2016/12/31 - 2017/01/01
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エンリケさん
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2016/12/31
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2016~17年の年末年始の北タイ旅行4日目終盤。
日中にタイ中部のスコータイ歴史公園でかつてのスコータイ朝時代の仏教遺跡に親しんだ後、夜は北部のチェンマイに戻って2016年の大晦日を楽しみます。
スコータイからの長時間のバスに揺られてたどり着いたその地で待っていたのは、ライトアップされた美しい寺院や、コムローイと呼ばれる天燈上げを楽しむ、大勢の市民や観光客の姿でした。
<旅程表>
2016年~2017年
12月28日(水) 成田→香港→チェンマイ
12月29日(木) チェンマイ
12月30日(金) チェンマイ→スコータイ
〇12月31日(土) スコータイ→チェンマイ
〇 1月 1日(日) チェンマイ→チェンライ
→チェンセン(ゴールデントライアングル)
→メーサイ→チェンマイ
1月 2日(月) チェンマイ→香港
1月 3日(火) 香港→成田
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空 キャセイドラゴン航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
12月31日(土)
13時40分、2日間にわたったスコータイ歴史公園の見学を終え、今回の旅の出発地、タイ北部のチェンマイに戻るべく、歴史公園の入口で待機していたソンテオ(乗合トラック)の荷台に乗って新市街へ(運賃30バーツ=約100円)。
青空が広がり気候が良く、空気もおいしい歴史公園が名残惜しいですが、これでさよならです。スコータイ遺跡公園 史跡・遺跡
-
約30分でソンテオはスコータイの新市街に到着し、宿に預けた荷物をピックアップした後、どこか昼食がとれるお店を探します。
しかし、14時過ぎという中途半端な時間のせいか、どのお店も昼休み中・・・。
そんな中、14時45分、大通り沿いに、外国人観光客御用達といった感じの欧米風のバーのようなお店を発見。
店員に聞いてみたところ、食べ物は用意できないですが、飲み物だけなら飲ませてくれるようです。 -
このお店、大通りに面した2階のテラス席はこんな感じ。
左側には日本でいう神棚(仏壇?)のようなものがありますね。 -
そのテラス席でチャン・ビールを(45バーツ=約150円、グラスはシンハ・ビールですが・・・)。
つまみがないのは寂しいですが、これでようやく、半日間の歴史公園巡りで乾いた喉を潤すことができました。 -
ビールで喉を潤した後の15時05分、スコータイ新市街の中心部から、チェンマイへの長距離バスが発着する市北側のターミナルへ。
近くに停まっていたトゥクトゥクに飛び乗って、そのターミナルを目指します(運賃は往路と同じ60バーツ=約200円)。 -
大晦日の日中ののんびりした感じのスコータイ市街。
この景色もこれで見納めですね。 -
15時20分、市北側の長距離バスターミナルに到着。
トゥクトゥクの運転手はコワモテな感じのおじさんでしたが、別れ際に両手を合わせて“カップンカー”(ありがとう)と挨拶。
やはりスコータイはチェンマイと比べると田舎町だけあって、素朴で優しい人が多い感じです。 -
ターミナルでは入口の向かいに食堂を発見。
新市街では食べられなかったので、ここで食事にしようと思います。 -
食堂では、“Spicy Rice Pork”を注文(40バーツ=約130円)。
ピリ辛なタイらしい料理でしたが、少しドブ臭い匂いが気になった食事でした。
その後腹を壊すことはなかったので、肉が腐っていたわけではないのでしょうが・・・。 -
15時45分、ターミナルに戻ってきて、16時発のチェンマイへの長距離バスがやってくるまで待機。
*乗車券は前日の朝、チェンマイのバスターミナルで購入済(207バーツ=約680円)。 -
ところが、お目当てのバスは待てども待てどもやって来ません。
調べてみると、チェンマイへの長距離バスはバンコク発とのことで、この日は大晦日だから大渋滞にでもはまっているのか・・・。
仕方ないので、売店で飲み物を買って気分を紛らわせます。
ここで買ったお茶(20バーツ=約66円)をよく見てみると、パッケージに“ナチュラルでみずみずしい”という日本語が。
