寒河江慈恩寺の明王天部展

2021/07/04 - 2021/07/04

　寒河江市にある慈恩寺は聖武天皇の頃からあるという，日本でも有数の歴史を持つ寺院で，慈恩宗という独自の宗派の本山です．かつては今よりももっと沢山寺院が建ち並んでいたようですが，今でも国の重要文化財に指定されている本堂を中心に，山門や三重搭など，沢山の堂舎が建ち並んでいます．今回は，慈恩寺の守護神である，明王と天部の展示を期間限定で行うということで，行ってみることにしました．残念ながらこれらの彫刻は写真撮影禁止でしたが，国指定や山形県指定の文化財を一度に見ることが出来，とても感動しました．
　慈恩寺には，2021年5月に，慈恩寺テラスという新しい施設がオープンしました．慈恩寺テラスでは，慈恩寺の歴史や境内の様子を知ることが出来る他，お洒落なカフェやお土産屋もあり，慈恩寺の新たな観光施設となっています．坂や階段を登る必要がありますが，慈恩寺の山門を潜ってゆっくり本堂とその周辺にある堂舎群を見たいのであれば，慈恩寺テラスの駐車場（無料）に駐車して，歩いて慈恩寺に向かうのも良いと思います．

エリア 寒河江(山形)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

慈恩寺を見学する前に昼食．この日は慈恩寺の直ぐ近くにある東光坊そばへ．慈恩寺の周辺にはいくつかお蕎麦屋さんがありますが，ここもその一つです．土曜日の昼時とあって，20分ほど待ちました．

板そば1100円と鳥そば850円を注文しました．

こんな感じで付け合わせが付きます．寒河江市らしく，サクランボもありました．

お茶．

ダンナが頼んだ板そばはボリューム満点でした．

手打そば東光坊 グルメ・レストラン

食後のそば湯．

昼食後，慈恩寺に向かいます．こちらが案内図．

東光坊そばの近くにある駐車場に駐車したので，境内の右側から入ることになります．

途中にある子安地蔵尊

阿弥陀堂

薬師堂．1693年建立と書かれていました．

こちらが本堂

本山 慈恩寺 寺・神社・教会

本来は，この階段を上がって来るのが正式な参拝路です．慈恩寺テラスの駐車場からほぼ真っ直ぐですが，結構距離があり，また坂道と階段もあります．

しかし，慈恩寺テラスから歩けば，この山門を正面から見られるので，それなりに感動すると思います．

山門の所に，本堂への拝観料が書かれていました．大人900円でした．

山門にある仁王様

慈恩寺境内の案内板．英語バージョンもありました．

三重搭．中は入れません．

寒河江市出身で寒河江高校長であった阿部酉喜夫の歌碑がありました．

かつて堂舎群があった本堂の裏側は，現在散策コースになっています．

天台大師堂

手水

東北36不動尊霊場第一番札所

宝蔵院表門の案内図．山形県の文化財です．

宝蔵院は真言宗の寺院で，大日如来を祀っています．

こちらが山門．

寅さんの腰掛け石．男はつらいよのロケで慈恩寺が使われたときに，渥美清が腰掛けた場所だそうです．

華蔵院

山門の直ぐ下にあるお洒落なベンチ．

ベンチからは寒河江市街を一望出来ます．

慈恩寺テラスにやってきました．オープン間近で新しかったです．

入場は無料．

中には慈恩寺の歴史や境内の様子が分かる展示物がありました．

こんな鎧も飾ってありました．慈恩寺テラスで一休みして帰宅しました．