
2022/09/21 - 2022/09/21
14位(同エリア144件中)
Decoさん
この旅行記スケジュールを元に
八女市の郊外、矢部川のほとりにある「べんがら村」。
長らく地域密着型の温泉として知られ、バイキングのレストランや直売所、ジムにプールも備えた、八女市の健康増進施設でした。
しかし、2021年4月から約1年かけてリニューアル。新しく生まれ変わりました。
再オープンから約半年過ぎましたが、ようやく訪れました。
尚、リニューアル前の旅行記はこちらです↓
https://4travel.jp/travelogue/11654686
(2022/09/26公開)
- 旅行の満足度
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
気が付いてみれば、約1年半ぶりのべんがら村。
4月のリニューアル後に訪れてみたいと思いつつ、コロナの感染拡大があったりで、ついついご無沙汰していました。
グーグルでの口コミでは、リニューアルですっかり様変わりして以前の面影はないと書かれていました…が、到着早々それを実感。
以前は入口に近い、施設の西側の駐車場(いちご農園の横)に停めていました…が、なんとかつての入口は閉鎖。左右に廻らなければなりません。
早速の洗礼…
入口が変わり、いちご農園と温泉・レストランとのアクセスが悪くなってしまいました。いちご農園はシーズン限定的な部分はありますが、いちご狩りで人気の施設なのですが。
また、同じエリアに貸農園があったはずですが、こちらの管理棟も閉まっているようで、無くなってしまったのでしょうか?
*以前は写真の「べんがら村」の文字の下は通り抜けできる通路になっており、右手に温泉棟、左手にレストラン棟それぞれに入口がありました。べんがら村 名所・史跡
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左手に廻ってみます。
建物(レストラン棟)に沿って進むと、別の駐車場(北側のP2駐車場)入り口から中へ。
駐車場を進むと小さな入口(後でわかりましたが、こちらはどちらかといえば、裏側の入口だったようです)。
ここまでがとても長く感じられました。
歩くのが嫌いなDeco家族はやや不満げ…。 -
入口にあった館内案内図。以前とはかなりレイアウトが変わっていました。
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入るといきなりお洒落な空間。通路の右手にはカフェ、左手には休憩スペースや野菜の直売コーナー。
入口付近から見たらカフェがまず目に入るので、一瞬、ここは通って良いのだろうか…と思ってしまいました。
…で、ずずっと進むと、正面がかつての入口付近。
以前はこのスペースは屋外通路だったのですね。このスペースは新設されたエントランス棟だそうです。
以前は温泉棟とレストラン棟、二階ではつながっていましたが、一階は一度外に出て行き来する形でした。エントランス棟により一体感が出ました。 -
カフェコーナーのビール関係の施設。
リニューアル前から地ビールがウリの施設でしたが、リニュ後はさらに全面に押し出しているようです。 -
カフェのメニュー。台湾風のかき氷もあるそうです。
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突き当りの左側がかつての温泉棟。
以前は温泉の入口、かなり広いショップ(農産物直売や土産物)、椅子の休憩コーナー、ベーカリーなどがありました(温泉は二階)。
リニューアル後の一階は温泉の休憩コーナーと床屋さんのみになっていました。
以前はボタン式の自販機で券を購入していたような記憶がありますが、今はタッチパネルの自販機。ちょっと戸惑います。
料金は大人600円→700円に値上げ…ただシルバー料金あり。
またJAFの割引もあります。 -
二階に上がります(エレベーターあり)。
内部には撮影禁止の表示は見えませんでした(見落としていただけかも)が、リニュ前は撮影禁止だったので、写真はなしです。なにより人も多いので撮影はできなかったと思います。
リニューアルして、内部は確実にきれいになりました。またサウナの面積が広くなり、ビニールの個人用のサウナシートもありました。こうしたことから、利用客は増えて、特に若い客層が増えたように思います。また利用客のマナーも良好でした。
ただ、苦言を書けば、内湯の浴槽と、水風呂がわざわざ高い位置に作られ、二段ほど上がって入るようになっています。一般の人には問題はありませんが、足が弱い方、お年寄りには利用しにくい作りです。また、露天に「ととのうテラス」という椅子がおかれたスペースがありますが、ここも段差は30cm以上。
リニューアルはしましたが、バリアフリーには逆行しているように感じます。八女市の健康増進施設というなら、だれでも利用しやすい構造にすることが最優先されるのではないでしょうか。
