2006/03/21 - 2006/03/26
1929位(同エリア2810件中)
しるくんさん
くろねこツーリストのしるくんが2006年の春に行ったブリュッセルでアールヌーボー三昧のタビ。
滞在3日目の続きは、当時写真美術館だったアノン邸を堪能し、王立美術館のビング展へ。
お土産を買ったりウロウロしていたらグランプラスで虹が出た! わ~い。
翌日、南駅からタリスでパリへ向かい、シャルルドゴール空港からエールフランスで帰国しました。
くろねこツーリストは、おもにアールヌーボー建物を見にヨーロッパをウロウロしてま~す。添乗員のしるくんが案内するタビを楽しんでね♪
【日程】
3月21日 成田空港からパリを経由し列車でブリュッセルへ
3月22日 現地ガイドの半日オリエンとバン・ビューレン美術館見学
3月23日 ストックレー邸やコーシー邸などなど住宅街をウロウロし展覧会へ
3月24日 引き続きアールヌーボー三昧♪と展覧会を堪能し、虹にも遭遇
3月25日 早朝列車でパリへ移動し、シャルルドゴール空港発
3月26日 成田空港着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
-
ルイーズ地区のアールヌーボー建物をぐるぐるめぐってやってきたアノン邸(Hôtel Hannon)。
依頼主のÉdouard Hannonはソルベイ邸のソルベイの会社の技術者でマネージャーだったヒト。 -
1902年にJules Brunfaut設計で建てられています。
南の面には大きな窓。わ~、中から見るとどんななんだろう…。 -
入り口には、「美術館オープン中、ベルを押してね」的な貼り紙が。ここも鍵を開けてもらうタイプなんですね。どきどき
ベルが3つあって、「え?どれ?」だったんですけど、「2.5ユーロ」と貼ってあったところを押しちゃいました。 -
Édouard Hannonは写真家で、1874年に創設されたベルギー写真協会の一員だったことから、当時は写真美術館として使われていました。
-
外から横長の窓が見えていたウィンターガーデン。わ~、明るい♪
-
ちょっと休憩スペースになっていたこちらの壁にはフレスコ画。
-
わ~手すりの鉄細工が華奢でとってもステキ♪なんですけど、これで階段を支えているのかなあ。
-
階段壁面も一面のフレスコ画。フランスの画家、Paul-Albert Baudouinの作品なんですけど、よ~~~く見ると結構ひび割れも。大丈夫なのかな。
この階段の部分は2015年公開の映画「リリーのすべて」に写ってましたね。この映画、パリが舞台なんですけど、ブリュッセルのアールヌーボー建物がいくつもロケ地として使われています。 -
2階から見下ろすとステキなモザイクの床。ヒイラギがモチーフかな。
-
いろいろとステキなんですけど、一番気に入ったのはこちらの元バスルームの床のモザイク。水に関連する場所だから、水のイメージなんですね。わ~、いいな~♪
-
外からも見えていたステンドグラスはRaphaël Evaldreの作品。
うっとり♪
アノン邸にはナンシー派のガレの作品などもあったそうなんですけど、1960年代には荒れ放題になり、1980年代に地元自治体が購入し修復。2006年当時は写真美術館でしたが、その後一時期閉鎖されていたようです。
いろいろと調べていたら2022年2月末に再オープン!とのこと。もうすぐ♪
建物だけでもスバラシイんですけど、家具なんかも置かれるのかなあ。そうだといいなあ。見に行かなくちゃ♪
Avenue de la Jonction 1 -
トラムで王立美術館へ。
この時はこちらの正面入り口は工事で閉鎖中。
お目当ては特別展示「BING」展。パリでアールヌーボーのお店をやっていた、あのビングの展覧会です。
パンフによると「彼の目を通してみたフランスのアールヌーボーの起源に関する大規模な展示会」とのこと。入場料は常設展とあわせて9ユーロでした。
ウィリアム・モリスのテキスタイルなどなどと並んで日本刀の鍔などもありまして、思わず「日本再発見」状態。ふむふむ -
ビング展を下っていくと世紀末絵画のフロアーに。
ベルギー象徴派のクノップフ(Fernand Khnopff)の「愛撫」の前では学生たちが校外学習中。 -
大人のグループもいたなあ。説明を聞くだけじゃなくて、何やらワークショップっぽい感じも見受けられました。へ~
