2026/06/12 - 2026/06/14
54位(同エリア63件中)
ホイさん
海外へ行けなかったコロナ中に和歌山の熊野古道を歩いた。次はスペイン巡礼路のフランス人の道、と夢見ていた。
しかし徐々に体の衰えも進み、800㎞は無理かもと思い始めた。
でもピレネー越えは歩いてみたい。巡礼ではなく長いハイキングと考えて計画を立てた。
始点のサン・ジャン・ピエ・ド・ポー(フランス)からログローニョまでの緑の多い地域、グリーンスペインの160㎞をゆっくり歩いてみようと思う。
ログローニョにたどり着けたらお楽しみが待っている。
バルをはしごしてリオハワインを飲んでタパスとピンチョスをたらふく食べるのだ。
果たして、私は160㎞を歩ききりお楽しみを堪能できるのか?!
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2026/6/12(金) ロンセスバージェス ~ ブルグエテ
早くに寝ると早くに目覚める。ベッドでうだうだしてから6時15分に起床。
朝食は7時15分から昨日と同じレストランで。
オレンジジュース、コーヒー、パン、ハムとチーズを1枚ずつ。そしてカステラのようなケーキ。巡礼3日目、快晴だ。8時の鐘の音に送られて歩き出す。 -
2026/6/12(金) ロンセスバージェス ~ ブルグエテ
初日は急な登り坂ばかり、2日目の昨日は山越えの17.5㎞、3日目の今日は体を休めるつもりで7㎞弱を歩きエスピナルで泊る。本当はもう少し先へ行きたかったんだけど良い宿が見つからなかったので仕方なく。
車道に沿った気持ちのいい道をぶらぶら歩き、やがて右に曲がっていくとうっそうとした林の中の道で薄暗く肌寒いくらいだった。 -
2026/6/12(金) ロンセスバージェス ~ ブルグエテ
ブルグエテの村の手前で車道を渡ると小さなスーパーがあって巡礼者たちがたむろしている。そこから少し行くと公衆トイレがあった。紙は無くきれいでもないがありがたい。
スタートして1時間もしないうちにブルグエテの村に入った。教会が開いていたのでちょっとのぞいてみる。 -
2026/6/12(金) ロンセスバージェス ~ ブルグエテ
薪を積んでいる家をあちこちで見かけた。冬は薪ストーブなのかな。 -
2026/6/12(金) ブルグエテ ~ エスピナル
しっぽのフサフサした猫に見とれているうちに道を間違え少し戻る。
民家の間の脇道を下って行ったらいい感じの橋が。
エスピナルまでは上りもあったがオリッソンまでの急坂に比べると何てことないと感じた。
ゆっくり歩いてきたが10時頃にはエスピナルに着いてしまった。
日影でマップを見ていたら声をかけられた。オリッソンの宿で一緒だったイギリス人姉妹、一緒にコーヒーをどうかと誘ってくれたのだ。ありがたく一緒にカフェへと向かう。トイレを借りてから庭のテーブル席でカフェコンレッチェ。(2ユーロ)
翻訳アプリを使ってたわいのない話をしていた。ピレネー越えを歩き通して自信がついたと言うと激しく同意してくれた。 -
2026/6/12(金) エスピナル
先へと進む姉妹と別れ、チェックイン開始の1時まで時間をつぶす。公園でしばらく刺繍したあと宿の前のベンチで日記を書いていたら12時半にオーナーが招き入れてくれた。ありがたい!2階に数部屋ときれいな共用バスルーム、3階は広いリビングと設備の整ったダイニングキッチン、テラス席まである。オーナーは親切丁寧に案内してくれるし、この料金はお得!
ゆっくりできそうだ~、と思ったが昼食後は明日の準備に時間がかかった。ズビリの宿でいいところがなかったので少し先のイララーツからちょっとそれたウルダニスの宿を予約した。宿が決まったら荷物発送の手続き(まだ慣れていないのですごく時間がかかってしまった)、シャワー、洗濯となかなかに忙しい。
夕食前になってやっとゴロンとできた。
Casa Patxikuzuria (Booking.com)4,736円 -
2026/6/12(金) エスピナル
7時を過ぎたので近くのバルへ行ってみた。外はまだ暑い。
メニューのない店だったのでアプリを使ってしばらくやり取りしていたが、終いにスマホの料理画像を見せてくれてやっと注文できた。が、生ハムのソテー(しょっぱい)、目玉焼き、フライドポテトという朝食みたいなプレートだ。ロゼと共にいただいたが、う~ん。食後にカフェコンレッチェを飲んで19ユーロ。たっか。
今まではスマホの契約に付随している海外ローミングを使っていたが、スペインに入った事だし eSIM の設定に再挑戦してみることにした。「スペイン30日」という eSIM だったのでロンセスバージェスでやってみたが上手くいかなかったのだ。田舎だから?
