2012年夏 独墺歴史等 物好きの旅（八・九日目、完）

2012/08/04 - 2022/08/12

　酒、山、歴史・史跡巡り等々が好きな平凡でちょっと変わった日本人の旅です。多くの方には理解も共感も得られません。ごく一部の需要向けに紹介するものです。

エリア コブレンツ(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

　観光最終日の朝食。今日は近場なのでゆっくり朝食。宿泊したエクセルシオール、朝食バイキングも結構品数豊富です。お決まりのゼンメルの他、少し欲張りました。

　フランクフルト駅から出発。今回の旅だけでも何回来たことか。

　本日はコブレンツに来ました。

　ライン川方向に歩いて行きます。

　

　当初の目的地に着きました。お姉さんの頭から長い角が生えてるみたいな写真ですが、ここ、ドイチェス・エック（ドイツの角）です。モーゼル川とライン川の合流地点です。

　初代ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世の銅像があります。ＷＷ２時に空爆で破壊されましたが、１９９３年に再建されたものだそうです。

　周辺をぶらぶら散策した後、次の目的地へ向かいます。

　ドイチェス・エックから徒歩３０分程で着きました。コブレンツ国防技術博物館です。

　中に入るとここも所狭しと、各種兵器が展示。戦車がまっぷたつに切断されてます。ここは名前に「技術」がつくだけあって、単に兵器を展示するだけでなく、技術的な部分がわかるような展示を工夫しています。

　断面です。これを見て、ひと昔にあった「人体の不思議展」というグロい展示を思い出しました。あれもたしか元々はドイツ人の発案だったような。何でも解体して機能・構造を解明しようとする探求心・関心は、ドイツの特性なのかも。

　これも中が見えるように装甲が切り取られています。

　ここ、戦闘車両だけでなくなんでもあるんです。ミル２４ハインドがありました。旧東ドイツの装備でしょうか。

　共産圏の飛行機も狭い倉庫に詰め込んで展示されています。小学生の時にプラモデルで作ったミグ２１、２３と、西側のＦ１０４、懐かしい戦闘機の実物とここで会えるとは。

　銃器も見切れないぐらい沢山ありました。

　シュマイザー他

　拳銃も。

　ヘルメットも。

　制服・野戦服も。

　旧ドイツ陸軍の将軍用の制服がありました。ＷＷ１～２頃のドイツの各種制服は、デザイン的に秀逸だなぁといつも思います。この博物館には他にも通信機器等、他の軍事博物館では展示していないものが多数展示されていました。
　

　フランクフルトへ戻ります。写真は車窓からのローレライ。ライン川遊覧船でも短時間で通過しますが、列車はさらに一瞬です。

　フランクフルトに戻り市内散策。レーマー広場で休憩。

　ウライヒ・ラガー。調べたらマンハイムの銘柄でした。

　何やら騒々しい声が近づいてきました。自走バーカウンター？とでも呼べばいいのでしょうか。バーカウンターに車輪がついて、客が集団で自転車をこぐようにペダルをこいで、ビール等を飲みながら移動する乗り物です。このようなものを作る発想もそうですが、それが公道での走行が認められているのも、ビールの国、ドイツらしいです。日本人的にはぶっ飛んでます。

　エクセルシオール、お世話になりました。翌日帰国です。

　フランクフルト空港で。最後に、名残惜しいビールとソーセージを賞味。１週間余りの旅でしたが、史跡も景色もビールも十分満喫できた旅でした。