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白砂漠ツアーを終え、<br />タハリールバスターミナルに到着<br /><br />初めて見る大勢の人が行き交うバス停に圧倒を超えて怖さが勝った<br />東京でも大勢が行き交う街は慣れているが<br />それとこれとはまた違う<br /><br /><br />ただでさえタクシーに乗らないかと声を掛けられるのにスーツケースも持っていたので余計に声を掛けられる<br /><br />「NO TAXI、Uber Uber」と言っても全く引き下がらず勝手に値段交渉してくるのがエジプト<br /><br />荷物を取られないかヒヤヒヤしながらバックを握りしめスーツケースを引く<br /><br />まずは夜行列車のチケットを買う為に<br />ネットで日本人スタッフがいるお店があるのを知り、そこへ行くのにUberを予約するが、<br />やはりピントした位置になかなか来てくれない。<br />結局10分以上のやりとりでタイムオーバーになってしまったのでキャンセルされ、キャンセル料発生。<br />もう一度、やってみるもキャンセルされ<br />キャンセル料発生、三回目も同じ結果に。<br /><br />iPhoneの充電も残り少なくなってきてしまい、<br />暑さと上手くいかないもどかしさでイライラを落ち着かせながらGoogleマップを見て歩いた。<br /><br /><br /><br />エジプトの道路は容赦なく車が走っているのだが<br />そこを渡らなければいけない<br />現地の人とタイミングを合わせて一緒に渡るのがベストだ<br /><br /><br />もうすぐお店に着くところで現地の人に<br />◯◯のお店?と聞かれ、そこのお店だったのでYESと答えると案内するよと言われた<br /><br />スーツケースを持つよと言われたがバクシーンを要求されるのが嫌だったので断った<br />そしたら嫌な顔された<br /><br />お店の入り口に着くと、え?ここ?と思う程寂れている<br /><br />(後から理解したのだが大体の建物は同じくらい寂れている)<br />カイロで初めて建物の中に入ったので衝撃が凄かったのだ<br />カンボジアに来た時と同じくらいの衝撃だった<br /><br />お店は5階にあるのだがエレベーターは壊れていて階段は廃墟のよう、、、<br /><br />本当にここなのかとおどおどしていたら<br />案内してくれた男性が「ここだよ荷物を運ぶ」と言ってきた、断ったのだが強引にスーツケースを肩に乗せ、手で2を表した。<br /><br />やはりバクシーン(チップ)狙い<br /><br />傲慢さにとても腹が立ったが仕方ないと思い階段を登った<br /><br />お店に着くと、受付の男性スタッフが一人とソファに座っている男性(おそらくお店のスタッフ)が一人いた<br />日本人スタッフはいますか?とお聞きしたところ、今日は休みと言われた<br /><br />ここまで来たのに、、、<br />今日に限って休みかよ、、<br /><br />暑いしUber3回キャンセルされ、強引にスーツケースは持たれるわ日本人いないわで気を落とした瞬間<br /><br />「彼に20£あげて」と言われた<br />強引に持たれたのになんであげなきゃいけないんだと思いつつ、それがエジプト文化なので仕方なく財布の中を見てみると<br />一番小さいお金で50£しかなかった<br /><br />受付スタッフに彼(案内人)には見えないように<br />両替してほしいと頼んだら、普通に見せた。<br /><br />この時嫌な予感がした<br /><br />そして嫌な予感的中<br /><br />50£を要求してきたのだ<br />50£は日本円で400円にも満たないが、<br />その時は50£がいくらなのか忘れていたし<br />私が多く持っていると分かった時点で<br />当たり前に要求してくる精神に我慢出来なかった<br /><br />私は最初20£と言ったじゃないかと伝えると<br />理由は言わずただ50£と言ってくる<br /><br />ここは引き下がりたくないと負けじとNOと言う<br /><br />日本語とアラビア語と英語の言い争いになっていると、<br />どんどん人が増え男6人に囲まれていた<br /><br />流石にこれやばいんじゃないかと<br />この建物5階だし、スーツケースあるし<br />廃墟みたいだし、すぐには逃げられない、<br />それに逃げてしまったら逆に私が捕まってしまうかもしれない<br /><br />バクシーンはエジプト文化であるから<br />向こうが勝手にやった事でも認められてしまう<br />それに対して対価を払わなかった私が捕まるかもしれないと思った<br />アメリカ映画のSEX AN◯ THE CITY2でサウジアラビアでサマ◯サが訳あって警察に捕まるシーンを思い出した<br /><br />とても悔しかったが50£と何故か20£を投げつけた<br /><br />「エジプトの神は許しても日本の神は許さない」と言ってスーツケースを持って降りて行った<br /><br />勿論向こうは何を言われているかわかってない、<br />何を言ってるんだ?としか思ってないだろう<br /><br />少し降りるとさっきのお店から笑い声が聞こえてきた。<br /><br />凄く凄く悔しかった<br /><br />英語ができていたら、まだ違っていたかもしれない<br /><br />たかが50£。お金はあげるけど(あいつにはあげたくなかったけど)<br />当たり前のように要求してきて<br />なめられたのが本当に悔しかった<br /><br />そもそも男性6人で女性一人に寄って集るのはおかしい、でもこれも男尊女卑の国だから仕方ない。<br />仕方ないで済まさなきゃいけないのが余計腹が立って悔しかった。<br /><br />本来なら、お店の名前を晒したいところだが<br />口コミはまぁ良かったし、<br />日本人スタッフがいたらこんな事にはなっていなかったかもしれないし<br />彼にとってはバクシーンは生活する上でとても大事な事だし<br />今後日本人が行きづらくなるのは嫌なのでやめておく。<br />たまたま私が行った時は運が悪かったのだ。<br /><br /><br />でも案内人の彼だけは許さない笑<br /><br /><br />夜行列車のチケットを取るのはやめて<br />次の日飛行機で行く事にした<br /><br />なので今日の宿を探さなくてはいけない<br /><br />しかしiPhoneの充電残り2%<br /><br />ここから離れた宿を取ったらUberを呼んでもやりとりをしている間に切れてしまう<br /><br />今日は野宿かもしれないと思った<br /><br />とりあえず現在地を調べて近くにあるホテルを予約した<br /><br />無心でホテルまで歩いた<br /><br />ホテルはAustralian deluxe hotel<br />(受付の方の対応がとても良かったので記載しておく)<br />受付に着きiPhoneを充電させてもらった<br /><br />ソファに座った瞬間、涙が溢れ出てきた<br /><br />受付スタッフの人はびっくりしていた<br />そりゃそうだ <br />数分前に予約が入り疲れ切った女が入ってきたと思ったら泣き出すのだから<br /><br />泣くのをやめ、チェックインを済ませ部屋に入った。<br />ここでまた爆泣き笑<br /><br />日本にいる同期に連絡をして<br />話を聞いてもらい落ち着いた。<br /><br />もう日本に帰りたかった、<br />旅行に来て初めて日本に帰りたいと思った。<br /><br />仕事の動画撮影も撮らなきゃいけなかったので、<br />今出来る精一杯の力を出し尽くした。<br /><br />やっと落ち着きお水が飲みたくなってフロントに行って聞いてみると下のコンビニに売っていると言われた。<br />しかし、もう街に出たくなかった。<br />買ってきてもらえますか?と頼むと引き受けてくれた。<br />数分後スタッフさんがお水を買ってきてくれた<br />お金を渡そうとしたが、笑顔でNO problemと言われ受け取らなかった。<br /><br />久しぶりに人の暖かさを感じ深く感謝した。<br /><br />その日は部屋に引きこもり夜ご飯も食べず、ゆっくり休んだ。<br /><br />次の日は飛行機でルクソールへ行くので早めに出発!<br /><br />~次回へ続く~<br />

