2022/11/15 - 2022/11/16
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ココ&ナッツさん
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この旅行記スケジュールを元に
今回の旅の最大の目的は、隠岐、西ノ島のユネスコ世界ジオパークの国賀海岸の散策
そして山陰の名湯、玉造温泉、三朝温泉、城崎温泉を巡ること
秋、レンタカーで4泊5日山陰を巡りました
1 羽田=米子 七類港=別府港 国賀海岸、鬼舞、赤尾展望台 隠岐ホテル泊
2 別府港=境港 足立美術館、玉造温泉
3 出雲大社、日御碕灯台、大山鍵掛峠、倉吉、三朝温泉
4 鳥取砂丘、浦富海岸、城崎温泉
5 天橋立、伊根舟屋
隠岐を代表する国賀海岸は、ユネスコ世界ジオパークに登録された景勝地
257mの断崖絶壁の摩天涯、アーチ状の岩の通天閣、尖塔のようなローソク岩など奇岩、そしてその光景をバックに草原に放牧された馬や牛
そこの1時間のトレイルは本当にダイナミックで絵画的な美しさ、期待以上
- 旅行の満足度
- 4.5
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11月、羽田空港のクリスマスツリー
-
朝一番の鳥取米子空港行きは、めずらしく第2ターミナルから出発
まずバスに乗り、このひと気のない待合室で待つ
なんだか椅子が心地よさそう -
あーたま~を雲の~、上に出~し~♪
歌詞通りの富士山 -
隠岐行きのフェリーは、島根県の七類港か、鳥取県の境港と二か所から出港する
ここがややこしい
隠岐は島根県だが、鳥取県の境港からのが交通アクセスは断然良い、それでもアクセスの不便な島根県の七類港も併用しているということは、島根県に配慮した結果なんだろうと想像するが、利用者の利便は二の次という印象が否めない
車で行っても、行きと帰りの港が違えば移動しなければならないからね
さらに問題は羽田から朝1番の飛行機で降り立って、七類港のフェリー乗り場まで行くのにタクシーしか足がないこと、七類港行きのシャトルバスはすでに出た後
さらにタクシーは普通の空港と違い、2,3台しか待機していないかもしれないという、先客がいたらすぐには乗れないかもしれない。それでは不安なので予約しようとしても、飛行機での到着客の予約は到着遅延もあるので受け付けないというのだ
だから空港でタクシーにすぐ乗れるかどうかは、運しだいということになる
さあ、タクシーはいるのか
結果、タクシー乗り場には1台だけ待機していたので、ほっとした
すぐ次のお客さんがやって来たが、たった1台あったタクシーは私たちが乗り込んだので、次のタクシーが来るまで待たなければならない
時間に余裕があればゆっくり待てるけど、フェリーの出港時刻まであまり余裕がないので、タクシー乗るまでは本当に不安だった
しかもタクシー料金はほぼ4000円近く、決して安くはない
旅行者の都合はあまり考えられていないようなので、羽田始発便で西ノ島行きのフェリーに乗り継ぐ際はご注意を
写真は境水道大橋、これを渡れば鳥取県から島根県に入る -
七類港フェリーターミナル
ちょっと変わった形の建物 隕石が展示してあるメテオプラザ
何はともあれ無事に到着して一安心したら、小腹が空いてきた
飛行機でコーヒーを1杯飲んだだけだった
軽食を購入できるところを係員に尋ねると、何もないという
フェリーターミナルだというのにコンビニや商店の一つもない、パンやおにぎりのひとつ売っていない、隕石はあるのに(苦笑)ある意味びっくりだ
それほど何もないし不便なところなので、アクセスの他、食事も留意点だ -
ボーディングブリッジ
施設は立派 -
目当てのフェリーに乗ることができて、本当にホッとした
かくして船内で売っていたカップヌードルが、山陰初めての食事となった(苦笑) -
目的地、西ノ島までもう少し
隠岐島は、主に4島で構成されていて、今回の目的地は西ノ島(島前)
羽田からは大阪経由で隠岐の島町(島後)まで飛行機で行く人が多いと、島の人が言っていたけど、そうすると西ノ島までフェリーで移動しなければならない
ダイレクトに西ノ島に入りたいなぁと思っていた -
遠くにうっすらと見えるのは隠岐の島で一番大きな島後
その前に3つの岩が見えるこれは三郎岩で、太郎・次郎・三郎と名前までついているこのあたりを航行すると目立つシンボル的な存在 -
西ノ島、別府港 目玉おやじと八反がお迎え♪
早速、観光バスで念願の国賀海岸を巡ろう!
