Running Camino スペイン巡礼ラン2022 day9

2022/07/22 - 2022/07/22

ビジャフランカ-ブルゴス 38.8km

今回のフランス人の道ランは今日が最終日。
標準行程12日、目標10日のところ9日で完走しました。

ランナーはペースが早いので巡礼者を追い越すのが出会いになる。その際にオラとかブエンカミーノの挨拶はもちろん、可能な限り簡単でも会話が望ましい。親しくなる技である。

途中で会った巡礼8回目のオーストラリア人が言うように、巡礼は国際人的交流が最大の魅力だろう。かつてロングトレイルレースでは出る度にFacebookの友達が増えた。所謂吊り橋効果による達成感と親近感のなせる技である。巡礼ランも同じだ。一日25～30km歩く巡礼者もいて、数日で何回も顔を合わせれば自然と親近感が湧く。

今回も欧州各国はもちろんハンガリーやクロワチアからの巡礼者に出会えた。韓国人は多い。しかし9日間で日本人と一人も出会わなかったのは少し寂しい。

個人的には練習不足が心配な中、30km(ラン10km+ウォーク20kmですが)を9日間続けて問題無かったのが収穫です。

エリア スペイン

40km先の目的地ブルゴスに向けて5時過ぎにスタート。気温15℃で少し肌寒い。
パドラッハ峠に向かい、まだ暗い山道を登る。

しかし装備軽量化を図ったため、ハンドライトの光量が足りず路面状況がつかめない。
そこで後から来る巡礼者を待つと、イタリア人若者とハンガリー人美女が現れ、同行をお願いする。この二人の歩くペースかなり速い。

パドラッハ峠で空が明るくなり、ダートの下り坂になる。
ランナーなので下り坂ではお二人を引き離す。

7時半 サン・ファン・デ・オルテガに着いてのカフェで定番の朝食。

サン・ファン・デ・オルテガを過ぎると森林地帯に。
今日は曇り空。暑すぎないのは嬉しい。

9時 アタプエルカの入口

9時半 巡礼路が急坂になり丘に向かう。十字架の丘だそうで頂上部に十字架。

10時半 カルデニュラ・リオピコのアルベルゲで補給。
ブルゴスに近づくと巡礼路が二手から三手に分かれる。
ブルゴス空港の脇を通るルートを選択したが、かなり殺風景。

12時半 ブルゴス市内に入るが都会なので中心部までが遠い。
巡礼者も見当たらない。

13時半 やっとブルゴス中心街に到着。
公営アルベルゲはブルゴス大聖堂の近くらしい。

14時　公営アルベルゲ Casa de los Clubs Pigrims Hostel
アルベルゲに向かって坂を上っていると、何と坂の上から見覚えのある顔が。
観光人大学生のPさんだ。再会を喜び合うが何故私より速く。
聞けば痛めた足のためブルゴスまでバス移動とのこと。それにしても偶然だ。

再会を喜びPさんと一緒にランチ。
アルベルゲから階段を下った Morito

ビールにピンチョスとタパス

公営アルベルゲはベッド数150 10ユーロ。
内部は近代的で清潔。

ドミトリーもしっかりとした造り。

今回の目的地ブルゴス大聖堂

スペインゴシック建築の最高傑作
1984年、世界遺産に登録

大聖堂内には23の礼拝堂
フランボワイヤン様式という、燃え上がる炎の形のような装飾

入口上部のバラ窓

変わらず絢爛豪華

元帥の礼拝堂

帰国時のPCR検査陰性証明が課題だった。ここブルゴスでPCR検査を受けるのはどうだろう。

アルベルゲのスタッフに聞いたら私立病院を教えてくれた。
Hospital Recoletas Burgos
市内バスで10分位。

明日の朝までに検査と書式への署名の要望を伝えると医師やスタッフが鳩首協議。
結論は検査は可能、しかし土曜日なので医師不在で書式に署名できない。

本当に署名が要るのかと念を押される。私も要るのかと思うが仕方ない。

アルベルゲ前のバル Bar La Babia

ビールとワインとピンチョスとタパス。
幸せに終了。