またサウナは広くなりましたが、その分内湯浴槽は狭くなっています。浴槽に関しては以前の方がのんびりできたかな…。以前はあった家族風呂も無くなっていました。
そして…窓のかなり高い位置まで曇りガラスになっていて、外の景色が見えず。露天の壁も以前より高くなっています。開放感はイマイチ。のぞき見防止かも知れませんが、二階だからあまり関係ないと思います。 -
男湯の先の非常口。以前はこの先に廊下が延び、明るく広い畳の休憩室兼食事処がありました。今は屋外に通じているような雰囲気。減築されたのでしょうか。
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大浴場前には小さな休憩スペース。こちらは開放感バッチリ。
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ちょと見にくい写真ですが、二階の休憩コーナー横のガラス窓から一階の大浴場受付が見えました。
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休憩室の横には屋外テラスがあり、天候と気温次第ですが、とても爽快なスペースです。
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テラスからは、増築されたエントランス棟が見えます。
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建物の前は広場になっており、マルシェなどの会場にも利用されるそうです。
以前はここに屋外プールがありましたが、リニューアルでなくなったようです。 -
一階に降りて、受付奥の休憩コーナーへ。このあたり、すっかり様変わりしていて、リニューアル前に何があったのか見当がつきません。増築・減築もあったのかも?
さて、写真は漫画コーナー。 -
ハンモックも数台設置。人気のようで使用中のものが多かったです。
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マルシェ広場に向いたベンチ。開放感があります。
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キッズコーナー。やや小さめでしょうか。
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奥は床屋さんもあり。この他マッサージもあるそうです。
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こちらは畳コーナー。隣接して女性専用の畳コーナーもあります。
前述のように、リニューアル前のべんがら村には、二階に広くて明るい畳の休憩室がありました。リニュ後は落ち着いた感じに。
地元の皆さんがおしゃべりしながらくつろぐには、以前の方が良かったと思いますが、コロナ禍ということも休憩室の形態変更に影響しているのかも知れません。
ただ、こちらの畳コーナー、入浴後に昼寝するにはとても良い感じです。 -
中庭に沿ったベンチに座り、お茶をのみました。
この中庭は以前からあったと思います。ちょっとほっとしました。 -
温泉を出て、お次はランチです。温泉入口の向かいの「ガーランディッシュ」へ。
以前はレストラン棟として外から直接入る形でしたが、今は一つの建物に結合されており、行きやすくなっています。
リニューアル前は長らくバイキングレストラン「べんがら」として人気でしたが、コロナでオーダー制のレストランに変更されて…リニュ後はどうなったのでしょうか。ガーランディッシュ グルメ・レストラン
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入口付近のメニュー。ランチタイム、ディナータイムの営業です。
ランチはカフェ風のワンプレートが主力でしょうか。1,000円以下のメニューもあります。 -
こちらのタブレットで注文します。
省力化はされていますが、スタッフの皆さんの接客は機敏かつ丁寧で二重丸でした。 -
このような感じでメニューが出てきます。
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地元のテレビ局の番組とタイアップしたメニューもありました。
ふくふく豚、八女のブランド豚で、餌に緑茶を混ぜており、臭みのない美味しいお肉なのだそうです。 -
こちらは平日限定メニューなど。
今回は「冷やし蕎麦御膳」と「彩ランチプレート・八女ふくふく豚のハンバーグ」をオーダーしてみました。 -
冷やし蕎麦御膳。蕎麦はコシがあって美味しかったです。野菜の天ぷらが添えられているのも嬉しいです。
串揚げは、お肉と野菜(オクラ)でした。 -
イチオシ
こちらは彩りランチプレートの八女ふくふく豚のハンバーグです。
これは…完全に写真映えを意識したメニューですね(^^ゞ
でも、料理は見た目も大切。美味しそうでウキウキします。
