2022/10/22 - 2022/10/23
133位(同エリア471件中)
ぬいぬいさん
9月の10、11日にどこかにマイルを使って福岡空港から佐賀県を巡る旅を計画していましたが、会社に免許書入りの財布を忘れるという失態を演じてしまい、やむなくキャンセル。
今回はその時のリベンジで、10月末に失効してしまうANAのマイルを使って福岡を予約しました。
博多や北九州で自分の担当の仕事を長年していた関係もあり、福岡周辺には仕事でもプライベートでも何度も訪れていたこともあり、今回は福岡市内をスルーして、もっぱら佐賀のエリアを観光しました。
2日目は陶芸の町、伊万里の大川内山と有田の内山の街歩き、武雄温泉でほっこり、肥前浜宿の酒蔵巡り、佐賀柳町の街歩きをし、18時前の早めの便で帰路につきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ 徒歩
PR
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ANAのマイレージを使った佐賀の旅
2日目も天気が良いです。伊万里グランドホテル 宿・ホテル
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6時半から朝食
帰りの便が6時前の出発の為、朝一番でチェックアウトして限られた時間を有効に使います。
ホテルの朝食美味しかった! -
きょう最初に訪れたのは伊万里駅から歩いて12,3分の伊万里川のほとりにある伊万里神社。
伊万里神社 寺・神社・教会
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竜宮城を想わす朱塗りの竜宮門のある奈良時代に創建された古社です。
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磁器の町伊万里だけあって神社の境内案内も磁器で造られています。
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境内には中嶋神社というお菓子の神様、田道間守を祀っている神社もあります。
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ちょうど訪れた日は岸和田のだんじり祭りと並ぶ喧嘩祭として有名な伊万里トンテントン祭の開催日で早朝から準備していました。
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橋の欄干にも向かい合った鶏の磁器のオブジェが
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イチオシ
次に訪れた先は車で20分ほどのところにある大川内山。
大川内鍋島窯跡 名所・史跡
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ここは江戸時代に佐賀藩鍋島家の御用窯が置かれていたところで、朝廷・将軍家・諸大名などへ献上する「鍋島焼」と言われる高品位な焼物が焼かれていました。
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三方を険しい山で囲われこの場所に、高度の技術を持つ陶工を集め、関所を置いてその技術が他に漏れないようにしていたそう。
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今でもレンガ造りの煙突や30軒の窯元が立ち並び、350有余年の歴史と伝統を感じさせる街並みが残っています。
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大川内山の歴史及び景観が「日本磁器のふるさと 肥前~百花繚乱のやきもの散歩~」の日本遺産に認定され、また「ミシュラン・グリーンガイド佐賀」でも二つ星にランクされています。
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伊万里の町にかかる橋には伊万里焼のオブジェが取り付けられています。
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伊万里の大川内山から次に向かった先は有田
有田は日本磁器発祥の地と呼ばれていますが、その歴史は17世紀の初めの秀吉の朝鮮出兵まで遡ります。
当時の出兵の際に朝鮮から多くの陶工と職人が連れてこられたそうで、その中の一人の李参平こと初代金ケ江三兵衛が有田に移住して、ここ泉山で磁器の原料となる磁石を発見したそのが始まりだそう。泉山磁石場 名所・史跡
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イチオシ
それまでは陶器が主流だったようですが、有田の周辺には多くの磁器窯が築かれ400年をかけて一つの山が削られ現在の磁石場の姿になったそう。
今はこの磁石場は稼働していないようで柵で仕切られて近くに行くことができませんでした -
こちらが泉山は磁石場を発見した李参平の像
これも磁器で作られていました。 -
焼物の町有田の町の中心部にある陶山神社は参道が電車の線路で分断されていて、境内を電車は走る全国的にも珍しい神社です。
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ちょうど特急列車が走り抜けていきました。
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磁器の町有田の神社だけあって、この鳥居は白磁でできています。
陶山神社 寺・神社・教会
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鳥居以外にあちこちに奉納された磁器の壺など盛ります。
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燈籠や狛犬まで磁器でできています。
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この神社は有田焼陶祖の神を祀っていて主祭神は応神天皇、相殿神鍋島直茂公、李参平公を祀っています。
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有田の重要伝統的建築物保存地区に指定されている通りを線路側に入ったところに朱塗りの山門の手前に一対の石造りの仁王像の立つ立派なお寺があります。
