2022年イースター休暇　カンガルー島2泊３日(初日）

2022/04/15 - 2022/04/15

日本のゴールデンウィークに先駆けること半月、オーストラリアではイースター期間がやってきました。金曜日と翌週の月曜日が公休日となるので、土日を挟んで４連休になります。

COVID-19流行以前には、この時期に有給休暇を併用して、長期の日本旅行をするのが楽しみでしたが、2020、2021年に続き今年もなし。入国は多少はしやすくなったようですが、制限も多いようです。何より、いちいちマスクをつけたり外したりして食事なんてしたくありません。（南オーストラリア州では、マスク着用義務期間中でも、「飲食中」はマスクははずしたままでOKです）

仕方ないので安心の州内旅行、ということでカンガルー島へ行くことにしました。そういえばこの時期に行くのは初めてです。

エリア カンガルー島(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

今回はフェリーの予約時間の関係で、朝食を自宅で食べ、洗濯物も干してからのんびり出発です。ほんの少し安くなったガソリンを満タンにして、南へひた走ります。

驚くべきことに、どちら方向もかなりの交通量です。東部大都市で2年ぶりにイースター休暇の大移動が、というニュースを見ましたが、南オーストラリア州でもそうみたいですね。

それでも南下するにつれて少しずつ車は減り、快晴の空の下で気持ちのいいドライブです。いつもは朝食を食べるカフェは混み合っていたので素通り。時間をとられて、予約したフェリーに乗れないなんてことになったら大変ですから。カフェが賑わっているのはめでたいことです。

途中のキャンプ地や海辺の別荘地も車がたくさん止まっていました。無事港に到着。

ちょうど一便前の船が出て行くところでした。

フェリー 船系

一般的な場所ではマスク着用義務が解かれましたが、「公共交通機関」であるフェリーの船内とターミナルビル内はまだ着用が義務づけられています。チェックインを済ませ、ビル内の売店でアイスクリームやパイを買って昼食代わりにいただきました。

予定通りに私たちが予約した船が入港です。

ぼちぼち乗船開始です。

私は一番最初のグループで乗船。一番前のゆったりとした席を確保しました。同じグループで乗船した子どもたちは出発準備をする船員さんの姿に大喜びです。

風は少し強いですが、天気もよく波もそれほどではないので快適な船旅になりそうです。

この日の便は全便予約で一杯、自動車がぎっしりと並んでいます。トレーラーを牽引していたり、屋根に荷物を積んでいたりする車も多いです。

客室は満席状態ですし、お天気もいいのでデッキにも人がたくさんです。私たちが予約しようとした時点で、いい時間帯はすでに満席でした。

本土のケープ・ジャーヴィス港から16km、45分ほどの船旅です。

船室の前方にはカフェがあり、テーブルがある席も用意されています。

特に揺れることもなく、到着。港のすぐ近くに立派な案内所がありますが、すでに閉まっていました。

ワインを仕入れようと思いましたが、前回立ち寄ってお気に入りとなった別のワイナリーはこの日は休業。そこで標識にあった別のワイナリーに行ってみました。

False Cape Winesという1999年にできたワイナリーです。南オーストラリアの別の地域で長年ワインを作ってきた一族の女性が、兄弟や夫といっしょに始めた、家族経営のワイナリーです。

後から知りましたが、どうやら「持続可能なワイン造り」を目指しているようですね。

これもその一貫。ワイナリーには珍しい動物が・・・

こんな子もいました。オーストラリアのワイナリーでは犬を飼っている事が多く、それらの犬たちの写真集まで出ています。

これがテイスティングルームのある建物です。

テイスティングは有料、白だけ、赤だけ、赤白ミックス、それぞれ指定された4種類で12ドル。買っても返金はありません。

食べ物も豊富に揃っています。多くのワイナリーにあるチーズボードの他、自家製のパイやサラダ、トーストなどランチにも使えます。

二人なので、赤と白それぞれ１セットずつ。パドルに載せて運ばれてきて、飲む順番も教えてくれます。

テラス席の外の庭には子どもたちの遊び場所があります。

客席もありました。

そして庭には鶏の親子が。

鶏たちはときどきこうやって上がり込んで来ます。

動物たち、子どもの遊び場、菜園など、家族で来てゆっくり楽しめるワイナリーでした。今日は閉まっていたもう一つのワイナリーも同じようにいろんな施設があります。やはり南オーストラリア州きっての観光地ですね。

今夜の宿にいく途中、ふと見ると・・・

おお、サイロアートではありませんか！これはまったくのノーマーク。後でゆっくり見にくることにしましょう。

カンガルー島には何度も来ていますが定宿があるわけではありません。今回はこちらにしてみました。Kangaroo Island Bayview Villas、こういう独立した家が4棟並んでいます。

キングスコートの町と海が見える専用パティオつき、３ベッドルーム、設備の整ったキッチン、大きな薄型テレビもある広々としたリビングルーム。6人でも悠々泊まれ、二人では広すぎますが、ちゃんとしたキッチンがあると食事の選択肢がぐっと広がります。

夕暮れどき。ぼちぼち夕食に出かけましょう。キッチンは充実してますが、旅行は非日常を楽しむもの、いつもの晩ご飯ではつまらない。

この日の夕食は、海沿いにあるオーロラオゾンホテルのレストランで。過去の苦い経験を活かし、早くから席を予約しておきました。ホテルは通りを挟んで反対側にあります。

オーロラ オゾン ホテル ホテル

店内は広々としています。

時間が早いので、まだ客はまばら。

こういうオーストラリアの普通のパブやレストランではシンプルな食べ物が一番です。ステーキ、ハンバーガー、そして今日は海に来ているのだからもちろんフィッシュ＆チップス。たいていの店では、一般的なバッター以外にグリルとクランブルが選べます。

この日はガーフィッシュしかないとのことで、それをクランブルで。要するに、サヨリ（とはいっても日本のより遙かに大型）のフライですね。揚げたて熱々のさくさく、美味しかったです。