2022/08/30 - 2022/08/30
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nekochanさん
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ドイツで1か月9ユーロで(1300円弱)近郊交通機関を無制限に利用できるチケットも有効期限がわずかとなりました。(8月末まで)
夫は、用事があって出かけられないので、自分一人で出かけることにしました。行き先はデュッセルドルフから電車一本で行けるコブレンツ。
コブレンツはビンゲン・リューデスハイムから続くライン渓谷中流上部の最も下流に位置するところとして2002年にユネスコ世界遺産に登録されました。
コブレンツに行ったのはもう30年も前です。( ゚д゚) その時のことは全然覚えていません。そのころは世界遺産じゃなかったなぁ。
旅行ガイドのコピーを持ってでかけます。
今回で9ユーロチケットの旅は終了です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
8月30日(火)
今日は少し早めに家を出ました。
8:58のRE5 コブレンツ行きに乗ります。
時間通りに来た電車がたまたま目の前に乗車口がくるように止まって(ドイツの電車はどこに止まるかわからない。乗車口がどこかは止まるまでわからない。)すぐ乗れて席にも座れました。
このあたり、前の週に行ったケーニヒスヴィンターの近くです。 -
コブレンツ中央駅には15分くらいの遅れで11時ころ到着。
あとで考えると中央駅の一つ前にKoblenz Stadtmitte コブレンツ・シュタットミッテ(街の中心)という駅があったので、ここで降りたほうがよかったです。
まずドイチェス・エックに向かいます。駅前からバスに乗ろうと思っていて、Loehrstr.レーア通りに入ってしまったので、このまま歩きます。
Herz-Jesu-Kirche
ヘルツ・イエス教会の南側。1900年から1903年にかけて作られました。大戦のときに破壊されて1950年から1953年にかけて再建されました。 -
ヘルツ・イエス教会。
コブレンツは人口113,638人と割合大きな町です。
この町のの見どころは、やはりライン川とモーゼル川の合流点、ドイチェス・エックとライン川沿いにあるエーレンブライトシュタイン城塞。
まず、ツーリストインフォメーションで行き方を確認することにしました。 -
Zentral Platz
ツェントラル・プラッツにツーリストインフォメーションがあります。
ドイチェス・エックとそこからエーレンブライトシュタイン城塞に行く方法を聞きました。
ドイチェス・エックへはここから旧市街を通って徒歩で、そこから城塞にはバスなどはないので、ロープウェイで行くか、フェリーで対岸に渡って歩いて「エレベーター」乗り場に行き、エレベーターで城塞に行くということでした。
ドイチェス・エックは催し物のため入場制限がありますと言われました。 -
Rathaus
市庁舎に来ました。Willi- Hoerter- Platz ヴィリー・ヘーター・プラッツにあります。
そして市庁舎の前にあるのは噴水です。 -
Schaengelbrunnen
シェンゲルの泉。
シェンゲルというのはコブレンツ生まれの男の子(今は女の子も含め子供)を指す言葉です。
1794年から1814年にかけてコブレンツはフランスに属していました。
その時にドイツ語のHans ハンス、Johann ヨハンという名前にあたるフランス語のJean ジャンという名前が流行っていたのですが、コブレンツの人はうまく発音できず、方言でSchang シャンとなったそうです。
小さいもの、かわいいものを表す言葉が付いて最後にSchaengel シェンゲルとなりました。
初めはののしりの言葉として使われたそうです。 -
でも、このシェンゲル、2、3分に一度間欠泉のように外に向かって水を吹きかけてくるので、注意しないと水がかかって濡れます。
-
市庁舎の建物を通り抜けてJesuitenplatz イェズイテンプラッツに来ました。
右側に見えるのは Jesuitenkirche St. Johannes der Täufer。バプテスマのヨハネ、イェズイテン教会。
Citykirche シティキルヒェとも呼ばれているそうです。 -
Citykirche って英語とドイツ語が混ざった言葉です。
エキュメニカル、キリスト教の教派を超えたプロジェクトで、通行人が建物に入ってこれるようにするのを目標としています。
2002年からこの教会も世界遺産の一部になっています。 -
イェズイテンプラッツにある建物。
-
その向かいの建物。ここも市庁舎です。
昔はここは学校だったそうです。
ここからライン川に向かって歩きます。 -
ライン川に出ました。
対岸にEhrenbreitstein エーレンブライトシュタイン城塞が見えます。 -
マンホールのふた。
シェンゲル君がモチーフです。 -
Seilbahn
ロープウェイです。
ロープウェイはあまり好きではありません。
乗り場が混んでいたし、値段が高いので却下です。
(でも、結局城塞に入場して行き帰りを考えると入場券プラス往復券のKombiticket コンビチケット17.90ユーロはお得だったかもしれません。) -
