【赤犬の尻尾】２年半ぶりのローマ

2022/03/02 - 2022/03/03

2019年暮れに始まったCovid-19（「COronaVIrus Disease 2019」の略称だが China Origin VIrus Disease とも）。
それにより移動が大きく制限されましたが、２月に入ってやっと２年ぶりに国を跨いだ旅行を再開し、手始めにイタリアのミラノに行きました。それは後日アップしますが、今月にもローマに行きましたので、そのときの様子をまとめました。

なお、今回もいわゆる「見物」の旅行ではなく、観光は全くしておらず、ここではそのときの「食」を中心に、通り掛かった街ほかの写真を掲載しただけです。
依って、観光ガイド的なニーズには全くマッチしない、【面白くない】旅行記ですが、どうぞご覧ください。

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 2.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ドイツ・フランクフルトからローマ行きの機内食です。

ビジネスクラスですが、冷菜で、同セクタで昔供されていたエコノミークラスのホットミールより落ちる気がします。パン用の皿も無いし。
あまりネガティヴなことは記したくありませんが、この航空会社はダメですね。が、コーポレートで仕方なく乗っています。

機はオーストリアに入り、スキーがタヘな私でも上手く滑れてると錯覚させる、ツィラータールの上空へと向かいます。その手前で、右舷にインスブルックの街が見えました。

【参考】ツィラータールの奥、ヒンタートゥクス。この撮影位置は標高3250mくらいで、2100ｍまで一気に、そして麓の1500ｍの村までも滑降できます。

そのまま南下し、ボローニャの東から街が見えました。

【参考】ボローニャの斜塔（３年前）。

ローマの北北西約100kmのボルセナ湖です。

その湖の南東湖畔には、イタリアの白ワインで世界的に有名な「Est! Est!! Est!!!」を産する、モンテフィアスコーネの町があります。

ここはかつて火山活動が活発だった地域で、町自体はカルデラの外輪山にあります。
２年半前に訪れたときには分かりませんでしたが、上空からは一目瞭然です。

【参考】モンテフィアスコーネのワイン組合で（２年半前）。

この日は北風だったので、空港を右に見ながらやり過ごし、半回転して着陸しました。

フィウミチーノ空港 空港

空港に着きました。
これは入国の要件のひとつである、「乗客追跡フォーム」です。
しかし、他の要件とともに入国時に提示を求められることはありませんでした（前回のミラノでも）。

着陸直前に見えたローマの街への鉄路には、いくつかの列車が団子になって止まっていました。
こりゃヤバいと思っていましたが、着後に駅に行ったら実際列車は軒並み運休で、約45分待ってやっとお目当てのローカル列車がやってきました。

街へ着くのが遅くなったので、お目当のリストランテには間に合わないと踏んで、スナック屋に向かいました。

サップリ ローマ イタリアン

ここはスップリの店で、店名もそのものずばりを付けています。（サイトが用意した位置情報の記述は、実際の音とは違うと思います。）
Supplìとはこの地のライスコロッケで、南部のアランチーノに似ています。
これはモッツァレーラが入っていて、「驚ろいた」（英語で記せば「surprise」(ｻﾌﾟﾗｲｽﾞ)）ためこの名が付いたとのこと。
典型的で素朴なローマ料理とされています。

ここには２年前に来ていますが、値は上がっています。

店内。
左のラザーニャと右側のピッツァは量り売りです。だから、経験がないと、自分の欲する量（大きさ）が幾らだか分かりません。

スップリ(2,-)と量り売りのハム入りピッツァ(3,-[17,-/kg])です。
Ｂ５ほどが400円弱で、これが安いか高いか？

モッツァレーラがにゅ～～～～ンと伸びます。

帰り際にも立ち寄って、いくつかお土産に買いました。

左下がオリジナルのクラシコ、右がラグー(3,-)で、上はカルボナーラ(2,50)です。

テベレ川の中州、ティベリ－ナ島です。

ティベリーナ島 散歩・街歩き

島に南から架かるケスティオ橋です。

チェスティオ橋 建造物

中洲の下流のパラティーノ橋の手前には、古代ローマに架けられた石橋・エミリオ橋の遺構があります。

ちなみに中央の鐘楼は、「真実の口」がある教会のものです。

ポンテ パラティーノ 観光名所

「魚屋にあるサンタンジェロ教会」の前にある「オッタヴィーアのポルティコ」です。
晴天でコントラストが激しく、露光量を変えて撮った２枚を合成しましたが、それでも上手く仕上がりませんでした。

