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2022年11月6日(日)に開催された「高遠城下 石仏ウォーク」の後半は町なかを歩きます。<br />途中の高遠城址公園から高遠町歴史博物館、小原の道祖神、天女橋、二十二夜、建福寺を巡ります。<br /><br />高遠城址公園ではもみじの紅葉が見頃となり、「高遠石工」や「守屋貞治」の数々の石仏に感動しながら歩くと、町の東西には中央アルプス「木曽駒ヶ岳」と南アルプス「仙丈ヶ岳」の絶景が眺められます。<br />城址公園ではちょうど「高遠そば祭り」を開催しており、高遠独特の焼き味噌と大根のしぼり汁で溶いた「からつゆ」ですする蕎麦をいただきます。<br />町なかは火の見櫓と蔵が多いところです。<br /><br />なお、旅行記は下記資料を参考にしました。<br />・スポーツ エントリー「秋の伊那巡り 高遠城下石仏ウォーク2022」のHP<br />・伊那市「高遠城下石仏ウォーク2022」パンフレット<br />・伊那市「高遠石工」「伊那市高遠町・長谷周辺の石造物探訪マップ」<br />・伊那市観光協会ブログ、facebook「高遠城下石仏ウォーク」:小原の道祖神<br />・nekataさんプログ「天女橋際の延命地蔵」「建福寺の西国三十三観世音菩薩」<br />・風に誘われてブログ、石仏・道祖神に会いに「建福寺の石仏」<br />・ぼちぼちいこか「高遠建福寺」<br />・伊那谷ねっと「高遠町島畑の二十二夜様」2016/8/25<br />・文化遺産オンライン「高遠閣」<br />・i-na movies「ぶっとおしそば三昧」:高遠そば<br />・長野県「高遠ダム概要」<br />・家紋一覧のHP<br />・家紋のいろは「丸に十五枚笹」<br />・信濃毎日新聞デジタル「石仏巡り歴史と紅葉を楽しむ 伊那市高遠町で石仏ウォーク」202211/6<br />・かっちん旅行記「アルプスと桜が眺められる信州の高遠(長野)」2015/4/9<br />・長野伊那谷観光局「伊那谷が誇る 南アルプスの女王 仙丈ヶ岳」「建福寺」<br />・Googleマイマップ「高遠町の火の見櫓」<br />・お役立ち!季節の耳より情報局「高遠藩の家紋は内藤家の下がり藤」<br />・ウィキペディア「モミジバフウ」「仙丈ヶ岳」「道祖神」「梶の葉」<br />

高遠石仏ウォーク-2~高遠城址のもみじ祭りと秋の里山風景2022~(長野)

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2022/11/06 - 2022/11/06

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かっちん

かっちんさん

2022年11月6日(日)に開催された「高遠城下 石仏ウォーク」の後半は町なかを歩きます。
途中の高遠城址公園から高遠町歴史博物館、小原の道祖神、天女橋、二十二夜、建福寺を巡ります。

高遠城址公園ではもみじの紅葉が見頃となり、「高遠石工」や「守屋貞治」の数々の石仏に感動しながら歩くと、町の東西には中央アルプス「木曽駒ヶ岳」と南アルプス「仙丈ヶ岳」の絶景が眺められます。
城址公園ではちょうど「高遠そば祭り」を開催しており、高遠独特の焼き味噌と大根のしぼり汁で溶いた「からつゆ」ですする蕎麦をいただきます。
町なかは火の見櫓と蔵が多いところです。

なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・スポーツ エントリー「秋の伊那巡り 高遠城下石仏ウォーク2022」のHP
・伊那市「高遠城下石仏ウォーク2022」パンフレット
・伊那市「高遠石工」「伊那市高遠町・長谷周辺の石造物探訪マップ」
・伊那市観光協会ブログ、facebook「高遠城下石仏ウォーク」:小原の道祖神
・nekataさんプログ「天女橋際の延命地蔵」「建福寺の西国三十三観世音菩薩」
・風に誘われてブログ、石仏・道祖神に会いに「建福寺の石仏」
・ぼちぼちいこか「高遠建福寺」
・伊那谷ねっと「高遠町島畑の二十二夜様」2016/8/25
・文化遺産オンライン「高遠閣」
・i-na movies「ぶっとおしそば三昧」:高遠そば
・長野県「高遠ダム概要」
・家紋一覧のHP
・家紋のいろは「丸に十五枚笹」
・信濃毎日新聞デジタル「石仏巡り歴史と紅葉を楽しむ 伊那市高遠町で石仏ウォーク」202211/6
・かっちん旅行記「アルプスと桜が眺められる信州の高遠(長野)」2015/4/9
・長野伊那谷観光局「伊那谷が誇る 南アルプスの女王 仙丈ヶ岳」「建福寺」
・Googleマイマップ「高遠町の火の見櫓」
・お役立ち!季節の耳より情報局「高遠藩の家紋は内藤家の下がり藤」
・ウィキペディア「モミジバフウ」「仙丈ヶ岳」「道祖神」「梶の葉」

