カンガルー島で新年を　2016年年越し旅行　（４）　

2016/01/02 - 2016/01/03

さて、楽しかったカンガルー島観光は終わり。帰りの飛行機が早朝便なので、最後の夜はわが家でゆっくりしてもらうことにしました。街で旨い南オーストラリア産の肉でも食べてもらいましょう。

エリア アデレード(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 旅行の手配内容: 個別手配

帰りの船は10:30発、余裕を見て（何しろ幼児連れですから何が起こるかわかりません）早めに２泊した家を出発しました。おかげで港につくと先客はわずか数台。待合室でのんびりと乗船を待ちます。

待合室の中にはカンガルー島の土産にちょうどいい島のワインや、調味料、蜂蜜などもいろいろ売っていますし、軽食も食べられます。

船着き場のあたりでも海の色がとても綺麗です。

さてさて、船が到着したので乗船です。

往路は満員で座れなかった最前列席に陣取ります。すると船員がやってきました。何事かと思うと、今日は海がかなり荒れると予想され、このエリアは相当揺れる、とのこと。ほほー、でもながめいいしなぁ、、、、とそのままに。

ですが、揺れるのなんの。

私はあまり乗り物に強くないので早々に真ん中あたりへ移動しました。それでも相当な揺れです。あとで聞くと兄嫁は大変だったそうな。まぁ、夕べうちの嫁と大酒呑んでいましたから二日酔いもあったかもしれません。

これで８回目になりますが普段はまったくというっていいほど揺れません。こんなに揺れたのは初めてです。乗り物酔いする人は酔い止めを飲んでおいた方がいいかもしれません。

本土に到着し、まずはビクターハーバーを目指します。時間的に見て、このあたりで昼食にするのがちょうどいいでしょう。

できれば街もちょっと見物しようと思っていましたが、とても人が多く、見所のあたりには駐車できるスペースすらありません。ぐるっと一回りしているうちにちょうど空いたスペースを見つけて車を止めると目の前にちょうどいい店がありました。

というわけでその店で昼食です。

Grosvenor Hotelという店です。オーストラリアでは昔、夜遅くなるとホテルでしか酒が売れないという規制があったため、パブの二階はホテルになっていました。今では実際にはホテルではないのにホテルと名のつくパブが沢山あります。ただここはいまでも宿泊できるようですね。かなり古くからある店のようです。

Comfort Inn Victor Harbor ホテル

こういう店では注文を取りに来てくれたりはしませんから、カウンターに行って注文をしてお金を払って席で待ちます。ビールなどはカウンターで受け取り自分で運びます。

メニューは豊富で、人気があるのはSeafood Platterですね。あちこちのテーブルに運ばれていきます。そのボリュームたるや凄い物です。隣のテーブルで年輩の夫婦二組がそれぞれ２人分のを注文してもりもりと食べていました。

黒板メニューもあって、今日のお勧めがリストアップされています。兄は、カレーがローストビーフより高いのに驚いていました。まぁ、ここのローストビーフを見なければそうかもしれません。（オーストラリアのパブのローストビーフは英国のそれと同じで旨いものではありません。

注文をすませてふと見ると、おもちゃの列車が高いところを走っていました。姪っ子がおおよろこびです。

母が注文したのは小エビのクリーム煮。

うちの嫁はフィッシュアンドチップス。魚はフラットヘッド。蛎殻がタルタルソース入れになっているのはしゃれてますが、甘ったるいのがいただけません。まぁ、レモン搾って食うのが一番ですね。

