道南を周る旅（１）引退間近のＳＡＡＢ３４０で奥尻島へ到着

2021/10/28 - 2021/10/31

＜函館→奥尻島＞日本の航空会社で最後の１機となったＳＡＡＢ３４０で奥尻に向かいます。本機を保有する北海道エアシステムも１２月の引退を発表しています（後継はATR42-600）。ＳＡＡＢ機は与圧性能が優れ、機内騒音も逆位相の音を発生させ騒音を減少させているようです。函館離陸時の情報では「悪天候時は引き返し」とのことでしたが、奥尻島が姿を現し、機長からも「このまま着陸可能」とのアナウンスがありました。海岸沿いの奥尻空港に着陸しました。
2月27日で引退し、日本の航空会社から姿を消す最後のＳＡＡＢ機で奥尻空港到着。機体には北海道エアシステムＨＡＣの文字があります。空港ターミナルは2006年滑走路が800ｍ→1500ｍと延長された時に新築されました。

エリア 奥尻島(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 交通手段: JALグループ

道南で行ったことのないエリアを周ります。ＪＡＬで羽田→函館に搭乗です。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

スカイツリー上空です。

函館空港に着陸します。函館山（写真）が見えてきました。

空港で乗り換え待ちを利用し、空港から徒歩25分で行けるトラピスチヌ修道院に行ってみます。

函館空港 空港

ここは再訪になりますが、背景が紅葉だと違った印象です。

トラピスチヌ修道院 名所・史跡

＜トラピスチヌ修道院＞1898年フランス・ウプシー修道院から修道女8名が到着。日本初の女子修道院として設立されました。

修道院内部はもちろん入れませんので、マドレーヌ・バター飴を売っている売店兼資料室と中庭を見学。市民の森という公園の中を通って徒歩25分で再び空港に戻ります。

トラピスチヌ修道院 売店 グルメ・レストラン

途中見えたタクシー会社の車庫は「いさり火タクシー」と函館らしいネーミングです。稼働していない車が大漁いや大量にあるのが寂しいです。

函館空港のパタパタ。絶滅危惧種になってしまいました。

函館空港 空港

次の目的地、奥尻島に向かいますが「悪天候時は引き返し」との情報です。函館でこれだけ晴天なので大丈夫だとは思いますが。

＜函館→奥尻島＞日本の航空会社で最後の１機となったＳＡＡＢ３４０で奥尻に向かいます。本機を保有する北海道エアシステムも１２月の引退を発表しています（後継はATR42-600）。

ＳＡＡＢ機は与圧性能が優れ、機内騒音も逆位相の音を発生させ騒音を減少させているようです。軽やかな函館空港の離陸でした。

函館離陸時の情報では「悪天候時は引き返し」とのことでしたが、奥尻島（写真）が姿を現し、機長からも「このまま着陸可能」とのアナウンスがありました。

海岸沿いの奥尻空港に着陸しました（写真）。

奥尻空港 空港

＜奥尻島＞12月27日で引退し、日本の航空会社から姿を消す最後のＳＡＡＢ機で奥尻空港到着。機体には北海道エアシステムＨＡＣの文字があります。

空港ターミナル（写真）は2006年滑走路が800ｍ→1500ｍと延長された時に新築されました。１日１便にしては立派なものです。

レンタカーで島を周ります。レンタカー料金は軽自動車でもかなり高いです。

日本海に面した西海岸を北上します。巨石断崖、奥尻で最もワイルドな風景が続きます。無縁島（写真）はピラミッド型の巨石。

無縁島海岸 海水浴適地 ビーチ

ホヤ岩（写真）は高さ25メートル、ホヤに似た岩。実際、冬の日にはホヤが打ち寄せられるとのことです。

ホヤ石海岸 自然・景勝地

西海岸を北上します。人家はしばらく見えません。ホヤ石の滝（写真）には、奥尻島唯一の水力発電所（出力170kW）があります。

ホヤ石の滝 自然・景勝地

モツ立岩（写真）は、漁師の未亡人が亭主を思い出して付けたという、

名前の由来（写真）がユニークです。

かぶと岩は1993年の大地震で半分ほど崩壊しました。ようやく人家が見えます。

神威脇集落は国後島を追われた住民が戦後入植した地区です。望郷の思いを彫刻家が表現したモニュメント（写真）が近くの北追岬にあります。

北海道最西端にあるという神威脇温泉（写真）に入りました。町営施設で源泉かけ流しです。二階の窓から海が望め、源泉64度と高温の湯でした。

神威脇温泉 温泉

屏風立岩（写真）は、温泉の裏にそびえ、島一番のダイビングスポットです。屏風のように切り立った岩が水中まで続いています。