2020/01/01 - 2020/01/31
22位(同エリア1264件中)
ほわほわわかな。さん
- ほわほわわかな。さんTOP
- 旅行記522冊
- クチコミ2833件
- Q&A回答4件
- 699,649アクセス
- フォロワー121人
この旅行記スケジュールを元に
今回は歴史さんぽ。
静岡県の浜松市です。
むかしむかしの古戦場の跡があるって聞いて。
冬なのにノコノコやってまいりました( *´艸`)
▽使用機材:CANON IXY 150
- 旅行の満足度
- 4.0
PR
-
浜松城の北西1kmぐらいのトコ。
ココにかつての古戦場があります。
その名も犀ヶ崖古戦場。
名前の通り、フツーに崖っぷち。
市街地化でお家がいっぱい建っちゃったけど。
地形的にはかなりエグいです(〃'▽'〃) -
今はキレイに整備されて公園に。
園内には歴史資料館が建っていて。
その他にも細々とした史跡がいろいろと。 -
で、歴史をちょっと紐解くと。
戦国時代、三河の徳川家康は甲斐の武田信玄と激突。
有名な三方ヶ原の戦いです。
結局はボロ負けして浜松城に逃げ帰るんだけども。
隙あらばと反撃のチャンスを伺うのが家康のすごいトコ。
や、しぶといトコ( *´艸`) -
正攻法では勝てなかったので。
夜に奇襲を仕掛けたのが、この場所。
崖の上に布をかぶせて地面のように見せて。
そうとは知らずに突っ込んできた武田の軍勢をドカドカ谷底に落としたと言われています。
地元の地形を熟知していたから出来る戦い方。
一矢報いましたね(*^ヮ^*) -
これが歴史資料館。
美味しいものは最後にいただく主義なので。
後のお楽しみに取っておきます♪ -
ココが古戦場であったことを示す石碑。
めちゃめちゃデカい。
『日露戦争でうんぬんかんぬん』的なモノにソックリ。
やっぱり家康ゆかりの浜松としてはー。
ボロ負けの三方ヶ原の戦いを少しでも美化するために。
犀ヶ崖では強かったんだぞ!ってアピールしたいのかなぁと(*´ω`*) -
で、次は地形的なモノを見て行きましょ。
犀ヶ崖の名前の通り、ココは崖っぷち。
ちょっと覗いてみると・・・ -
うわ!かなりエグい!(;・ω・)
確かにこんなトコに落とされたら死んじゃう!
腕の1本足の1本の怪我で済めば、まだいいほう? -
今は暗渠になってるけど。
下はフツーに川が流れてます。
当時の深さはなんと40m!
これはビルの10Fぐらいに匹敵する高さ!
そりゃ落ちたら、ひとたまりもないですわ>< -
むしろ最初っからココにお城築いたほうが良くない?
ま、『たられば』ではあるんだけどねー(*^-^*) -
この戦いの後。
この地で命を落とした者のために、家康は盛大な供養をしたそう。
美談?いやいや。
誰もいないのに人の声が聞こえたり、馬のいななく声がしたり。
これは死んだものの怨念じゃないか?><
そんなウワサが立ちまくって、慌てたってゆーのが真実らしいですよ。
まぁ怖い(≧m≦) -
あと、ココにはこんなものもあります。
ねずみ小僧のお墓。
よく時代劇なんかに出てくる大泥棒。
フィクションじゃなくって、実際にいたらしいの。 -
どれがねずみ小僧のお墓だかわからない・・・
や、これはただの石仏コーナー?
どこだどこだって探し回っちゃったぞo(`ω´*)o -
あったーっ!
これだっっ!!(σ`・ω・)σ -
お墓ってゆってるけど、これたぶん供養塔。
ねずみ小僧は義賊とも言われてるので。
彼に恩義のある人が立てたとゆーウワサです。
ホントのお墓は東京の両国。
回向院ってお寺さんにあるそうです(〃'▽'〃) -
『山桃さま』と呼ばれるこの木には伝説があって。
この地を通りがかった一人のお坊さまがいて。
彼はいつもこの場所で祈祷を行っていました。
霊験あらたかな彼の祈祷は、たちまち病気を治すと評判で。
いつも人だかりができていました。
ある日、彼はこの場所で人柱となることを決意。
『私をここに埋めてその場所に山桃の木を植えよ。私はいつまでも土の中で祈祷を続けよう』と。
その後もこの場所で祈りを捧げると、どんな病気も平癒したという・・・ -
こちらもちょっと名物的な木。
徳川宗家16代・徳川家達氏お手植えの松。
もしも江戸幕府が倒れてなかったら。
徳川慶喜の次の将軍になってたかもしれない方です。 -
明治政府が発足した頃、将軍家ではなくなったけど徳川家は存続していて。
その頃の領地は駿河・遠江・陸奥の三国。
後に家達氏は静岡藩知事を務めたこともあって。
静岡県とはご縁のある人でした(〃'▽'〃) -
本多肥後守忠真の碑。
本多忠真は徳川家康のおじいちゃんの代からの忠臣。
例の有名な負け戦・三方ヶ原の戦いで『しんがり』を務めて。
華々しく討ち死にをしました>< -
彼は槍の名手として知られていて。
家康の信頼も厚かったとのこと。
徳川四天王の一人の本多忠勝。
彼も槍使いのプロとして有名なんだけど。
実は本多忠真の甥っ子でもあったり。
槍は本多家のお家芸なのかな?
