三朝温泉　祝！全都道府県踏破　山陰名湯（玉造、三朝、城崎）の旅３

2022/11/17 - 2022/11/18

秋、レンタカーで山陰の名湯、玉造温泉、三朝温泉、城崎温泉を4泊5日で巡りました。隠岐ではユネスコ世界ジオパークの国賀海岸も歩きました

鳥取・三朝温泉編です
水木しげるロード、大山鍵掛峠、倉吉、鳥取砂丘、浦富海岸など
れで全47鳥取県に入り、こ都道府県全踏破しました

行程
１　羽田＝米子　七類＝別府港（西ノ島）国賀海岸、鬼舞展望台
２　別府港＝境港　足立美術館、玉造温泉
３　出雲大社、日御碕灯台、大山鍵掛峠、倉吉、三朝温泉斉木別館湯快リゾート
４　鳥取砂丘、浦富海岸、余部鉄橋、城崎温泉
５　天橋立、伊根舟屋

エリア 浦富・岩井温泉(鳥取)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: レンタカー

鳥取米子空港の降り立った
祝！全都道府県踏破
生まれてから今までの人生の中でこの瞬間、鳥取県が栄えある足を踏み入れる最後の県となった
別に踏破を狙っていたわけでなく、若いころからフラフラと出かけていたら、結果的にこうなったということで、だからどうってことはないけど、なんだか嬉しい
この機会に改めて数えてみると、海外には４３か国５３都市に行っている、主に２０代の時に
今でも行ってみたい海外の地はあるけど、どうも時差や長時間フライトが億劫になってしまって腰が重くなってしまった、日本をめぐる方が気楽

ここは境駅の近くにある水木しげるロード
水木しげる先生は、ここ境港市出身
隠岐島からの帰り便フェリーは境港に着いて、その時にそぞろ歩いた

水木しげるロード 名所・史跡

目玉おやじ
境港駅から水木しげる記念館まで約800ｍ続く妖怪の道
道の両側ではこのような妖怪オブジェが、177体もあるそうだ

おどろおどろしい妖怪神社
御利益は、家内安全・交通安全・厄除開運・心願成就・心身健全・合格祈願・病気平癒・・・幅広いね

神社入口にある手水が・・・

店先には、ねこ娘のベンチ

こちらの店先には妖怪ポスト
5年後に届くとか・・・

リラックスしているね、ねずみ男

鬼太郎と目玉おやじ

ヤマタノオロチ

私の好きな一反木綿が見つからなかった（泣）

公園のライトが・・・

それにしても街の一角が、水木しげるワールドになっているってある意味すごい

米子自動車道に乗って、遠くに見えている大山を目指す

見えてきた、頂上が平っぽい、標高は1729m
独立峰でその美しい姿は出雲富士ともいわれている
中国地方での最高峰で、飛行機上空からでも、ああ、あれが大山ね、とすぐわかる

鍵掛峠展望台に着いた
ここからの眺めは素晴らしい、岩肌もはっきりわかる
紅葉の名所でもあるけど、少し遅かったようだ

鍵掛峠 自然・景勝地

大山環状道路で南麓をぐるりと周り、東大山展望駐車場に車を止め、そばの橋まで歩くと、夕刻の光で墨絵のように山が連なっている
今まで見た大山とは山頂がポコポコして違う形だけど、同じ大山？

橋から下をのぞくと、深～い谷で足がすくんだ、半端なく高い

ちなみに鳥取の大山は、だいせん、と読む
神奈川の丹沢にある大山1252mは、おおやまと訓読みだ
おおやまにはまだ登ったことがないので、いつか行ってみたい山

三朝温泉到着前に、倉吉の情緒ある町並みにも寄った
倉吉白壁土蔵群

赤瓦十三号館 レストラン白壁倶楽部(旧国立第三銀行倉吉支店) 名所・史跡

風情ある町並み

三朝温泉に到着　読み方は「みささ」と読む
三朝川にかかる三朝橋
三朝温泉は、何といっても高濃度のラドン含有量を誇る日本一のラジウム温泉が有名
一回入ってみたかった

三朝橋 名所・史跡

温泉街は人通り少なめ、さびしい

河原にある混浴露天風呂
無料なんだけど、橋から結構よく見える
おじさんしか入っていなかった、てかおじさんしか無理なんじゃ？

泊まりは三朝温泉斉木別館
湯快リゾートグループ

湯快リゾートプレミアム　三朝温泉　斉木別館 宿・ホテル

規模の大きな和風旅館

広々としたロビー
大規模旅館でも団体客と会わなかったから良かった

立派な日本庭園が眺められる

大浴場、露天風呂も広々していてゆっくりできた（HPの画像）
ところでラドン泉（放射能泉）って本当に身体いいのかな、と単純に思っていた
効能は、抜粋すると
「ラドンとは、ラジウムが分解されて生じる弱い放射線のこと。体に浴びると新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が高まります。 これが自慢の『ホルミシス効果』です。放射線のホルミシス効果とは、身体が微量の放射線を受けると細胞などが刺激を受けて、その働きを活性化させ、毛細血菅が拡張し、新陳代謝も促進、免疫力や自然治癒力を高める」とあった