オッタヴィアの列柱 史跡・遺跡

マルケッロ劇場の周りにある遺物です。
とにかくローマにはこんなのがゴロゴロ。

マルチェッロ劇場 史跡・遺跡

カﾑポ デ フィオーリ（花畑？）広場の南東側で見つけた、奇妙な建物。

カンポ ディ フィオーリ周辺 散歩・街歩き

まだハラが超ーヘっていたので、呼び込みに釣られてこの店に入っちゃいました。

リストランテ カンポ デ フィオーリ 地元の料理

ブルスケッタと....

パスタとワインで、セットメニューとして12エウロでした。

（一般）メニューに依れば、ブルスケッタが4,-（単品だと複数かも？）、カルボナーラが10,-で、ワインだって最低4,-はするでしょうから「お得」なのは明白ですが、いかんせんパスタの味が良くなく、再訪はないですね。
やっぱり昼休みのないリストランテは、観光客目当てでダメみたいです。

堂々たるヴィットーリオ エマヌエｰレ２世記念堂がお座す、ヴェネチア広場に出ました。

ヴィットーリオ エマヌエーレ2世記念堂(ヴィットリアーノ) 建造物

そこからはコロッセオが見えます。

ヴェネツィア広場 広場・公園

テルミニ駅南東にある、サン ジョヴァンニ門です。

サン ジョバンニ門 建造物

そのすぐ西隣にあるアジナリア門です。

【参考】その直ぐ裏（内）側には、ヴァチカンの４大バシリカのひとつであるサン ジョヴァンニ大聖堂があり、これは「ローマ巡礼者に特別の赦しを与える」とされる25年に一度の聖年に開かれたときの「聖年の扉」(2000年)。
（私はカトリック信者でも((プロテスタントでも))ないが）

泊まったホテルです。
テルミニ駅から500ｍほどです。

ホテル モントリオール ホテル

シングルで予約した部屋です。

が、このダブルのほか、上のコマのエクストラベッドがありました。

洗面所です。

ホテルの窓からは、サンタ マリア マッジョーレ教会が見えました。
ここもヴァティカンの４大バシリカのひとつです。

そこから見たホテルと教会。

教会の昼間です。

サンタ マリア マッジョーレ大聖堂 寺院・教会

【参考】大聖年の2000年に開かれた「聖年の扉」。

テルミニ駅北に位置するピア門です。

◆　◆　◆　◆

これと下のコマは東通工のスマホで普通に撮った写真ですが、なぜかクロスフィルターを使ったような仕上がりになってます。不思議！

ピア門 史跡・遺跡

地元で安くて人気の呑み屋に行きました。

アル ガッロ ロッソ イタリアン

「アル ガッロ ロッソ」（赤い鶏）です。

多くの若者が集まっています。

ビールのつまみに焼き羊です。一串0,70エウロです。
一般的に思う臭みはまったく感じず、美味しゅうございました。

ここはピッツァも美味です。

薄くてパリパリ！ ビールにも良く合います。
超ーお代わりしたかったのですが、バスで帰ることを考えて、グッと堪えました。

ちなみに、中ビール(0,4L?)3,50、ピッツァ（ﾏﾙｹﾞﾘｰﾀ)5,-で、〆て15,50(ﾋﾞｰﾙx2/ﾗﾑx5)でした。

〆のジェラーティは、ホテル直近で。

ホテルの朝食です。

残念ながら、私の好きなローマ伝統のロゼッタはありませんでした。ハムやチーズも無し！

昼食は、ローマ料理店で。

Da Enzo al 29 地元の料理

ここには２年前にも訪れています。

店内です。
コロナ禍の感染防止対策で、テーブルの数が少なくなっています。

メニューです。

先ずはワイン(1/4L=4,-)にパン(2,50)とオリーブオイル(0,50)を頼みました。
「水は要るか？」じゃなくて、「水はガス入りか／無しか？」という尋ね方で持って来た水は、もちろん有料です(1L=2,-)。
その他、席料も取られます(SERVIZIO 1,-)。