でもここでも上手くいかなくてサポートにメールで聞いてみたらすぐに返事がきた。何度かやり取りしてやっと使えるようになった。よしっ。
しばらくの間、静かに刺繍をしてリラックス。
だがほとんど疲れなかった今日の寝つきは悪かった。 -
2026/6/13(土) エスピナル~イララーツ
巡礼4日目。
手持ちの食材で朝ご飯にしようと3階のキッチンへ行くと先客が2人。どうやらフランス人の女性たち、朝から卵を焼いたりしてしっかり朝食を取っている。卵はどうやって持ってきたんだ?
アプリで「フランス人の食への情熱はすごい!」と言ったら大笑いされた。
今日は長い距離を歩くのでおやつを多めに持って7時15分に出発。 -
2026/6/13(土) エスピナル~イララーツ
石畳の道とは、さすがヨーロッパと思った。 -
2026/6/13(土) エスピナル~イララーツ
小さな川を横切るが橋はない。代わりに右側のブロックをぴょんぴょん。
今日も快晴、だんだん気温が上がってきた。
日向でかいた汗が日影でスーッと涼しくなって気持ちいい。
しかし顔に寄ってくる小さな黒い羽虫にいらつく。どこにでもいるんだなコイツら。 -
2026/6/13(土) エスピナル~イララーツ
石畳の道、石の階段、長~い上り坂、長~い下り坂、急な下り坂では後ろ向きに歩けるほどちゃんとした道だ。整備されているけれど特に何もないので延々と歩くだけ。熊野古道では500mごとに標識があり励みになった。ピレネー越えはポイントがたくさんあったので長い距離でも気持ちは楽だった。そう言う意味では今日の道はちょっとつらい。気持ちが落ちてきた時は音楽に助けてもらう。そう言えば、イヤフォン付けて歩いている人、結構いたなあ。
歩き始めて3時間、ゆっくり座って休憩できていない。いつも立ったまま水分取ってマップ確認して終わり、みたいな。その辺に座るとヤツらがフンフンフンフンやって来そうな気がして座る気にならないのだ。ヤツら?それはダニ。 -
2026/6/13(土) エスピナル~イララーツ
お昼過ぎにズビリの村に着いた。スタートから約5時間。
村に入る橋の手前には巡礼者の為の(?)新しい施設があった。水飲み場、ペーパーのある広いトイレ、屋根の下のテーブルとベンチ、自転車の空気入れ、修理用工具などなど充実している。ありがたいね~。
休憩後カフェを目指して村へと入って行った。
今夜の夕食用にオムレツ2種と甘いパンを購入。(8ユーロ)テイクアウトをお願いしたらアルミで包んでくれてプラスティックのフォークも付けてくれた。
トイレを借りてからテラス席で甘いパンを食べながらまた休憩。
午後1時少し前にルートに戻った。 -
2026/6/13(土) エスピナル~イララーツ
およよよ!ルートはこの階段を下る、だ。 -
2026/6/13(土) エスピナル~イララーツ
すっごい急坂!左は自転車用と思われる。
山の道とは違い、散策路や車道を歩いて行く。ズビリで泊る人が多いのか前後に人はいない。それをいいことに歌いながら歩く。今日はよく晴れているし気温が上がってきてとても暑い。疲れてヨレたりするがトレッキングポールに助けられる。
今日は長いな~ -
2026/6/13(土) イララーツ~ウルダニス
イララーツを通り抜け、やっと分岐点に着いた。ルートを外れてウルダニスへ向かう。10分弱歩いて宿に着いた。入口を探していると朝食時に一緒だったフランス人2人組がやって来た。今日は暑かったし距離もあったので3人ともかなりお疲れ。一緒に説明を受けた後、彼女らはプールへ行くと言う。巡礼中にプール!想像もしていなかった。プールサイドでまったりする彼女らの横で洗濯物を干す私。庭は広いしカンカン照りだし、すぐ乾きそう。明日の宿の予約、荷物の発送手配をして、広々としたリビングダイニングキッチンでお茶を飲んだり日記を書いたり。フランス人の一人とアプリでたわいのないおしゃべりをする。外国語をほぼしゃべれないのに一人で旅をするなんてあなたは勇敢だ!と言われた。そうかぁ~?無謀ならわかるけど。笑
到着時に夕食を食べるかどうか聞かれた。まわりに何もないことはわかっていたのでオムレツをテイクアウトしてきたのだが、そんなサービスがあったとは知らなかった。でもオムレツは美味しかったし無印のミネストローネもよかったし、私的には何の問題もなし。
今日は長距離歩いて疲れていたのか宿の写真が一枚もない。画像はHPからお借りした。設備の整ったおすすめできる宿である。
Alojamientos Acá Y Allá Urdaniz (Booking.com)朝食付き4,359円 -
2026/6/14(日) ウルダニス~イララーツ~ブルラダ
巡礼5日目。
ジュース、コーヒー、パンの簡単な朝食をいただいて8時前に出発。
同じ道を歩いて巡礼ルートに戻る。
1時間半くらいでスリアインに着いた。川沿いにあるカフェのテラスには多くの巡礼者が休憩していた。朝食か?奥のテーブルから例のフランス人2人組が手を振って声を投げてきた。水分を補充したかったのだがペットボトルは置いてなく、ビンか缶のみ。仕方なくレモンティーの缶を買ってトイレを借り、彼女らに手を振って先に歩き出す。
