2022年10月 3年ぶりの韓国 ～ソウル編～

2022/10/24 - 2022/10/27

2022年10月、３年ぶりに韓国・ソウルへ行ってきました。
渡航時点ではビザは不要、K-ETAの申請とQ-CODEの事前登録は必要でしたが、入国後24時間以内のPCR検査は廃止されていて、コロナ前と変わらない感覚で渡航できました。

2019年以前、年に数回は韓国各都市を旅していたのですが、あまりに回数が多くて旅行記は書けていませんでした（苦笑）

コロナ禍でソウルの街もだいぶ変化しましたネ。
今回は久しぶりのソウルをレポートします。

※ソウルから江原道（江陵・墨湖）へのショートトリップは別の旅行記を書きましたのでそちらをご覧ください。

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

出発の１か月ほど前に、「JALの搭乗便が欠航になったので前の便に振り替える」と旅行会社からメールがありました。「復路便」と書かれていたので、滞在時間が短くなるならキャンセルしようかと思いましたが、メールの間違いで振替になるのは往路便でした。
・・・と言うわけで午後にゆっくり出発する予定が朝８時台の出発になり、羽田空港近くに前泊することにしました。
ホテルは以前に何度か利用したことがある「変なホテル 東京羽田」。
京急大鳥居駅から徒歩５分のところにあって、空港送迎バスもあるホテルです。

変なホテル東京 羽田 宿・ホテル

フロントでは恐竜とロボットクラークが出迎えてくれます。

ちょうど「ただいま東京キャンペーン」が始まっていたので割引価格で予約できましたが、地域クーポンが使える飲食店が近くにあるかを事前にホテルに電話で問い合わせても、まだキャンペーンが始まったばかりではっきりした答えがありません。
チェックイン時には東京都から派遣されたスタッフさんが地域クーポンの受け渡し対応をしていました。
今回の「全国旅行支援」は運用を各都道府県に任せたので現場は大混乱している感じです。２年前の「Go To Travel」の方がまだマシだったかも。

変なホテル東京 羽田 宿・ホテル

シンプルで清潔感のあるツインルーム。

変なホテル東京 羽田 宿・ホテル

衣類除菌機能付き「ＬＧスタイラー」を完備したお部屋です。

変なホテル東京 羽田 宿・ホテル

トイレはウォシュレット付き。
お風呂はハンドシャワーでバスタブもありましたが、湯量がちょぼちょぼしか出ません。

変なホテル東京 羽田 宿・ホテル

大鳥居駅周辺の飲食店にダンナが何軒か電話して、地域クーポンが使用できる店は「焼肉の和民」１軒だけだと確認できたので、“ソウルに行く前に焼肉!?” とは思いましたが前日に予約をしました。
行ってみると入口には入店待ちの行列ができていました。予約しておいてよかったですね。

写真は最初に頼んだ「生キムチ」。生の白菜にキムチソースを和えたもので、シャキシャキした歯触りが楽しめます。
こちらのお店は注文した商品がレーンに乗って届くンですね。生ビールもちゃんとこぼれないで届きました。空いたお皿の回収はロボットがしてくれます。

「焼肉の和民」は自宅から歩いて行けるところにもあるので何度か利用したことがありますが、一皿390円という格安な料金でいろいろな部位の焼肉が楽しめます。
なかでも私たちはこちらの「角切りハラミ」がお気に入りです。

こちらは「しおハラミ」。
このほかに「牛タン」「三元豚ハニーチーズ」「盛岡冷麺」「凍らせレモンサワー＋お替り酎ハイ」などを食べて、韓国渡航前から満腹マンゾウでした♪

翌朝、空港シャトルバスの出発前にホテルエントランスに行きましたが、「5:45のシャトルバスは満席」とのこと。ちなみに前回の宿泊時も満席で乗れませんでした。
せっかく空港送迎バスのあるホテルに前泊しているのに、これでは前泊の意味も半減です。事前予約をできるようにするか、早朝便は増発してほしいですね。

変なホテル東京 羽田 宿・ホテル

スーツケースを引きずって京急で空港へ。１日２便を１便に減便しているので、JALの搭乗便は満席です。
JALは他社ツアーでの利用は24時間前からしか座席指定ができないので、席を選んでいる余裕もなく中央ブロック最後方２席が自動的に割り当てられていました。

