2021/12/11 - 2021/12/12
934位(同エリア6666件中)
文月さん
この旅行記スケジュールを元に
花灯路の翌日は見頃と聞いた建仁寺へ。建仁寺の紅葉は例年遅いそうです。ネットの紅葉情報によれば、この週末は他に二条城、旧三井下鴨別邸、地蔵院などが見頃とのことでした。ちなみに私がよく見る紅葉情報サイトはJR東海の「そうだ京都、行こう」です。紅葉シーズン(桜のシーズンも)には各お寺の色づき具合を写真入りで紹介してくれるので、重宝しています。
- 旅行の満足度
- 5.0
PR
-
朝食はアスティロードの星乃珈琲へ。何人か並んでいましたが、回転が速いのか10分ほどで案内されました。
アスティ京都 ショッピングモール
-
朝からフレンチトーストを食べる幸せ。モーニングセットはゆで卵とサラダ付き。
-
店内風景。壁に大きな書道作品が展示されていました。「双雲」とあるから武田双雲氏の作品でしょうか。
-
まず建仁寺そばの六堂珍皇寺へ。駅前からバスで行こうと思っていたら東山行きバス停は朝から長蛇の列。みんな清水寺あたりへ行くのかなあ。清水寺ももう紅葉は終わりかけだと思うけど。
メゲてタクシー乗り場へ。六堂珍皇寺まで1160円也。昨日の花灯路といい今朝のバス停といい人が多いなあと思ってタクシー運転手さんと話しましたが、やはりコロナ前の水準には戻っていないそう。でもインバウンドのあった頃は混みすぎだったので、個人的にはこのくらいでいいような気も。六道珍皇寺 寺・神社・教会
-
本堂。午前中早めのせいか、誰もいませんでした。
-
小野篁が冥界に通ったという井戸。昔来たときはすぐそばまで行けたような気がするんですが、今は木戸越しに遠くから眺めるだけでした。
-
さて建仁寺へ……の途中にあったカフェSAGAN。朝からけっこうお客さんが入っているし、雰囲気良さそう。和洋のモーニングがあるようです。
-
建仁寺・勅使門
建仁寺 寺・神社・教会
-
八坂の塔、こんなところからも見えるんだ。
-
勅使門脇の小さな門からお邪魔しま~す。
-
立派な三門。
-
三門越しに法堂を望む。
-
法堂前の参道にはまだ紅葉が。建仁寺の紅葉は毎年遅いそうです。
-
参道の紅葉を反対側から。
-
本坊入口。
-
建仁寺へ来たらやっぱりこれを見なきゃね!……な風神雷神図。なんとも愛嬌のある表情ですよね。
-
〇△□乃庭。〇(水)と□(地)はすぐわかるけど△(火)はどこ?と思ったら、「庭の隅の形状」……だそうです。庭の角が三角ということ?
-
いよいよお目当ての潮音庭です。おお、きれい……!!ただこの日は曇り気味な天気で、晴れてたらもっときれいだったかな~。
-
真ん中は三尊石。四方正面といってどの方向から見てもきれいなお庭とのことですが、この方向からが一番安定感があるような。
-
小書院の襖絵「舟出」。
-
この青色、きれいですよね~。ウットリ。
-
額縁風に撮ってみました。
-
苔の緑も美しいです。
-
窓ガラスに映る紅葉。
-
ぐるっと四方から眺められるお庭なので、色々な角度から撮ってみました。やはりそれぞれに美しい。
-
小書院を奥に望むこの方向も絵になりますね。ライトアップ期間に撮影された写真をネットで見ましたが、暗闇の中、手前に真っ赤な紅葉、奥に青い襖絵が浮かび上がり、ため息をつきたくなるような光景でした。今度はライトアップを見に来たい!
-
また別の方向から。結論・やっぱりどの方向から見ても美しい。
-
庭の隅には手水が。
-
水面の紅葉。
-
潮音庭の紅葉いろいろ。それにしても「潮音庭」って素敵な名前ですね。
-
渡り廊下に人がいなくなった瞬間に撮った写真。
-
納骨堂の脇にも真っ赤なモミジが。
-
方丈と大雄苑(だいおうえん)
-
方丈の雲龍図。これも風神雷神と同じく高精細の複製だそうです。そりゃそうか……本物は京都国立博物館に。
-
これも建仁寺に来たらマストな法堂の「双龍図」。108畳の大きさは大迫力……!
