2022/06/05 - 2022/06/07
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Masakatsu Yoshidaさん
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コロナが下火になったこと及び期限切れとなる航空会社のマイレージが残っていたので、これまで旅したことのない函館に出かけました。
50数年前の学生時代に住んでいた札幌から上京する時は、青函連絡船に乗って函館から青森に渡ったことはありますが、函館の市街地に出たことはありませんでした。したがって、函館観光は初めての経験でした。
旅程は、つぎのとおりです:
6月5日 (日)羽田→函館 ANA555便 湯の川温泉泊
夕方 函館観光(函館山)
6月6日(月)終日 函館観光(トラピスチヌ修道院、五稜郭、函館ベイエリア等) 湯の川温泉泊
6月7日 (火)AM 函館→青森 新幹線(新函館・新青森間)
本稿は。第2日目の午前中に出かけたトラピスチヌ修道院の記録です。この修道院は、1898年(明治31年)創立された、日本で最初の女子修道院です。
正式名称は、” 厳律シトー会 天使の聖母トラピスチヌ修道院”と名付けられています。この修道院は函館市郊外の函館空港の近くにあります。
因みに、函館市に隣接する北斗市には、明治29年開院された日本で最初の男子修道院、トラピスト修道院があります。
さて、トラピスチヌ修道院に出かけるために、五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバスを利用することにしました。ホテルから「湯の川温泉電停前」と称するバス停に行き、「函館空港」行きのバスによって、「トラピスチヌ前」で下車しました。運行本数が少ないので、予めダイヤを調べておくことが必要です。
ところで、厳律シトー会とは何でしょうか?
それは、カトリック教会の中で、祈りと労働を手段として神と人々に奉仕する隠世共住修道会とのことです。シトー修道会は、1098年、フランス東部の荒野シトーCîteauxにベネディクト会モレーム修道院長ロベールRobert de Molesmeが,原始修道制への復帰を念願して創設されたと言う歴史があります。現在、「厳律シトー修道会」は世界各地に広がり、男子102、女子76の修道院を数え、5,000名程度の修道者が、奉仕の生活を送っているとのことです。(修道院の売店で購入した小冊子を参考に編集)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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「湯の川温泉電停前」から「トラピスチヌ前」までのバスルート
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湯の川観光ホテルを9時頃に出発。
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バス通りにある湯の川橋
ホテルから川沿いの道路を進むと、バス通りに出ます。 -
湯倉神社です。
バス通りを「湯の川温泉」バス停に向かう途中にありました。 -
10:10頃に「トラピスチヌ修道院前」に到着
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トラピスチヌ修道院の外観。
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トラピスチヌ修道院の見取り図。
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修道院入口にあった案内板。
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修道院の入口
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りりしい姿の大天使聖ミカエル像。
門を潜ってから最初に見た聖者の像です。
フランスから送られたものということです。 -
慈しみの聖母マリア。
両手をひらいている姿が聖母マリアの慈しみの心を表しているとこと。
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生垣のの奥に見えた修道院の建物。
建物の中央部にある円形の部分が、この修道院の中心です。屋根の上にある小さな塔は鐘楼で、ミサや共同体の祈りの始めに、また仕事の終わりの時刻などに、大小2つの鐘が鳴らされます。 -
丸みを帯びた円形の壁には、ジャンヌダルクの像が飾れていました。
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南フランスにあるルルドの洞窟を模して作られた「ルルドの聖母」です。
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聖テレジアの像。
短い人生の中でその聖徳により、1925年に聖人の列に加えられたそうです。 -
レンガ造りの端正な修道院。
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通用門のレリーフ。
正面の壁には、聖家族3図の描かれています。 -
中央:イエスの誕生
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左の図:マリアのお告げ
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右の図:エジプトへの避難
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資料館及び売店。
ここを訪れた思い出として、売店で”修道院をバックにした慈しみの聖母マリア”の写真を埋め込んだキーホルダーを購入しました。 -
資料館に掲示されていた、フランスから派遣された創立者たち8名の写真です。
草創期の修道女たちの生活は困難を極め、それを見かねたフランスから、引き揚げが伝えられるほどであったとのこと。
この修道院には、苦難の歴史が刻まれていたのですね!
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修道院を見学後、次に訪問予定の「五稜郭」行きのバスが発車するまで少し時間があったので、修道院の真向かいにある”市民の森”に立ち寄りました。
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この建物は、園内のビジターセンターです。
私は、ここで北海道ならではの美味しいスフトクリームを食べながら、バスの時間待ちをしました。 -
園内には、新緑の鮮やかな白樺林がありました。
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園内には、藤棚もありました。
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藤の花は満開でした。
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「五稜郭」行きのバスの発車時刻が迫ったので、バス停に戻りました。
五稜郭の観光記は、次の記事で綴ります。
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この旅行記へのコメント (2)
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- おくさん 2022/06/28 10:07:57
- 函館
- こんにちは、私は45年前に訪れました。
トラピスチヌの周囲は想像してたよりケバくて少しがっかりした覚えがありますが、今回の写真を拝見したところでは、その雰囲気はありませんでした。
大昔だったので変わったのかな?
函館では2泊しまして、函館駅と男子トラピストに泊めて貰いました。
知り合いの神父さんを頼って行ったので、シスターでも入れない内部をあんないしてくれました。。
もう一度行きたいです。
- Masakatsu Yoshidaさん からの返信 2022/06/30 14:50:58
- Re: 函館
- おくさんへ:おくさんがこの修道院を訪れた時からかなり年月が経っていますので、現在とはかなり変わっているかもしれませんね!まだコロナ禍による影響が残っているので、トラピスチヌ修道院の来訪者は少なく、ゆっくりと院内を見学することが出来ました。私は、フランスでサンティアゴ巡礼の折に、ルルドにも立ち寄った経験がありますので、この修道院にも類似の洞窟があるのを見て、驚きでした。-マサカツ
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