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
グルメ
5.0
交通
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
高速・路線バス JR特急 JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 「高遠城下 石仏ウォーク2022」パンフレット<br /><br />午前中、文化センターを出発し①香福寺から④桂泉院までの石仏を巡り、前半の旅行記で紹介しました。<br /><br />後半のこの旅行記では、⑤高遠城址公園から⑨建福寺までの紅葉と石仏等を紹介します。<br />

    「高遠城下 石仏ウォーク2022」パンフレット

    午前中、文化センターを出発し①香福寺から④桂泉院までの石仏を巡り、前半の旅行記で紹介しました。

    後半のこの旅行記では、⑤高遠城址公園から⑨建福寺までの紅葉と石仏等を紹介します。

  • 青空に映える橙色の紅葉(高遠城址手前)<br /><br />高遠城址の入口に来ています。<br />

    青空に映える橙色の紅葉(高遠城址手前)

    高遠城址の入口に来ています。

  • 「もみじふるふる高遠城址跡」のポスター<br /><br />高遠城址公園では「もみじ祭り」と「高遠そば祭り」が開催され、今日が最終日。<br />

    「もみじふるふる高遠城址跡」のポスター

    高遠城址公園では「もみじ祭り」と「高遠そば祭り」が開催され、今日が最終日。

  • 高遠そばまつり会場「高遠閣」(高遠城址公園)<br /><br />「高遠閣」は、昭和に町民の集会場と観光客の休憩施設として建てられた木造2階建、鉄板葺、入母屋造の大規模な造り。<br />玄関の屋根はお洒落な唐破風。国の登録有形文化財です。<br /><br />まだ10時前ですが、「高遠そば」を早昼にします。<br />

    高遠そばまつり会場「高遠閣」(高遠城址公園)

    「高遠閣」は、昭和に町民の集会場と観光客の休憩施設として建てられた木造2階建、鉄板葺、入母屋造の大規模な造り。
    玄関の屋根はお洒落な唐破風。国の登録有形文化財です。

    まだ10時前ですが、「高遠そば」を早昼にします。

  • 新そばの「高遠そば」(高遠閣)<br /><br />「高遠そば」は、焼き味噌と大根のしぼり汁で溶いた「からつゆ」で食べます。<br />ここでは焼き味噌と大根おろしをお好みで「つゆ」に入れます。<br /><br />そば祭りでは打ち立ての新そばが振舞われ、「からつゆ」ですする蕎麦の味は絶品です。<br />満腹になったので、これから「もみじ祭り」の公園内を散策します。<br />

    イチオシ

    新そばの「高遠そば」(高遠閣)

    「高遠そば」は、焼き味噌と大根のしぼり汁で溶いた「からつゆ」で食べます。
    ここでは焼き味噌と大根おろしをお好みで「つゆ」に入れます。

    そば祭りでは打ち立ての新そばが振舞われ、「からつゆ」ですする蕎麦の味は絶品です。
    満腹になったので、これから「もみじ祭り」の公園内を散策します。

  • 美しい彩りのモミジ(城址公園)<br /><br />秋の高遠城址公園は約250本のモミジが色づき、じっくりと紅葉が楽しめます。<br />

    イチオシ

    美しい彩りのモミジ(城址公園)

    秋の高遠城址公園は約250本のモミジが色づき、じっくりと紅葉が楽しめます。

  • 高遠の町を見下ろせる紅葉真っ盛りの城址公園<br />

    高遠の町を見下ろせる紅葉真っ盛りの城址公園

  • 赤く染まるモミジ(城址公園)<br />

    赤く染まるモミジ(城址公園)

  • 秋晴れの「中央アルプス」(城址公園からの眺望)<br /><br />正面の大きな山が伊那前岳、その左隣が宝剣岳、右隣が中岳、木曽駒ヶ岳。<br />

    秋晴れの「中央アルプス」(城址公園からの眺望)

