2022/08/02 - 2022/08/02
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nekochanさん
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2022年6月から8月までの3か月間、1か月9ユーロで(1300円弱)近郊交通機関を無制限に利用できるチケットをドイツで発売しています。ドイツ全国で利用できるので、RE(Regional Express 快速電車)を乗り継いでいけば理論上は1か月9ユーロでドイツ国内全部を旅行できます。
休暇というとドイツ国外に出かけ、あまりドイツ国内のどこかに行ってみようと思わなかった夫とわたし。とりあえず近場を訪ねてみようと話し合いました。理論上ドイツ国内全て乗り放題とはいえ、問題の多いドイツの交通機関、どこまで利用できるかはわかりません。1回目はノルトライン・ヴェストファーレン州のヴェストファーレン地方ミュンスターにでかけました。帰りの電車では予想通り苦労しました。
2回目は割と近めの町Brühl ブリュールに行くことにしました。世界遺産のアウグストゥスブルク城、ファルケンルスト城とその庭園がある町です。このお城もケルンの大聖堂のように駅近物件です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
8月2日(火)
前回と同じように9時過ぎに家を出てバスとUバーンに乗ってデュッセルドルフ中央駅に来ました。9時までは通勤時間で込み合うので避けています。
9:58のRE5 Koblenz コブレンツ行きに乗ります。
直前までICEが表示されていたので、私たちが乗る電車は来ないのかと思ったらICEが来なかったようです。ICEはどうなってしまったの? -
割合混んでいましたが、席はばらばらになったものの座れました。
Brühl ブリュール駅には10:50に着きました。ケルンとボンの間にある町です。
お城は目の前です。 -
お城の門です。
門の横にはミネルヴァとヘラクレスの像があります。 -
ミネルヴァの像。
外には水路があります。 -
Schloss Augustusburg アウグストゥスブルク城です。
東側とEhrenhofと呼ばれる中庭の部分。
こんなに簡単に着いていいのだろうか?
電車にもちゃんと乗れてちゃんと着いたし。 -
お城と庭の案内図です。
-
一応、記念写真を一枚。
-
外から見たところはどちらかというとシンプルな建物です。
前の週に見たミュンスターのお城も大学になってたし、ここもザンクト・ウルスラ・ギムナジウムという名前の学校(適当)ですとか言われたらそうかなと信じてしまいそうです。 -
屋根の上の彫刻。
下にはワッペンにバイエルンの青と白の模様が見えます。
このお城はケルンの大司教の座にあったバイエルンの選帝侯、クレメンス・アウグスト・フォン・バイエルンによって建造されました。
Clemens August Ferdinand Maria Hyazinth, Herzog von Bayern という名前で、マリア・ヒアシンスの部分がかわいいです。
(Hyazinth というのは男性の名前でした。(∵) ヒュアツィント。ヒアシンスはHyazinthe eが最後につきます。)
Johann Conrad Schlaun ヨハン・コンラート・シュラウンがもともとこの地にあった水城を再建する形で1725年に宮殿を作りました。この人は前の週に行ったミュンスター城も手掛けた人です。
1728年からベルギー生まれのバイエルン人François de Cuvilliés フランソワ・ド・キュヴィイエがロココ様式に再改築しました。 -
右手の建物に入り口があります。
お城の見学にはガイド付きのツアーに参加します。ツアーはドイツ語ですが、無料のオーディオガイドがあり、日本語もあります。だいたい1時間。
入場料は大人9.5ユーロ。
夫は、初めて年金生活者証明書を見せて割引1.5ユーロを受けてました。
このIDカードを使うときが来た!
わたしたちは、Falkenlust ファルケンルスト城には行っていませんが、共通のチケットもあります。15ユーロ。
2.5キロ離れているので行きませんでした。行って帰って5キロも歩くのはきついです。(o´д`o)=3
ツアーの開始時刻まで中庭に座って待ちます。今日は天気がいいので、日が当たっていると暑いです。 -
時間が来て、中に入りました。だいたい15人?
