紅葉と映えスポットを訪ねて佐賀＆長崎旅行（１）海中鳥居にフルーツバス停・島原鉄道

2022/11/26 - 2022/11/28

2023年、最初の投稿です。
なかなかタイムリーな投稿ができず今年ものんびりマイペースな投稿になりそうですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

===========================================
昨年9月から始めた月1回の息抜き旅行
11月は紅葉とグルメを求めて佐賀へ

インスタ等に時々投稿されている「環境芸術の森」の紅葉を見たいと思ったのが佐賀を選んだきっかけですが、調べていたら牡蠣や竹崎カニで有名な太良町や、イチゴやメロンの形をしたフルーツバス停、もう少し足をのばせば「日本一海に近い駅」と言われる島原鉄道の『大三東駅』にも行かれるということがわかり、1日目は長崎県にもちょっとだけおじゃまし、2日目以降は武雄温泉や御船山楽園、伊万里、環境芸術の森、祐徳稲荷神社などを巡ってきました。

結果、SNS映えスポット巡りの旅になってしまいましたが、よろしければお付き合いくださいませ。

エリア 諫早(長崎)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

月1の夫との息抜き旅行
羽田から飛行機が離陸すると一気に開放感♪

到着したのは晴天の佐賀空港です。
紅葉シーズン＆全国旅行支援で観光する人も増えてきたため、なるべく人混みを避けられるちょっとマイナーな場所を選んでみました。(あっ、佐賀の方、マイナーなんて言っちゃってすみません！）

九州佐賀国際空港 空港

空港ターミナルから乗ってきた飛行機が駐機している前を通り、レンタカーカウンターへ。佐賀空港ではターミナルの隣にレンタカーステーションのような建物があり、歩いて行かれるので便利です。

ニッポンレンタカー 佐賀空港カウンター 乗り物

レンタカーを借りたらさっそく太良町へGo＝＝＝
車窓から見えた穏やかな有明海の景色に癒されます。

最初の目的地は太良町のかき焼処

勇栄丸 グルメ・レストラン

このあたりはかき小屋や竹崎カニを食べさせるお店がたくさん並んでいますが、ネットで調べておいた『勇栄丸』さんへ
牡蠣や竹崎カニを養殖している漁師さん直営のお店です。

生け簀から食べたいものを選んだら自分で炭焼き、これがまた楽しい！
食材はオススメの「海鮮盛り＋選べるごはん 」にイカとヒオウギ貝をプラスしました。海鮮盛りは季節によって内容が変わるようですが、この日は牡蠣、エビ、サザエ、ホタテなどが盛られていました。

※勇栄丸さんのメニューはこちら
https://www.yueimaru-saga.com/menu/

11月末でも暖かい日だったので、海を見ながらテラス席でランチ♪
この景色が海の幸の美味しさをよりアップしてくれます（^^)

セットの選べるごはんは牡蠣釜めしをチョイス、カニが半身入ったカニ汁もつけました。初めて食べたヒオウギ貝はホタテの殻をオレンジ色にしたような貝、11月から春先までが旬ということでしたが、味はホタテよりちょっとしっかりしている感じ。牡蠣はふっくらジューシーでもう言うことはありません（笑）
夫はビールが飲めなくて残念そう　^^;　私がペーパードライバーなばかりに申し訳ない！

空港から直行し11時に着いたのですぐに入れましたが、食べ終わって出てきた時には行列ができている人気店でした。

大満足で勇栄丸をあとにし、フルーツバス停を目指し諫早方面へ車を走らせていたら、あら、なんか不思議な光景！

大魚神社の海中鳥居 寺・神社・教会

海の中に鳥居が建っています。

大魚神社の海中鳥居
下調べ不足でしたが太良町の観光スポットのようで、けっこう車がやってきます。

しかもインバウンドが多い！
やっぱり赤い鳥居は人気ですね。

近くに案内板がありました。

【鳥居に関する伝説】
約300年前（1693年頃）悪代官に手を焼いた地区民が示し合わせて沖ノ島に誘い酒盛りをした。酔った代官を島に置き去りにした。満ちてくる潮で島は沈みかけ、驚いた代官は竜神様に助けを求めた。すると、大魚（ナミウオ）が出て来て代官は魚の背中に乗って生還した。感激した代官は魚の名前を取って「大魚神社」を建て、岸から約2丁（約200ｍ）の海中に鳥居も建てた。以後、海の安全と豊漁祈願が行われ、地区民の暮らしも豊かになった。この鳥居は沖ノ島との間の鳥居であり、30年毎に建立する習わしが今も伝えられている。
※太良町観光協会HPより
https://tara-kankou.jp/spot/post-18.html