羽田空港 第3旅客ターミナル 空港

出国手続きを通過してANAラウンジで朝食をと思いましたが、「プライオリティパスは11:00以降しか入れません」と入場を断られました。
プライオリティパスで利用できるようになってからいつも大混雑でしたから、利用時間を制限したのもまぁ仕方ないかもしれませんね。

羽田空港国際線 ANAラウンジ (110番ゲート付近) 空港ラウンジ

・・・と言っても朝７時前は飲食店はどこも開いていません。
仕方なく自動販売機で菓子パンとコーヒーを買って食べました。

羽田空港 第3旅客ターミナル 空港

羽田08:25発 → JL91便 → 金浦10:40着
ほぼ定刻に出発しました。

機内食は「DEAN & DELUCA」とコラボした「ツナとチェダーチーズのドーナツサンド」。
袋を渡すだけで済むのは効率的で良いですね。

飛行時間が２時間弱のフライトで、沖縄に行くより近い感じ。

ソウル金浦空港に到着。
空港鉄道 A'REX からソウル駅で地下鉄４号線に乗り換えて明洞に向かいます。

空港鉄道 A'REX 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

今回の宿泊は明洞駅の目の前にある「ホテル プリンス ソウル」にしました。

ホテル プリンス ソウル ホテル

12:00頃にホテルに到着しましたが、日本語の話せる男性フロントスタッフさんが、掃除が終わっている部屋を探してチェックインさせてくれました。

ホテル プリンス ソウル ホテル

新しいホテルではありませんが、清潔感のあるツインルーム。

ホテル プリンス ソウル ホテル

ベッドの前のスペースが広くて使い勝手が良いです。

ホテル プリンス ソウル ホテル

トイレはウォシュレット付き。
バスルームはハンドシャワーではないのが残念ですが、前泊したホテルとは対照的に湯量がひっじょーに豊富でした。
バスタブがあってガラス扉がきちんと閉まるので、シャワーのお湯が洗面所に飛び散ることもありません。

ホテル プリンス ソウル ホテル

ランチは市庁駅近くの「晋州会館」へ。

チンジュフェグァン (晋州会館) 韓国料理

「コングクス」13,000ウォン
こちらのお店では一年中、コレが食べられます。
中華麺にたっぷりの豆乳スープをかけただけなんですが、これが美味しくて最後まで飽きないんですよ。
テーブルの上の粗塩を入れると豆乳の甘みが増します。キムチにも良く合う♪

チンジュフェグァン (晋州会館) 韓国料理

市庁前広場。
今日のソウルは良い天気。

こんな噴水とモニュメントが作られていました。

徒歩で明洞まで戻り、いつもの両替屋さん「FX KOREA」へ。
以前「コネスト」で行われていた両替レート比較で、毎年上位に来ていたお店です。
手数料ナシでレートも店頭に表示されているので、私たちはいつもこちらで両替をしています。

明洞 散歩・街歩き

明洞の街はコロナ禍で空き店舗が多いとは聞いていましたが、コスメショップの路面店がほぼ全滅していたのには驚きました。

明洞 散歩・街歩き

中国や日本からの外国人観光客が来なくなってどのコスメショップも売り上げが激減したので、賃料に見合わない不採算店は撤収して売り上げの多い店だけ残しているようです。

明洞 散歩・街歩き

いったんホテルに戻り、夕食前に東大門方面に出かけました。

東大門デザインプラザ (DDP) 建造物

東大門デザインプラザ （DDP）のモニュメント。

東大門デザインプラザ (DDP) 建造物

東大門デザインプラザの裏っ側にある「THE MASK SHOP」へ。

ザ マスク ショップ 専門店

店内には韓国コスメの主なブランドの商品が並べられています。大量に仕入れて格安で販売しているのだと思います。
中にはリニューアル前のパッケージだったり、売れ行き不振の商品だったりするものもあるのかもしれませんが、免税店では限られた商品しか扱っていないし、路面店やスーパーのコスメコーナーも絶滅している中で、こちらのお店があったのは助かりました。
今回は韓国コスメが買えないかと思っていましたが、こちらのお店でほしいものはほとんど購入できました。

ザ マスク ショップ 専門店

さてさて、そろそろお腹も空いてきたので、東大門の横を通ってタッカンマリ横丁へ。

興仁之門 (東大門) 建造物

オバちゃんの看板が目印の「陳元祖補身タッカンマリ」へ。
この一角には十数軒のタッカンマリ屋さんが集中していて、中には行列のできる有名店もありますが、私たちは今までに４軒のお店に行きましたが、こちらのお店の味がいちばん気に入っています。