相変わらずタイでは、商品名のアクセントに日本語が使われているのですね。 -
出発予定時刻から1時間以上経過後の17時15分、ようやっと待ち焦がれた長距離バスがターミナルに入ってきました。
停車後すぐに飛び乗り、一路、チェンマイを目指します。 -
バスはスコータイ-チェンマイ間の幹線道路を北上していきます。
-
17時45分、西の空には夕焼けが。
2016年の日も暮れていきます・・・。 -
そして陽が落ち、辺りは真っ暗に。
車内も暗くなって、静かな雰囲気のまま、バスは北上を続けていきます。 -
スコータイのターミナルを出発してから約6時間後の23時10分、ついにバスはチェンマイのアーケード・バスターミナルに到着。
年越しまでにぎりぎり間に合った感です。チェンマイ第二バスターミナル バス系
-
23時15分、ターミナルでは1台だけ残っていたトゥクトゥクに飛び乗り、チェンマイ旧市街へ。
運賃は往路と同様、150バーツ(約500円)で妥結。
少し高めですが、競争相手がいないので、まあしょうがない・・・。 -
大晦日の旧市街周辺は、こんな感じで大渋滞。
これではカウントダウンのイベントに間に合わない・・・。 -
なんとか渋滞をくぐり抜け、23時30分、トゥクトゥクは旧市街の東の入口、ターペー門に到着。
ここで空を見上げると・・・真っ暗な夜空のあちこちに白く光る物体が。 -
そう、これは毎年11月頃に開催される“コムローイ祭り”でも有名な、チェンマイ名物の“天燈”(コムローイ)。
真っ暗な夜空にゆらゆらと大量に白い天燈が浮かんでいるその様は、まさに“壮観”です。 -
下の方に目を落とすと、火の灯った天燈を空にかざして続々と上げていく、たくさんの人々が。
ターペー門 建造物
-
地元の人も観光客たちも、皆、一心になって天燈が空へ舞い上がる様を見つめていますね。
-
空に舞い上がった天燈は、明度を落として撮影してみると、中で火がめらめらと燃えているのがはっきり分かりますね。
-
真っ黒な夜空にゆらゆらと漂う白い天燈。
本当に幻想的な風景です。 -
そんな天燈の様子を見ながら道を急ぎ、23時50分、城壁内にあるこの日の宿、“Anoma Bed & Breakfast”へ。
Agodaで予約した1泊1,080バーツ(約3,560円)の廉価な宿で、こんなイベントのある大晦日の真夜中でも留守番の若い男性が一人いて、スムーズにチェックインすることができました。 -
宿の部屋は広くてそこそこきれい。
シャワーは朝でもお湯が出て、水圧は安定しないものの、そこそこ強かったです。 -
1月1日(日)
部屋をチェックしているうちに年が明けてしまいました・・・。
0時10分、外を見るとまだ天燈が飛び交っていて賑やかな様子なので、新年の雰囲気を感じにぶらぶら散歩してみようと思います。 -
宿を出て城壁内の中心部を歩いていると、東側のターペー門の方で上がっている天燈が星のようにキラキラ。
-
そんな東の空を見ながらてくてくと歩いて行き、0時20分、城壁内のほぼ中心にある寺院、ワット・チェーディー・ルアン(Wat Chedi Luang)へ。
入口近くにある祠堂はライトアップされてキラキラと輝いており、真夜中ながらもたくさんの人々が集まっています。 -
ワット・チェーディー・ルアンの門をくぐり、敷地の中心部にあるラーンナー地方最大と言われる仏塔へ。
さすがに伝統ある仏塔だけあって、この日訪れた中では最もたくさんの人々が集まっている感ですね。
【春うららの北タイ(2) ワット・チェーディー・ルアン】
https://4travel.jp/travelogue/11350664#photo_link_53702679ワット チェーディ ルアン 寺院・教会
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0時30分、不意に集っている人々全員が直立して同じ方を向き、その方向にあるスピーカーからは誰かの演説が。
この寺院の住職からの新年のあいさつでしょうか。 -
演説終了後、敷地の一角に設けられたテントでは、参拝者に豆乳と揚げパンが振舞われます。
外国人観光客でも取っていいとのことで、わたしもひとつ、いただいてしまいました。 -
ワット・チェーディー・ルアンを出て、次の寺院へ向かいます。
寺院内だけでなく、路上にもたくさんの人々が繰り出していますね。 -
0時40分、ワット・チェーディー・ルアンの隣にある寺院、ワット・パンタオへ。
この寺院の境内では新年を迎える様々な飾り付けがなされ、これまたたくさんの人々で賑わっています。
【春うららの北タイ(2) ワット・パンタオ】
