2022/06/09 - 2022/06/09
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sassyさん
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ご近所さんの大阪出身のお友だちが嵐山へ行ってみたいということで、洛東育ちの私は全く土地勘が無いのですが案内役で一路嵐山へ。
梅雨入り前のまだ爽やかな気候の中、ぶらぶらと目的もなくお散歩(&おしゃべり)をした嵐山の記録です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
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-
6月9日木曜日
自宅からはJRが便利なので嵯峨嵐山駅へ。
9時50分着。
そういえば息子がまだ小学生だった頃、鉄オタのあまりに何度もこの駅に隣接する「ジオラマ京都Japan」へ来ていたことを思い出しました。
…あの頃の息子は可愛かった…(笑)
もうこの時間には隣接のトロッコ嵯峨駅には沢山の観光客。
季節も良いことだし、皆さんトロッコ列車と保津川下りを楽しまれるのかな?
私は両方ともまだ経験してないなー。
この嵐山の散歩は、特に何をしようと決めて来た訳ではないので、とにかく人の多いところを目指そうと、駅前の細い道を西へ。
何通りと呼ぶのでしょう?嵐電の嵐山の前の渡月橋へ続く道に出てよーじやカフェを見つけたので、すぐ脇から入る竹林の小径を歩くことに。 -
この日はまだ観光客はそれほど多くはなかったようでしたが、修学旅行の生徒さんのグループがそれは沢山おられました。
コロナ禍もあるのでしょうが、今の修学旅行はタクシー観光で、運転手さんに連れられて案内を受けながらの小グループのようですね。
この歳になると竹の風情も分かりますが、あんなに若い子どもたちはこんなところを歩かされて「へー」と思うくらいじゃないのかしら、と思ったり。 -
この日は朝から日差しは強かったものの空気はとても爽やかで、竹林を時折わたる風の涼しいこと。
マスクを外してみると竹の香りも爽やかでした。
嵯峨野線の踏切を渡り道なりに歩き進めると、途中何件かの竹細工のお店があったり、何のお店だったのか閉店したような構えの建物があったり。
そういえば、竹林の中に違法建築として撤去要請の看板が立てられた建築物もあり、そこに記載されていている持ち主の名前がアジア風のものだったのがちょっと複雑な気分…。 -
道中いくつかある分岐点にはちゃんと観光案内の道標がたっていて、なんとなく「二尊院」に到着(笑)
入口の総門から本堂へ向かうまっすぐに延びた参道は「紅葉の馬場」と呼ぶそうです。 -
今の季節は青もみじがそれは見事。
-
抜けるような青空と緑の木々。
光と影のコントラストが鮮やかです。 -
本堂へ入る黒門の脇にチョロチョロと涌き出ている水の流れ。
どんなものかと手をつけてみると驚くほど冷たくない(笑)
こういうのはしびれるほどに冷たいのが定番だと思っていました。
でもお水はとても綺麗で、眼には涼しげ。 -
花の手水鉢。
この時はこのひとつしか見ませんでしたが、インスタなんかを拝見すると境内にはどうやら他にも花の手水鉢があるようでした。
靴を脱いで本堂へ上がりお線香をお供え。
阿弥陀如来と釈迦如来がご本尊だから「二尊院」と称するのですって。 -
こちらは普賢象桜という桜の有名なとこだそうで、ソメイヨシノよりもひと月ほど開花がずれるようなので、晩春にこの辺りに来ると遅めのお花見と早めの新緑が両方見られるかもしれませんね。
こちらの桜の木は枯れて伐採されたようですが、新しい生命が枝を伸ばしていました。
さて、こちらは本堂の東にある石段を上っていくといくつかの墓所があり、京都では誰もが知る角倉了以さんのお墓もあるようです。
ようです、と書いたのも、暑さに弱い友人が疲れて上へ行くのを嫌がったからです(笑)
山へ上らない墓所には坂東妻三郎さんや田村高廣さんの田村家のお墓があると案内されていました。
さて、周辺には他にも常寂光寺や祇王寺など見所がたくさんあるのですが、なにせ友人がへとへとになっていたもので、お店の集まる嵐電の駅の方へ戻ることにします。 -
竹林の小径を戻りよーじやカフェの横に出て渡月橋へ向かう道中、ちょうどお昼時になったのでお昼をいただけそうなお店を探すのですが、意外と甘いもののお店ばかりが目につき、軽く食事と言えばお豆腐かおそば。
結局桂川沿いの「嵐山よしむら」さんでおそばをいただくことにしました。
店先の記名帳に名前を書き、10分ほど店前で座って待っていると、同列経営のお豆腐料理の「松ヶ枝」さんの方でお席を用意してくださいました。
通されたのは蔵を改装したお席で、一階にはお席は3つだけ。
混み合う時間にも関わらず静かにゆっくり寛げてありがたかったです。
こちらでは「よしむら」のメニューと「松ヶ枝」のメニューと両方が注文できるようで、湯豆腐にも心引かれましたがやっぱりおそばに。
ざるそばと温湯葉そばとミニ天丼のセット。
香の物にそば麹で漬けた柚子大根をいただき、美味しいこと。
お茶もそば茶でそば尽くしのお昼です。 -
お昼の食事を済ませ、ウインドウショッピング。
嵐山に来ると必ず買う「琴きき茶屋」の桜餅なのですが、コロナ禍の今、水木曜日とお休みをされていて、ちょうどのタイミングで買うことができず。
好きなのでとっても残念。
暑い中人の多さ少なさで日傘を差したり閉じたりがせわしなく、休憩しようと「茶三楽」へ向かうとまさかのお休み!
ここには行きたいねー、とお友だちと言ってたのに。
後で確認すると今月は金・土・日・月の営業ってインスタに書かれていました。
ということで次にexカフェに向かいましたが、覗き見ると客層が若くて落ち着けなさそうに感じてしまい、結局そのすぐそばにある「嵐山のむら」さんに涼を求めました。
こちらはねぎ焼きと甘味のお店だそうで、表通りから少し入ったところにあるおかげで、静かに落ち着ける雰囲気。
中途半端な時間なので客は私たち2人だけ。
一番奥の小さなお庭を見渡すお席に座ってかき氷をいただきました。
私は田舎氷という、きなこの氷。
ちゃんとした氷で作られたかき氷ってなんでこんなに鼻が痛くならないのでしょうね。
お庭に面するガラス戸はこのご時世なので少し開けられていて、そこから流れ入る風も心地よかったのですが、風のついでにアシナガバチも入り込み、私たちとお店の方と4人の女性でキャーキャー(笑)
上手い具合にガラス戸に止まったところを互い違いにして外に出すことができましたが、鍵が見当たらなかったり、古いのか戸が動かなかったり。
なんかでも、とても楽しいエピソードでした。
そんなこんなで結構いい時間になったので、嵐電を利用して帰途に。
嵐電から地下鉄に乗り換えた辺りで「そういえば」とふたりして何にもお家にお土産を買ってないことに気付き愕然。
ただただ青もみじの美しさと竹林を渡る風と香りと、美味しいおそばとかき氷の思い出だけを持って帰った初夏の1日でした。
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