チンウォンジョポシンタッカンマリ (陳元祖補身タッカンマリ) (本店) 韓国料理

「タッカンマリ」一羽22,000ウォン
スープが美味しいンですよね。

チンウォンジョポシンタッカンマリ (陳元祖補身タッカンマリ) (本店) 韓国料理

厨房の様子をパチリ。
相変わらず大勢のお客さんで賑わっていて、日本人の姿もチラホラ見かけました。

少し気になったのは、いつも明るく元気なオバちゃんの表情が、この日はいくぶん暗く見えたことでした。
コロナ禍でお客さんが減った時期に従業員の数も減らしてしまったのでしょうか。
以前はレジのところでゆったりと座っていることが多かったオバちゃんが、この日は店内を忙しく動いていたので、少し疲れてしまったのかもしれません。

チンウォンジョポシンタッカンマリ (陳元祖補身タッカンマリ) (本店) 韓国料理

めずらしく空いている地下鉄で明洞に戻ります。

ホテル近くのコンビニ「GS25」でアイスとコーヒーを買ってホテルの部屋で食べました。

ホテル プリンス ソウル ホテル

翌日はKTXで東海岸の町・江陵と墨湖へ日帰りしました。
別の旅行記を書きましたので、よろしければそちらをご覧ください。

→2022年10月　３年ぶりの韓国　～江原道（江陵・墨湖）編～

3日目の朝。
こちらもソウルに来たらハズせない店「永東ソルロンタン」にやって来ました。
新沙駅⑤出口から歩いて５分ほどのところにあります。
こちらも３年ぶりの訪問です。看板が新しくなった感じ。

ヨンドンソルロンタン (永東ソルロンタン) 韓国料理

店内も改装されてキレイになっていますね。

ヨンドンソルロンタン (永東ソルロンタン) 韓国料理

「ソルロンタン」13,000ウォンを注文。
1,300円の朝食と言うと少し高い印象ですが、美味しいんですよ、コレが！

オジサンに「ili(イリー）」を使って「３年ぶりに来ました。店舗がきれいになりましたね」と話しかけると、ちょっと嬉しそうでした。
その後も私たちを気にかけてくれて、日本語で挨拶もしてくれました。

ヨンドンソルロンタン (永東ソルロンタン) 韓国料理

「カクテキ（大根キムチ）」がまた美味しいんですヨ～。
私たちはこちらのお店を別名「カクテキ屋さん」と呼んでいます。

大ぶりのカクテキとキムチを、テーブルの上のはさみで小さく切って食べるンです。

ヨンドンソルロンタン (永東ソルロンタン) 韓国料理

来ました！ソルロンタン。

牛の肉と骨を長時間煮込んで作られた乳白色のスープの中に、やわらかい牛肉スライスとそうめんがたっぷり入っています。
テーブルにある粗塩と胡椒を振りかけながら白米を浸して食べるのがウマウマ♪

ヨンドンソルロンタン (永東ソルロンタン) 韓国料理

朝食の後は地下鉄で合井（ハプチョン）に移動し、メセナポリスモールの地下にある「HOME PLUS」で海苔やガムなど食料品のお買い物をしました。

この店でも店内の韓国コスメコーナーは絶滅状態でした。

ホームプラス (合井店) スーパー・コンビニ

合井から隣の駅の弘大入口（ホンデイック）まで歩きます。

ダンナが「スマホで帰りのJALのWEBチェックインをしたい」と言うので、こちらの「PAIK'S COFFEE」でコーヒーブレイク。
若い人が店頭に並んでドリンクをテイクアウトしていますね。

店内を利用しているのは私たちを含めて年配の人ばかり・・・。

こちらのカフェは韓国飲食業界の大成功者=「セマウル食堂」や「元祖サンパプ」オーナーのペク・ジョンウォンさんが経営するお店です。
カフェ文化の浸透した韓国の中で、他店より安くて大きいことをモットーとしているカフェチェーンだそうで、確かに量が多くて安かったデス。

