2022/12/27 - 2022/12/27
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kirinbxxさん
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サイロアート。それは、オーストラリアの穀倉地帯にたくさんある、コンクリート製のサイロ(円筒状の大型穀物貯蔵庫)に描かれた絵です。
世界的パンデミックが起き、オーストラリアはおろか、住んでいる州からさえうかつには出る事ができなくなった2020年、私たち夫婦は自動車での州内旅行に目覚めました。その中で見つけたのがサイロアート巡りの楽しみです。
州内にはまだのっぺらぼうのサイロは山ほどあり、今後もサイロアートは増えていくのでしょうが、とりあえず一通り見終えました。
というわけで2022年最後の旅行は、自家用車によるビクトリア州西部のサイロアート巡りです。クリスマス当日やボクシングデーは多くの宿泊施設が2泊からしか予約を受けてくれず(当然宿泊費も高く)、一方で多くの飲食店が休業するので昨年同様27日からの出発としました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自転車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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12月27日、朝7時に出発です。サイロは当然ながら都市部にはなく、現在、あるいは過去の穀物集積地にあります。そして、多くの場合、過疎となった小さな町が所謂町おこしも期待して、地元のサイロに絵を描いて貰ったのがサイロアート。当然ながら公共交通機関はありません。今回はビクトリア州西部ということで、自宅から自家用車で。オーストラリアもガソリンは高騰し(以前なら高い!と思った1リットル1.5ドルは今では激安です)ちょっと辛いところです。
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高速道路をひた走って30分ほどでハイセン(Heysen)トンネルにさしかかりました。南オーストラリア州ではたったひとつ、高速道路に作られたトンネルです。ドイツ生まれのオーストラリア人画家であるサー・ヴィルヘルム・エルンスト・ハンス・フランツ・ハイゼンに因んでいます。
アデレードはドイツ人が多く入植した自由開拓地で、彼もハンブルクからの移民でした。 -
さらに30分ほどでマレーブリッジを通過。さわやかに晴れた空の下、ひたすら走り続けます。
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トイレ休憩を兼ねて給油。
On The Run、通称OTRは南オーストラリア州でよく見かける、ガソリンスタンドとコンビニが一体化した施設です。うちの近所の店舗は小さいですが、このマレーブリッジ店はかなり大きめで品揃えが豊富でした。中にはファストフード店も入っています。 -
さて、再びきれいな雲を見ながら、走り続けます。
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自宅から330kmほど走って、ビクトリア州のカニーバ(Kaniva)という町に到着しました。州境から東へ25kmほどのところにある、この人口900人足らずの小さな町が今回のサイロアートトレイルの起点です。
サイロの近くに電気自動車の充電ステーションが。Evie Networksというオーストラリア最大の業者のものです。ここは50kWタイプで、すぐ近くに公衆トイレやカフェがある便利な場所です。 -
ここのサイロは細長い三連サイロ。
絵を描いたのはDavid Lee Pereiraという人で、地元の写真家が提供してくれた画像をもとに制作しました。400リットルの塗料を使用し、200時間ほどをかけて2020年10月末に完成しました。 -
描かれているのはAustralian hobby、日本語だとオーストラリアチゴハヤブサというオーストラリア固有(全土に分布)の鳥です。チゴハヤブサ、というだけあってハヤブサよりも小型だそうです。左右にはオーストラリア東部固有の蘭(Thelymitra)が描かれています。
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そしてその近くには羊さんが2頭。
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ちょっと離れたところにも羊さんが。
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近くのおうちの前にも・・・・
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こんなところにも羊さん。
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かわいい、とは言えないかも。ちょっと不機嫌なおばさん羊、というところ。
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地元の郷土歴史博物館の広告つきの羊さん。
実はKanivaの町はシープアートトレイル、と銘打ってこういう羊のオブジェをたくさん置いてあるのです。 -
オーストラリアは独立前から非常に多くの戦争に参加してきました。なので古くからある町には必ずといっていいほど、出征した人たち、とりわけ戦死した人を記念するなにかしらがあります。ここにもシャイアとよばれるこのあたりから出征し、二度の世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争で命を失った人たちが顕彰されていました。
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屋外にある顕彰碑のそばにはたいていこれが置いてありますね。
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さて、まっすぐな道をまた走ります。次の目的地は58km先のGorokeというところです。
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3つのずんぐりしたサイロにそれぞれ鳥の絵が描かれていました。作者はGeoffrey Carran、普段から野鳥をテーマにした作品を描いていました。Gorokeとは、実はこのあたりの先住民の言葉でカワセミを意味するのだそうです。そこでまずカワセミを題材に選び、さらに二つの在来鳥を加えることにしました。
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オーストラリアではおなじみのワライカワセミです。
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こちらはもっとおなじみ(わが家の庭にもしょっちゅう遊びに来ます)の鳥。マグパイと呼ばれているカササギの仲間です。
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そしてモモイロインコですね。
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この日のサイロアートはこれでおしまい。100kmほど西に走り、ここを訪れました。Murtoaというところにある有名な建築物、Stick Shedです。
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Murtoaの町中には湖があり、ちょっと車を降りてみました。日差しは強く暑いのですが、水と緑のある場所はやはり歩いてみたくなります。
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ここにも立派な顕彰施設がありました。
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東に1時間ほど走ったところはSt.Arnaudという古い町。
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このあたりでは珍しい白い教会がありました。
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そこから今度は南西に向かって260kmほど走ります。
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到着したのはHeywoodという町です。こちらはサイロではなくて、既に使われなくなった給水塔に描かれています。題材は、第一次世界大戦に従軍した現地の先住民族の兵士とのこと。
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さらに南下して、この日の宿泊地であるポートランドへ。同じ名前の都市が米国オレゴン州にありますね。(当然そちらの方が遙かに知名度は高いのですが)
その先、ケープネルソンというところに灯台があります。残念ながら5月末まで修復作業中でガイドツアーは中止されています。 -
1800年に英国人航海士が首相も務めたポートランド公爵に因み命名したこの街は、19世紀から重要な漁港として栄えました。現在もおよそ60隻の漁船団の母港であり、特に甲殻類漁業で有名です。
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そして2015年に完成した風力発電所は、オーストラリアでも最大級のものです。
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今夜の宿はこちら。地方を自動車で経済的に旅をして回るには、この手のモーテルが便利です。
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レセプションはたいていこんな感じです。
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狭いところは、こんな風にテレビが壁に、というのが多いですね。壁の長テーブルがパソコン作業に便利でした。このあと多くのモーテルにあったので、ビクトリアではスタンダードな家具の様です。
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椅子が二つあるのですがコーヒーテーブルがない。
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モーテルでは、部屋の外にテーブルと椅子があることが多いです。
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電子レンジがあることを確認。これで夕食はテイクアウェイに決まりです。他に、トースターと湯沸かし器もありました。
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ポートランドはそこそこ大きな街なので、インド人がやっているインド料理屋があります。オーストラリアでは余りハズレのないジャンルです。
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こじんまりとした店内。
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インド北部のパンジャビ地方の出身者のお店の様です。インドは各地にフォークダンスがあるのだとか。
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