    正面の大きな山が伊那前岳、その左隣が宝剣岳、右隣が中岳、木曽駒ヶ岳。

  • 紅葉の木漏れ日(城址公園)<br />

    紅葉の木漏れ日(城址公園)

  • 内側が濃紅紫色の紅葉(城址公園)<br /><br />まるでモミジの葉が2枚重なってるみたいです。<br /><br />やや光沢があるので、もしかすると「モミジバフウ」??<br />

    内側が濃紅紫色の紅葉(城址公園)

    まるでモミジの葉が2枚重なってるみたいです。

    やや光沢があるので、もしかすると「モミジバフウ」??

  • 紅葉に囲まれる「白兎橋」(城址公園)<br /><br />この橋を渡ると公園南口へ出ます。<br /><br />ところで、春の高遠城址公園も素晴らしいので、7年前の写真をご覧ください。<br />

    紅葉に囲まれる「白兎橋」(城址公園)

    この橋を渡ると公園南口へ出ます。

    ところで、春の高遠城址公園も素晴らしいので、7年前の写真をご覧ください。

  • 満開の桜色に染まる高遠城址公園(2015年4月9日に訪問)<br /><br />春には「天下第一の桜」と言われる「タカトオ コヒガンザクラ」が満開。<br />

    満開の桜色に染まる高遠城址公園(2015年4月9日に訪問)

    春には「天下第一の桜」と言われる「タカトオ コヒガンザクラ」が満開。

  • 青空が似合う高遠の桜(2015年4月9日の城址公園)<br /><br />公園内に約1,500本の桜が咲き誇ります。<br />

    青空が似合う高遠の桜(2015年4月9日の城址公園)

    公園内に約1,500本の桜が咲き誇ります。

  • 可愛い「タカトオ コヒガンザクラ」(2015年4月9日の城址公園)<br /><br />「タカトオ コヒガンザクラ」は小ぶりの花です。<br />

    可愛い「タカトオ コヒガンザクラ」(2015年4月9日の城址公園)

    「タカトオ コヒガンザクラ」は小ぶりの花です。

  • 城下を流れる「三峰川(みぶがわ)」(公園南口からの眺望)<br /><br />では、高遠城址公園南口から坂を下り、「三峰川」の畔にある「高遠町歴史博物館」へ向かいます。<br />

    城下を流れる「三峰川(みぶがわ)」(公園南口からの眺望)

    では、高遠城址公園南口から坂を下り、「三峰川」の畔にある「高遠町歴史博物館」へ向かいます。

  • 「高遠湖」と「南アルプス」(公園南口からの眺望)<br /><br />川幅の広いところは、高遠ダムで堰き止められて「高遠湖」になっています。<br /><br />湖畔には「高遠さくらホテル」、はるか遠くに南アルプス「仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ)」がそびえています。<br />

    「高遠湖」と「南アルプス」(公園南口からの眺望)

    川幅の広いところは、高遠ダムで堰き止められて「高遠湖」になっています。

    湖畔には「高遠さくらホテル」、はるか遠くに南アルプス「仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ)」がそびえています。

  • 昨晩宿泊した「高遠さくらホテル」(公園南口からの眺望)<br /><br />高遠の町なかとは違い、里山風景の中にあります。<br />

    昨晩宿泊した「高遠さくらホテル」(公園南口からの眺望)

    高遠の町なかとは違い、里山風景の中にあります。

  • 南アルプス「仙丈ヶ岳」(公園南口からの眺望)<br /><br />長野県伊那市と山梨県南アルプス市にまたがる「仙丈ヶ岳」。<br />

    南アルプス「仙丈ヶ岳」(公園南口からの眺望)

    長野県伊那市と山梨県南アルプス市にまたがる「仙丈ヶ岳」。

  • 「絵島囲み屋敷」の見学(高遠町歴史博物館)<br /><br />「高遠町歴史博物館」に到着。<br /><br />「絵島囲み屋敷」は歴史博物館の展示のひとつです。<br />ここに、徳川6代将軍家宣の側室に仕えた大奥女中頭の「絵島(えじま)」が、絵島生島事件で高遠に流刑とされ、61歳で生涯を閉じるまでの27年余を過ごした「絵島囲み屋敷」が復元されています。<br />

    「絵島囲み屋敷」の見学(高遠町歴史博物館)