たぶん叔父が徹底的にしごいたのかも(*^-^*) -
最後までとって置いた美味しいもの。
歴史資料館です(〃'▽'〃)
こちらを見学したいと思います♪犀ケ崖資料館 美術館・博物館
-
ココにはかつて念仏堂がありました。
三方ヶ原の戦いによる死者の霊を祀るために建てたお堂です。
後に遠州大念仏団とゆー組織の本部が置かれて。
資料館も併設されていました。
それを浜松市が改築して、キレイにしたのがこちらです。
遠州大念仏とは・・・
浜松市の無形民俗文化財に指定されている念仏踊り。
元々は三方ヶ原の戦いの慰霊祭のときに披露されていたもの。
現在は宗教的な意味合いより、パレード的な要素が強い伝統芸能です。 -
中に入りましたー♪ヽ(´▽`)/
かつてこの地に建っていたお堂の写真。
結構、立派でビックリ。
建て直さなくても全然いけそうじゃない?
このまんま残したほうが良かったような気も・・・ -
ちっちゃく写っちゃった( ̄▽ ̄)ゞ
お地蔵さまがいるのわかります?
将軍地蔵っていいます。 -
ご由緒はこちらをご覧くださいまし。
縁起物みたいなカンジです(〃'▽'〃) -
こちらは・・・空っぽ。
どこかのミュージアムに貸し出し中みたい。
どんな像が入ってたのかめちゃ気になるーっ!>< -
ココに昔あった念仏堂の天井絵。
ちょっと変わってるのは、学生さんが描いた絵とゆーこと。
昭和2年に派松師範学校の学生さんグループが描きあげました。
現在も請っているものは70枚。
これはその一部とゆーことらしいです。
ガンバったね(*^ヮ^*) -
浜松の念仏踊り・遠州大念仏の必需品。
鐘とゆーか、ドラ。
一人じゃムリなので二人がかりで担ぎます。
どれぐらいの距離を歩くんだろう。
何キロも担がされたらフツーに倒れちゃいそう(´Д` ) -
むかしむかしの大念仏の様子。
実はこれ、ただの人形じゃなくって。
全部、和紙でできている!Σ(・∀・;)
浜松で創作和紙人形を作っている華扇会とゆーのがあって。
そちらの家元・田畑華扇先生の作なのだ(`・ω・´)b -
三方ヶ原の戦いのジオラマ。
徳川勢と武田勢が激しく激突した戦いです。
写真は武田側から見た様子。
八幡大菩薩と勝軍地蔵大菩薩の向きが違います。
風にあおられて向きが変ってるのを再現した?
なかなか芸が細かいでござる(・∀・) -
この地にあった地蔵堂の屋根瓦。
さりげに葵の御紋じゃないか!!( ̄□ ̄;)!!
ま、家康のお声がかりのお寺さんだから当然なんだけど。
江戸時代では誰もがひれ伏す家紋。
民衆の手に渡ってたら、代々の家宝にしたに違いない(≧m≦) -
ビデオコーナーでは、家康くんがいた!
浜松のゆるキャラね。
黒い点が目で、その下はヒゲとゆー設定なんだけど。
私には三角のが目と口で、黒丸はお公家さんの眉に見えてしょうがない。
『おじゃる』とか言いそう(≧m≦)
とゆーわけで、今回の訪問はこれにて。
機会があれば、三方ヶ原のほうも言ってみたいと思います(*^ヮ^*)
おしまい。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
歴史さんぽ
-
島原の城下町とうまいもん。
2015/05/01~
島原
-
KYOTO STROLL 六地蔵~御香宮神社~櫻
2016/04/01~
伏見
-
KYOTO STROLL 伏見酒蔵界隈
2016/04/01~
伏見
-
鰊漁場。むかしむかし。
2016/06/01~
小樽
-
関が原古戦場をお散歩です。
2017/04/01~
関ヶ原・垂井
-
旧第12師団司令部跡
2018/05/01~
小倉・北九州市中心部
-
犀ヶ崖古戦場をお散歩です。
2020/01/01~
浜松
-
下之庄代官屋敷 跡地
2020/10/01~
氏家・高根沢
-
職人さん、本気出しすぎっ!上根観音堂
2020/10/01~
氏家・高根沢
-
朽ち果てすぎ!謎の薬師堂。
2020/10/01~
氏家・高根沢
-
琉球国中山王陵 浦添ようどれ
2021/03/01~
宜野湾・北谷・中城
-
寺島を探検してきます!
2021/10/01~
大村・波佐見・長崎空港
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
浜松(静岡) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 歴史さんぽ
0
32