エーレンブライトシュタイン城塞。
やはりフェリーで渡って、エレベーターで行く方法でしょう。
まずドイチェス・エックに向かいます。 -
わたしの3人ほど前のところで、30分後に入場ですと言われてしまいました。
えー、こんなところで30分も待てない。日影がないし暑い。
周りを見て時間をつぶして様子を見ることにしました。 -
Kaiser Wilhelm 1 ヴィルヘルム一世の像の後ろ姿。
前から見るには、ドイチェス・エックのそばに行かないといけません。
とりあえずモーゼル川側に行ってみます。 -
Balduinbruecke。
モーゼル川にかかるバルドゥイン橋。1429年に完成した美しい橋です。
これもユネスコの世界遺産の一部です。 -
ヴィルヘルム一世の像を横からみたところ。
23メーターの台座の上に高さ14メーターの像が立っています。
あまり大きさがわからない写真になってしまいました。 -
入場制限がされているドイチェス・エック。
少しだけ地形の三角形の端の部分が見えます。 -
モーゼル川がライン川に合流しているところ。
コブレンツという名前は、ラテン語のコンフルエンテス(合流点)から来ているそうです。 -
時間があるので、モーゼル川をフェリーで渡ってみることにしました。
対岸は割合ドイチェス・エックに近いです。
帰りのフェリーはいつ出発なんですか?とおじさんに聞くと、お客さんがいっぱい集まったらという答え。
こういうスタイルの乗り物、東南アジアとかによくありますけど。
一回1.8ユーロです。
10回券もありますが、通勤客用なんだとか。
ポルトガル人の夫婦が聞いて、おじさんはあなたには売れないと言ってました。 -
ヴィルヘルム一世像。
真横から見ます。 -
ドイチェス・エックの先端部分。
催し物のためか移動用トイレがたくさん並んでいるようです。なんだか悲しい。
ここを見ようと思ったのに。30分待たなくてよかったのかも。 -
モーゼル川の対岸はキャンピング場です。
このキャンピング場に泊っている人のためのフェリーといったかんじ。
ちょっと写真を撮っていたらフェリーが出そうになったので、急いで船に戻ってまた帰りました。
お客さんは4人だったかな。4人以上だと船が出るみたいです。あくまでもおじさんの気分次第?おじさん燃料が高くなって大変とこぼしてました。 -
ドイチェス・エックの先端部に行くのは諦めて、エーレンブライトシュタイン城塞に行くことにしました。
日陰で持参のお昼ごはんを食べます。
ここはライン川のフェリー乗り場です。 -
観光地図。
ライン川のフェリー乗り場は、ドイチェス・エックから町の方に少し戻ったところにあります。
少し歩き疲れてきました。 -
観光船とエーレンブライトシュタイン城塞。
左側の赤い看板は道案内用で、町のいろいろなところに立っていて便利です。 -
フェリーが来ました。
ライン川のフェリーはモーゼル川より大きくて、岸についたら折り返し対岸に向かいます。お客さんが来るのを待つというのはなさそう。
1回2ユーロ。 -
記念写真の自撮り。
ライン川は幅が広いので、向こう岸に着く前にこういうことをする時間もあります。 -
船の上から見るエーレンブライトシュタイン城塞。
ライン川から118メーターの高さのところにある城塞です。
11世紀にトリアー大司教の所有となりましたが、1801年にフランス革命軍に破壊されました。そのあと1817年から1828年にかけて再建され、プロイセン軍に軍事目的に使用されました。 -
城塞の一番南側の部分。
-
ライン川の上を行くロープウェイ。
-
フェリーを降りて城塞の方に向かいます。
白い道案内版と洪水を表す表示がレンガの上にあります。
街灯の下にあるのが洪水のときにここまで水が来たという表示です。
古い表示で一番高いのは1845年3月30日。
でもその斜め右上、道案内版の上の方にに小さく1993年12月というのがあります。 -
で、今の水位がこちらです。
本当に水が少ないです。 -
ここCharlottenstrasse シャルロッテンシュトラーセを右手にすすみます。
途中で道はObertal オーバータルに名前が変わります。
かなり坂道がきついです。疲れてきたぁ。 -
ここがエレベーター乗り場です。
降りてくるエレベーターが見えます。 -
エレベーターの箱が斜め上、斜め下に動くというものです。
エレベーターなので最大人数10人までの大きさです。 -
がーん。建物の中に入って驚き。
これはコブレンツの近距離交通なのに9ユーロチケットが使えません。
料金は片道4ユーロと高いです。
往復6ユーロ、城塞への入場券込みだと11ユーロです。
片道券を買って乗り場に入りました。
エレベーターの乗り方と同じ。
ボタンを押して箱を呼んで、中に入ったらスタートを押したら動きます。 -
エレベーターの中から見る景色。
94メーターの高さを3分で上がるそうです。 -
もうこんなに高いところに来ました。
降りて出口らしいところから出ようとしたら、係の女性に止められました。
あなた、城塞への入場券は?
いえ、城塞には入らないので買ってません。
ここは城塞の入り口なのよ。券を買わないと入れません。
あのう、わたしはただ高いところからドイチェス・エックを見たかっただけなんです。別に城塞に入らなくてもいいんです。
ロープウェイの到着するところに公園があるからそこから見なさい。
あの、そこには、どうやって行ったらいいんですか?
