2021/11/12 - 2021/11/14
45位(同エリア195件中)
kiyoさん
第4回目の修行、網走-釧路の旅。出発前の表示PPは、60562PPです。
今年の夏に知床を訪ねたときに、JR釧網本線の駅にいくつか立ち寄ったのですが、いつかは一両編成の列車からの景色を、網走から釧路までと釧路から根室までの区間を見てみたいと思っていました。
今回、ANAダイヤ修行で女満別までの旅を組み入れられないか検討した結果、普通席でなんとかねじ込むことができそうでしだ。行きは松山から女満別まで乗り継いで行き、帰りは釧路から帰るという、周遊コース。朝、網走駅を出発すると根室本線に乗り継いで根室まで行くことも出来るのですが、それは次の楽しみに置いておくことにします。
今回は釧網本線と釧路湿原を中心にしました。厚岸の牡蠣も最後まで捨てがたかったのですが。
羽田空港で乗り継いでAIR DO で女満別空港まで行く時のこと。今回は初めてのことやハプニングがありました。
羽田への着陸コースが都内上空を飛ぶことになり、遊覧飛行のようでした。房総半島から北上して東京スカイツリーを中心に左旋回をし、六本木ヒルズや東京タワーの横を通過してC滑走路に西からランディング。いつもはもっと小回りをして東京湾をなぞるように急旋回の後、着陸していたのですが。皇居や国会議事堂などもよく見えました。これは初めての経験です。
それから、AIR DOの女満別行きでは熱が37.6℃の高校生がいて、出発直前に飛行機から降りることになり、預け入れ手荷物も降ろさなければならないので大幅に出発が遅れることに。コロナが落ち着き始めたとはいえ、みんな敏感な時期なので致し方ないでしょう。先生も付き添いで降りるようで、ちょっと心配なのと、やっぱりそこまでやっておく必要があるのか、と納得のような気持ちでした。
一旦、飛行機に積み込んだ手荷物を全部引っ張り出して手作業で探すのだろうから、とても気の毒なことです。もちろん本人にとっては重大事件だったと思います。
女満別行きの飛行機は30分程出発が遅れましたが、網走行きのバスは飛行機の到着に遭わせて出発するとのことで、安心でした。
今回、釧路から松山まで帰ってのPP表示は、65659Pとなりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 1.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- ANAグループ JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ダイヤ修行も後半戦です。
思いついたのが10月で、11月末までの”秋のプレミアムポイント2倍キャンペーン”が終了するまでに修行を終えなければ、万事休すです。いよいよ追い込み。
金曜午後、出発前の松山空港2階レストラン街は、ささやかな賑やかさが戻っていました。 -
網走に宿に着くのは午後8時を回りそうなので、チックインカウンターの正面にある立ち食いうどんを食べておきます。
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松山空港1階、マドンナ亭
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立ち食いですが、なかなか人気があります。あっさりしていて、食べやすいところがお気に入り。
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いつも何にしようかと迷いますが、今回はかき揚げうどんにあげのトッピング。
松山空港の出発が遅れたので、女満別行きに乗り遅れるのではないか、と心配しました。 -
飛行機は遅れているにもかかわらず、房総半島上空から羽田空港に侵入せず、さらに低速で北へと飛んでいきました。
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一体、どこへ向かっているのかな、と心配になりましたが、東京スカイツリーを中心に左旋回。皇居を回り込むように西側からC滑走路へと着陸していきました。
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六本木ヒルズ上空
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東京タワーのすぐ横も低空で通過
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レインボウブリッジ
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羽田空港はいろいろな事情のため、さらに出発が遅れましたが、無事女満別空港に到着。夏に来たときと同じ、手荷物受取場の歓迎看板が迎えてくれました。
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手荷物を受け取って外へ出ると、すぐ正面に網走行きのバスが停車していました。とても助かります。このバスで、東横インの前まで行けました。
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東横インに初めて泊まったのも、ここ網走でしたが、それからこのホテルに何度宿泊したことでしょう。網走に来れば東横インがある、くらいになってしまって。山登りやツーリングなどでも来たので、とても親しみを感じます。
会員になったのもここ。お陰であちこち便利に利用させていただいて、何回か無料宿泊もさせていただきました。何処へ行くにも安心して出かけることができる気がします。 -
旅は網走駅から始まります。
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網走駅の右側の看板、これは30数年前に来たときも同じようにありました。そのもの自体は替わっているかも。
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網走駅で釧路までの切符を購入。4080円は思ったよりも高かった!
