2022年イースター休暇　カンガルー島2泊３日（2日目）

2022/04/16 - 2022/04/16

カンガルー島は南オーストラリア州屈指の観光地です。そしてわが家からは行きやすい。ということで、誰かが遊びに来れば行くし、自分たちだけでも行くし、ということでもう何回も行っています。

なので今回必ず行く、と決めているのは島の西側を占めるフリンダースチェイス国立公園だけです。あのすさまじい山火事からの回復がどのくらい進んでいるのか、それは見届けたい。

エリア カンガルー島(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5

カンガルー島、２日目の朝です。キングスコートにはカフェやベーカリーがいくつもあるのですがクリスマスやイースターは閉店していたり、開店時間が遅くなったりするところがほとんど。その中でこの店はクリスマスもイースターもほぼ通常どおり。

席の数もそこそこあるのですが、何しろ開いているのはここだけ、ということでこの日はお客で一杯でした。

右手のカウンターで注文します。

延々と待たされてやっと出てきたコーヒー。

そして所謂、ビッグブレッキー。
ベーコンは焼きすぎ、そして大皿に妙なスペースが。写真では写ってませんが、左下、明らかに何か一つ足りないような・・・普通のビッグブレッキーからすると焼いたトマトがあるはずです。で、卵がなんとポーチドエッグ・・・なんだかいまいちです。

今日は島の西、2019年末の大森林火災で焼け野原になってしまった国立公園へ向かいます。まだカフェなどは再建されていないので、家から持ってきた材料でおむすび弁当をつくりました。それにしても慣れないコンロと鍋でご飯を炊くのがこんなに難しいとは・・

今日もいいお天気、単調ではあるものの快適なドライブです。

焼け野原だったところも少しだけ回復していますね。

キングスコートから西に110km、フリンダース・チェイス国立公園に到着しました。

入場料は大人１名で12ドル。あらかじめネットで入園料を支払います。

2019/2020年の夏の山火事で、ビジターセンター、ヘリテージコテージ、キャンプ場、トイレ、遊歩道、ピクニックエリアなど、公園のインフラストラクチャの多くが破壊されました。普段は小さな案内所がありますがイースター期間中は無人です。

大火災のあとの植物や動物の様子について、要所要所にこのような掲示がされていました。

最初の見所、Bunker Hill Lookoutです。これからあの道の先へと向かいます。

ただひたすら走ります。

「天気晴朗なれど波高し」というところです。

遊歩道が整備されていました。

前回来たときより、さらに植物が増えています。

まだまだ時間はかかりそうですが、自然の回復力の強さを見た気がします。

かってリマーカブルロックスまでの通路になっていた部分は再生のため保護されています。

何度来ても、この奇岩たちには驚かされます。

水平線の先にはもう南極しかありません。

このあたりはだんだん整備が始まっていました。こちらはトイレ。

簡単な説明を書いた掲示板もできていました。

カンガルー島にはいくつかの灯台がありますが、これはCape du Couedic Lighthouseという名の、アドミラルアーチの近くにあるものです。

1906年に建設がはじまり1909年に完成、もちろん最初は灯台守が住み込んで運用していましたが、1957年に無人化されています。2000個の医師で作られた高さ25mの灯台ですが、現在のところ一般公開はされていません。

カンガルー島と言えば、このオーストラリアアシカが有名です。

およそ17.5ヶ月ごとに１頭の子しか産まず、妊娠期間と授乳期間が非常に長いこともあり、その数は少なく絶滅の危機にさらされています。

ここにはいつもたくさんいるのでそうは思わないのですが・・

観光客もかなり戻ってきたようです。

前回は他州への旅行がしにくい時期でしたが、今はもう自由、この日もたくさんの人がやってきていました。

いつものように、岩だなでのんびりしているアシカたち。

ここは木製の階段があってかなり下の方まで降りていくことができます。

次の場所への移動途上でちょっと車をおりて木を観察。焼けただれた太い枝から、新しい枝が出ています。ものすごい再生能力です。

こんな木もたくさんありました。

こちらもカンガルー島屈指の人気スポットです。

シール・ベイ、野生のアシカをもっと近くで見ることができます。ガイドツアーは大人38ドルと少々お高めですが、砂浜に入ることができ、より近くでアシカを見ることができるので、初めてならおすすめです。

私たちはもう３回目か４回目なので、セルフガイドのボードウォークにしました。こちらは、設置されている遊歩道と展望所のみ、砂浜に出ることはできません。

上からの眺めもいいのですが、アシカを見に下へ降ります。

これはクジラの骨です。

遊歩道の下はアシカ君たちのお昼寝場所でもあります。

いい寝顔です。

海辺でもこのとおりごろん、ごろん。

波と戯れている子もいれば・・・

二頭で仲良くしている子たちも。

アシカの向こうにはたくさんの鳥。

このときは泳いでいるのはこの子だけでした。

この火の予定を無事に終え、宿に戻り、ベランダからふと見ると・・・・

うーん、ここにもこんなにいるのか。これは白い鳥、White cockatoosです。和名はタイハクオウム。わが家の近くにもたくさんいて、うちの庭の木の実をよく食べに来ています．その姿はなかなか愛らしい・・・のですが鳴き声がとにかくうるさいのです。

今日の夕食はここ。Bella Cafe & Pizza Barというところです。席の予約をしてあったのですが、泊まっているところにはちゃんとしたオーブンがあるし、たまたまこの日は故障でトイレが使えない、というし、ということで急遽テイクアウトにしました。

小サイズのピッツァを２枚。少しずつオーブンで熱々にあたためなおしながらワインと一緒にいただきました。これは大正解。キッチン付きの宿の良さですね。

そして・・・・えらいことになってるなぁ・・・・

しばらくすると一斉に飛び立ってゆきました。