中は外とはうってかわってものすごい装飾。ロココ。
ここはTreppenhaus 階段です。
テーマごとに回るツアーもあって、そのパンフレットには、Stairway to Heaven という文字がありました。
絶対見たかったんです。天国への階段♪ -
Johann Balthasar Neumann バルタザール・ノイマンが1740年から1746年にかけて階段室を作り上げました。
このお城は自由に写真を撮っていいわけではなく、3か所のみでした。ガイドさんがここは写真を撮っていいと許可を出したところだけで写真撮影ができました。
お城のサイトにも写真撮影禁止とあるので、最近変わったのかもしれません。 -
天井。
天井のフレスコ画はイタリア人の画家Carlo Carlone カルロ・カルローネによるものです。 -
一階の階段の横の部分。
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大理石の柱と二階の部分。
本当にゴージャスです。曲線がきれいです。
中学校の頃くらいまでは、こういうところに住みたいと本気で考えていました。
f^_^;
ベルばらとか漫画の影響。 -
階段の横の女神像。
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階段の手すりと柵も大変に凝っています。
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天井近くのレリーフなど。
確かガイドさんから何か説明があって写真を撮ったと思うのですが、忘れました。
。(*^▽^*)ゞ -
踊り場から二階への階段。
このお城は1949年から1996年まで(3月から11月の夏の間)までドイツ大統領が国賓をもてなすレセプションの場として使われました。
今はこんな風に普通の人が歩いていますが、エリザベス女王がこの階段を歩いている写真なども残っています。(売店で写真集を売ってました。) -
月の女神と太陽の神。
確かガイドさんはディアナと言っていたので、ローマ神話です。
太陽神はソルって言ってたかなぁ。
月の女神は三日月の髪飾りをつけています。 -
現在、マスクは建物の中で強制ではないので、ちょっと外して記念撮影しました。
(びくびくしてます) -
王冠がかわいい。
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つり下がっているのはろうそく台でした。
この後は全員で二階に上がり、一緒に部屋を見て回ります。 -
ここは写真を撮るのを許された部屋です。2番目。
Erstes Vorzimmer 最初の控えの間。
タペストリーが壁に飾られています。 -
同じ部屋。
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ガイドさんが説明しているところ。
小学生くらいの子供が何人かいて、ガイドさんにいろいろ質問していました。
特に秘密の扉に関しては質問が多かったです。(秘密の扉がある部屋は写真を撮っていい部屋ではありませんでした。) -
窓があいていて庭が見えます。
-
Sommerspeisesaal 夏の食事室。
最後に写真を撮れた部屋です。 -
壁一面にロッテルダムタイルが貼られています。
タイルのせいでこの部屋はひんやりしています。
青と白のタイルがまた涼し気。 -
タイルのモチーフ。
踊る農婦やカード遊びをする人たちなどの風俗がモチーフとなっています。 -
壁を写したところ。
タイルといえば、写真を写せない部屋に暖炉があったのですが、この建物の暖房は陶器製の暖炉で、外側からは薪をくべず裏側の使用人の通路から薪をくべていたということです。
冬はさぞかし寒かったのではと思います。(>_<) -
Grosses Broderieparterre フランスバロック式の庭園(1728年から)
外に出ました。
こちら側はSchlosspark シュロスパークという庭園です。
時期によって開いている時間は違いますが、無料で見ることができます。 -
お城の建物の南側。
-
Grosses Broderieparterreの一部。
噴水と花壇です。 -
Gedeckte Lindenallee リンデ、シナノキの道。
日影ができるように枝が刈られています。
ベンチがたくさん置いてあります。
ここのベンチに座って持ってきたお昼ご飯のサンドイッチを食べました。 -
お城の南側とSpiegelweiher シュピーゲル池。
-
シュピーゲル池の先を行くとこのような森が広がっています。
端まで歩きました。 -
戻ってフランス式の庭園のところに来ました。
花壇です。 -
こんなに広いところを管理するのは大変です。
特に、今年の夏はヨーロッパは異常に雨が少ないので水やりが大変です。 -
花壇です。
残念ながら緑が少し茶色くなってきています。 -
真正面に見えるのがブリュール駅。
門の向こうに見えます。
1845年に建てられたものらしいです。
お城の案内図に載っていました。 -
この日は5時から用事があったので、割と早く切り上げました。
14:14発のRE5でデュッセルドルフへ。15:03に着きました。
5分くらいの遅れで(ドイツで遅れというのは6分からという話)、この日は無問題の一日でした。すごい!
ここまでこの旅行記にお付き合いいただきありがとうございます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Eiji Haitaさん 2022/08/25 16:13:10
- 9ユーロチケット、元をとったのでは?
- 地図で確認したのですが、ケルンの近くなのですね。
ドイツはそんじゅそこらに見所のある町が点在していますね。
しかしあのチケットで一日中を楽しめたのですね。
ロケーションの良いところのベンチで、ご持参のサンドイッチを食べる、良いですね。
昨日のニュースで、日本への入国(帰国)時72時間以内の陰性証明が必要なくなると報道されていました。これで海外旅行の障害がなくなりました。具体的な計画を練られば。
取り敢えずは来月3日から宮古島です。
- nekochanさん からの返信 2022/08/26 04:02:49
- Re: 9ユーロチケット、元をとったのでは?
- Haita さん
こんにちは。コメントありがとうございます。
はい、今月はチケットをかなり使いました。
うちからデュッセルドルフに1回行って帰って来るだけでもう元は取れるんです。9月以降はこういうチケットは売り出さないので、定期券を申し込んできました。このチケットよかったのになぁ。
ここ2週間で電車の中での検札が増えました。9ユーロチケットなんていうものが売られているのに、それも購入せずに乗って検札で挙げられてくってかかっている女性を見ました。移民の人のようでした。なんだかなーと思います。
72時間前の検査がなくなって本当によかったですよね。
去年の2週間の自主隔離なども体験したので、ずいぶんよくなったと思います。
来年帰るときはまったく普通だといいんですけど。
航空券が非常に高くなりましたね。これも2年半前の金額に戻るといいんですが。
宮古島いいですね。南の島。
うちは9月3日からイタリアです。
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