2021/10/24 - 2021/10/24
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ドクターキムルさん
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土曜日に続いて日曜日も好天で、瓜ヶ谷通りにもリュックを背負った夫婦連れが出ている。しかし、この先のどこを目指して上って行くのか?
庭の木の枝を切っているお宅がある。何の木か聞いてみると、バラの木だという。確かに、とげがある。他には椿などの枝も払っている。この家の前が谷戸の入口だ。
江戸時代には海蔵寺の裏を通り、蛇居ヶ谷切通跡(蛇居ヶ谷の大堀切)から下る街道があった所だ。この街道は戦前の地図に描かれているが、現在のように海蔵寺の裏が石切り場になって断崖絶壁になったのは戦中・戦後のことであろう。
この街道沿いの谷戸には今でも水田が広がっており、今日は稲刈りをしている最中だ。
この谷戸の少し高い山の中腹に5基のやぐらからなる瓜ヶ谷やぐら群がある。
「地蔵やぐら」と呼ばれる第5やぐらは中央に地蔵尊が安置されており、左・右・奥の壁面には地蔵さまや五輪塔や仏像などが彫られており、見応えがある。
第4やぐらは第5やぐらと内部で通じており、大きな五輪塔が掘られている。
その先に第3やぐらがあり、左・右・奥の壁面には五輪塔が彫られている。
第4やぐらは小型のやぐらで、中に墓石か何かが見える。
第5やぐらは小型のやぐらだったようで、奥壁だけが残っている。
瓜ヶ谷やぐら群は私以外には誰もいなく、この谷戸全体でも他に稲刈りをしている2人だけで、(墓地である)やぐら群も含めて静寂の中にある。
ロープ伝いに谷坂を上る。下の笹が刈られており、誰かが整備しているようだ。しかし、尾根道は一変に3年前の倒木がそのままになっている。とても通りずらい。ではここの谷坂だけをどうして整備しているのか?3年も経ったら倒木も始末するのが普通なのだが、やはり、いつもの鎌倉市らしい。これでは葛原岡ハイキングコースから瓜ヶ谷やぐら群に向かうのは困難であろう。
尾根道の先の葛原岡ハイキングコースが親子連れを始めとしてハイカーが繋がっている。このハイキングコース直ぐの谷は何と静寂だったのか。
(表紙写真は地蔵やぐら内部)
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