車道に沿った道はうるさくて疲れる。10分弱で左に逸れたのでほっとした。 -
2026/6/14(日) イララーツ~ブルラダ
道幅は狭いけど歩きやすいイイ感じの道。しかし、真夏になって草木が茂ってきたらかき分けて歩かなきゃならないのかな。
途中で、日本人かな~と思った巡礼者がいたので声を掛けてみた。勘は当たりで巡礼に出て初めて日本人に会ったと大げさに喜んでいた。アプリのマップの話から、自分はガラケー世代なのでスマホは使えないのだと言う。えええ~っ?!それでよく来たなぁ。13キロのリュックを背負って宿は飛び込みで泊るらしい。翻訳アプリも使えないから少しの英語で何とかするんだろう。ガイド本と紙の地図が頼りなので、いつも誰かと一緒に行動しているみたい。60代の男性だけど、すごいな、こんな人もいるんだ。逆にスマホを使いこなしている私の方がスゴイと言われてしまったよ。 -
2026/6/14(日) イララーツ~ブルラダ
ピレネーの山を下りてくると町のそばのハイキングルートみたいな道が多くなってきた。
ランニング、犬の散歩、ハイキングをしている人たちなどとすれ違った。「オラ!」と声を掛けるとみな挨拶を返してくれる。笑顔の人も多いのが嬉しい。
10時半頃サバルディカに着く。トイレ、テーブルのある広い休憩所があった。この先は小さな山越えだ。 -
2026/6/14(日) イララーツ~ブルラダ
上り坂の途中で。茶色くなった遠くの麦畑も良く見える。
後ろからフランス人2人組がやって来た。上り坂にフーフー言っている。
甘い匂いを放つ黄色の花の下で、3人で写真を撮ったり連絡先を交換したり。 -
2026/6/14(日) イララーツ~ブルラダ
山を下ってきて古い石橋を渡ったらビリャバの町だ。アルベルゲ併設の教会に入るとひんやり、少し休ませてもらう。出口のところでスタンプを押していると、信徒の人(たぶん)がフリーだから持っていきなさい、とメダリオンとカードをくれた。私は違うからと断ったのだが巡礼者でしょ?いいから持っていきなさい、的なことを言われたのでありがたくいただいた。メダリオンをホタテの横につけると歩くたびにチリチリと音が鳴った。
町の中ってなぜか暑く感じる。幹は真っ直ぐなのに枝がびよ~んと横に広がっている街路樹の日影がありがたい。
ブルラダはもうすぐそこだ。 -
2026/6/14(日) ブルラダ
途中のスーパーで買い出し&時間調整をして涼む。
午後1時少し前にホテルに到着。レセプションの女性はフレンドリーで親切。部屋には何もないが涼しくて清潔。あったのは紙コップとボディシャンプーのみ。後でレセプションに行って湯沸かしポットを貸してもらった。
Hotel Burlada(Booking.com)9,239円 -
2026/6/14(日) ブルラダ
スーパーで買った物。地元の果物でできた100%のミックスジュースが安くて美味しかった。行動食用にミックスナッツとドライフルーツの袋を買い、両方をミックスして持ち歩いた。パン類は安くて美味しい物が多いと思うが、夕方頃にはなくなってしまうので注意。
明日からの予定を考えるのに時間がかかった。ここブルラダからぺルドン峠を越えてプエンテラレイナまで27キロ弱、この区間を2日間で歩きたい。距離的にはサリキエグイで泊るのがいいのだが、宿がねぇ… そこで私の得意技、バスを使うことにした。
1日目、ブルラダからサリキエグイまで歩く。ルートをはずれてアストラインからバスでプエンテラレイナへ。
2日目、プエンテラレイナからアストラインまでバスで戻る。サリキエグイまで歩いて戻り巡礼を再開する、という物。
プエンテラレイナに2連泊で宿を予約し、荷物もそこへ送ることにした。ネットからバスの往復チケットを購入。座席を指定することになっているがガラガラだ。
発送手続きにも慣れてきたので今日はゆっくり刺繍ができそうだ。
2026 フランス人の道をちょこっと歩く①(準備、出発 ~ バイヨンヌ) https://4travel.jp/travelogue/11976945
2026 フランス人の道をちょこっと歩く②(サンジャンピドポー~オリッソン) https://4travel.jp/travelogue/12037156
2026 フランス人の道をちょこっと歩く③(オリッソン~ロンセスバージェス) https://4travel.jp/travelogue/12037159
2026 フランス人の道をちょこっと歩く④(ロンセスバージェス~ブルラダ)
2026 フランス人の道をちょこっと歩く(巡礼のまとめ)
2026 フランス人の道をちょこっと歩く(ログローニョ ~ ビルバオ ~ 帰国)
2026 フランス人の道をちょこっと歩く(番外編 ログローニョBARガイド) https://4travel.jp/travelogue/12060375
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