一年振りの倉吉帰省と市内散策（その3）

2021/10/08 - 2021/10/09

コロナ禍で一年以上滞っていた、奥様の実家の片付けを再開しましたが、雪が降る前に少しでも進めたいという事で、一月後に再度出かけてきました。

片付け終わりの「埃落とし」は、いつもの三朝清流荘。
宿の人もピッチの速さに驚いていた感じを受けましたが、いつもながらの湯に癒され、面倒な片付けもこのご褒美があるからこそ、やっていけるように思います。
宿の料理は（その2）とほぼ同じなので、写真は少し割愛しましたが、いつもながら美味しかったです。
来月からは松葉蟹が解禁され、宿もカニ料理が中心となり、いつもの清流荘価格では無くなり、お高い目になっていきます。
雪も嫌なのですが、カニ価格も好みでは無いので、冬は少し帰省の頻度は落ちると思います。

（その3）は、久し振りの倉吉ランチで懐かしいお店を巡り、「道の駅　大栄」で農産品の買い出し+ジェラートを頂き、奥様の小学校時代からの友人宅にお邪魔して、大山の裾野の民家カフェという雰囲気の中で、スィーツを頂きながら、奥様方の会話を聞いていました。

お・ま・け
恐らく、今年最後になると思いますが、11/6は日帰りで帰省しました。日帰りできるというのは分かっていましたが、今回は清流荘のカニ価格を避けて、宿泊はパスさせて貰いました。

雪明けの頃、すべて完了できるよう段取りを進めていきたいと思います。




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エリア 倉吉(鳥取)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車 徒歩

戦国時代、倉吉界隈は南条氏という豪族の支配下にあり、毛利氏の勢力下になっても領土は安堵されていたようです。
この辺りは、南条氏の家臣で、「山田越中」という人の領地で、領民が「越殿」と呼んでいた事から、越殿町や越中町という地名ができたようです。
いまでも、所々風情のある街並みの残る一角があります。

赤い壁は、遊郭を象徴すると言われますが、越殿町周辺には、大正時代に「倉吉新地遊郭」が形成されていたようで、倉吉市史にも記録として残っています。
ただ、人身売買禁止の観点から全国的な廃娼論や、恐慌、新しい風俗産業の台頭等で、遊郭は大打撃を受けたようです。
鳥取県も、高額税金を生む金の卵であった遊郭が、潰れると大打撃になるという事で、導入した制度が「娼妓の酌婦化」というモノだったようです。

そのためか、倉吉新地が遊郭（公娼地）であったという事は、歴史上ありませんが、「利用者」側から見れば公娼・私娼の区分等無意味ですから、まぁ遊郭らしきものがあったんでしょうね。

倉吉淀屋 名所・史跡

赤塀を眺めながら荷物を出し、ランチに向かいます。

久し振りの「渋や」。
今や倉吉の行列店となっていて、平日でも開店時に入店できなければ、1時間待ちとなる位のお店になっていました。

倉吉在住時の新規開店頃の旅行記↓
https://4travel.jp/travelogue/10829129

渋や グルメ・レストラン

お店が出来た頃からメニューは色々と変わっています。

以前はカツ丼や、釜飯等もありましたが、今はシンプルに蕎麦が中心で、ご飯類は天むすがある位ですね。

牡蛎南蛮は、こちらの代表作だと思いますね。

冬になると温蕎麦としても提供されますが、軽く片栗をまぶし炒めた大粒の牡蠣と焼きネギ、堪らない味わいになっています。

私はざるそば（大）。

左上は一仕事されている蕎麦湯。。。。
堪らない美味しさです。

翌日のランチは、倉吉体育文化会館近くの、牛骨ラーメンの「香味徳」で頂きます。

私の大好きな味で、帰省した際に奥様が女子会に出かけた際の一人飯は大体こちらで頂きます。

香味徳 グルメ・レストラン

牛骨ラーメンって、ラーメンブームの中でも「あまり聞かない」という人も多いのですが、最近の家系等の脂が堪える私にとって、ヘルシーでありながら、物凄く旨味のある味わいです。

牛骨ラーメンは、歴史的にも大山裾野での放牧に由来する、鳥取中・西部の味だと思います。
系統図↓
http://www.nashinohana.com/gyuod/wp-content/uploads/847.pdf

新鮮な農産品を求めて、今日は北栄町にある「道の駅　大栄」に向かいます。

合併して北栄町となりましたが、こちら旧北栄町は、名探偵コナンの青山剛昌さんの故郷です。
道の駅に隣接して、青山剛昌ふるさと館があり、コナン通りがJRに向かって伸び、JRの駅もコナン駅（由良駅）と、コナンファンの方々にとって、聖地となっています。

毎年お正月には、帰省した青山先生を迎え、中央公民館（実家のすぐ前）で「青山剛昌先生と話そうDay」が開催されていましたが、今年も昨年に続き中止となったようです。
https://4travel.jp/travelogue/10738012
https://4travel.jp/travelogue/10852192

お台場いちば グルメ・レストラン

「道の駅 大栄」は、全国で最初に登録された道の駅です。

また、周辺の「お台場」は、1864年に海岸防備のため、鳥取藩で最初に築造された砲台場で、六尾反射炉鋳造の大砲4門が配置され、規模の大きさと、日本で唯一当時の原型をほぼ完全に保っている等から、国史跡に指定されています。