-
北門を出て祇園へ。そろそろお昼なので昼食を……とダメ元で「朝食・喜心」へ行ってみたら店先に「今日は予約で満席です」の張り紙が。さすが人気店。それでは、ともう一つ目星をつけてたZEN CAFEへ。葛切りで有名な鍵善良房の和風カフェです。玄関先はこんな感じで看板も目立たないので、あやうく通り過ぎるところでした。
ゼンカフェ グルメ・レストラン
-
空いていたので「お好きな席へどうぞ」と言われました。店内に入ると、まずカウンター席と二人掛けのテーブル席のある部屋が。カウンター席も目の前の窓から庭が見えて良さそうです。
-
奥へ進むと、こんなスペースがありました。これはまさにお独りさまのための席……!
-
↑の写真とは通路をはさんで反対側の席に座ることにしました。
-
座ると目の前に本棚が。他人の視線が気にならないし、居心地よさそう……!
-
さらに奥には4人掛けの丸テーブル。
-
店内は全体に飾り気がなくすっきりしていますが、随所に小物が飾られ、センスの良さを感じさせます。窓から見える向かいはZENBI(鍵善アートミュージアム)。
-
若者の真似をして斜めのアングルで写真を撮ってみました。少しはオシャレに見える?
-
葛切りや和菓子ももちろんありますが、一口サイズのフルーツサンドが名物と聞いていたので、フルーツサンドをチョイス。中味は季節によって変わり、この日はラムレーズンでした。飲み物はほうじ茶。
-
囲まれてるとなんだか落ち着きますよね。うちにもこんなスペースがあったらなあ。
-
本棚に飾ってある本が気になりました。「黒田辰秋(たつあき)」……初めて聞く名前ですが、京都出身の漆芸家、木工家で人間国宝に認定された方だそうです。
-
え、何これすごい…!漆や螺鈿の器、実用品として作られたんだろうけど、これはもう美術品ですよね…?写真一番下の見事な木製戸棚は、四条通の鍵善本店で今も現役だそうです。今度本店にも行ってみたい……!
-
せっかくなので隣のZENBIにも入ってみることにします。こんなところに美術館があるなんて知らなかった……。
-
「美しいお菓子の木型」展開催中。鍵善で実際に使われた和菓子の木型などが展示されています。
-
……の前に、建物前のカラフルな植え込みが気になる~。Google Lenseで調べたら「南天」って出たんですが、南天ってこんなにカラフルに紅葉するの??
-
一軒家の1階と2階が展示室。こじんまりとした美術館です。写真撮影可。
-
入るとまず蓬莱山の大きな木型が。まな板サイズ。でかい。
-
こんな見事な彫刻をほどこされた木型もあります。木型自体は10×15センチぐらいのサイズなので、亀の尾の彫刻の繊細さは推して知るべし。
-
ところどころ、カラフルな干菓子が一緒に飾られているのがカワイイ。
-
干支シリーズもかわいかった。
-
コウモリ(左から2・3番目)やカニ(4・5番目)の形なんていうのもありました。え、なんでコウモリ??と思ったけど、説明書きによると、『蝙蝠は二つの漢字の形が「福」に似ていることや「幸盛」と同じ音を持つことから吉祥とされる』そうです。へ~へ~、初めて知った。
-
めでタイ。
-
これは最近作られた木型だそう。モダンなハート。他にも色々な木型があり、一つ一つ丹念に見ていたらかなり時間がかかりそう。
-
もちろん黒田辰秋作品も展示されています。「螺鈿八角菓子重箱」。鍵善良房からの依頼で制作されたそう。え~っ、もったいなくてお菓子なんて入れられない……!飾っておくしかない……!
-
「朱漆振出し」。「振出しは携帯用の茶道具の一つで、金平糖などの小粒の菓子を入れて振り出して使う」そうです。このつやつやっぷり……!
-
「朱四稜茶器」。4つの稜線があるデザインだから「四稜」。捻りのデザインが好きだったんですね。
京都行の2~3日後に京都の老舗カフェを特集したNHKの番組を見ていたら、京大生御用達で有名な進々堂のテーブルと椅子は黒田辰秋の作品との情報を得ました。どっしりとした重厚な長テーブルと椅子でした。進々堂も一度行ってみたいカフェなので、そのうちじっくり鑑賞してこようと思います。 -
館内のリース飾り。
ZENBIは予定外に入った美術館でしたが、繊細な彫刻の木型や見事な工芸品を見ることができて満足でした。う~ん、眼福眼福♪ -
最後は祇園をブラブラしてから京都駅へ。南座のまねき看板は京都の冬の風物詩として有名ですが、本物を見たのは初めて。
京都四條 南座 (阿国歌舞伎発祥の地) 名所・史跡
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
東山・祇園・北白川(京都) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
63