2022/11/11 - 2022/11/11
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駿河大納言さん
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「世界遺産100箇所めぐり」の一環として、石見銀山に行ってきました。
石見銀山の世界遺産への登録エリアは、非常に広く、行きのバスの運転手さんは「石見銀山に行きたいのですけど、どこで降りれば良いですか?」と若いお嬢さんから聞かれ困っていました。
石見銀山のメインは、比較的平らで、800mほどと短い大森地区(街並み地区)と、2.3㎞に渡り、高低差がある銀山地区に分けられます。最初は「歩こうか・・・」とも思ったのですが、銀山地区は片道45分と聞き、電動自転車を借りることにしました。「流星号」と名付けた電動自転車は、私にとってはじめての電動自転車だったのですが、慣れてくるうちにその『楽ちんさ』に感動でした。
大田市駅からのバスを大森代官所跡で降り、自転車を借り、大森地区⇒銀山地区⇒終点(龍源寺間歩)⇒銀山地区⇒大森地区と走り回ったのですが、ここでは、龍源寺間歩から、降りてくる順で!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 2.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
まずは、龍源寺間歩の入り口から。
「間歩」であって、「間夫」と間違えないことに注意!
「間歩」とは、昔の坑道の跡のこと。
石見銀山には、600以上の間歩があるそうです。
ガイドさんがついてくれて、間歩に入って行きます。龍源寺間歩 名所・史跡
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間歩の中は、バリアフリーに整備され、歩きやすくなっています。
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ただ、壁には、手掘りの跡がはっきり残っています。
苦労がしのばれます。 -
岩の中で、黒っぽいところが、銀の鉱脈だそうです。
つい、まだ掘れるのでは・・・って思ってしまいましたが、もう、採算がとれないそうです。 -
「ひおい坑」のあと。
「ひおい坑」って、坑道から鉱物の層と追って、横に掘り進んだ小さな坑道のこと。
10mほどで行き止まりになっていました。 -
写真では、分かりにくいですが、坑道から上を見て撮った「竪坑」のあと。
水抜きに使ったということらしい。 -
旧坑道の終点、この先は落盤のため、行き止まり。
新坑道を通って、出口に! -
出口から見た新坑道。
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出口を出たところにも、このようにたくさんの間歩が。
白い看板に数字がふられていて、識別されています。 -
この間歩は、ちょうど、調査中でした。
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こんな感じ。
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龍源寺間歩から少し下ったところにある佐毘売山(さひめやま)神社。
鉱山の神様。
只今、平成の大遷宮中。佐毘売山神社 寺・神社・教会
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その参道。
石段が揃っていないところが美しい! -
立派な高橋家。
詳細は、次の写真。 -
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福神山間歩。
なんと、個人所有だったこともある間歩。 -
新切間歩の近くにあるきれな竹林。
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清水谷精錬所跡。
明治時代の精錬技術の遺跡。 -
最初見たときには、しっかりとした石垣の積み方にびっくりしたものの、明治時代!と分かって、納得。
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精錬所跡の近くにある清水寺。「きよみずでら」ではなく、「せいすいじ」と読むみたいです。その山門と、ともに石造(福光石製)の不動明王と毘沙門天が残されている。
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これは、毘沙門天の方。
彩色の跡が見える。
江戸時代末期のものと伝わっている。 -
豊栄神社。
祭神は、毛利元就。
元々は、長安寺という寺で、そこに毛利元就の木造が納められていた。
その後、石見銀山が幕府のものとなり、寺は廃れていた。
その後、幕末に長州藩が整備し、明治になってから、明治天皇の命によって、神社に。 -
下河原吹屋跡。
紅葉が見事! -
立派な参道。
その先にあるのは・・・ -
いろいろな噂がある大久保石見守長安の墓。
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家来の墓(?)に守られながら・・・
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井戸の手押しポンプ、久しぶりに見ました。もちろん、飲みません!
ここまでが、銀山地区。
ここからの写真が、街並み地区。 -
少し道をそれて、羅漢寺に!
昔、銀山で亡くなった人々やその祖先の霊を供養するために、江戸時代に、田安宗武などの援助で建立。羅漢寺 寺・神社・教会
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境内には、開運吉祥弁財天。
この弁天池で財産を洗うと、ご利益があるそうなのですが、財産はなし、鎌倉の銭洗い弁天で洗っても、増えたことがないので、パス。 -
左手が本堂で、右手に五百羅漢像が並ぶ。
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イチョウの落ち葉が、川にながされていくところ。
美しい! -
羅漢寺の建立に尽力した田安宗武の菩提を供養するための大宝筐院塔。
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こんな感じの街並み。
都会では見られなくなった円柱形の郵便ポスト。。。見えますか? -
各家は、こんな風に、それとなく飾られている。
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石見銀山群言堂の看板。
よくヨーロッパの古い街に、こんな感じで、売り物をイメージした看板がありますね!
木製で、色など全く落ちてしまっていても、悠然としている。
今は、一口で言えば、お土産物屋さん。 -
石見銀山 大森代官所地役人遺宅 宗岡家。
宗岡家は、毛利輝元の「銀山六人衆」の1軒。
銀山諸役の徴収を担当し、後に、大久保長安に命じられて「銀山附役人」となり、銀山支配を支える。 -
この岩山の上が観世音寺。
大森銀山の代官が、銀山の隆盛を祈願するために造られた寺。
山門の他、鐘楼も残されています。 -
朱塗りの山門。
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門の手前には、石仏が並ぶ。
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観世音寺から見た大森地区の街並み。
山の麓に見える大きな屋根は西性寺、 -
この寺は、1800年の寛政の大火で焼失。その後、1860ねんに再建。
しかし、この象と獅子は見事! -
境内から見える見事なイチョウ。
紅葉の見ごろ。 -
理容館アラタ。
「全国理容遺産」に認定されている大正時代の理容店。こんな「遺産」があるとは知らなかった。
「理容遺産」って、帰宅してから調べたら、遺産を保存し次世代に伝えることを目的として全国理容生活衛生同業組合連合会が認定したもので、2012年にこの理容館アラタを含めて4件、2016年に3件が認定されている。私が行ったことがあったのは、京都の御髪神社だけでした。和田珍味石見銀山店 (銀山ビレッジ 理容館アラタ) 名所・史跡
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熊谷家住宅。
石見銀山で一番大きな商人の家。
手前に見えるのが、レンタルの電動自転車「流星号」。旧熊谷家住宅 名所・史跡
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熊谷家の公開部分。
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この熊谷家のすごさは、裏からの甍に現れている。
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その先にある大森代官所跡。
石見銀山資料館 美術館・博物館
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代官所の中は、石見銀山資料館になっている。
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街並み地区の最も北にあるのが、城上神社。
大物主命が祀られている。
1577年にこの地に移って以来、銀山の安全と繁栄が願われてきた。
ここの1800年の大火で焼失してしまい、この建物は1812年建立。城上神社 寺・神社・教会
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注連縄の形式は、出雲大社などで見るものと酷似。
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天井には「鳴き流」。
下で拍手を打つと、鳴いて(?)くれる。 -
境内の分社には、きれいな紅葉が!
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裏から見ると・・・
晴天の下、モミジやイチョウの紅葉をみながらの石見銀山見て歩きでした。
「流星号」も頑張ってくれ、標準2時間のところを、1時間超過してしまいました。
帰りは、大森代官所跡バス停から予め予定していたバス(基本、1時間に1本)に乗って、大田市駅に。
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