＃1アールヌーボー探し2006ＧＷ～リスボンでスイーツ＆美術館♪～

2006/05/01 - 2006/05/06

こんにちは♪　ようこそ！くろねこツーリストへ。添乗員のしるくんです。
くろねこツーリストは、おもにアールヌーボー建物を見にヨーロッパをウロウロしてま～す。
ちょっと昔ですが、2006年のゴールデンウイークにリスボン6日間のフリーツアーへ。ぼくが案内するタビを楽しんでね♪
【日程】
5月1日　成田空港からロンドンを経由しリスボンへ
5月2日　リスボン市内の街歩き＆食べ歩き
5月3日　電車とバスでシントラ、ロカ岬、カスカイスへ
5月4日　今日もリスボン市内の街歩き＆食べ歩き
5月5日　リスボン空港からロンドンヒースロー空港経由
5月6日　成田空港着

エリア リスボン(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 航空会社: ブリティッシュエアウェイズ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 株式会社IACEトラベル

南蛮料理や南蛮菓子がおいしいらしい♪と雑誌の特集にそそのかされ、ゴールデンウイークにサクっとリスボンへ。
今回も航空券＋ホテル＋空港送迎付きの6日間のフリーツアーで、移動を考えると現地滞在は３日間のタビです。
成田空港、午後1時過ぎの便なので、ちょっと空港へもゆっくりの時間。

成田空港第1ターミナル 空港

この時はもうすぐこどもの日で、空港にはこんなディスプレイも。
「わ、お侍さんにゃ。顔がちょっとこわいにゃ」

リスボンへはロンドン・ヒースロー空港経由。BA8便に乗って行きます。

定刻は13:10発ということだったんですけど、まだ搭乗していないヒトの荷物をおろすので遅れる、なんてアナウンスあり。
結局、20分ぐらい遅れたのかな。

機内食その１はビーフORシーフードの選択。「お魚ぷりーず！」
白身魚の照り焼きっぽいものでした。えび付き。
機内食その２は見た目通りの「鮭弁」という感じかな。ちょっとスケルトンな食器がカワイイ♪

ご飯のあいまには、どこに行くかを検討。1日目はご近所の美術館から周り、2日目は遠出、3日目はベレンと中心街を歩くことに！

ヒースロー空港へは予定の17:15から15分ぐらい遅れて到着。
お～、次の便までは45分だ。どきどき
乗り継ぎマークをめざしてすたこら。セキュリティを抜け、ゲートを確認し、ショッピングモールの誘惑もはねのけてゲートへ！
あ、途中でもう１回セキュリティがあったなあ。でもこの間チケットは全然確認された記憶がなかったんですけど、そんなもん…？

ロンドン ヒースロー空港 (LHR) 空港

無事乗り継ぎ、18:35発のBA504便でリスボンへ。到着予定は21:10なので2時間半のフライトです。
この写真は時間的にはまだイギリス上空。かな。

お～、機内食でた♪　胚芽入りパンのツナサンドとオレンジ・ぶどう、パイナップルのフルーツカクテル。
日本時間だと深夜3時ぐらいなんですけど、起きてると食べちゃいますね。
今でも機内食サービスはあるんでしょうか。短距離路線は機内食が出なくなってますよね～。もしくは有料とか。

リスボン到着の午後9時ごろはちょうど日の入り時間。空が朱くなり、地上にはちらほら街灯のあかりが。

空港で送迎サービスのヒトと合流し、ホテルへ。10分ぐらいで着いちゃいました。近い！
そして、今回はチェックインのお手伝いもしてくれたのでした。まあ♪
同じ旅行会社で同じ内容でお願いしても都市によってそこは違うみたいですね。

のんびりお風呂に入ってたら11時に。

(-_-)zzz

VIP エグゼクティブ スリーク ホテル ホテル

明けて翌日。朝6時半ぐらい。夜遅くまで明るいので朝も開けるのが遅いですね。
窓の外に見えているのは国鉄エントレカンポス駅。列車の音と鳥の声が聞こえる420号室です。

8時過ぎにのんびり朝ごはんへ。
わ～、甘そうなパンが多い気がする…。
食べながら本日のまわり方を検討。結構、盛りだくさんになりそうかな～。まあ、のんびり行きましょう。

明日移動に使うご近所の国鉄駅を確認してから、今日の観光に歩き出して、いきなり方向を間違えウロウロ…。
なんだか建物がパスレルカラーでカワイイぞ、とパチリ。Av. República 104のあたりです。

左の建物のアーチ部分がステキ♪と撮ったこちらは、ストリートビューで見てみたら、リノベーションしてちょっとお高いマンションになるようです。
Av. República 95