    「高遠町歴史博物館」に到着。

    「絵島囲み屋敷」は歴史博物館の展示のひとつです。
    ここに、徳川6代将軍家宣の側室に仕えた大奥女中頭の「絵島(えじま)」が、絵島生島事件で高遠に流刑とされ、61歳で生涯を閉じるまでの27年余を過ごした「絵島囲み屋敷」が復元されています。

  • 「ST真空管ラジオ(並四)」(歴史博物館の展示)<br /><br />昭和の時代を生き抜いた真空管方式のラジオ。<br /><br />館長さんが修理したラジオから、柔らかくやさしい真空管の音色が館内に流れています。<br />

    「ST真空管ラジオ(並四)」(歴史博物館の展示)

    昭和の時代を生き抜いた真空管方式のラジオ。

    館長さんが修理したラジオから、柔らかくやさしい真空管の音色が館内に流れています。

  • 他にも「真空管ラジオ」(歴史博物館の展示)<br /><br />トランジスタ方式より一時代前のラジオなので、大きくて手をのせると温かいです。<br /><br />常設展示は高遠の歴史、文化、人物、民族などをテーマにしています。<br />入館料は400円ですが、高遠石仏ウォーク参加費(1,500円)に含まれています。<br /><br />では、石仏のある小原地区へ向かいます。<br />

    他にも「真空管ラジオ」(歴史博物館の展示)

    トランジスタ方式より一時代前のラジオなので、大きくて手をのせると温かいです。

    常設展示は高遠の歴史、文化、人物、民族などをテーマにしています。
    入館料は400円ですが、高遠石仏ウォーク参加費(1,500円)に含まれています。

    では、石仏のある小原地区へ向かいます。

  • オレンジ色の実を付けた「マメガキ」(東高遠地区)<br />

    オレンジ色の実を付けた「マメガキ」(東高遠地区)

  • 三峰川を堰き止める「高遠ダム」(白山橋から)<br /><br />三峰川に架かる白山橋(はくさんきょう)上から眺めています。<br /><br />「高遠ダム」の貯水は、春近発電所の発電用水やかんがい用水に利用されています。<br />

    三峰川を堰き止める「高遠ダム」(白山橋から)

    三峰川に架かる白山橋(はくさんきょう)上から眺めています。

    「高遠ダム」の貯水は、春近発電所の発電用水やかんがい用水に利用されています。

  • 高遠湖と山肌の紅葉(白山橋から)<br />

    高遠湖と山肌の紅葉(白山橋から)

  • 三峰川下流の景色(白山橋から)<br /><br />深い渓谷になっています。<br />

    三峰川下流の景色(白山橋から)

    深い渓谷になっています。

  • 渓谷の上は「高遠城址公園」(白山橋付近)<br />

    渓谷の上は「高遠城址公園」(白山橋付近)

  • 美しいアーチ橋「白山橋」<br /><br />渡ってきた「白山橋」です。<br />

    美しいアーチ橋「白山橋」

    渡ってきた「白山橋」です。

  • 赤や橙に色づく「モミジ4兄弟」(白山橋付近から)<br /><br />高遠城址公園の紅葉です。<br /><br />4兄弟のモミジは、各々個性を持った色合いです。<br />

    イチオシ

    赤や橙に色づく「モミジ4兄弟」(白山橋付近から)

    高遠城址公園の紅葉です。

    4兄弟のモミジは、各々個性を持った色合いです。

  • 山の紅葉(東高遠)<br /><br />小原地区からの眺めです。<br />

    山の紅葉(東高遠)

    小原地区からの眺めです。

  • おやっ、目がパッチリした顔に見える蔵(小原)<br /><br />瞳を潤す「水」の文字。<br /><br />男の子の顔に見えます。<br />

    イチオシ

    おやっ、目がパッチリした顔に見える蔵(小原)

    瞳を潤す「水」の文字。

    男の子の顔に見えます。

  • おむすび みたいな石の「道祖神」(小原)<br /><br />小原の「せえの神」と呼ばれ、庚申塔と隣り合わせに佇んでいます。<br />建立が寛政12年(1800)。<br /><br />太い字で「道祖神」と彫ってあるのですが、「道」の文字はそれなりに読めます。<br /><br />道祖神は、村境などに外来の疫病や悪霊を防ぐ神で、石に文字を刻んでいます。<br />

    おむすび みたいな石の「道祖神」(小原)