つまりラジウムが細胞単位にまで働きかけ活性化し、新陳代謝がすすみ、免疫力を高める効果があるということみたい

免疫力や自然治癒力を高まったかを実感するには、1日や2日ぐらいでは難しいだろうけど（温泉全般にいえることだけど）日本一のラドン温泉に入ったというだけでもなんだか嬉しい

夕食がカニ尽くしで豪華だった
さすがは「蟹取県ウェルカニキャンペーン」というだけある
ウェルカニだからね

ひとり一杯のカニさんと格闘

カニ姿に気を取られがちになるけど
椀ものなども秀逸

焼き魚

カニ飯

デザート

夜の日本庭園
かがり火などがあり風情があった

朝の日本庭園

朝食ビュッフェ

なかなかレベルは高め

鳥取といえば砂丘
ただ砂丘を見に行きたいか、と問われると、砂の山でしょ、別に・・という感じ

でも実際行ってみると、とてもきれいなところだった

鳥取砂丘 自然・景勝地

ラクダで一周もできるようだ
これで思い出したのが、エジプトのピラミッドでラクダライドしたときのこと
ラクダを引いているラクダ使いに、どんどんピラミッドの裏のひと気のないところに連れていかれ、もっとお金を出せ、と脅され怖い経験をしたことがあった
お札を1枚出すと何事もなかったように元に戻った、ラクダの乗り心地など覚えていない
・・・・
ここ鳥取砂丘では安心してラクダに乗れる

砂紋があったり

青い海や島が見えたり

「行ってみたらがっかりした有名観光地」というのがあるけど
これは反対に期待以上に美しくて、行ってみて良かった観光地だ

砂紋と、サラサラと崩れ落ちる砂
まるで生き物のように姿を変える
黒い影が良い対比となっている

砂の色もちょっと黄色がかったイエローベージュに近く明るい色をしている

砂と紺碧の海の色と、砂の崩れ落ちる造形と砂紋、光と影の世界が相まって、見たことのない美しい風景になっているようだ

ビジターセンタースタッフさんと色々と話していたら、砂紋の特に残っているところを教えてくれた
朝一で行くと、足跡がないきれいな砂紋が見られてお勧めだそう

なんと小川も流れていた、湧いているのかな？オアシスか
尻無川という

コンビニで購入した
大山牛乳とバラパン　
バラパンはご当地パン、発売62年目という超ロングセラーだそうだ
見た目がバラの花のようでかわいい
フワフワのパン生地に甘さ控えめしっとり滑らかなバタークリーム
飽きなくペロリと食べられる美味しさだった

浦富（うらどめ）海岸 島めぐり遊覧船に乗ろう
その前に乗り場横の港カフェでランチ
左：エビカツバーガー
右：ホタルイカバーガー
ホタルイカまるごとフライとイカ墨のバンズ
ご当地バーガー、なかなか美味しかった

山陰海岸ジオパークの浦富海岸は、荒波に削られたダイナミックなリアス式海岸線が15㎞ほど続く名所

地上からでも散策路があるけど、島めぐり遊覧船に乗って海から見るのがお勧め
さてどんな景色が見られるかな？
いきなり荒波に削られたような鋭い岩々が見えてきた

浦富海岸 島めぐり遊覧船 乗り物

アーチになった洞門
同じ方向に亀裂の入った岩

鴨ヶ磯（かもがいそ）
このあたりは透明度が高く美しい
海の色も少し他とは違って見える

菜種五島（なたねごとう）

松島と似た部分もあるし、よりダイナミックな地形はここ独特のもの
始終見どころ、絶景が続き飽きない
海も染まりそうな藍色できれい
日本海というイメージとは違う
晴れていれば鮮やかな藍色の海

遠目に先ほどまでいた鳥取砂丘が見えた
鳥取砂丘から船の乗り場まで10分と近いので、ぜひおすすめ

砂丘もこの冨浦船巡りもとても良かった
鳥取、とても良いところだ

ところで日本で一番人口が少ない県は鳥取県だという
そういえば、知人に鳥取県出身という人には会ったことがない
そういう意味では稀少価値があるのかもしれない
この旅では、島根県と鳥取県、兵庫県、京都府と旅してきた
今まで島根と鳥取の位置などごちゃ混ぜになってあやふやなところがあったけど、しっかりと把握もできすっきりした