https://4travel.jp/travelogue/11350664#photo_link_53702517 -
こちらの幟には十二支が。
何だかかわいらしいですね。 -
皆、一斉にどちらかへ行くのか、お坊さんも大忙しです。
-
さらに境内を奥深く入ってみると、席が設けられ、ここにもたくさんの人々が。
どうやらイベントはもう終わってしまったようですが、残った人々の様子からは熱気が伝わってくるところです。 -
こちらにも趣向を凝らした飾り付け。
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その先にある建物からは、前国王陛下が顔をのぞかせています。
-
こちらの小山にも前国王陛下。
崩御された後でも人望が厚いのですね。 -
最後にワット・パンタオの本堂を覗き込み。
数は少ないですが、敬虔な信者がこんな時間でも仏像の前で祈りを捧げています。ワット パン タオ 寺院・教会
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続いて0時50分、“3人の王像”と“チェンマイ市芸術文化センター”のある広場へ。
2日前にも訪れて、大晦日のイベントセットが設営されている様子を確認した広場ですが、年が明けたこの時間は、残念ながらイベントがすでに終了してしまった後のようでした。 -
国王陛下のパネル展示施設にも、さすがにこの時間は誰一人いませんね・・・。
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1時、チェンマイ市芸術文化センターの横道にある、ワット・インタキン・サドゥムアンへ。
2日前に見た印象と同様、派手でスタイリッシュな感じのする寺院です。
【春うららの北タイ(2) ワット・インタキン・サドゥムアン】
https://4travel.jp/travelogue/11350664#photo_link_53702516 -
ワット・インタキン・サドゥムアンの本堂の中を覗き込むと、こんなふうにキラキラと眩しいばかり。
外見だけでなく、内面も派手派手なのですね(笑)。 -
1時10分、夜も深まっているところですが、城壁内の西側にある、チェンマイで最も格式が高い寺院と言われている“ワット・プラ・シン”へ。
ここもまた、先ほど見たワット・チェーディー・ルアンに勝るとも劣らぬほどの人の多さです。ワット プラシン 寺院・教会
-
さすがにチェンマイでいちばん格式が高いと言われているだけあって、ワット・プラ・シンの敷地内にはこんな金ピカの仏塔があちこちに。
-
建物も立派な造りのものがいくつも。
刺激が多いとこんな時間でも眠くならないものですね(笑)。 -
1時20分、人々で賑わうワット・プラ・シンを10分少々見学して、この格式の高い寺院を後にします。
寺院の入口には、まだまだ新年の参拝で訪れる人々の姿がたくさん。 -
寺院の前には“2560年”と書かれた横断幕が。
そういえばタイは仏教歴だったのですよね。 -
1時40分、この日の最後に、天燈上げのイベントをもう一度見ようと、城壁東側のターペー門へ。
しかし行ってみると、年が明けてしまったためか、天燈上げを続けている人はほとんどおらず、辺り一面、失敗した天燈などのごみだらけ・・・。ターペー門 建造物
-
そんな中、わずかながらも天燈上げをしている人を発見。
どうやら外国人観光客のようです。 -
こちらも外国人観光客。
こうして近くで見ると、天燈とは意外と大きいものですね。
そういえば台湾で見た天燈もこのくらいの大きさだったか・・・。
【秋爽やかな台湾(1) 十分老街の天燈上げ】
https://4travel.jp/travelogue/11720833#photo_link_71369569 -
外国人観光客の手から放たれ、たったひとつ、ふわふわと宙に上がっていく天燈。
祭りが終わった後の、もの寂しさを感じます・・・。 -
・・・そんな感じで天燈上げをする人はいなくなり、わたしもそろそろ宿へと退散。
この日は朝早くからスコータイ歴史公園でのサイクリングに勤しんで、疲れているはずにもかかわらず、眠いのも忘れて、年越しのイベントで賑わうチェンマイ旧市街の様子を楽しめたひとときとなりました。
さて、ひと眠りした後の正月元旦のこの日は、さらに北に行ってラオスやミャンマーとの国境付近の街、チェンライやチェンセン、メーサイを回っていきます。
(春うららの北タイ5日目~チェンライ観光~に続く。)
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