2022/02/19 - 2022/02/19
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kuronekoさん
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今年2月に雅叙園に宿泊したのですが、チェックイン前に東京都指定有形文化財「百段階段」を見学したので、遅くなりましたが旅の思い出をまとめます。
豪華絢爛で煌びやかで、写真撮らずにはいられませんでした(笑)
ということで、こちらは百段階段見学をまとめた旅行記です。
※滞在の旅行記はこちら↓↓↓
https://4travel.jp/travelogue/11740133
創業は1928年に芝浦で純日本式料亭からのスタート。
日本料理・北京料理をメインとし、お客様に本物の味を提供することにとことんこだわった高級料亭だったそうですね。
その後1931年にこの目黒へ移転し、日本初の総合結婚式場へと発展。
お客様に目でも楽しんでほしいという考えから、芸術家たちに描かせた壁画や天井画、彫刻などで館内の装飾し、豪華絢爛な東洋一の美術の殿堂となったそうです。
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JR目黒駅から行人坂を下って徒歩3分で、雅叙園に到着。
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おじゃまします~。
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正面玄関
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百段階段の受付は正面玄関を入ってすぐ左手にありました。
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GALLERY HALL エレベーター。
ここからすでに装飾に圧倒されます。 -
エレベーターの内装も豪華で煌びやかです。
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全面が螺鈿細工のエレベーターに乗ったのは初めて^^
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見学フロアに到着しました。外から見ても豪華なエレベーター。
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ひなまつりの時期だったので、エレベーターホールにもお雛様が飾られていました。
お顔がふっくらタイプのお雛様です^^ -
それでは「百段階段」を下から順番に見学します。
雅叙園HPの解説を抜粋しながら、綴っていきます。 -
まずはこちら「十畝の間」から。。。
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荒木十畝による四季の花鳥画が描かれいて、 黒漆の螺鈿細工が随所に見られる重厚な造りの部屋です。
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画家・荒木十畝が装飾を手がけたので「十畝の間」となっているそうです。
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繊細ですね。
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移築エピソードの説明もありました。
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柱が素敵ですね。
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螺鈿細工
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創業時の日本と世界。
各部屋にこうした解説があるので、ついつい読み込んで、長居してしまいます。 -
十畝の間を出て次のお部屋へ。。。
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その前に、廊下にある当時のお手洗いを観ることができたので覗きました。
広々した和式トイレ。 -
さて、再び階段を上ります。
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次は「漁樵の間」。。。
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床柱に漁師と樵が彫刻されているので、「漁樵の間」と呼ばれているそうです。
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百段階段のお部屋なのかで、一番豪華というか、派手なお部屋だと思います。
室内はすべて純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げられているそうです。
天井には菊池華秋原図の四季草花図、欄間には尾竹竹坡原図の五節句が極彩色に浮彫されています。 -
こちらの大きな柱は、なんと1本の木だそうです!
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彫刻の、女性の表情も豊かです。
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漁樵の間の見どころ
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続いて「草丘の間」へ。。。
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格天井の秋田杉及び欄間には礒部草丘の四季草花絵、瑞雲に煙る松原の風景が描かれ、障子建具は非常に手の込んだ面腰組子になっています。
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こちらは展示場のような感じに使われていました。
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ひなまつりシーズンでしたので、様々な雛人形の展示がありました。
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はミニチュアサイズのひな人形がずらり。
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嫁入り道具のアレコレも、ミニチュアでかわいらしい。
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ついついずっと天井を見上げてしまいます。
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さて、次のお部屋へ。。。
廊下を進みます。 -
階段だけ?
廊下の脇に、数段の階段があり、壁になっている箇所がありました。 -
階段だけ・・・?の理由が書かれてありました。
もともとは隣の棟に繋がる廊下があったが不要になり取り壊し、その後増築しようとしていたが戦時中に焼失してしまったからだそうです。 -
静水の間
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格天井の秋田杉には池上秀畝の鳳凰・舞鶴、欄間四方には小山大月の金箔押地秋草が描かれています。次の間の天井及び欄間は橋本静水等の画伯によるものです。
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床柱は黄檗丸洗。
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続いて「星光の間」へ。。。
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星光の間
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奥の間の床柱は北山杉天然絞丸太で、次の間の床柱は槇出節、両室とも格天井及び欄間いっぱいに板倉星光の四季草花が描かれています。
宴席の様子が再現されていました。お料理を運ぶ姿の影がおもしろかったです。 -
昔の披露宴は、こんな感じだったのだとわかります。
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続いて「清方の間」へ。。。
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こちらは落ち着いた茶室風のお部屋。
特に奥の間の床柱は径一尺五寸の北山杉の天然総絞丸太で逸材。 -
障子建具、組子など、細心の造りです。
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扇面形杉柾板に四季草花、欄間の四季風俗美人画ともに、美人画の大家・鏑木清方の筆だそうです。
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扇が4枚合わさってます。
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百段階段の構造。
4棟がこの100段の階段廊下で繋がっているんだそうです。 -
窓から屋根を見ると、長く続く建物の様子がわかります。
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こちらが最後の階段です。
ですが99段!
100段ではありません。 -
「百段階段」は99段なんですってね☆
なぜかというと、昔から、奇数は縁起物だったから、奇数は幸運の数だからだそうですね。
日本のお祝い事はは1月1日、3月3日、5月5日。。。と、古くから奇数は縁起がいいとされているからですね。 -
こちらが最後のお部屋「頂上の間」。。。
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天井画は松岡映丘門下の作品。
前室、本間ともに格天井で、本間の床柱は黒柿の銘木を使用。
こちらのお部屋も当時の貴重な資料などが展示されていました。 -
1955年ごろの婚礼パンフレット
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以上で、終了☆
さて、百段を下りましょうか^^
おじゃましました~。 -
ショップ
お土産物あれこれありました。
館内アンケートに答えると、こちらのショップで絵葉書がもらえました。
記念にもらいました。アンケートはQRコードで読み取って回答するタイプもあるので便利でしたよ。
ちなみにこちらのショップでは靴下も販売されていて、見学前にこちらで靴下を買っている女性がたくさんいました。
2月の木造廊下は冷えすぎて、ストッキングでは耐えられないんですよね(笑)
真冬に行かれる際は、持参かこちらで購入するのをお勧めします(笑)
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
ーおしまいー
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