    小原の「せえの神」と呼ばれ、庚申塔と隣り合わせに佇んでいます。
    建立が寛政12年(1800)。

    太い字で「道祖神」と彫ってあるのですが、「道」の文字はそれなりに読めます。

    道祖神は、村境などに外来の疫病や悪霊を防ぐ神で、石に文字を刻んでいます。

  • 立派な「蔵飾り」(小原)<br /><br />「丸に十五枚笹」の家紋が使われています。<br /><br />「笹」は神代より神聖な植物とされ、現代でも神事に使われています。<br />

    立派な「蔵飾り」(小原)

    「丸に十五枚笹」の家紋が使われています。

    「笹」は神代より神聖な植物とされ、現代でも神事に使われています。

  • 蔵飾りは屋号(小原)<br /><br />これは屋号が「ヤマグチ」でしょうか。<br />

    蔵飾りは屋号(小原)

    これは屋号が「ヤマグチ」でしょうか。

  • 「小原十王像」に到着(小原)<br /><br />「十王像」は、江戸中期頃より小原集落に伝わる高さ30cmほどの石像で、ほぼ完全な形で保存されています。<br /><br />お堂の正面奥に「如意輪観音像」を祀り、その手前に「閻魔王」を中心として「十王像」が並んでいます。<br /><br />「閻魔王」の目がパッチリ開き、こちらをじっと見つめています。<br />かっちんは、悪業をしていないつもりですが、あわてて退散します。<br />

    「小原十王像」に到着(小原)

    「十王像」は、江戸中期頃より小原集落に伝わる高さ30cmほどの石像で、ほぼ完全な形で保存されています。

    お堂の正面奥に「如意輪観音像」を祀り、その手前に「閻魔王」を中心として「十王像」が並んでいます。

    「閻魔王」の目がパッチリ開き、こちらをじっと見つめています。
    かっちんは、悪業をしていないつもりですが、あわてて退散します。

  • 平穏な世界の石仏(小原)<br /><br />「小原十王像」お堂の外で見守る石仏。<br /><br />では、天女橋のたもとにある「二十二夜様」へ向かいます。<br />

    平穏な世界の石仏(小原)

    「小原十王像」お堂の外で見守る石仏。

    では、天女橋のたもとにある「二十二夜様」へ向かいます。

  • 飾り気のない土蔵(小原)<br />

    飾り気のない土蔵(小原)

  • 黒いなまこ壁の蔵(小原)<br /><br />蔵飾りは「丸に立ち梶の葉」の家紋が使われています。<br />「梶の葉」とはカジノキの葉のことで、柏の葉と同じように食器として用いられ、後に神前の供物を供えるための器として用いられました。<br /><br />小原地区は蔵か多い集落です。<br />

    黒いなまこ壁の蔵(小原)

    蔵飾りは「丸に立ち梶の葉」の家紋が使われています。
    「梶の葉」とはカジノキの葉のことで、柏の葉と同じように食器として用いられ、後に神前の供物を供えるための器として用いられました。

    小原地区は蔵か多い集落です。

  • 「相生町枡形跡」(西高遠地区)<br /><br />道の突き当りが「相生町枡形跡」。<br /><br />ここは高遠城下への出入り口にあたり、鉤の手に曲げて通行を規制した枡形がありました。<br /><br />高台なので、見晴らしがいいところです。<br />

    「相生町枡形跡」(西高遠地区)

    道の突き当りが「相生町枡形跡」。

    ここは高遠城下への出入り口にあたり、鉤の手に曲げて通行を規制した枡形がありました。

    高台なので、見晴らしがいいところです。

  • 「高遠城址」の眺望(枡形跡から)<br /><br />コンクリート橋「高遠大橋」の奥に、紅葉したモミジに囲まれる「高遠城址」があります。<br />

    「高遠城址」の眺望(枡形跡から)

    コンクリート橋「高遠大橋」の奥に、紅葉したモミジに囲まれる「高遠城址」があります。

  • 名も無き石仏(枡形跡のそば)<br /><br />寛政元年と彫られています。<br /><br />詳細は不明。<br />

    名も無き石仏(枡形跡のそば)

    寛政元年と彫られています。

    詳細は不明。

  • 秋の風景(西高遠)<br /><br />赤いツタに柿の実の風景。<br /><br />ここで左に曲がり、坂道を下ります。<br />

    秋の風景(西高遠)