コロナ禍のエジプト旅行~初めての怖い経験~

18いいね!

2022/06/29 - 2022/07/11

339位(同エリア1591件中)

旅行記グループ コロナ禍のエジプト旅行

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みれたんさん

白砂漠ツアーを終え、
タハリールバスターミナルに到着

初めて見る大勢の人が行き交うバス停に圧倒を超えて怖さが勝った
東京でも大勢が行き交う街は慣れているが
それとこれとはまた違う


ただでさえタクシーに乗らないかと声を掛けられるのにスーツケースも持っていたので余計に声を掛けられる

「NO TAXI、Uber Uber」と言っても全く引き下がらず勝手に値段交渉してくるのがエジプト

荷物を取られないかヒヤヒヤしながらバックを握りしめスーツケースを引く

まずは夜行列車のチケットを買う為に
ネットで日本人スタッフがいるお店があるのを知り、そこへ行くのにUberを予約するが、
やはりピントした位置になかなか来てくれない。
結局10分以上のやりとりでタイムオーバーになってしまったのでキャンセルされ、キャンセル料発生。
もう一度、やってみるもキャンセルされ
キャンセル料発生、三回目も同じ結果に。

iPhoneの充電も残り少なくなってきてしまい、
暑さと上手くいかないもどかしさでイライラを落ち着かせながらGoogleマップを見て歩いた。



エジプトの道路は容赦なく車が走っているのだが
そこを渡らなければいけない
現地の人とタイミングを合わせて一緒に渡るのがベストだ


もうすぐお店に着くところで現地の人に
◯◯のお店?と聞かれ、そこのお店だったのでYESと答えると案内するよと言われた

スーツケースを持つよと言われたがバクシーンを要求されるのが嫌だったので断った
そしたら嫌な顔された

お店の入り口に着くと、え?ここ?と思う程寂れている

(後から理解したのだが大体の建物は同じくらい寂れている)
カイロで初めて建物の中に入ったので衝撃が凄かったのだ
カンボジアに来た時と同じくらいの衝撃だった

お店は5階にあるのだがエレベーターは壊れていて階段は廃墟のよう、、、

本当にここなのかとおどおどしていたら
案内してくれた男性が「ここだよ荷物を運ぶ」と言ってきた、断ったのだが強引にスーツケースを肩に乗せ、手で2を表した。

やはりバクシーン(チップ)狙い

傲慢さにとても腹が立ったが仕方ないと思い階段を登った

お店に着くと、受付の男性スタッフが一人とソファに座っている男性(おそらくお店のスタッフ)が一人いた
日本人スタッフはいますか?とお聞きしたところ、今日は休みと言われた