といっても観光バスの発着はこの主要な港である別府港から、路線バスに乗って30分ぐらいの浦郷港からとなる・・・本当に利便性がよくない -
国賀めぐり観光バスといっても、摩天涯の駐車場まで行って、70分後に国賀浜駐車場に寄るだけで、どこもめぐらない(苦笑)
料金3000円だから、こんなにコスパの超悪い観光バスは見たことない
しかしこの観光バスを利用すると、70分間で2.8㎞の摩天涯トレイルができる
例えばレンタカーだと一方の駐車場に停め、高低差235mを往復しなければならないが、この観光バスを利用すると片道のみ、そして下りなので、楽ちん国賀海岸遊歩道 名所・史跡
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摩天涯上の駐車場に降り、海岸近くに移動したとたん、絶景が広がる
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イチオシ
ダイナミックな海岸線、緑の草原でお馬が草が食んでいる
よくポスターなどに出てくる隠岐観光代表的な図柄だ
これが見たかったんだ
手前の半島の向こうまで、ジオパーク随一の海岸線を下っていく -
降り初めは結構な急坂
お馬のいる風景は魅力的なんだけど、コース上には、足元に落とし物(フン)もたくさんあるので、景色やお馬に見とれていると惨事が起こるかもしれない -
ユーカリのようながシルバーグリーンの葉をつけた低木が一帯に茂っている
馬、牛だけでなく、コアラがいても大丈夫 -
赤い実をつけた低木も多い
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下るにしたがって、だんだんと海岸線が近くなる
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摩天涯を望める場所に出た
273mの切り立った崖
霧が濃い日は馬や牛が誤って崖から落ちてしまう悲劇もあるらしい -
そして今度は通天橋目指して階段を下りていくと
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とんがり岩が見えてきた
その手前でまどろむお馬 -
あと、放牧馬、牛には近づきすぎたり手を出してはいけない、とガイドさんから注意があった
ここのお馬たちは皆のんびりしている
人を恐れないし、ほとんどこちら(人)を無視して我関せずの態度 -
通天橋に到着
見事なトンネル
岩手県碁石海岸の穴通磯を思い出した -
リュウキンカのような黄色い花が色を添えていた
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出発点から約250m下り、海岸近くまで降りてきた
このあたりは奇岩の宝庫
とんがり岩は観音岩(ローソク岩)と呼ばれている、約40mもあるそうだ
「 海上からは、百済観音の姿にも見えることから「観音岩」とも呼ばれています。西ノ島町の陸上からは、日が沈むころに、火が灯ったろうそくに見えることからローソク岩とも呼ばれています。」国賀海岸 自然・景勝地
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観音岩をアップしてみると、先端がすごく尖がっていた
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さらに行くと・・・こんなところに鳥居が
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海沿いの狭い通り道を通って、なんだかワクワクしてくる
2つ目の鳥居 -
国賀神社
もちろんお参りした -
そして最後は坂を上り、観光バスが待ち受けている終点の国賀海岸の駐車場
ここからの景色も良い
とんがり岩の観音岩や、像のように見える象鼻岩など先ほど歩いてきた道が一望できた -
浦郷港で観光バスを降りて、その足でレンタカーを借り、西ノ島を巡った
事務所は観光バス会社と一緒なので話は早い
まずはスタッフおすすめの島の南、鬼舞展望所へ
途中、放牧牛たちが道をブロック -
隠岐の島々の中でもこの西ノ島は、牛馬の数が一番多いと聞いた
飼い主もあたりに見当たらず、のんびりと好き勝手に歩き回り、そのあたりの草を食んでいる、ストレスフリーだわね
これは黒毛和牛になるのかな -
駐車場からススキ野原の中を、丘の上まで登って行くと鬼舞展望所
鬼舞展望所 名所・史跡
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先ほどいた浦郷港の方面
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西の方は、太陽の光が雲間から大海原に差し込んでいて銀色に光っていた
神秘的な風景 -
