Running Camino スペイン巡礼ラン2022 day4

2022/07/17 - 2022/07/17

ウテルガ-アイェグイ 31.1km

6時前気温19℃でスタート。ランナーには「暑くなる前に距離を稼ぐ」習性がある。昨日も早くぺルドン峠に着きたくてパンプローナはジョクで素通りだった。しかしこれは巡礼の趣旨だろうか。少し反省してスペイン の肥沃な大地と歴史を楽しむことにした。

エリア スペイン

6時前気温19℃で快適なスタート。
まだ暗いのでこのような巡礼路の分かれ道が分かりにくい。
前方にオバノスの明かりが。

早朝のオバノス市街。

オバノス街中で早朝集まる集団。
合唱団がバスで移動するらしい。
今日は日曜日だからかも。

オムバスのモニュメント
昨日のアルベルゲの盲点は朝食が無かった。オムバスでも探したが早朝かつ日曜日でカフェが空いてない。

スタートから1時間。7km地点のプエンテ・ラ・レイナの公営アルベルゲが開いているのを見つける。
公営アルベルゲは1泊7ユーロと安いが、あまり清潔とは言えない。自炊が主なのでキッチンはあるが朝食のサービスは無いようだ。

アルベルゲの自販機のサンドイッチとコーラを朝食にする。一昔前のコンビニサンドのような残念な味。
巡礼者は7時前にスタートしたらしく館内に人気無い。

日曜日7時のプエンテ・ラ・レイナの街

プエンテ・ラ・レイナのシンボル「王妃の橋」

この辺りから巡礼路は古代から中世の遺跡や教会が続く。
マニェルからシラサキの街を望む。

シラウキの街全体が丘の上にある。

シラウキの街が近づいてきた。
丘の上にはサン・ロマン教会。
巡礼路はその教会の建物を貫いて進む。

シラウキの街に入ると、細い石畳の道が丘の上に続く。

8時半 シラウキのパン屋さんでクロワッサンと自販機のコーヒー。

ここで一休みする巡礼者多い。

シラウキの出口にはローマ時代の橋が現存。
さらにローマ時代の石畳らしい。

ロルカに向かう広大な道。

ロルカの街が近づく。

ロルカからビリャトゥエルタへの街。
マラガからの女性巡礼者としばし会話。
30代で教育関係。夏休みのカミーノだが明後日で帰る予定。
欧米人とも一対一なら会話になる。

ビリャトゥエルタの教会

教会内で休憩

今日の予定地エステーリャには12時前に到着。
今日も午後は暑そうなので宿泊先を探すも、公営アルベルゲ前はオープン前から若者達の待ち行列。
混雑が予想され並ぶ気になれない。

そこでアルベルゲの前の小綺麗なバル Casa Carmen に飛び込みビール。
タパスとピンチョスが美味。久々に手の込んだ料理。
すでに暑いが一休みしたので、2km先のアイェグまで行くことにする。

エステーリャの市街地から外れたアイェグのアルベルゲは、スポーツ複合施設の中にある。10ユーロ＋ディナー10ユーロ。
1Fにレストラン、地下1Fに体育館とベッドルーム、地下2Fにスポーツ施設と共同のトイレとシャワールームという変わった造り。
体育館の一角にベッドを置いたような環境。広くて清潔だがドイツ人グループ4名と私で静か。スポーツ合宿のようだ。
試しに午後外出してみたが40℃の酷暑では100m歩くのも難儀。

結局宿泊客5名で確定。ドイツ人グループ4名は外出したようで、ディナー頼んだのは私だけ。
どうなることかと思っていたら、フロントの方が厨房に立って調理を始めた。
昨日よりさらに素朴なサラダ。

一人夕食を取っていると、体育館でインドアフットボールの試合が始まり一人ディナー観戦。

メインはスーパーで売っているような冷凍チキン。試合を見ながらシュールな展開。

関係者の観戦は熱が入る。

デザートのプリン。飲み放題ワインだけは美味しかった。

快適さと快活さの兼ね合いが難しいが、あまり静かなのも刺激が無い。
ここ以降快活さを重視するようになる。