    赤いツタに柿の実の風景。

    ここで左に曲がり、坂道を下ります。

  • お洒落な「火の見櫓」(高遠消防署近く)<br /><br />・屋根飾りは矢尻状の先端部とくるくる髭。<br />・四角屋根に吊るされる半鐘と六角型の見晴台。<br /><br />高遠町には「火の見櫓」が多く見られ、8ヶ所あります。<br />前半の旅行記で4ヶ所、後半で1ヶ所、計5ヶ所を紹介しています。<br />

    お洒落な「火の見櫓」(高遠消防署近く)

    ・屋根飾りは矢尻状の先端部とくるくる髭。
    ・四角屋根に吊るされる半鐘と六角型の見晴台。

    高遠町には「火の見櫓」が多く見られ、8ヶ所あります。
    前半の旅行記で4ヶ所、後半で1ヶ所、計5ヶ所を紹介しています。

  • 天女橋への下り坂(西高遠)<br /><br />2022年の石仏ウォーク参加者は403名。<br /><br />ウォーキングは8:00に一斉にスタートし、すでに4時間が経ち、一緒に歩く参加者はバラバラ。<br /><br />みんなマイペースです。私たち夫婦は写真に時間をかけているので遅い部類。<br />

    天女橋への下り坂(西高遠)

    2022年の石仏ウォーク参加者は403名。

    ウォーキングは8:00に一斉にスタートし、すでに4時間が経ち、一緒に歩く参加者はバラバラ。

    みんなマイペースです。私たち夫婦は写真に時間をかけているので遅い部類。

  • 赤い桁が粋な「天女橋」(西高遠)<br /><br />昭和37年(1962)に竣工した吊橋で、凱旋門のような主塔はコンクリート製。<br /><br />太い6本のワイヤーが橋を吊っています。<br />

    イチオシ

    赤い桁が粋な「天女橋」(西高遠)

    昭和37年(1962)に竣工した吊橋で、凱旋門のような主塔はコンクリート製。

    太い6本のワイヤーが橋を吊っています。

  • 三峰川に架かる「昭和の面影」(天女橋)<br /><br />車は時間帯指定で通れます。<br />

    三峰川に架かる「昭和の面影」(天女橋)

    車は時間帯指定で通れます。

  • 紅葉の三峰川と高遠城址公園(天女橋から)<br />

    紅葉の三峰川と高遠城址公園(天女橋から)

  • 美しい稜線の「仙丈ヶ岳」(天女橋から)<br /><br />伊那谷から眺める「仙丈ヶ岳」は、美しい稜線を仰ぎ見ることができ、「南アルプスの女王」と呼ばれています。<br />

    イチオシ

    美しい稜線の「仙丈ヶ岳」(天女橋から)

    伊那谷から眺める「仙丈ヶ岳」は、美しい稜線を仰ぎ見ることができ、「南アルプスの女王」と呼ばれています。

  • 「二十二夜様」に到着(天女橋のたもと)<br /><br />「二十二夜様」は、毎年旧暦7月22日に行われる願い事に対する「月待ちの行事」。<br />何か願い事があるときは、「二十二夜様」に祈願し、二十二夜の月が月蔵山(がつぞうざん)に上がるまで立ったまま待つ願掛けの風習です。<br /><br />崖には覆屋(おおいや)が二つあり、左側の中に守屋貞治作「延命地蔵菩薩」が安置されています。<br />右側は「二十二夜」と書かれており、この中に本尊の「如意輪観音」が安置されているのでしょうか?<br /><br />外に置かれている石仏も「如意輪観音」。<br />

    「二十二夜様」に到着(天女橋のたもと)

    「二十二夜様」は、毎年旧暦7月22日に行われる願い事に対する「月待ちの行事」。
    何か願い事があるときは、「二十二夜様」に祈願し、二十二夜の月が月蔵山(がつぞうざん)に上がるまで立ったまま待つ願掛けの風習です。

    崖には覆屋(おおいや)が二つあり、左側の中に守屋貞治作「延命地蔵菩薩」が安置されています。
    右側は「二十二夜」と書かれており、この中に本尊の「如意輪観音」が安置されているのでしょうか?