釧路行きは10時24分発の一択で、その前は午前6時台、次は午後3時台です。1日に5,6本しか走っていません。 -
網走駅には、改札の横に広い暖房の入った待合室がありました。この壁の後ろ側。
何しろ、次の知床斜里方面行きは6時間後だから、今度の10:24発に乗り遅れたら次を待つのも大変です。 -
待合室に駅弁屋さんと喫茶店があります。
釧路着は午後1時36分なので、ここで弁当を買っておいた方がいいかと思い、北の美味海鮮「磯宴」を購入。タラバガニちらしとのこと -
遠軽行きの列車も同時に発車。2両連結しているのに、ワンマン
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釧路行きはホームを渡った3番乗り場でした。
この赤いデザインを見たのは初めてです。 -
網走駅のコンコース。
いつも車なので駅の外観を見るくらいですが、今回は列車利用の旅で、駅の陸橋をキャリーバックもって久し振りに渡りました。
この先が北見、遠軽方面 -
オホーツク海沿線と釧路湿原を走る列車ですが、ちょっと楽しいデザインです
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小清水原生花園と細岡駅の2駅を止まらないだけ。それで、快速となります。
単線だったら、すれ違いでの待ち時間が一般的にはありますが、釧網本線は数時間に1本という少ない運行のため、列車が出会うことがない。というか、釧路に着いたらそれから折り返し、という感じ。
だから、スムーズに走っていました。 -
いよいよ出発です。これから列車の前方の景色から目が離せません。この先が知床斜里方面
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一両編成の列車車内。適当に乗客が乗っていますが、途中駅で下車する人はとても少なかったと思います。
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1つ目の駅、桂台。
網走市内にあり、車で来たら何処が駅だかわかりません。1回目は駅を発見できず、今年の夏に車を近くに駐めて、ホームまで来てみました。この見える範囲だけくらいが駅で、土手の上は車道でビュンビュン車が走っています。 -
桂台駅を出てトンネルを抜けると、オホーツク海沿いに列車は走ります。車窓からは海別岳が海の向こうに姿を見せていました
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昔ながらの、予讃線でも走っていたディーゼル車の運転席と同じ雰囲気
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気持ち良くオホーツク海を見ながら走って、次は鱒浦駅に到着
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駅舎はこれだけ。掘っ立て小屋、というくらいの大きさで、ここも初めて車で訪れた際には、気づかずに通過してしまいました
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この駅名表示がなかったら、駅とは思えないかも
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網走駅を出発してから、列車の前の景色が楽しくて、自席に帰ることができませんでした。レンタカーやバイクで走るのとはまたちょっと違ったように周囲が見えることもあり、駅や集落ごとの変化が鉄道ならではの新鮮さで、かつ、納得させられる気分でした。
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藻琴駅にはラーメン屋さんがあります。
今年の夏に立ち寄ったのですが、鉄道駅の雰囲気を残した室内で、駅の執務室エリアがお店になっていました。 -
”もこと”の名前は、ちかくに、藻琴湖があるから
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藻琴から先は、道路と並行して列車が走ります
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車で走っているときは、この鉄路を見ながら、「列車が来ないかなあ」といつも思うのですが、来るわけありません。6時間に1本なので
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道路と線路の先に、北浜駅が見えて来ました
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北浜駅には、展望台が併設されています。ここにも、夏に登りました
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北浜駅にも「停車場」というカフェが併設されていました。この辺りの駅は、いわゆる「道の駅」のような役割もしていて、ちょっと休憩するにはもってこいです
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きたはま
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きたはまから先は、オホーツク海と濤沸湖の間を列車は走りますが、この情景はとっても気に入っています。ここを列車で走ることが今回の旅の楽しみのようなもの
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線路はここから海沿いを離れて、濤沸湖側へ
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濤沸湖が見えてくると、正面にドーンと斜里岳1547m
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しばらく斜里岳を右前方にみ見ながら、気持ちの良い直線を原生花園駅を目指して進みます
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遠くに原生花園駅が見えて来ます
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右手には濤沸湖と斜里岳。濤沸湖にはまだ白鳥の姿はありません
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右手の白い建物は、原生花園インフォメーションセンターHana
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原生花園駅は、快速なので通過します
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原生花園駅を過ぎると正面は、海別岳になります
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このとき、斜里岳は右手側に見えていますが、知床斜里から釧網本線は90度右折して、さらに清里町駅辺りまでUターン。まだ少々先の話ですが。
清里町駅は、この写真の右端辺り -
濤沸湖を右後ろに残して、浜小清水駅が見えて来ました