なぜ海中鳥居が3基あるのかはよくわからなかったけど・・・

この風景には感動！

太良町は最大６ｍという日本最大級の干満差が見られる場所なのだそうで

この時は満潮に近かったのかな？

太良町観光協会のHPには、潮が引いてこの先にずっと道が続いている写真が載っていました。

干潮時には鳥居の周りも歩けるようです。宮島みたいですね。でもクッシー的には満潮時の海中に建つ姿の方が幻想的で好きかな。

お天気に恵まれたこともあり、良いものを見せていただきました ^^

再び海沿いの道を走ります。

海中に建つ杭は海苔の養殖でしょうか。有明海らしい風景が続きます。

国道207号は佐賀県太良町から長崎県の諫早市へ

と、ありました！　1つ目のフルーツバス停☆彡

フルーツバス停 名所・史跡

阿弥陀崎バス停のミカンです。

反対側にはスイカ

遊園地にある施設ような可愛らしいバス停

有明海沿いを走る国道207号にはこうしたフルーツバス停が15個あるのだそう。（その他、山茶花高原に向かう道沿いにも2個あるそうです）

今回このフルーツバス停をカメラに収めたくて、参考にさせてもらったのが長崎ブログーッ！さんの記事『【全フルーツバス停の場所！〈特製マップ〉】一目瞭然』　
※https://tanoshi-nagasaki.jp/fruits-bus-stop-instagram

ルートマップや効率的な回り方なども詳しく紹介してくれているので、これからフルーツバス停に行ってみようという方にはオススメですよ～♪

クッシーは太良町から207号線を南下したので、阿弥陀崎の次は釜バス停のメロンが現れました。
メロンは他のバス停（井崎）でも見られ、背景もそちらの方が写真映えするとのことでしたが、車で走っていて見つけるとやっぱり止まりたくなっちゃいます^^;
で、写真もパシャリ！

大久保バス停のトマト
誤って通り過ぎてしまい、戻って撮りました。執念！

そして看板も出ている井崎バス停
ちゃんと駐車場もある人気スポットです。

井崎バス停が人気なのはなんといっても眺望

イチゴの後ろはお花畑

メロンの後ろはまっ青な海なんです。

そしてメロンとイチゴを同時にカメラに収めることができる！

バス停裏のお花畑、11月末だったのでコスモスが残っていてくれたら・・・と期待して行ったらなんとヒマワリも咲いていました。

メロンは青い海と空の中で映えますね～！
写真を撮っていたらちょうどバスがきて停まりました。本当に使われているバス停なんだと思った瞬間（笑）

こちらは小深井バス停
バス停自体はトマトですが、なんとここには「かくれフルーツ」が！　

バス停の下にブドウがあるんです。
長崎ブログーッ！さんの記事によると、長崎新聞で紹介されたのだとか。
https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=640429253395874913

近所にお住まいの方が船の係留に使う丸い浮きで作ったというブドウ

近くにはリンゴやバイキンマン？も作られていました。

なんだか「隠れミッキー」を探すみたいで、車窓以外にも楽しみが増えたドライブ

このあともメロンやスイカが出てきましたが、最後に撮ったのは長門バス停のミカン。その後はフルーツバス停と分かれ、雲仙・島原方面を目指しました。

ナビに映っている海の中を1直線に走る道路は雲仙多良シーライン、諫早湾干拓事業によってできた堤防道路です。堤防道路は諫早湾を分断し、大きな排水門の開閉によって諫早湾内側の水位を調節しているのだとか。

道路の中間地点にあった休憩所＆展望歩道橋にちょっと寄り道
休憩所にあった干拓事業の説明を見て、かつて生態系の変化を懸念する漁師さんたちが干拓を反対してることがニュースになっていたのを思い出しました。一方でこの事業によって高潮などの災害から守られている地域もあるわけで、みんなが納得・満足することってなかなかないんだな～と改めて考えさせられました。

雲仙多良シーライン 名所・史跡

ただこの8kmにも及ぶ直線道路、歩道橋からの眺望はめちゃ絶景です。
正面（雲仙市方面）には雲仙普賢岳

後ろ（諫早市方面）には多良岳をのぞむことができました。

再び雲仙多良シーラインを走り雲仙市へ。島原街道に入ると、サッカーボール型の街灯と「くにみ」の文字。あのサッカーの強豪校、国見高校はここにあるんですね～、町をあげての応援がすごい！

島原鉄道の島原駅までやってきました。駅の駐車場に車を停め、大三東駅まで鉄道に乗ります。

大三東駅は “日本一海に近い駅” “幸せの黄色いハンカチの駅”として人気となった駅。（って一部の鉄道好きしか知らないかもですが・・・）
ただ無人の小さな駅なので、車で行く場合は島原駅の駐車場を利用することが推奨されています。