2階の窓がステキ♪なこちら。当時の右隣りは修復中のようですが、こちらもストリートビューで見たら2軒ともステキ物件でした～。
扉やバルコニーの鉄細工がとっても繊細でうっとり♪です。
Av. República 87

「ここは闘牛場にゃんだって」
1892年にできたそうで、今でも現役の闘牛場、とガイドブックでは紹介されておりますが、どちらかというとショッピングモールや映画館など家族そろって休日を楽しむ的な場所になっている模様。
イスラムチックなところがちょっと気になる建物です。

闘牛場 建造物

闘牛場のある角のはす向かいの建物。半円の感じはアールヌーボーよりももっと古典的な感じかな。ここでAv. Repúblicaを曲がって行ったんですけど、ストリートビューで見てたらこの先のAv. Repúblicaにステキな建物が！アールデコだ～♪
Av. de Berna 1

お～、こちらもアールデコだ♪
1934年、Pardal Monteiro設計で建てられたファティマのロザリオの聖母教会は、ステンドグラスもすごいステキらしい。
教会なんだから門戸が開かれていたはずなので、入ってみればよかったなあ。
Av. de Berna 26

最初の目的地はこちらのグルベンキアン美術館。
ここにルネ・ラリックのコレクションがある、と聞いてきたので♪　このタビ唯一のアールヌーボー情報です。

こちらでもチケット売り場で「先生か？」と訊かれました。どうも先生だと無料だった模様。教員ではないので３ユーロを払って中へ。

グルベンキアン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

こちらは石油で財を成したトルコ出身のグルベンキアン氏の個人コレクション。
収集範囲がと～っても広いんですけど、こんなイスラム模様コーナーはなかなか心くすぐられました～。

そしてルネ・ラリック♪
こちらはゴブレットですかね。

よ～く見ると猫がいるチョーカー。

お～、これ見たことある！
と思ったら2001年に東京都美術館で開催されていた展覧会に出品されておりました。
いや～ここだと独占できますね。

胸元飾り「蜻蛉の精」。
トンボに女性の顔とグリフィンの爪が付いているというよく考えたらとってもグロテスクともいえるアクセサリー。
1900年のアールヌーボー博とも呼ばれるパリ万博に出品され、大好評だったらしい。
こういう展示だとぐるっと360度楽しめていいですね。

もう一つ、パリ万博で大好評だったらしい雄鶏の髪飾り。
紫水晶を加え、エナメル彩色で飾られたとさかを持つ鶏の首！
う～む。
アールヌーボー好きなんですけど、どうもこれらの宝飾品はナニだなあ…。やっぱり建物が一番♪かも。

地下鉄1日券(7Colinas)を購入し、青い路線でPraça de Espanha駅から街の中心、Restauradores駅へ。

地上に出たところにステキなアールデコ建物♪
わ～♪　ちょっとてっぺんの塔がブリュッセルのストックレー邸を思わせる～。
もとは1930年代にCassiano Branco設計で建てられたCinema Édenという映画館で、ファザードだけ残してホテルにリノベーションされたとか。すごい利用方法ですね。
Praça dos Restauradores 24

VIP Executive Eden Aparthotel ホテル

ロシオ駅前から向こうに見えるはサン・ジョルジェ城。坂の街なんですね。
後ろにあるはずのロシオ駅もなかなか美しい建物だと思うんですけど、あれ？この時は撮ってなかったな～。

ロシオ広場に面しているスイッサ(Suiça)でお昼。
サラダとかオープンオムレツとか頼んでおりました。ガイドブックだとカフェと紹介されてたんですけど、ちゃんとテーブルクロスもかかっているし、ちょっと大衆レストランって感じだったのかも。
Praça Dom Pedro IV 96

こちらのスイッサはケーキ屋さんでもありまして、ショウケースを見るとやす～い！　おいしそう♪
テンション上がっちゃいますね。

ここと、ご近所のConfeitaria Nacionalで買い込んだりしたんですけど、残念ながらスイッサは2019年に閉店しちゃったんですね。

おやつを買い込んだら、お買い物タイム。
こちらは入ってませんが、通りがかりにちょっと設えがアールヌーボーっぽいなあ♪と撮ったお店。
調べたら宝飾品店でした。ごーじゃす～♪
Praça Dom Pedro IV 7 a 9

すんごい狭い手袋屋さん、Luvaria Ulisses。
ぴったりの皮手袋が欲しい！と行ってみました。
色の希望を言って、試着させてもらいました。キツイなあと思いましたが、皮なのでその方がいいらしい。ということで41ユーロでお買い上げ♪
ウキウキと使ってはいるんですけど、皮の手袋ってあまり温かくないんですよね。よほど寒くないと手袋要らないので、そこはちょっと誤算だったかも…。

