2019/12/03 - 2019/12/10
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この旅行記のスケジュール
2019/12/06
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Stuttgarter Weihnachtesmarkt
この旅行記スケジュールを元に
ドイツのクリスマスマーケットに魅了され、毎年の様にクリスマスマーケット巡りに出かける母娘の旅行記です。
2019年は前半にスペイン・バルセロナを訪問し、後半はドイツ南西部へ。
旅行4日目となる12月6日は、ドイツ・シュトゥットガルトのクリスマスマーケットをご紹介します。
シュトゥットガルトのクリスマスマーケットの歴史は、公式には300年以上前の1692年に最初のマーケットが開かれたとされています。しかしそのルーツは、1507年のヴェルテンベルク公ウルリヒ(1487年2月8日-1550年11月6日)が、シュトゥットガルトの街に対して屋台に正式に出店料を徴収する権利・マーケットの特権に対して資格を譲渡する確認書を残しており、11月16日の聖オトマールの日に開催させたPferdemarkt(馬の市)にまで遡るそうです。同時期、毎年恒例となったマーケットが拡大。 やがて、「Christkindleinmarkt」がクリスマス前の火曜日から土曜日までの形に広げられ、現在のシュトゥットガルトのクリスマスマーケットの基本形になったのではないかとされています。
現在は、ドイツ最大規模のマーケットとして有名です。
◆日程
12月3日 成田空港→バルセロナ
12月4日 サクラダファミリアとバルセロナ観光
12月5日 バルセロナ→シュトゥットガルト
12月6日 シュトゥットガルトクリスマスマーケット巡り ※今回はこちら※
12月7日 シュトゥットガルト→バーデンバーデン
12月8日 パーデンバーデン→フランクフルト空港
12月9日 フランクフルト空港
12月10日 帰国
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旅は4日目
宿泊先はシュトゥットガルト中央駅から徒歩15分、市街地の反対側に位置する「Arcotel Camino」です。
この日は12月6日です。日本では馴染みがありませんが、聖ニコラスの日です。聖ニコラスは、サンタクロースの起源とも言われています。私の知る限りではスイス、ドイツの2カ国では、子供達が長靴か靴下を前日の5日夜に用意して眠ると、翌日良い子に聖ニコラスからの贈り物のお菓子やフルーツが届くそうです。ちなみに悪い子は懲らしめられるらしい。ARCOTEL Camino Stuttgart ホテル
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ホテルの部屋の窓を開けると、とても寒い。しかし、外に猫を発見。
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テレビのニュースでも聖ニコラスの日が話題になっています。部屋のドアを開けると「お?これは」
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私達の元にも聖ニコラスがやって来ました。チョコレートでできた聖ニコラスです。
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ホテルの朝食です。サーモンの姿蒸。
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こちらは蜂蜜です。
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紅茶はドイツブランドのロンネフェルト。
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パンの種類も豊富です。ドイツはパンの宝庫で3,000種類以上あるとか。
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ホテル内はシンプルなクリスマス飾りで装飾されています。
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前日、バルセロナからシュトゥットガルトへ移動した私達、予定の便が欠航し、母のスーツケースは届かずの状態でした。
スーツケースを載せ忘れたエールフランスからの連絡が来ました。まもなく荷物は配送されるだろうという内容、画面の17:48は日本時間ですが、現地時間9:48です。とりあえず、クリスマスマーケットに出かけます。 -