    外に置かれている石仏も「如意輪観音」。

  • 守屋貞治作の「延命地蔵菩薩」(二十二夜様)<br /><br />格子戸でお顔がよく見えません。<br />

    守屋貞治作の「延命地蔵菩薩」(二十二夜様)

    格子戸でお顔がよく見えません。

  • こちらは外に置かれている「如意輪観音」(二十二夜様)<br /><br />二十二夜と書かれた覆屋との関係がよくわかりません。<br />

    こちらは外に置かれている「如意輪観音」(二十二夜様)

    二十二夜と書かれた覆屋との関係がよくわかりません。

  • 「駒せり場跡」(二十二夜様の崖の上)<br /><br />ここは藩の「駒せり場跡」。<br /><br />領内で生まれた仔馬の検査と、毎年三月に三才馬の売買が行われました。<br />

    「駒せり場跡」(二十二夜様の崖の上)

    ここは藩の「駒せり場跡」。

    領内で生まれた仔馬の検査と、毎年三月に三才馬の売買が行われました。

  • 石仏の寺「建福寺」(西高遠)<br /><br />町の中心部に入り、コース最後の「建福寺(けんぷくじ)」に到着。<br /><br />武田勝頼や高遠藩主保科氏の菩提寺として崇敬厚く栄えました。<br /><br />また石仏の寺として有名で。守屋貞治を中心とした高遠石工の作品が多数あります。<br />石段左手にある覆屋の中には「西国三十三観世音菩薩」が安置されています。<br />

    石仏の寺「建福寺」(西高遠)

    町の中心部に入り、コース最後の「建福寺(けんぷくじ)」に到着。

    武田勝頼や高遠藩主保科氏の菩提寺として崇敬厚く栄えました。

    また石仏の寺として有名で。守屋貞治を中心とした高遠石工の作品が多数あります。
    石段左手にある覆屋の中には「西国三十三観世音菩薩」が安置されています。

  • 西国三十三観世音菩薩「千手観音」(建福寺)<br /><br />今日は石仏ウォークのため特別に覆屋の格子が外されており、間近で拝観できます。<br />

    西国三十三観世音菩薩「千手観音」(建福寺)

    今日は石仏ウォークのため特別に覆屋の格子が外されており、間近で拝観できます。

  • 西国三十三観世音菩薩(建福寺)<br /><br />左から「聖観音」「馬頭観音」「千手観音」。<br />

    イチオシ

    西国三十三観世音菩薩(建福寺)

    左から「聖観音」「馬頭観音」「千手観音」。

  • 微笑ましいお顔の「聖観音」(建福寺)<br />

    微笑ましいお顔の「聖観音」(建福寺)

  • 守屋貞治作「&#20297;羅陀山(きゃらだせん)地蔵大菩薩」(建福寺)<br />

    守屋貞治作「佉羅陀山(きゃらだせん)地蔵大菩薩」(建福寺)

  • 守屋貞治作「願王地蔵尊」(建福寺)<br />

    守屋貞治作「願王地蔵尊」(建福寺)

  • 「楊柳観音」(建福寺)<br /><br />渋谷藤兵衛(守屋貞治の弟子)作。<br />

    「楊柳観音」(建福寺)

    渋谷藤兵衛(守屋貞治の弟子)作。

  • 高遠小学校跡(文化センター)<br /><br />石仏ウォーク9ヶ所を無事巡り、ゴールの文化センターへ戻ってきました。<br /><br />広い敷地だと思っていたのですが、ここは「高遠小学校跡」とわかりました。<br />

    高遠小学校跡(文化センター)

    石仏ウォーク9ヶ所を無事巡り、ゴールの文化センターへ戻ってきました。

    広い敷地だと思っていたのですが、ここは「高遠小学校跡」とわかりました。

  • ご集印帳のスタンプ<br /><br />ゴールの手続きを終え、「完歩之証」の印をいただきます。<br /><br />7kmコースを石仏と紅葉をじっくり見ながら、4時間50分かけて踏破しました。<br />

    ご集印帳のスタンプ

    ゴールの手続きを終え、「完歩之証」の印をいただきます。

    7kmコースを石仏と紅葉をじっくり見ながら、4時間50分かけて踏破しました。

  • 綺麗な菊のショー(西高遠)<br /><br />高遠駅へ帰る途中、民家の玄関先に飾られています。<br />

    綺麗な菊のショー(西高遠)

    高遠駅へ帰る途中、民家の玄関先に飾られています。

  • 老舗の「あかはね菓子店」(西高遠)<br /><br />お土産のお菓子を買いに寄ります。<br /><br />

    老舗の「あかはね菓子店」(西高遠)