-
後年、マグリット美術館(Musée Magritte)になる部分のスペースは閉鎖中。
このような「2007年にマグリット美術館がオープンします!」という案内も貼られておりました。実際に開館したのは2009年のようですけど。 -
バン・ビューレン美術館でも見た「イカロスの墜落」。間違い探しのような2枚なんですよね。
こちらも現在ではブリューゲル作品の模写、とされているようです。 -
「舞台裏」が見えちゃったりして。
展示場所でそのまま修復するんでしょうか。作業するヒトは緊張しないのかなあ。 -
改修で閉鎖中のところが多かったんですけど、当時は古典部門も近代部門もまとめて見られたのでやはりかなり歩きますね。
ふう。
因みにこの時は常設展だけだと入場料は5ユーロ。閉鎖中が多かったので値引きしてたのかも。
建物をつなぐガラス張りの廊下の先は部屋番号61、お昼を食べに来たカフェの2階です。 -
おお~、同じ模様の扉だ♪
今は美術館の一角ですが、1901年にLéon Govaerts設計で建てられたHôtel Greshamなのでした。ベルギー王立美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
美術館を出て、グランサブロンへ。途中のトラム停に座って持ち歩いていたバナナでお昼…かな。4時近いんですけど。ははは
修復中のサブロン教会の覆いはだまし絵のような…。ここが何か、というのはわかりやすくて、助かります。グラン サブロン広場 広場・公園
-
ヴィタメールのウィンドウはイースターのたまご。庭でイースターエッグ探し♪のイメージのディスプレイですね。
お土産買ったらバスでBourse(証券取引所)へ。いや~、石畳でバスってすんごい揺れる。運転荒くないか…?こわっ。ヴィタメール (ショップ) スイーツ
-
一度ホテルに戻り、途中で買った荷物を置いて、再びお出かけ。
ホテルメトロポールのカフェを見に行くものの、混んでて煙草でけむいので入る勇気がなく、初日に行ったダンドワに行ってみたものの、カフェはすでに終了。
うぐぐ。
お腹空いた…、とグランプラスに来たら、虹♪グランプラス 広場・公園
-
わ~、雲が早い~。誰かの絵みたい。ん~、誰だっけ。
-
北側は晴れてきたっぽいぞ。
-
ギャラリーサンチュベールをウロウロしてみるも、あまりココで食べよう!な気にならず。チョコ屋のウィンドウを撮るばかり…。
こちらはCorné Port-Royal。 -
結局、ギャラリーサンチュベールとグランプラスの間のサンドイッチのお店のようなところでワッフル1.5ユーロとカプチーノ2ユーロのお昼というかおやつ。
ふ~。
リエージュ風のしっかりしたタイプで、温めなおしてくれました♪んまい♪ -
甘いもので元気を取り戻しグランプラスの夕景を撮って、スーパーへ。いちじく入りのクリームチーズとかアプリコットとアーモンドのジャムとか、日本にはない食材をちまちま購入。たのし~♪
-
最後に、やっぱりベルギーと行ったらフライドポテト!とBourseのバス停のところにあったフライドポテト屋(住所はRue Henri Maus 49)へ。
「ぽむふりっと、しるぶぷれ」
「ソース?」
「まよねーず、ぷりーず」ととっさに出るのはやはり英語。
大量のフライドポテトにどわっとマヨネーズがかけられ、このままの状態ではホテルに帰りにくい…と歩きながらつまんで減らし、部屋へ。あ、お値段はソース込みで2.10ユーロでした。
日本から持ってきた味噌汁と大量のポテトで夜ごはんにしたんですけど、お昼兼おやつが遅すぎてとても全部は食べられず。
荷物詰めを頑張るものの10時にはぐ~。
(-_-)zzz -
翌朝は4時起きでぼ~っと残りの荷物詰め。
昨晩の残りのフライドポテトは初日に買った容器に詰めて、途中でお腹がすいたら食べることにして手荷物へ。
5時半には朝ごはんへ。早いので種類がないかと思ったらこれまでと同じでした。ビジネス客が多いからかな。先客もいたし。
ちっと昨晩のポテトで胸やけ中!で、気持ち少な目です。これでも。朝はしっかり食べる!派なんですよ。ibis Brussels City Centre ホテル
-
ホテルを6時半にはチェックアウトし、迎えの車でブリュッセル南駅へ。
早朝で、土曜日ということもあってか駅へは5分とかからず到着。はやい!