続いて、メインにしたお目当てのカルボナーラ(13,50)です。
メニューでは「リガトーニ」と記されていますが、「スパゲットーニにしてくんない？」って尋ねたら、それは無いが手作りのトンナレッリ（写真）になら変えられるとのこと。
とても美味しゅうございました。

【参考】前回のリガトーニです。

デザートです。
CAFFE 2,-
MOUSSE AL MASCARPONE CON FRAGOLINE DI BOSCO 7,-
（木苺入りマスカルポーネのムース）

この路地には、他にも数軒の食堂が集まっています。

レストランの近くの光景。
右の道路標識にはたくさんのシールが張られて、近くに寄ってみても何の標識か分かりませんでした。
さすがイタリア！

郵便局の順番待ちカード発券機です。
コロナ対策で定められた、ワクチン接種証明等のいわゆる「グリーン パス」をかざさないと券が出て来ません。

【４月２日追記】
自分宛てに出した絵はがきです。
３月３日にローマ市内の郵便局で直接出して消印も同日ですが、拠点のドイツに付いたのが４月２日でした。
イタリアからは往々にして時間が掛かることがありましたが、１ヶ月とは初めてのこと。でも届いたから良いです。メキシコからは着かなかったから。

空港行き普通列車の車内です。
往きの電車と異なり、キレイな新型車両でした。あとで分かったのですが、これはなんと日立製作所製です！

空港駅に戻って来ました。
全３本のホームに、すべて異なる種別の列車が入っているのを初めて見ました。（左：テルミニ行／レオナルド急行、中：忘れた、右：ＦＬ１系統／普通列車）

空港の中に入りました。
シェンゲン用に新たにできたフィンガーＥです。

フィウミチーノ空港 空港

広くてきれいです。

機内食。
往路同様、大したことないね。
でもワインは悪くない。３杯呑んだ！

最後にコーヒーも飲んで、お し ま い ！

この旅行記へのコメント （2）

• ７８１２９さん 2022/12/31 21:10:12

  美味しくない機内食・・・。

  こんにちは！
  来年3月にイタリアツアーを予定しているため、写真の服装について参考にさせていただきました。ツアーも楽しそうでしたね。
  特に共感できたのが、機内食についての感想です。12月に同じ航空会社のエコノミークラスに乗りドイツに行きましたが、特に帰国時機内食は、冷たいサンドイッチやパンが出ても冷たく硬いため、ヨーグルトしか食べませんでした。機内食って楽しみなのに、もうあの航空会社は乗りたくないです。ビジネスクラスもエコノミークラスと同じくダメな機内食だったなんて、残念ですよね。私にとってビジネスクラスは、利用する余裕ないですが、参考になりました。機内食について同じ感想を持った方がいるなんて、うれしくなりました。

  呑ん兵衛ヴァガボン(ド)さん からの返信 2024/05/01 04:59:38

  RE: 美味しくない機内食・・・。

  こんにちは。
  
  コメント頂き、ありがとうございます。
  もう一年以上もご返事せず、大変失礼しました。
  
  さて、2020年春に世界中を混乱の中に引きずり込んだ新型コロナ禍で、航空会社はどこも経営状態が超ー悪化し、それが機内食をはじめとしたサービスの低下をもたらしたことは言うまでもありません。
  この会社の欧州内のサービスは、今でも変わりませんが、日本線を含む大陸間セクタは、徐々にコロナ禍前に戻そうとしていることが伺えます。2023年は、F/CL以外の３クラスで４往復しましたので、宜しければ、その変わり様をご覧ください。
  
  また、欧州内でも別の良い兆候もあります。それは、空港の所持品検査場で、液体の持ち込みが認められ始めたということ。知る限り、FRAの一部、FCOのシェンゲン、LINが当てはまります。そこでは、使う最新の検査機器が、液体の詳細を判別できる機能を持っていて、危険品でなければ自由に機内での飲料を所持できるので、機内サービスがなくとも自ら口の乾きを潤すことができます。（但し、飲酒は機内で供されたもの以外、液体の持ち込みが禁止される前から許可されていません。）
  先週もミラノに飛びましたが、往復とも飲料（とスナック）を携え、機内で賞味していました。(https://4travel.jp/travelogue/11899165)
  
  最後に、今一度ご無礼を心よりお詫び申し上げます。
  これからも素晴らしいご旅行をお続けくださいませ。