ランチプレート、パンをご飯に変更できます。オーダー時に迷いましたが、パンにして正解。温かくてとても美味しいパンでした。
またハンバーグが美味しいのはもちろん、野菜も豊富(サラダ、フライやお豆に酢の物も)。栄養のバランスもOKです(*^^)v
レストランも盛況で人気のようです。べんがら村のレストラン、改装前も美味しかったし、以前から今に至るまで料理のレベルは高いと思います。 -
ドレッシングは三種類用意されています(ピンクのフレンチ、白の野菜、茶色の和風ノンオイル)。三種ともためしてみました。私はフレンチがお気に入りでした。
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レストランの奥にはビールの醸造の機械のようなものも見えました。
ガーランディッシュ、人気があるようでお客さんも多く、店内風景は撮影できず… -
最後はお買い物タイムです。
以前は温泉棟の一画に道の駅風の売り場が設けられ、土産物や特産品に加えて農産物も盛大に販売されていました。
リニューアル後は、広い通路にゆったりと並べられ、お洒落な感じに。ゆっくり商品を見るには良いですね。 -
八女といえば、やっぱりお茶。
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べんがら村は、創立当時から地ビールに力を入れており、リニューアル後も同様のようです。
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地ビールのコーナー。色とりどりです。
また、八女は良い日本酒もあり、特に「箱入り娘」は美味しいと聞いたことがあります。 -
野菜や総菜のコーナー。改装前に比べて野菜果物は大幅減。リニューアル中に農家さんが出荷先を替えてしまったのでしょうか。
リニューアル前は所々に落ち着いて休める場所がありましたが、改装後はスタイリッシュになり、椅子やテーブルはあるものの、弁当などを買って食べるには、ちょっと落ち着かないかも知れません。 -
駐車場へ戻ります。温泉棟とレストラン棟の間に新設されたエントランス棟から外に出ます。今度は西側、マルシェ広場を通ります。
エントランス棟はシャープな印象。左側がカフェ、右の奥の方はコミュニティスペースがあります。 -
マルシェ広場にある白い物体。オブジェかと思ったら、弾力のあるゴムのような物質で、子供がジャンプして遊んでいました。ふわふわドームというそうです。
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温泉棟の前を通ります。一階は受付と休憩スペース、二階は温泉施設。
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露天の下を通ります。お城のようですね。今までべんがら村を訪れても、西側の駐車場と入口の間を往復するだけだったので、この景色は初めて見ました。
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このあたりも駐車場。このP1駐車場(建物の南側)がいわゆる表入口へのアプローチになると思います。
初めてべんがら村を訪れる方にはP1駐車場がおすすめ。建物や広場の雰囲気がわかります(二度目以降なら駐車スペースと建物入口の間が短い北側P2駐車場が良いかも)。 -
男湯の下側を通ります。この先、リニュ前の入口付近からいちご園横の駐車場へ。
この後、道の駅みやまで買物をして帰宅しました。こちらは今までの旅行記で何度も出ているのでカットします。
べんがら村、リニューアルに際してグーグルマップの口コミでも評価は様々です。改装というより、新しい施設になったような印象。旧施設に馴染んでいた人はとまどうでしょう(Decoもその一人)。以前のほうが落ち着ける雰囲気があったような気がします。
また、プール、家族湯、貸農園がなくなってしまったようで…地域密着型という面では後退した印象。大浴場の段差も健康増進施設という面からは逆行したように思います。
一方で改装により、見違えるようにスタイリッシュでモダンな施設に生まれ変わりました。利用客数は確実にアップ(温泉やレストランの価格もアップ)して、経営的には成功かと思います。
市外から訪れたDeco一家は、きれいな施設で料理もセンスが良くて美味しくて、テンションが上がって楽しかったのですが、地元の皆さんへの保健福祉的な面では微妙なリニューアルかも知れません。
ただ、町も施設も時代に応じて変化していくもの。新しく生まれ変わったべんがら村、頑張ってもらいたいです。また市の健康増進施設なのですから、幅広い年代の利用者に、特にお年寄りや体が不自由な方にも優しい施設であってほしいと思います。
最後まで御覧いただきありがとうございました。
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