駅前まで坂を下り、駅前の中心地で開催されいるクリスマスマーケットの会場に向かいます。
シュトゥットガルト中央駅の塔の上には、メルセデスベンツのマーク。 -
駅前を横断し、ケーニヒ通り(König Straße)に入ると、ちらほらと屋台が並んでいました。クリスマスマーケットは、10時頃から始まります。
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駅前から歩いて10分程で、「シュロス広場(Schloss Platz)」前までやって来ました。
小さな観覧車が見えます。 -
広場にはミニSLのアトラクション。
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どうやら、小さな遊園地のようです。
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屋台の並ぶ通りをそのまま歩いていくと、クリスマスピラミッドが見えて来ました。
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しばらく歩いていると、マーケットを巡る通りは2手にわかれました。そのまま真っ直ぐに続く大通りと、左手の小さな道。人が多く流れる左手の道へ行ってみます。
ちょうど大通りから左手に曲がる辺りに、「クアオルト・ザイフェン (Kurort Seiffen)」のおもちゃの屋台。 -
チェコの国境に近いザクセン州のエルツ山地の村「クアオルト・ザイフェン」。旧東ドイツ時代に炭鉱業の衰退から、豊富な木材で作り出すおもちゃを製造する村となり、現在は木製のおもちゃを作る工房の集まったおもちゃの村として有名です。
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ドイツの木製おもちゃと言ってもピンと来ないと思いますが、「くるみ割り人形(Nussknacker ) 」と言えばご存知の方も多いかと。こちらは、ちょっと変わったスターウォーズバージョンですね。
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小さな通りに人が沢山吸い込まれて行きます。その先には、フード屋台のみを集めたエリア。ドイツ最大級を誇るだけのことはあります。他のクリスマスマーケットでフードだけを集めたエリアは見たことなかったです。
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では、どんな屋台があるか見てみましょう。
こちらは、お馴染みのピザ。 -
こちらはピザに似ていますが「ランゴス(Langos)」と言って、元々はハンガリー料理で現在はドイツの屋台でもお馴染みです。若者に人気らしく、若者がよく列を作っています。トッピングはチーズやサワークリーム、ハムなどが多いですが、こちらの屋台は、スイーツ系みたいでした。写真一番手前にあるバナナチョコのトッピングは、「バナナとヌテラ」です。ヌテラはイタリア発祥でヨーロッパでは人気のチョコとヘーゼルナッツのクリームです。
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トッピングしたベイクトポテトを売る屋台。
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フード屋台の通りを出ると広場に出ました。「カールス広場(Karlsplatz)」にたどり着来ました。ここで魚の屋台を見つけました。ドイツはソーセージのイメージですが、魚の屋台もございまして、サーモンの炭火焼き。
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そして、サバの炭火焼き。
焼きサバをクリスマスマーケットで見たのは、この会場が初めてです。今までどこの会場でもサーモンしか見たことがなかった。 -
カールス広場にある道に沿って人の波に乗って歩いていると、開けた通りに出て来ました。この先に「シラー広場(Schillerplatz)」があります。
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クリスマスマーケットでは、日中にどんな屋台があるか下見するのがお勧めです。また、お買物も日中がお勧めです。理由は夜は暗くて商品が見づらいから。マーケットは夜が本番、大混雑します、人混みにのまれるからです。
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日本では見慣れない色々な木の製品。ドイツには朝食用に食事を載せる板がありまして、それかなあ?