島原駅 駅

で、島原駅では「島原駅⇔大三東駅の往復乗車券」＋「幸せの黄色いハンカチ」＋「島原駅の駐車場が利用できる駐車券」をセットにしたCDケース入りチケット（￥1000）を発売しているのです。もちろん、普通に乗車券を購入することもできるので、１つはＣD入りチケット、もう一人分は通常の切符で乗車しました。

島原鉄道は1両、または2両のワンマン列車
島原から大三東駅までは3駅、10分ほどです。

島原鉄道 島原鉄道線 乗り物

こちらが大三東駅、ちなみに「おおみさき」と読みます。

大三東駅 駅

単線ですが大三東駅はすれ違いができる駅で・・・

クッシーたちが到着した時はちょうど上り、下りがそろい踏み！
なんてラッキーなんでしょう☆彡

上下線とも見送ったあとは駅とその周りを散策♪

駅前にあったキリンレモンの自販機
そう、ここに書いてある通り、大三東駅はキリンレモンのCM撮影地になったことがあるのです。

で、やっぱり買っちゃいました、キリンレモン（笑）

海を背にホームをパチリ
海が見える駅は日本各地にありますが、クッシーが行ってみたいと思っていた駅のひとつがここ。　すでに行った中では北海道の北浜、富山の雨晴が印象に残っていますが、ここと愛媛の下灘はいつか行けたらな～と漠然と思っていたので、今回の旅で来られて嬉しい！

なんといっても海が近く、屋根や柵など駅との間に邪魔になるものがほとんどないですからね。開放感が半端ない☆彡

あるのは小さな駅舎と「幸せの黄色いハンカチ」が結ばれている柵くらい。あとはネコちゃんのベンチと電柱

ホームにペイントされた足跡は、CMに出演した上白石萌歌さんが立った場所なんだそうです。島原市のHPに「島原鉄道『大三東駅』キリンレモンCMのロケ地に！」という記事がありました。
https://www.city.shimabara.lg.jp/page17481.html

まだまだここにいたいところですが、この列車で島原駅に戻りましょうか

車内からパシャリ
ドアのペイントは裏返しになってしまいましたが・・・ご愛嬌

あっという間に島原駅に到着
楽しい鉄旅でした ^^/

島原駅 駅

ん！？　また大三東駅？？

大三東駅 駅

そうなんです。写真アップの順番を間違えたわけではなく、2度目の大三東駅（笑）
島原駅から車で今夜の宿泊地に向かう途中、大三東の前を通ったので再度駅に寄りました。

大三東駅には駐車スペースが少ないので送迎車が優先ということでしたが、先ほど滞在していた時はほとんど車が来ず、来ても写真を撮るのに立ち寄った観光客ばかり、という状況だったので、今回はちょっとだけ駐車スペースを拝借しました。

さっきはそれなりに観光客でにぎわっていたホームも夕方になるとほとんど人の姿がありません。

あれ、黄色じゃない列車が来た！

誰も降りることはなく、浜から戻ってきた数名の観光客らしき人たちを乗せて列車は去っていきました。

西日を浴びるホーム
夫がめちゃ良いタイミングでカメラに収めていました。一瞬の出来事だったので列車を撮るのに夢中になっていたクッシーは撮りそこないましたが・・・2度目の大三東駅も大満足♪

この日の空は良い具合に焼けてくれ、宿に向かう車からもずっと夕焼けが見えていました。

諫早湾を通る頃には三日月も現れたので、車の中から必死に撮ってみましたが、見えるかな～？

諫早湾干拓堤防道路 名所・史跡

この日の宿泊地は武雄温泉
夕食は武雄の餃子会館で、と考えていましたが、電話をしたら今日はもう完売とのこと！失敗した～（泣）

で、ホテルにチェックインしたあと駅近くを散策し見つけた「和食太郎」さん。お店の前にはタクシーが数台停まっていたのでここに即決！夫は定食の定番、生姜焼きに唐揚げ、クッシーはカキフライをいただきました。ご夫婦でやっているアットホームな定食屋さん、タクシー運転手さんたちの胃袋をつかんでいるだけあって、美味しくいただきました。

和食太郎 グルメ・レストラン

お腹一杯になって駅まで戻ってきました。武雄温泉駅は秋に開通した西九州新幹線が停まるようになってリニューアルされたのでしょうね。お洒落な雰囲気の駅でした。宿泊したセントラルホテルも駅から1分（写真には写っていませんが、画面左手にホテルがあります）、ビジネスホテルとはいえ露天風呂つきの温泉大浴場があり、建物も新しく気持ちの良いホテルでした。
幸先良い旅のスタート、明日も良いことがありますように！

武雄温泉駅 駅