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浜小清水は道の駅を併設
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この道の駅の中に、浜小清水駅の改札はあります。ここに立ち寄ったときには、どこが改札なのか迷いましたが、その時、駅もじっくり観察しています
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離合する列車が来ることもなく、発車。
そう言えば、ここまで離合設備のある駅はなかった -
バスのような運賃表示器が運転席の後ろにありますが、日常生活であまり見なくなったので、これもちょっと新鮮です。
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オホーツクの大自然の中を、釧網本線は貫いているという雰囲気
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斜里岳は、ここまでは列車の右側の窓から美しい姿を望むことが出来ます
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止別駅
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この駅にもラーメン屋さんが入っていて、結構人気があり一昨年やってきてラーメンをいただきました
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そのラーメン屋さんは”駅馬車”というお店で、家族で営まれていました
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止別は網走から知床へ向かう幹線道路からは少し外れた、静かなところにありました
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ずっと斜里岳は遠くから見つめています。このエリアからは斜里岳が見えるのと見えないのでは、全く違った旅の印象だと思われます。
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斜里岳の頭は、この方向から見ると雲の中、という感じ
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知床斜里まであまり人家などがなく、線路も真っ直ぐ続く部分が多いので、ずっと景色を見ていたい
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前方には知床の山々、左手にはオホーツク海。スカッとするような眺めが展開してきましたが、それは知床斜里までです
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知床斜里駅の前にある、ルートインホテルが見えてきます
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以前は、ただの”斜里”と言っていましたが、1998年に”知床斜里”になったのです
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知床は2005年に世界遺産に登録されました。知床に公共交通機関を使っていく場合は、ここからバスとなります。これまで知床を訪れた印象では、マイカーやレンタカーで来る人が殆どで、あとは観光バスなどが多いようでした。
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斜里町も、斜里岳よりも知床のネームバリューを利用しているんでしょう!知床旅情のヒットも、その名を有名にした一因ですが、森繁久弥が曲を作ったのは1960年代です。
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釧網本線は、午前10時24分網走発、午後1時36分釧路着の3時間以上の乗車時間だったのですが、他の列車を見たのは知床斜里駅のこの1両のみ。
そんな意外性というか、思ったほど列車が走ってない、寂しい印象を感じるため、鉄道ファンはここまでやってきて、乗車しているのかあと考えてしましました。廃線になる心配もします。余計なことですが。 -
ルートインの建物が駅前にあるため、そればかりが目立っていました。
そんな滅多に走らない列車に乗車しているので、下車して駅の周りを見てみる訳にはいきませんが、2,3年前には車で斜里駅を訪ねました。新しい駅舎と駅前広場などが整備され、知床のモニュメントなどが設置されています。 -
これまで列車は東へ走ってきましたが、知床斜里からは南へ走ります。そして、斜里岳も左手の窓から見えるようになります。
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中斜里駅舎
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これまで釧網線の駅舎を巡ってきたのは、網走-知床斜里の間だったので、中斜里駅は初めての場所です。
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斜里岳がぐっと近づいて来ました
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清里町駅。確か、八ヶ岳の山麓を走る小海線にも”清里”があるので、それと区別するためこちらは清里町駅なのです。
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清里には、イーハトーブ・ユースホステルがあり、かつて10年ほど前に斜里岳登山に挑んだときに宿泊させていただきました。そのときは食事の提供がなく、コンビニで夕食と朝食のパン、そして、登山中の食事など買い込んで行った記憶があります。
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斜里岳は独立峰で、裾野を長く引っ張っているため優美な印象です
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山頂は電柱のすぐ後ろのように思えますが、実はその1つ右のピーク。奥にあるため、手前の低いピークの方が山頂に見えるわけです。
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山頂にはうっすらと冠雪がありました。
この左のピークと右のピークの間が深い谷になっていて、そこを流れる一の沢川にはいくつもの滝が続き、その川を渡渉しながら滝の横の岩壁を登り詰めたことを思い出しました。なかなか大変でしたが、今となってはいい思い出です。 -
斜里岳が見えなくまでが、釧網本線の鉄旅、第1番目のクライマックスでした。
みどり駅からは列車が山の中へと登っていき、摩周を目指します。摩周駅は、弟子屈駅とずっと思っていましたが、いつの間にか駅名が変わっています。
次の車窓の楽しみは、釧路湿原です。
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