    お土産のお菓子を買いに寄ります。

  • 老舗の「あかはね菓子店」(西高遠)<br /><br />名物の高遠まんじゅうに、バターどら焼き、栗どら焼きなどをGet。<br />

    老舗の「あかはね菓子店」(西高遠)

    名物の高遠まんじゅうに、バターどら焼き、栗どら焼きなどをGet。

  • 店内にある家紋(あかはね)<br /><br />「高遠藩三万三千石最中」の包装紙にも使われている二つの家紋。<br /><br />左は高遠藩の家紋「下がり藤」。<br />藤はマメ科のつる性落葉木本で、淡い紫色の花を咲かせ華やかな藤棚を作ります。<br />古くから観賞用の花として親しまれ、繁殖力の強さから、めでたいとされる縁起の良い植物です。<br /><br />右は「丸に左十字」。こちらも高遠藩で使われていたようですが、詳細不明です。<br />

    店内にある家紋(あかはね)

    「高遠藩三万三千石最中」の包装紙にも使われている二つの家紋。

    左は高遠藩の家紋「下がり藤」。
    藤はマメ科のつる性落葉木本で、淡い紫色の花を咲かせ華やかな藤棚を作ります。
    古くから観賞用の花として親しまれ、繁殖力の強さから、めでたいとされる縁起の良い植物です。

    右は「丸に左十字」。こちらも高遠藩で使われていたようですが、詳細不明です。

  • 「幻の高遠電車」(あかはねの展示)<br /><br />大正10年、伊那北から高遠まで9.37kmに電車を通す計画があったのですが、有力者の急逝とともに「幻の高遠電車」になってしまいました。<br /><br />こんな計画があったことをはじめて知りました。<br />

    「幻の高遠電車」(あかはねの展示)

    大正10年、伊那北から高遠まで9.37kmに電車を通す計画があったのですが、有力者の急逝とともに「幻の高遠電車」になってしまいました。

    こんな計画があったことをはじめて知りました。

  • JR関東バス「高遠駅」<br /><br />これから伊那市駅方面のバスに乗ります。<br />

    JR関東バス「高遠駅」

    これから伊那市駅方面のバスに乗ります。

  • 高遠の紅葉とお別れ(バス車窓)<br /><br />しばらく右側に紅葉の景色が続きます。<br />

    高遠の紅葉とお別れ(バス車窓)

    しばらく右側に紅葉の景色が続きます。

  • 美しい彩りの紅葉(バス車窓)<br />

    美しい彩りの紅葉(バス車窓)

  • 「伊那通町」で降ります<br /><br />JR飯田線伊那市駅に一番近いバス停で降ります。<br />

    「伊那通町」で降ります

    JR飯田線伊那市駅に一番近いバス停で降ります。

  • 招き猫の置物(伊那通町)<br /><br />帰る時なので、「バイバイ」してくれてるようにも見えます。<br />

    招き猫の置物(伊那通町)

    帰る時なので、「バイバイ」してくれてるようにも見えます。

  • JR飯田線「伊那市駅」<br /><br />これから辰野経由で岡谷へ向かいます。<br />

    JR飯田線「伊那市駅」

    これから辰野経由で岡谷へ向かいます。

  • 複数の色合いの紅葉(北殿付近の車窓)<br />

    複数の色合いの紅葉(北殿付近の車窓)

  • 伊那の紅葉(沢付近の車窓)<br />

    伊那の紅葉(沢付近の車窓)

  • 諏訪湖から顔を出す富士山(諏訪湖付近の車窓)<br /><br />岡谷からは特急「あずさ」に乗り、立川へ向かっています。<br />

    諏訪湖から顔を出す富士山(諏訪湖付近の車窓)

    岡谷からは特急「あずさ」に乗り、立川へ向かっています。

  • 午後の日差しを浴びる「旧立場川橋梁と紅葉」(富士見付近の車窓)<br />

    イチオシ

    午後の日差しを浴びる「旧立場川橋梁と紅葉」(富士見付近の車窓)

  • 「八ケ岳」(小淵沢付近の車窓)<br /><br />手前に小海線の線路。<br />

    「八ケ岳」(小淵沢付近の車窓)

    手前に小海線の線路。

  • 「夕暮れの富士山」(甲府付近の車窓)<br /><br />これで秋の伊那旅を終え帰ります。

    「夕暮れの富士山」(甲府付近の車窓)

    これで秋の伊那旅を終え帰ります。

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