運転手さん、早朝にひとり駅に置いてくるのは心配だったのか、「タリスか? 何時発か?」と案内板を一緒に探してくれたのでした。ありがとうございます~。ブリュッセル南駅 駅
-
単にタリスに乗るだけだったら、切符持ってホームで待てばいいのだと思うんですけど、ここで成田までチェックインする必要があるのです。
一度ホームに上がり、反対側まで行って下ったところにエールフランスの窓口がありました。
ブリュッセル発は7:52のAF7182便で、チケットの「搭乗時間」は7:30。 -
同じホームから先に出発するボルドー行きのTGVは7:04発にも関わらず7:10時点で、20分遅れ、という感じの掲示板の案内…。
タリスは定刻通りで大丈かな。どきどき -
帰りも1等席。スーツケースは行き同様、乗車前に専用スペースに預けます。
-
帰りは満席っぽかったな。ちょうど窓に柱がある席で、ちょっと景色が楽しめません。ざんねん…。
あ~、でも飲み物サービスでコーヒーと一緒に「Bon Voyage(よい旅を)」なんて言われてちょっと嬉しい♪
早朝から緊張続きで、コーヒー飲んだら、ふ~…と気が抜けて寝てしまいました。
なので、あっという間にパリに着いちゃいました!
シャルルドゴール空港着は9時過ぎ。ホームでスーツケースを引き取り、飛行機出発マークの方へ。 -
ホームから上がってきたところで「ケーサツです。パスポートを見せなさい」と呼び止められました。
ん~、ホンモノ?怪しい? え~、どっち~~~…?
と、ちょっと焦り、とりあえずすぐ取り出せる搭乗券を見せたら「成田行きならOK」という感じでパスポートを見せなくても解放されたのでした。何だったんだ~~。
どきどき
チェックインは済んでいるので、空港係員っぽいヒトを捕まえ、身振り手振りで「この荷物を預けたい」とカウンターの場所を訊き、どうにかクリアー。ふう。シャルルドゴール空港 (CDG) 空港
-
出国ゲートを抜けたらすぐにピア。
ん~、近くてヨカッタ!なんですけど、チケットの搭乗時間は9:45で、出国したのは10時過ぎてるんですけど…。
こういう時ってちょっと預け荷物の行方が不安。 -
せっかくお買い物の都たるパリの空港にいるのに、全然お店も見れず…。
ど~もシャルルドゴール空港ではいつもバタバタしてるな~。
成田まではAF272便、10:35発です。フライト時間は11時間25分とのアナウンス。偏西風が強いのか定刻より早く着くらしい。 -
そして、なんと本日エールフランスはストライキですって。
う~む。だからちょっとカウンターも混乱してるし、乗務員も年配者(管理職っぽい)ヒトが多い…??
いや~、飛行機飛んでよかった。ほっ
帰り便の席は団体さんのあいま。エルコルテイングレースの袋を持っているのでスペインからの乗り継ぎだと思うんだけど、この時間のパリ発に乗るんだと、どんだけ朝早かったんだ?!な気も。 -
ストの余波か、行きの便ではあったアペリティフのサービスもなく、パリ時間で1時前にお昼ごはん。
魚の甘酢あんかけとご飯にフェタチーズの入ったパスタのサラダ。
やはり、パンが激ウマです♪
途中、匂いに負けてカップ麺のおやつを食べ、日本時間の朝5時半ぐらいに朝ごはん。下の写真の真ん中奥のカップに入ったfromage fraisがすんごい美味しかった~♪ 訳すとクリームチーズだったのか。ヨーグルトでもないし、チーズでもないしって感じでしたが、さすがフランス! 乳製品うまし♪ですね。
6時半すぎ、定刻より20分ぐらい早く成田空港に着きました。 -
そしてお土産のみなさん。
空港はバタバタしておりましたが、問題なく積み込まれておりました♪
手荷物にしたけど、マカロンはちょっと無謀だったかな~。若干、ボロボロに。マカロンの右の容器の中には最終日の夜に食べ残したポテトがまだ入ってます。この後、味噌汁に入れ、加熱していただきました~。
ん~、次からは湯沸かしとともにコップも持っていくかなあ…。
5日間の旅行にお付き合いいただき、ありがとうございました。
何かのお役に立てば幸いです。
今後もぜひ、くろねこツーリストの旅行にお付き合いください。
アールヌーボー建物紹介はブログにも載せていますので、よろしかったらそちらもどうぞ。
タビノソラ 黒猫しるくんと行くアールヌーボー探しのたび by くろねこツーリスト
https://sirukun.cocolog-nifty.com/blog/
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
しるくんとブリュッセルでアールヌーボー探しのタビ 2006春
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
ブリュッセル(ベルギー) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ しるくんとブリュッセルでアールヌーボー探しのタビ 2006春
0
40