ルヴァリア・ウリセス 専門店

リスボンって高低差がある街だな～。しかも、けっこう急だし。
その高低差をつなぐエレベーターに乗りに。

１日乗車券で乗れるサンタ・ジュスタのエレベーターは、え！こんな大きいの？という広さ。椅子もあるし。内装はなかなかクラシカルです。

お～、海が一望♪とつい言ってしまいますが、見えているのは河でした。よく見るとうっすら対岸も見えてるし。

現在は移動手段としてのエレベーターとその上の展望台とは料金が別のようですが、当時は追加して支払った覚えはなく…。

サンタ ジュスタのエレベーター アクティビティ・乗り物体験

このカルモ教会跡とガラスの通路とその下に建物、という構造がなんか違和感というか理解の範疇を越えているような…。
不思議なところです。

カルモ教会 寺院・教会

カルモ教会の前の公園。噴水広場で遊ぶ子どもたち…というのどかな午後のひと時、かな。
この公園、ジャカランダの樹があるんですね。右手の枝だけの樹がそうなのかな？ ゴールデンウイークぐらいだとまだ咲かないのかあ。
Largo do Carmo 13

カフェに行く途中では、石畳修復中。
う～む。パズル状態に見えるんですけど、石１つずつ手作業で並べていくんですね。考えてみれば当たり前か、ですけど、すごい！ ローラーでサクっとアスファルト敷いちゃうのとはわけが違うなあ。

坂をのぼったところにある1905年開業の老舗カフェ、ア・ブラジレイラへ。

常連客と観光客でにぎわう店内。アールデコと紹介していたサイトもあったんですけど、そうかなあ。

家庭で作るようなシンプルな見た目のロールケーキ。味も見た目どおりだったような…。卵いっぱい使ってマス！って感じですね。
いくらだったか不明ですが、そんなに高くなかったんじゃないかな。
R. Garrett 122

ア ブラジレイラ カフェ

こちらのようにリスボンの石畳は黒と白でいろんな模様が描かれているんですよね。あんまり撮ってなかったなあ。ストリートビューの航空写真で見るとよくわかります。なかなかすごい。
このカモンイス広場から人気のトラム28番線に乗ります♪
Praça Luís de Camões

カモンイス広場 広場・公園

日記では「始発が来た」とメモしているので、カモンイス広場始発の28番線があったのかな。
なのでか、ガイドブックでは混んでいる！とありましたけど、こんな感じの空き具合。
狭い道を結構な速度で疾走する感じだったな～。しかも坂道だし。ちょっと遊園地のアトラクション気分♪

Igreja Sta. Maria Madalenaで28番線のトラムを降りてこちらの缶詰屋さんへ。
何年か前に改装されているようで、今はこの看板は出ていないようです。

同じデザインで、味違いで色が異なるパッケージって、テンションあがるんですよね。なぜか。コレクション心をくすぐられる、といいましょうか。
とはいうものの、まあ重くなるので3個だけ購入。当時は1個50セント。3個をまとめて茶色い紙で包んで十字に赤いひもをかけてくれる、というこれもまたカワイイ包装なのでした♪
Conserveira de Lisboa
Rua dos Bacalhoeiros 34

コンセルヴェイラ デ リスボア 専門店

そして、またまたおやつタイム～♪
先ほどの缶詰屋さんのご近所にあった「パウロのカステラ Castella Do Paulo」。
Rua da Alfândega 120

カステラ ドゥ パウロ スイーツ

こちらで、カステラの原型ともいわれるパオンデローをいただきました♪　スプーンでいただく、柔らかいとろんとした焼き菓子だったかな。
こちら、３人でそれぞれ飲み物とパオンデローを１つ頼んで5.05ユーロという安さ！わ～い
現在はお店ごと京都に移転されているんですね。わ～、リスボンまで行かなくても楽しめるんですね♪
京都市上京区御前通今小路上ル馬喰町897

フィゲイラ広場へぷらぷら歩き、スーパーなんかによったりして、夜ごはんどころの、ガイドブックに載っていた鶏屋さん(Bonjardim)へ。

タラのコロッケとパンが入ったスープ、鶏の焼いたもの、サラダとデザート、ワインも頼んで３人で31.95ユーロ。
一人10ユーロちょっとなので、とってもお得！
Tv. de Santo Antão 11

ボンジャルディム 地元の料理

レストランでちゃんとデザートまで食べたのに、ホテルに戻ってまた観光途中で買い込んだおやつでまったり♪

ぷ～、ちょっと食べ過ぎ…？！