さらに先に進むと、南にある知夫里島が見えた
何気に素晴らしい展望所だった -
ススキ野原と知夫里島
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足元にナデシコ(タカネナデシコ)が咲いていた、この11月に花を見るとは、夏の花だと思っていたので、・・見つけたのは、この個体のみ
丘を降りてレンタカーに乗り、道中にたむろう牛をかき分け、さらにもう一つ西の方の展望所に進んだ -
赤尾展望所
駐車場を降りて海の方へ一直線、絵になる展望台
ここからは国賀浦の海岸線、とんがり岩、通天橋、摩天涯なども見渡せた
この2か所の絶景を見渡せる展望所は、レンタカーを借りても行く価値はあると思う赤尾展望所 名所・史跡
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展望所を2か所回った後、浦郷の方に戻り、由良比女神社へ
漁業、海上の守護神として信仰されている神社
イチョウがきれいに色づいていた由良比女神社 寺・神社・教会
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本堂にはイカの彫り物があった
この神社の前にはイカ寄せの浜があり、イカとは濃い関係がある -
土俵・・奉納相撲もあるのかな
そういえば大相撲の隠岐の海は、今場所(23年冬)で引退されるそう -
神社の前のイカ寄せの浜
イカが大群で押し寄せてきて、手づかみと取ったという伝説がある
海には鳥居とイカの置物があって面白い -
黒木御所阯(HPからの画像)
1332年、鎌倉幕府討幕に失敗し、隠岐へご配流された後醍醐天皇が、再起をかけて再び島を出るまでの約1年間住まわれたといわれる
その後島民の助けを借りて島から脱出し、南朝を打ち立てたのだから、起死回生出来て良かったね
島前は本土から直線距離で約50km離れている、手漕ぎ船だから、命がけだったに違いない、往復ともによく無事に渡れたよね、結構強運の持ち主だと思う
資料館(碧風館)では館長さんが丁寧に説明をしてくれた
ちなみに、後醍醐天皇の100年前ぐらい前のこと、後鳥羽上皇も、1221年承久の乱で鎌倉幕府討伐に失敗し、隠岐の中の島に配流された、こちらは脱出することなく、隠岐で生涯を終えられた、風光明媚な隠岐は罪人の島流し先になっていたんだね黒木御所阯 名所・史跡
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泊まりの隠岐ホテルは別府港の正面
フェリーが出入りするのが窓から見えた -
帰りは、島後の西郷港経由で、鳥取の境港まで高速船で1時間10分ほどの船旅
後醍醐天皇の隠岐脱出の時には、手漕ぎ船でどのくらいに時間がかかったのだろう、相当揺れて気分が悪くなったのではないか、想像しながら海原を見ていた
隠岐の島を後にして、出雲の国に入った
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旅行記グループ
隠岐と山陰名湯 4泊5日 2022/11
この旅行記へのコメント (2)
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- puyomushiさん 2023/06/24 12:10:04
- 旅行記とても参考になりました
- ココ&ナッツさん 、はじめまして。
10月の終わりに隠岐に行く予定のpuyomushiと申します。
旅行記拝見して、とても楽しみが増大しました。
隠岐を回るにあたり、情報が少ないので、西ノ島をどのように1日で回るかを考えていたところココ&ナッツさん さんの旅行記に会えました。
レンタカーオンリーで回る予定だったので、定期観光バスの情報はとてもありがたかったですm(__)m
交通がとても不便な場所ですけど、それを差し引いてもぜひ一度行きたいと思っていた場所なので、天候に邪魔されずにうまく行けますように。。。と思っています。
まずは、お礼まで。
puyo
- ココ&ナッツさん からの返信 2023/06/24 20:55:40
- RE: 旅行記とても参考になりました
- puyoさん
参考になり良かったです!
そうなんですよ、交通の便が悪いです。
私もレンタカーだけで回りたいと思っていたのですが、摩天涯の高低差を往復するのは大変そうだと思い、観光バスも利用しました。季節的に路線バスの便もありませんでした。
観光バスの発着とレンタカー借りた場所は同じ窓口でした。
観光バス降りた場所で、レンタカーを借りることができるのは便利です。
5時まで島めぐりをして、別府港の店舗に車を返すことができました。
国賀海岸トレッキングは、本当に素敵でした。
お天気が良いとよいですね
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