いまいち食欲のなさそうな兄嫁は本日のスープ。昨日のスープみたいだったらどうしよう、と心配したもののそれは杞憂、むしろ塩味がきつめだったようです。

ブロッコリーのクリームスープ

私が選んだのはパパダンがつきささったビーフカレー。辛くはありませんが、きっちり香辛料が利いたなかなかのものです。

姪っ子には・・・・またまた海老です。ほんま、海老が好きですなぁ。

Salt&Pepper Prawns 19.90AU$

ですが衣に塩と胡椒が利いていて子ども向きじゃなかったようで、衣をはがして食べさせていました。

こういう店じゃ味の注文はできないですしねぇ。。但し、この店にもちゃんと7.5AU$の子ども向けセットメニューはあります。

兄はCrispy Skin Salmon、皮をかりかりに焼いた鮭です。下にあるのはマッシュポテトですが、これがなーんの味もしないそうで。。

こっちのマッシュポテトにはそういうのが多いですね。20.90AU$なり。

生ビールを４杯つけて130AU$弱のお昼ご飯でした。

家へ帰る途中でちょっと寄り道です。

オーストラリア最大のワイン産地であるＳＡ州の中でも有名なMcLalen Vale。

アデレード市内からも近いので日帰りや、1泊２日のツアーも出ている一大観光地でもあります。

今回は眺めの良さと、ちょっとした土産物も買える、うまくいくと可愛い犬にも会える、ということでこのワイナリーを選んでみました。

黒い羊が迎えてくれるHUGH HAMILTONです。

https://hughhamiltonwines.com.au/

案の定、羊にまたがり大喜び。

兄夫婦はいろいろワインを試飲していましたが、ピンと来る物はなかったようです。

まぁ、うちも最初に来た時は何本か買いましたが、この銘醸地を長いこと探索していると食指が伸びなくなってきたところですから。。。

わが家が普段飲みにしているワイナリーに行ってみたい、という兄嫁のリクエストにお応えして、わが家の酒蔵へやってきました。

Geoff Merrillです。
http://www.geoffmerrillwines.com.au/

ここにも高価格帯のワインがありますが、一本10AU$前後で買える安旨ワインがわが家の日常酒です。兄夫婦と母であれこれ試飲して、自分用と土産用に数本ずつのお買い上げ。会員価格なのでなかなかのお買い得だったはず。

オーストラリアではカリフォルニアなどと違い、基本的に試飲は無料です。（100$以上の高いものだけ有料だったり、一本も買わない場合は有料、というところがたまにあります）

自宅に帰ってひたすら帰りの荷造り。あっという間に時間が過ぎていきます。オーストラリアからはどうしてもワインや蜂蜜など重い物を持ち帰るのでみなさん苦労するようですね。

時間が来たので荷造りを中断して、最後の晩餐に出発です。

行き先はアデレード市内中心部、セントラルマーケット前のアルゼンチン料理店、GAUCHO'Sです。

何年ぶりかに来たのでちょっとメニューが変わったようですね。

年末に予約してあったので、通りに面した窓際にちゃんと幼児用の席が用意してありました。メニューはテーブルの上に一人一枚、紙のものが置かれてあります。

メインになるのはビーフステーキです。今は熟成肉に力をいれているようでメニューには熟成日数が明記されています。肉類で一番値の張るCHULETAと名付けられたTボーンステーキでも52AU$とリーズナブル。

とりあえずは焼いた肉を３皿、サラダ、海老を注文して様子を見ます。人数より少ない皿数の注文でも構いませんし、全部シェアしますか？と聞かれてYESと言えばちゃんと切り分けて持って来てくれます。

まずはTボーンステーキにしました。この国ではスーパーでも売っていて、実はCOLESで350gのものを買ってカンガルー島でも食べたのですがさすがにちょっと薄め。この店のものは500gでしっかり厚みがあります。まぁ、骨があるので400gくらいでしょうか。

さすがにこれは人数分切り分け、とはいきません。フィレの方は小さくて一人小さな一切れずつしか当たりません。

合計1.3kgの牛肉を食べましたが、物足りないのでCORDERと名付けられたアデレードヒル産の子羊を追加。ジューシーで柔らかくとてもいい香りです。

ちなみに、ステーキには6AU$の追加で三種類のソースをつけられますが、塩と胡椒だけで食べるのがやはり一番ですね。

飲み物は当然赤ワイン、ご当地物で私達が飲んだ事がないものを、ということで注文を取りに来てくれたスタッフが好きだというシラーズを注文。大きなグラスに入れるといきなり一本がカラになりました。

少なくなってきて次をどうするか、と相談するもさっぱりとビールが、という人もいたのでアルゼンチン産のビールを注文。

この日のお勘定は全部で285AU$、大人５人でステーキをお腹一杯食べてこのお値段はさすがオーストラリアですね。

これでアデレードでの食事はおしまいです。

GOODLIFEのピザ、インド料理、ガウチョのステーキ。まぁ、アデレードではこれだけ食べていれば十分ですね。

翌朝は５時に起きてアデレード空港へ向かい、兄一家はキャセイパシフィック航空の飛行機で日本に向かって出発しました。幼児と老人を連れての海外旅行、さぞや大変だったでしょう。