ここまで来たのに、、、
今日に限って休みかよ、、

暑いしUber3回キャンセルされ、強引にスーツケースは持たれるわ日本人いないわで気を落とした瞬間

「彼に20£あげて」と言われた
強引に持たれたのになんであげなきゃいけないんだと思いつつ、それがエジプト文化なので仕方なく財布の中を見てみると
一番小さいお金で50£しかなかった

受付スタッフに彼(案内人)には見えないように
両替してほしいと頼んだら、普通に見せた。

この時嫌な予感がした

そして嫌な予感的中

50£を要求してきたのだ
50£は日本円で400円にも満たないが、
その時は50£がいくらなのか忘れていたし
私が多く持っていると分かった時点で
当たり前に要求してくる精神に我慢出来なかった

私は最初20£と言ったじゃないかと伝えると
理由は言わずただ50£と言ってくる

ここは引き下がりたくないと負けじとNOと言う

日本語とアラビア語と英語の言い争いになっていると、
どんどん人が増え男6人に囲まれていた

流石にこれやばいんじゃないかと
この建物5階だし、スーツケースあるし
廃墟みたいだし、すぐには逃げられない、
それに逃げてしまったら逆に私が捕まってしまうかもしれない

バクシーンはエジプト文化であるから
向こうが勝手にやった事でも認められてしまう
それに対して対価を払わなかった私が捕まるかもしれないと思った
アメリカ映画のSEX AN◯ THE CITY2でサウジアラビアでサマ◯サが訳あって警察に捕まるシーンを思い出した

とても悔しかったが50£と何故か20£を投げつけた

「エジプトの神は許しても日本の神は許さない」と言ってスーツケースを持って降りて行った

勿論向こうは何を言われているかわかってない、
何を言ってるんだ?としか思ってないだろう

少し降りるとさっきのお店から笑い声が聞こえてきた。

凄く凄く悔しかった

英語ができていたら、まだ違っていたかもしれない

たかが50£。お金はあげるけど(あいつにはあげたくなかったけど)
当たり前のように要求してきて
なめられたのが本当に悔しかった

そもそも男性6人で女性一人に寄って集るのはおかしい、でもこれも男尊女卑の国だから仕方ない。
仕方ないで済まさなきゃいけないのが余計腹が立って悔しかった。

本来なら、お店の名前を晒したいところだが
口コミはまぁ良かったし、
日本人スタッフがいたらこんな事にはなっていなかったかもしれないし
彼にとってはバクシーンは生活する上でとても大事な事だし
今後日本人が行きづらくなるのは嫌なのでやめておく。
たまたま私が行った時は運が悪かったのだ。


でも案内人の彼だけは許さない笑


夜行列車のチケットを取るのはやめて
次の日飛行機で行く事にした

なので今日の宿を探さなくてはいけない

しかしiPhoneの充電残り2%

ここから離れた宿を取ったらUberを呼んでもやりとりをしている間に切れてしまう

今日は野宿かもしれないと思った

とりあえず現在地を調べて近くにあるホテルを予約した

無心でホテルまで歩いた

ホテルはAustralian deluxe hotel
(受付の方の対応がとても良かったので記載しておく)
受付に着きiPhoneを充電させてもらった

ソファに座った瞬間、涙が溢れ出てきた

受付スタッフの人はびっくりしていた
そりゃそうだ 
数分前に予約が入り疲れ切った女が入ってきたと思ったら泣き出すのだから

泣くのをやめ、チェックインを済ませ部屋に入った。
ここでまた爆泣き笑

日本にいる同期に連絡をして
話を聞いてもらい落ち着いた。

もう日本に帰りたかった、
旅行に来て初めて日本に帰りたいと思った。

仕事の動画撮影も撮らなきゃいけなかったので、
今出来る精一杯の力を出し尽くした。

やっと落ち着きお水が飲みたくなってフロントに行って聞いてみると下のコンビニに売っていると言われた。
しかし、もう街に出たくなかった。
買ってきてもらえますか?と頼むと引き受けてくれた。
数分後スタッフさんがお水を買ってきてくれた
お金を渡そうとしたが、笑顔でNO problemと言われ受け取らなかった。

久しぶりに人の暖かさを感じ深く感謝した。

その日は部屋に引きこもり夜ご飯も食べず、ゆっくり休んだ。

次の日は飛行機でルクソールへ行くので早めに出発!

~次回へ続く~

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