一番早いのは城塞を通り抜けることね。(通り抜けるって入場するってこと?)でも、途中に見晴らしのいいポイントがあります。
帰りのバスは(街中に戻る)そこから出るのですか?
バスに乗らなくてもいいの。ここは上なんだから。
なんか変だな。でも、この人、一方的で聞きたいことを教えてもらえない。
この地図をみると城壁を突き抜けたところはパーキングだからここからの眺めがいいっていうことかな。
ここでこの女性に帰りのことをもっとしつこく聞いておくべきでした。
城塞の入場券8ユーロを買いました。 -
Obere Schlosshof
オーバー・シュロスホフからの景色。
入場したところはFahnenturmという建物。
その建物から屋上のような庭のような広いところに出ました。
城壁の上から見るモーゼル川とライン川。 -
ドイチェス・エックです。
-
この景色が見られたのはよかった。
-
この景色をしばし楽しみます。
2週連続で暑い日に乗り物に乗って高いところからライン川を見ていることに気づきました。でも、もうこういう機会はしばらくないなぁ。 -
Brunnendenkmal
1844年に建てられたブルンネンデンクマール。
このオーバー・シュロスホフに建っています。 -
では、城塞の反対側に行きます。
この城塞の中にはLandesmuseum Koblenz コブレンツ州立博物館もあります。 -
城塞にはところどころ、通り抜ける門があります。
-
あんなところも歩けるのね。
行ってみたいような気もするけど、疲れているのでいいです。 -
もうだいぶ出口の方に近づいているのでは。
-
衛兵がいるボックスで男の子が写真を撮ってました。
かわいい。
このボックス絶対中に入りたくなる!
わたしもしたかったなあ。
でも、このボックス写真撮影用? -
城壁の反対側に着き城壁を出て駐車場に行きました。
Hのマークの表示がありますが(ドイツのバス停の印)、時刻表がありません。
近くにいた駐車場の係の人に聞くとそれは臨時バスのバス停だということ。
出口のところにいた(本当はこちらが城壁の入り口)女性に聞くと町に戻るにはロープウェイか歩いて帰るしかないと言われました。
がーん。
もうこれ以上歩けない。
どうやったらここから駅に戻れるの?歩く以外で?
こんなところまで来なきゃよかったと一瞬後悔しました。
というか、なぜここに町に戻るバス停があると思い込んだのか?疲れているんだなぁ。
そうだ。とりあえず来た道を戻ってエレベーターに乗って降りたらいいんだ。確かエレベーターの乗り場の横に何かバス停があった。それに乗って町まで出られるはず。
あ、でも、城壁の外に出てしまったし、またあそこに戻るのには城壁を通り抜けないといけないんだ。
出口のところの女性は親切でした。
このチケットで今ここを出たのですが、エレベーターに乗るので再入場していいですかと領収書を見せて聞いたら、入れてくれました。
助かった。また通り抜けのために8ユーロ払いたくない。
暑いところ、また引き返します。
衛兵のボックスのところでは違う男の子が写真を撮っていました。人気スポット。 -
間違って行きすぎ、城塞の端のユースホステルまで行ってしまいました。
ユースのレセプションでそこからエレベーター乗り場への行き方を聞きました。(o´д`o)=3
また4ユーロ出してチケットを買い、下まで降りてきました。
横にあったバス停です。
やった(≧▽≦)中央駅に行くバスがある!
バス停に椅子もあってよかった。座れる!
2路線あって、先に来たバスは中央駅まで行かないので乗らず、9番のバスを待って中央駅まで行きました。15:34乗車。 -
バスでライン川を渡っているところ。
エーレンブライトシュタイン城塞が見えたので、性懲りもなくまた写真を撮ってしまうわたし。
もうあそこには行かないでしょう。
中央駅には16:55に着きました。
これから2時間くらい電車に乗るので、駅でお手洗いに行きます。
なんと1ユーロ。有料のお手洗いは70セントのところが多いですが、1ユーロは初めて。高すぎ!
領収書は駅にあるお店で50セントの商品券として使えることになっていますが、時間がないのですぐに電車のホームに向かいます。 -
16:16発RE5に乗ります。珍しく10分くらい前にホームに入ってきました。
座れました。ラッキーです。
電車から見るモーゼル川とバルドゥイン橋。 -
電車は混んで通路にたくさん人が立っています。
その人たちをかき分けて進んでくる人がいます。
なんだろうと思ったら、お金ちょうだいと手を出しています。
物乞いでした。
こういう電車にも乗るんだ。ひょっとして9ユーロチケット持ってるの?
誰もお金はあげてないようでした。
30年前のドイツにはこういう人には会いませんでした。しみじみします。
RE5は10分遅れでデュッセルドルフに到着しました。
この旅行記はこれで終わりです。そして9ユーロチケットの旅も今回で終了です。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
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