道の駅の物産施設「お台場いちば」は、旬の地元の野菜があり、また安く販売されています。

夏のスイカやブドウのシーズンは、特設コーナーが設けられ、地方発送で賑わいますが、今日は地元の方々が中心ですね。

こちらに来る目的の一つに、このお店の存在があります。

道の駅からコナン通りを横切った所にある「イタリアンジェラートCoda」です。

季節のジェラートのお店で、美味しいです。

Coda グルメ・レストラン

いい素材を使っていると思います。
とても美味しいし、おまけに安い。
これでダブルで、450円です。

県内で1.2を争うジェラートと思いますね。

私の大好物、打吹公園だんごを購入です。

このだんごは、日持ちが2日と短いのですが、今日はゆっくり家に帰って食べます。

石谷精華堂 グルメ・レストラン

十数回お世話になった旅館ですが、旅館のシンボル的なこの狸さんを、初めて画面に収めることが出来ました。

三朝温泉自家源泉かけ流し露天風呂　清流荘 宿・ホテル

日本遺産は、文化庁が地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリーを認定し、各地域の魅力溢れる有形・無形の文化財群を、地域が主体となって整備活用し、国内外へ発信することで地域活性化を図ることを目的としたもので、三徳山・三朝温泉は、2015年4月24日の＃012号で、現在＃104まであります。

日本遺産認定により知名度が向上し、実際に観光客が増えた地域もありますが、伸び悩み取り残される認定地も出てきている事から、2021年7月、文化庁は岐阜、鳥取、島根と福岡・佐賀各県の遺産４件を認定取り消しの可能性がある「再審査」とする評価結果を公表しました。

今回が初の審査ですが、今後の地域活性化計画の修正が求められており、今年秋までに再審査となっています。
何とか再審査が通過することを願っています。

今日の部屋は、三朝川を見下ろす3階の和室。

今まで10数回お世話になりましたが、同じ部屋になった事がありません。
お高い特別室の露天風呂付きの部屋は除き、数多く来ていると、ローテイションを組んで配慮頂いているようです。

料理は前回と、ほぼ同じです。↓
https://4travel.jp/travelogue/11720118

食前酒、前菜、松茸土瓶蒸し、すき焼き鍋です。

トゲ（ズワイ）ガニ。

松葉ガニでなくても、結構、美味しいんです。

刺身3種に焼き物（きのこと鶏肉のホイル焼き）、茶碗蒸し。

ご飯と吸い物も一緒に提供してもらいました。

後、天ぷらとアイスと、いつもながらですが美味しかったです。

朝ご飯は、白飯にトロロが最近の定番です。

最近の私達夫婦の「歯に負担をかけない。」という事で、麦は歯ごたえがあり過ぎるので白飯にして貰っています。

朝食の豆乳鍋は、最初に出来る湯葉を、奥様毎回楽しみのようです。

翌日も少し荷物確認をして、牛骨ラーメンのランチを済ませ、大山の裾野にある奥様の友人宅に向かいます。

田舎にこんなシックで、cafeのような家があるのかと思いましたが、庭も綺麗に整備されて、ウッドデッキで景色を眺め、お茶を頂きながら、奥様達の話を拝聴し楽しい時間を過ごさせて頂きました。

大山に近いだけに、季節の進みが早いようで、赤トンボが飛んでいました。

手作りのお菓子や雰囲気、一時期倉吉市内でお店をされていた位なので、料理も凄いので、民家カフェを勧めていますが、本当にカフェでも十分通用すると思いますが。。。。

夕方近くまでお邪魔し、山陰道浦安から帰路につきました。

お・ま・け
11月7日、日帰りでの帰省です。

川西を8時前に出発して、11時頃に湯梨浜町を通過途中、カフェでパンを購入し倉吉に向かいます。

プティシュー グルメ・レストラン

こちらのお店はパン屋で、cafeも併設されている「ぱにーに」というお店です。

足湯に浸かりながら統合池を眺めることが出来て、倉吉の頃は休日偶に来ていましたが、最近楽天市場で話題になっている「天女の梨クーヘン」のお店です。

私も購入を考えていたのですが、食べきれそうにないので、小さめのチーズケーキを購入し、持って帰ることにしました。
日帰りだとこれが出来ますね。

今日のランチは久しぶりに、清水庵で餅しゃぶと思っていたのですが、予約で満員との事でこちらも久しぶりの中華料理の北京で頂きます。

奥様が子供の頃からあったお店で、倉吉の街中華ですね。

北京 グルメ・レストラン

奥様、中華丼。

野菜が取れるという事で、奥様、付き合いだした頃も、良く食べていました。

私はメニューにあれば、必ずと言って良い位注文するワンタンメン。

あの口触りが大好きです。
エースコックのワンタンメンは、発売当時からのファンです。

片付けも少しずつですが進み、少し光が見えてきた感じがします。

帰りは鳥取時代、イオンの帰りに良く立ち寄っていた「焼肉さかい」で夕食です。

炭火焼肉屋 さかい 鳥取岩吉店 グルメ・レストラン

ノンアルビールで、今日の成果に乾杯です。

日帰りでも、段取り良く進めることが出来て良かったです。

量は食べれませんが、久しぶりの焼肉ですが、肉を食べると、何か元気が出るような気がしますね。

鳥取から2時間少し、無事帰着いたしました。

2021年、倉吉編これまで。