弘大は若い人で賑わっていますね。明洞より弘大の方が街が生き生きしている感じ。
若い人向けのショップが多いので私たちの買うものはあまりないんですが・・・。

街路樹の紅葉がキレイですね。

弘大 散歩・街歩き

ソウルと世界の各都市との距離を表すブルーの標識が立てられていました。
その中に Tokyo もありましたが、誰かがシールを貼っていて・・・

「CLOSE DOOR」
ドアを閉めたのはどちらなんでしょう？
確かにここ数年の日韓関係を象徴していますね。

弘大 散歩・街歩き

地下鉄で明洞に戻ってきました。

コスメショップの中で「NATURE REPUBLIC」だけは、明洞のショップも元気に営業していました。

ネイチャーリパブリック (明洞ワールド店) 専門店

SALE だったので洗顔料を購入。オマケもくれました。

ネイチャーリパブリック (明洞ワールド店) 専門店

ホテルでしばらく休んで、夕食はソウルで一番好きな店「ポンサンチッ」にやって来ました。
地下鉄の三角地駅から徒歩５分ほどのところにあります。

ポンサンチッ 焼肉

店内のメニュー。価格は３年前と変わっていませんね。
オーダーするのは「チャドルバギ」一択。

「チャドルバギ」は牛あばらの霜降り肉で「ともばら肉」のこと。
脂が多い部位が薄くスライスされた状態で運ばれてきます。

ポンサンチッ 焼肉

来ました！「チャドルバギ」２人前。

ポンサンチッ 焼肉

ビールは銘柄を選べたので「Kloud Beer」にしました。
生のキャベツはおつまみでパリポリ。
ニンニクは焼いてお肉に巻いていただきます。

ポンサンチッ 焼肉

炭火で炙って青唐辛子と長ネギの酸っぱいタレにつけて食べるとチョーおいしいンですよコレが♪

ポンサンチッ 焼肉

さらに「チャドルバギ」一人前追加。
私たちは甘い焼酎が苦手なので、ソウルでは「チョウムチョロム」を頼みます。

ポンサンチッ 焼肉

締めは「テンジャンチゲ」
テンジャンチゲの中にもちゃんとチャドルバギが入ってマス。

白いご飯にキムチの古漬けを乗っけてテンジャンチゲをかけて食べれば、ご飯がススムこと間違いなし！

ポンサンチッ 焼肉

甘いものは別腹。
今日もホテル近くの「GS25」で、クリームアンパンとコーヒーを買って、ホテルの部屋でいただきました。

ホテル プリンス ソウル ホテル

翌朝はもう帰国日。
ソウル駅から空港鉄道で金浦空港へやって来ました。
JALは帰りも満席で、座席は勝手に割り当てられていた中央列後方の席から変更できませんでした。

金浦国際空港 (GMP) 空港

金浦空港はソウル市内から近くて便利ですが、2022年10月現在まだまだ国際線のフライトは少ないようで、ターミナルは閑散としています。
電光掲示板にも２便しか表示されていませんね。

金浦国際空港 (GMP) 空港

朝食を食べようとプライオリティパスで入れる「SKY HUB LOUNGE」に行ってみましたが・・・

金浦国際空港 SKY HUB LOUNGE 空港ラウンジ

・・・臨時休業の貼り紙が。
2020年3月から閉まっているんですね。再開するのはいつ頃なんでしょうか・・・。

金浦国際空港 SKY HUB LOUNGE 空港ラウンジ

うどん屋さんがあったので、こちらで朝食を食べることにします。
こちらは日本風のうどん屋さんのようです。

金浦国際空港 (GMP) 空港

韓国おでんの入ったうどんとお稲荷さんを注文。値段は@9,000ウォンぐらいだったかな。
まあまあ美味しいンだけど、これなら明洞でお粥を食べてくればよかったナ～。

金浦国際空港 (GMP) 空港

こちらのゲートから搭乗するんですが、時間が早いのでまだ誰もいません。

金浦国際空港 (GMP) 空港

搭乗機が到着スミダ。

金浦国際空港 (GMP) 空港

金浦12:05発 → JL92便 → 羽田14:15着
帰りもほぼ定時運行。

日本とホントに近いですね。
もっと国同士が仲良くしてほしいと思います。

帰りの便も機内食は「DEAN & DELUCA」とコラボしたサンドイッチ。
「オレンジ香るチキン南蛮ときんぴらのドーナツサンド」でした。
お手軽だし美味しいし量もちょうど良かったデス。

２時間足らずで羽田空港に到着。
３泊４日は長いようで短いですね。

来月（2022年11月）には釜山へ行く予定。
また美味しくて楽しい旅にしたいです♪

羽田空港 第3旅客ターミナル 空港