桂雲寺と呼ばれるこちらのお寺は400年前に創建された古刹。
今から約120年以上前の明治29年に、現在の有田の陶器市の前身となる第1回陶磁器品評会がここで開催され、有田物産陳列館が完成するまで15年館ここで開催されていたそうです。桂雲寺 寺・神社・教会
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陶芸の町有田のメイン通りの内山地区は江戸時代に設けられた上の番所(泉山)から、下の番所(岩谷川内)までの約2Kmにわたる地区です。
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ここは江戸・明治・大正・昭和初めに建てられた和風・洋風の商家や商業施設の建物が美しく調和して立ち並んでいる通りになっていて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
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陶磁器の底にデザインされた富士山マークでおなじみの、慶安年間創業の370年の歴史を誇る、有田焼を代表する歴史ある窯元。明治の終りからは宮内庁御用達となって天皇家の人々も愛用している陶磁器。昭和9年に建てられた本店の外壁に貼られているスクラッチタイルはあの世界的な建築家のフランクロイドライトが今は明治村に移築されている帝国ホテルの外壁にも採用されたもの。
有田の街歩きの際には必ず訪れたいお店の一つです。深川製磁 (本店) 専門店
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横浜山手西洋館で毎年行われている花と器のハーモニーでたびたび協賛している香蘭社。
1877年に建築された近代化産業遺産に指定されていている本社屋の建物も2階の香蘭社の歴史のわかる古陶磁陳列館も見ごたえあります。香蘭社古陶磁陳列館 美術館・博物館
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陶器の街有田の中心部の内山地区の1本裏道に入ると、有田ならではの、トンバイ塀が続いています。
トンバイとは、登り窯を作るときに使った耐火煉瓦のことを言いますが、解体した登り窯の不要になったレンガや窯道具、陶片を赤土で塗り固めて造られたのがトンバイ塀。トンバイ塀 名所・史跡
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薪の松脂や釉薬などが飛び散って不思議な色になっていて味のあるリサイクル塀になっています。
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イチオシ
次に向かった先は武雄温泉
唐津が生んだ東京駅を設計した辰野金吾が手掛けた楼門
武雄温泉のランドマークですね。武雄温泉 温泉
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ことらの新館も楼門と同じ時期に辰野金吾による設計で建てられたもの。
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今は温泉としての役割を終え見学施設になっています。
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当時の大衆浴場の様子や、幻の浴室といわれる大正天皇のために造られた浴室などを見学することができます。
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こちらは嬉野に向かう長崎街道沿いにあった玉島古墳。
東西約42m・南北約48m、高さ約9mある佐賀県でも最大級の円墳で6世紀の初めに造られたもので、銅鏡や装身具、武器・武具、工具などが出土しているそうです。玉島古墳 名所・史跡
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こちらは嬉野市の郊外にある志田焼の里博物館
陶芸体験のできる博物館です。志田焼の里博物館 美術館・博物館
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大正時代の初めから昭和の終わりまで実際に稼働していた焼き物工場がそのままの状態で保存され公開されています。
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入館料は300円。
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広大な敷地内には20を越える建物があり煉瓦の煙突や、現存する石炭窯としては国内最大級、横幅6.6メートル、奥行き12.4メートルの大窯があり日本遺産にも指定されていて見応えありました。
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こちらは日本一の石炭窯の内部です。
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こちらは表通りの長崎街道沿いにある「志田の蔵」
大正時代に焼物倉庫として建てられ、まるしの倉庫と呼ばれていたそう。 -
頑丈な梁に支えられた1階では有田・伊万里・波佐見・吉田などの現代の焼物を販売していました。
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こちらは長崎街道の宿場町の一つ、肥前浜宿
酒蔵通りと呼ばれるこちらの通りには土蔵造りの商家や造り酒屋が軒を連ねています。肥前浜宿 酒蔵通り 名所・史跡
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ここは江戸時代から昭和にかけて酒や醤油などの醸造業を中心に発展した通りで、
現在も、富久千代酒造、光武酒造場、峰松酒造場という3つの酒蔵が製造を続けています。 -
私が行った日は「肥前浜宿秋の蔵々まつり」が開催されていて多くの観光客で賑わっていました。
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車の運転があったので残念ながらお酒の試飲ができませんで酒蔵見学や酒蔵スイーツを味わうこともできます。