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そうそう、シュトゥットガルトのマーケットは、屋台の屋根の上のデコレーションがかなり凝っています。
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右手に見える建物は、「シュトゥットガルト参事会教会(Stiftskirche)」です。教会の前はシラー広場です。教会を越えて賑わうキルヒ通りをこのまま進んだ先には「マルク広場(Marktplatz)」があります。
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シラー広場では、「アメリカ、日本でも使えるシュビップボーゲンあります。」と看板を出している店がありました。商品を見たらドイツ製ではなく全て中国製。最近日本でも中国製が出回っているのを見かけますね。
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丸太のくり抜いた中に蝋燭を灯すランプは手軽なお土産です。
上段にあるのは、キリストの人形「クリッペ」。 -
中に灯をともすとこんな感じです。屋台と大きさによりますが、大体価格は10ユーロから20ユーロぐらい。
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パン屋さんがあります。「Wimsener Höhlenstollen」って書いてありますね。「Wimsener Höhlen」はシュヴァーベン地方にあるドイツ唯一の水洞窟らしいです。「stollen」はドイツのクリスマスケーキのこと。シュトレーンは北ドイツのドレスデン名物として有名です。シュヴァーベン地方は黒い森のある南西部のことで全く違う地域なので何かが違うのかも。
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可愛らしいキノコの装飾の屋台を発見。
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ホビットならぬサンタ帽子の面々達のフード系の屋台。
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これは、仏教的な物ですがクリスマスマーケットで、どなたが買うのでしょうか。
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シラー広場の近くで、一際目を引くデコレーションをした屋台に遭遇。
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こちらは、日本にも出店している「ケーテウォルファルト(Käte Wohlfahrt)」クリスマスグッズのお店として有名です。中は撮影禁止で写真はありませんが、シュビップボーゲンやオーナメントなどが沢山並んでいました。
ケーテウォルファルトは、ロマンチック街道の人気観光地ローテンブルクに本店を構えています。2017年にローテンブルクで120Vのシュビップボーゲンを見たことがありました。電圧がドイツは230V、日本やアメリカは120Vです。それで、こちらの屋台でお店の方に120Vの仕様がないか訊いてみました。残念ながら扱いなし。 -
変圧器を使えば良いので小さなこちらの230Vモデルを購入しました。価格は188ユーロ。2017年にクアオルト・ザイフェンにて購入した「ウンターバウテン(Unterbauten)」(シュビップボーゲンを載せる台)に載せるとサイズがぴったり。結果良い買物が出来ました。
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屋台は通りにも軒を連ねています。屋台を見ながらキルヒ通りを歩いていると開けた場所に到着。「マルクト広場(Marktplatz)」です。
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屋根の装飾の蜂から察するに、蜂蜜を使ったスキンケア等を扱う屋台。その向こうに大きなクリスマスツリーが見えます。
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クリスマスツリーの下には等身大のクリッペ。キリストの誕生した馬小屋を再現していて、クリスマスマーケットではよく見かけます。
一通り会場を見られたので、ちょっと寄り道をすることに。 -
実は先程ちょっと触れましたが、2017年のクリスマスシーズンにクアオルト・ザイフェンに行きました。沢山の工房を訪れましたが、120V仕様のシュビップボーゲンはなく、230Vの大型シュビップボーゲンと、ウンターバウテンを購入しました。それぞれ電気を付けることが出来るのですが、変圧器は1台しかないので、ライトアップしたくても、どちらか一方しかつけられなかったのです。
そこで、ドイツで買いたい物がありました。 -
シュビップボーゲンのコンセントがこれなんですが、日本の物は形が違うので、このコンセントに合うコンセントタップが必要です。コンセントタップにまとめて繋げば、一つの変圧器で変圧器出来るわけです。沢山のシュビップボーゲンをライトアップ出来ます。
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そこで、電気屋さんに立ち寄ります。ドイツで家電と言えばこちらの店。私の知人のドイツ人達は、「サターン」って言う人と「ザターン」って言う人がいて、どっちなのだろうか。こちらでコンセントタップを購入しました。
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お昼も過ぎて、そろそろお腹が空いてきました。
フードホール「マルクトハレ(Markthalle)」にやって来ました。フードコートみたいな所があればランチ出来るかなと思ったのですが、そんな感じではなかったです。 -
そこで行きたいなと思っていた「Bäckerei Konditorei Cafe Nast」でカフェランチすることに。
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ディスプレイには、焼き菓子が並びます。
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店内に入るとトルテ、トルテ、トルテ。この他にクーヘンも並ぶ。
