鎌倉妙本寺の墓地（鎌倉市大町1）

2022/11/18 - 2022/11/18

　鎌倉市大町1にある妙本寺の墓地を初めて訪れた。
　日蓮上人の銅像の裏手の墓参道の石段を上ると何と立派な宝篋印塔が数多く並んでいる。
　この昔からの墓地の一番奥には石垣が積まれ、石柵が設けられている。その前にも2基の大きな宝篋印塔が建っている。この墓は裏の山裾を削って大きな五輪塔の墓石が建てられている。そこにはやぐら跡と思われる横穴の痕跡も見える。おそらくは、後世になって造成された墓であろう。墓は奥奥へと造成されるものだからだ。
　その祭壇には大きな2枚の貝殻は並んで供えられている。初めて貝殻がお墓に供えられているのを目にした。お供えは生前の故人を偲んでするものであるから、貝殻が好きな人だったのか？あるいは、螺鈿職人だったとか？
　やはり鎌倉には墓前に狛犬として唐獅子を備えているお墓がある。ここ妙本寺では2基ではないが、1基だけの狛犬が備えられている墓があった。
（表紙写真は奥の墓の前に建つ２基の宝篋印塔）

エリア 鎌倉(神奈川)

日蓮上人の銅像の裏手に墓地が広がる。

石段を上った高台に水場と奥に一段高くなったお墓が見える。

立派な宝篋印塔だ。

石塔を囲んで宝篋印塔が。

お墓の前に狛犬。

墓前に狛犬。

宝篋印塔が並ぶ。

奥の墓の前に建つ２基の宝篋印塔。

最奥の五輪塔が建つお墓。両側には石灯籠。

手水鉢。

六角石柱。

童子の墓石。

やぐらの痕跡。

墓前に供えられた貝殻。

参道は鎌倉石だ。

祖師堂前から石段を上って近代に造成された墓地へ、

墓石。横には宝篋印塔が。

墓石には1960年銘。

宝篋印塔。墓掃除をしていた檀家の人が山から運んできて建てたものと言っている。

宝篋印塔。

佐竹やぐら。

「佐竹矢倉」。

五輪塔。

墓石。

源よし子の墓。

「源よし子墓」。「よし」は女偏に美。

源よし子の墓。

ゴミ箱の蓋は八角形。

墓石の後ろの卒塔婆掛けが石鳥居のようだ。