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イチオシ
こういう街並み大好きです。
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こちらの富久千代酒造はプレミアがつく人気の「鍋島」の蔵元。
直売はしていませんが通りの酒屋さんではプレミアがつく前の定価で販売しているのでお得ですよ。 -
イチオシ
実はここに来た目的はこの鍋島を買うことだったのです。
しっかり2本定価で購入できました。 -
佐賀城址のそばの佐賀の街の中心部にある佐嘉神社。
佐嘉神社 寺・神社・教会
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ここは国内初の反射炉、大砲カノン砲、アームストロング砲などを作り、近代日本の幕開けに貢献した幕末の名君と呼ばれる、佐賀鍋島藩10代直正、11代直大藩主を御祭神とする昭和の初めに創建された比較的新しい神社。
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こちらは同じ境内にある松原神社。
佐賀藩祖鍋島直茂公を御祭神として250年前の安永元年「日峯社」として御創建された神社。
佐嘉神社よりも歴史のある神社なんですね。松原神社(日峯さん) 寺・神社・教会
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御神木となっている大楠
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こちらは白磁の鳥居
有田の末山神社にもありましたが、こちら松原神社にもありました。 -
恵比須様を祀る松原恵比須神社
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イチオシ
佐賀県歴史民俗館として公開されている旧旧古賀銀行は、両替商古賀善平が約150年前に設立した銀行。
旧古賀銀行 (佐賀市歴史民俗館) 美術館・博物館
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現在の建物は明治39年に新築された木造の擬洋風建築を、大正5年に西側に増築した際にタイル張りとして現在の姿になったもの。
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1階は大正ロマンを感じさせるレトロなカフェとなっていました。
私が行ったときは1階でコンサートが開かれていたため開演までの短時間であわただしい見学となりました。
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旧古賀銀行の道を挟んだ東隣に旧古賀邸。
旧古賀家 名所・史跡
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明治17年に建設された古賀銀行の創業者であり、明治の実業家古賀善平のお屋敷です。
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武家屋敷のような造りの数寄屋造りの屋敷には見事な襖絵などもあって、かの大隈重信も佐賀に帰郷した折にはしばしば滞在したという名家なんだとか。
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こちらの旧三省銀行は、佐賀市歴史民俗資料館のひとつ。
旧三省銀行 名所・史跡
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明治15年に旧佐賀藩士によって銀行の類似業務を行う三省社として建てられた建物。
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切妻屋根が湾曲するむくりのある蔵造りの建物です。
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明治28年に正式な銀行になったものの10年持たずに倒産してしまったそうです。
内部は無料で自由に見学することができます。 -
履物商を営んでいた旧久富家。
旧久富家住宅 名所・史跡
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現在の建物は大正10年に「履物問屋久富商店」として建築された商家。
建物裏に下駄の製造工場もあったそうで、当時は佐賀を代表する履物問屋だったそう。 -
現在は旧店舗部分はおしゃれな古民家カフェや写真館の入る商業施設になっていました。
こねくり家 グルメ・レストラン
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イチオシ
2時過ぎにここで遅めのランチです。
大根おろしのみぞれソースのハンバーグランチ
美味しかったです。 -
こちらの旧牛島家は佐賀市朝日町にあった建物で、18世紀初めに建てられたもので佐賀城下では最古の町屋建築なんだとか。
書物によると江戸期に咾役を務めた足軽の高楊伊助が問屋業を営んでいた建物との記録が残っているそうでその後、煙草仲買商海陸運漕店と油商と商売を替えてきたそうです。
現在はここに移築され無料で公開されています。旧牛島家 名所・史跡
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佐嘉神社の西隣にある徴古館は旧佐賀藩鍋島家12代当主直映により昭和2年に創建された国の登録文化財に指定されている歴史博物館。
徴古館 美術館・博物館
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鍋島家伝来の美術工芸品や歴史資料などを展示していて、私が行ったときは「きもの総選挙展」が開催されていました。
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鍋島家のお姫様やお殿様が着用していた小袖や裃、能装束などが展示されていました。
入館料は400円です。
ただいま15時30分。
福岡発の帰りの便は17時50分発
これで2日間の佐賀の旅、観光を終えて福岡空港へと向かいます。
2日間の佐賀の旅予想以上に楽しめました。
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