ドイツは、実は地方色がはっきりしていて、「パン、ソーセージ、ケーキ」は、その地方の名物はそこへ行かないと食べられないものが多いのです。凄く悩む。どれも気になります。 -
しかし、頼むものは決めておりました。日本でも有名な「Schwarzwälder Kirsch Torte」です。とても有名なこのケーキですが、ドイツでも黒い森地方であるこの地域のケーキで、他の地域では見られないものなんです。そしてお茶は、「Teekanne Alpenkräter Tee」アルプスのハーブティーなるもの。
とても美味しく頂きました。
支払い時にアメックスが使えず、VISA提携の百貨店系クレジットを出したら、「見たことがないけど、中国のカードかしら。」って「いやいや、日本のカードですよ。」 -
荷物が増えたので一旦ホテルに引き上げます。部屋に戻ると、スーツケースが戻っておりました。荷物を確認し、一息つけました。エールフランス日本法人に連絡。お世話になりました。画面は帰国後に画面をスクリーンショットした為、日本時間表示になっております。現地時間の6日16時過ぎ、冬のドイツの日没は早く16時を過ぎると暗くなります。
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夜のクリスマスマーケットに戻ります。17時近くになるとすっかり暗くなっています。仕事終わりの地元の人が加わりマーケットに人が集まっています。
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昼間とは違う雰囲気です。
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シュビップボーゲンも昼間見るより夜の方が魅力的です。
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この日の夕食は、クリスマスマーケットで。
フード屋台の集まる小道に戻り、焼きマッシュルームの専門店で、焼きマッシュルームとポテトを買いそれを持って、カールス広場へ。 -
このマーケットでの夕食は、やはりこちらに挑戦でしょう。
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サバはグラム売りで、1匹40ユーロぐらいしました。レモンと丸パンを付けてくれます。
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焼きマッシュルーム、ポテトと一緒に焼きサバの夕食です。丸パンは南ドイツでお馴染みの「ゼンメル(Semmel)」です。北ドイツの「ブロートヒェン(Brotchen)」とは形が違います。
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KLMビジネスクラスでもらったお箸と醤油で食します。シュトゥットガルトのクリスマスマーケットの事前情報でサバの屋台がある噂を聞いていたのですが、それもあり箸をもらっておきました。店では木製のフォークを渡されますが、サバの骨をとるにはお箸が一番。お隣でサバを食べようとしていた地元の方から骨の取り方を教えてくれと頼まれレクチャー。プチ国際交流です。
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こちらは、カールス広場近くの「グリュー(Glühwein)」の屋台。所謂ホットワインの屋台です。ホットワインには色々な種類があります。
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ドイツといえば、ビールですが、クリスマスマーケットでの定番はホットワイン。
クリスマスマーケットでの温かい飲み物はワインの他に、ホットココア、タマゴ酒、ホットフルーツジュースと様々です。 -
マグカップには、各街ごとやマーケットごとに絵柄が違ったりします。デポジット制です。
「アップフェルプンシュ(Apfelpunsch)」にしてみました。これはいわゆるホットリンゴジュースです。 -
こちらはチョコがけフルーツの屋台。色々な種類のフルーツにミルク・ビター、ホワイトのチョコレートがかけられておりまして、
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私はこれ。デザートはミルクチョコがけのぶどうです。毎回必ず食べる私の好物なんです。
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これもドイツの屋台では定番の焼き栗です。
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夜のマルクト広場です。後ろの建物は「シュトゥットガルト市庁舎(Stuttgart Rathaus)」です。日中は分かりにくかったですが、ビルの窓がアドベントカレンダーになっています。
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ライトアップされたマーケットは寒さも増しますが、楽しさも増します。
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「ブラーテンヴルスト(Bräuten Wurst)」こと焼きソーセージ、大体丸パンに挟んで食べます。「ブラーテンヴルスト ミット ゼンメル」で、ソーセージをパンに挟んでくれます。
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シュロス広場には、昼間は気づかなかったスケートリンクがあり、親子連れで賑わっていました。
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ドイツ最大級のシュトゥットガルトクリスマスマーケットの4ヶ所の広場(シュロス広場、カールス広場、シラー広場、マルクト広場)を巡りました。スケールは大きくても全てを一度に徒歩で巡ることが出来るとても見やすいマーケットでした。
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後日談
この日購入したコンセントタップで我が家のシュビップボーゲンに灯りがともりました。寒い冬の夜に温かい光で癒されます。
次回は、温泉地バーデン・バーデンまでの移動とバーデン・バーデンのクリスマスマーケットをお届けします。
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