道南を周る旅（４）レンタカーで積丹半島～余市～せたな～見市温泉

2021/10/28 - 2021/10/31

積丹町に入り、神威岬が見えてきました。続いて積丹岬に到着。日本の渚百選にも選ばれた島武意海岸です。クマ出没で遊歩道は立ち入りできませんでした。ここ数年、クマの出没が多く、札幌市内でも出ているとのことです。積丹半島の東側を南下します。クジラ岩、ローソク岩と奇岩が続きます。

エリア 積丹半島(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 交通手段: レンタカー JALグループ AIR DO

積丹半島西側、国道229号線を北上すると、神恵内（かもえない）村に入りました。人口は800人、道内179市町村で2番目に少なく、道内でコンビニの無い３町村の一つです。何kmかおきに現れる小さな漁村でイカ、ウニ、アワビ漁が行われています。

写真のように硬い岩盤の地形で、日本の自治体で唯一、震度１以上の地震を一度も観測したことがないという記録を2018年まで持っていました。神恵内村は、今回、高レベル放射性廃棄物処分場に係る文献調査に応募しています。

積丹町に入り、神威岬（写真）が見えてきました。

神威岬 自然・景勝地

続いて積丹岬に到着。日本の渚百選にも選ばれた島武意海岸（写真）です。クマ出没で遊歩道は立ち入りできませんでした。ここ数年、クマの出没が多く、札幌市内でも出ているとのことです。

積丹岬 自然・景勝地

積丹半島の東側を南下します。クジラ岩（写真）、

ローソク岩（写真）と奇岩が続きます。

ローソク岩 自然・景勝地

積丹半島を南下するとまた奇岩がありました。七福神に似ていることから名づけられた「えびす岩大黒岩」です。安山岩で出来ていて、たたずまいから夫婦岩と呼ばれています。

北海道通の知人から薦められた柿崎商店で食事です。

柿崎商店 海鮮工房 グルメ・レストラン

帆立いくら丼

２階が食堂。

１階は海産物がメインのスーパーマーケットになっています。北海道限定のスープ付きカップ焼きそばも売っています。

建造物９棟が国の登録有形文化財となっている、ニッカウヰスキー余市蒸溜所です。良質な水、日本海の水運に恵まれ、ウイスキーは製品にするまで時間がかかることから、操業当初は特産のリンゴでジュースを作って資金を回収したという話も興味深いです。

ニッカウヰスキー余市蒸溜所 名所・史跡

最初は江別市が工場建設の候補だったようですが氾濫の可能性があり、1934年余市に決めたそうです。昔も今も工場立地の決め手は水に浸からない土地というのを実感します。

ニッカウヰスキー余市蒸溜所から見える距離にある余市駅です。新幹線開通で廃止になるとは残念です。

余市駅 駅

日本海側の国道229号線を南下します。高レベル放射性廃棄物処分場に係る文献調査に応募した寿都町を経由し、せたな町へ。三本杉岩の間に夕陽が沈むところでした。三つの巨岩で、上部には岩松や寒冷地特有の植物が緑を添えます。

三本杉岩 自然・景勝地

せたなから南下します。国道229号線から分岐する道道740号線で日本海側の海岸線を忠実にたどります。行きかう車もなく、北海道最西端尾花岬はトンネルでショートカットしてしまうので、姿は見えません。途中、日本海に沈む夕日を見ました。

そして日本一危険な神社「太田山神社」に着きました。北海道で（離島を除けば）最も西にある神社でもあります。鳥居をくぐりいざ本殿に参拝しようとすると、ロープ伝いに上るしかない傾斜40度の急階段。

太田山神社 寺・神社・教会

よって鳥居から拝むことにしました。

＜見市温泉＞日本海側沿いに国道229号線を南下した後、国道227号線で山側に4km走った見市温泉（八雲町）に泊まりました。テレビは地上波は映らず、衛星放送だけ映るという山の中の一軒宿です。宿泊した部屋からは見市川の紅葉が眺められました（写真）。

見市温泉旅館 宿・ホテル

料理はあわびづくしと、

うに鍋（写真）でした。

あわびの炊き込み御飯

天ぷら

食堂から見市川の紅葉を眺められます。

朝食