテイクアウトに切り替えて貰いましたとさ。
うーん、焼きたてをお店で食べたかったのに。。。

肉玉 ￥800
「ふきや」のお好み焼きは粉たっぷり！
もちもちで原価は安く(失礼)、お腹はいっぱいに。

ちなみにラップで丸められたのが自家製のマヨネーズ。

こりゃ腹に溜まりますわ。
ビールをお供にしたいけど、もうこの後地元に帰り着いたら駅から車運転して帰宅しなきゃいけないので禁酒で。

肉玉食べ終わるころに、

　

新関門トンネルに突入し、本当に九州にオサラバ。

　

で、車内で爆睡すること3時間、名古屋に到着。

名古屋駅 駅

ついにこの旅の最終ランナーに乗車。

最後の最後に、駅ホームの立ち喰い屋さんできしめん食べていたら、列車発車のアナウスが鳴って乗り遅れそうになる、というアレなハプニングが発生するも。。。

無事、地元ゆきの最終の特急に乗り込みました。

特急しなの25
名古屋19:40→

特急 しなの 乗り物

再び3時間の爆睡後、地元駅に降りるの図。
この3時間、一切写真が撮られていない。。。


もう疲れすぎで。
あとバブル期に製造された「特急しなの」のJR東海383系電車の座席は結構ふかふかで乗り心地が良いのです。
その技術をなぜ今の新幹線車両に活かせないのかと。
昨今の背もたれがペラペラに薄くて、少しでもリクライニングしないとまともに座れない新幹線の座席はなんとかしてほしい。


と、まぁ最後に脱線してしまいましたが、そんなこんなで、もう何もする気も起きないくらい疲れ果てて地元山国県に帰り着いたのでした。

【完】

長野駅 (JR東日本) 駅