2021/08/21 - 2021/08/21
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Halukaさん
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芸術家の街パリ市北部のモンマルトル、映画アメリゆかりの地、風車が目印のムーランルージュ、観光スポットがたくさん。一日かけてまとめて周り、ほぼほとんどの観光スポットを網羅しました。
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地下鉄Abesse 駅のエレベーター
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朝9時、地下鉄Abesses駅を出ます。
アベス駅 駅
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駅前の公園にある愛の壁 le Mur des je t’aime. 612枚のタイルを使った壁に300以上の言語で愛の告白を綴られています。
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日本語もあります。
愛しているの壁 (ジュ テームの壁) 文化・芸術・歴史
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そこから上り坂徒歩3分、映画『アメリ』に出てきた「コリニョンの店」Maison Collignon。野菜や果物の他にも生活雑貨なども取り扱う"épicerie"です。閉まっていました。
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徒歩5分、サクレクール寺院下の公園Square Louise-Michel に着きます。頂上には真っ白な、Basilique du Sacré-Cœur(サクレクール寺院)が有名ですね。
サクレクール寺院 寺院・教会
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まずはがんばって階段を登ります。236段あります。
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標高130mのモンマルトルの丘、首都パリで一番高い場所。丘からの眺望は言うまでもなく絶景です。望遠鏡に1ユーロ投入すればもっときれいに見えます。
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サクレクール寺院の廊下からの眺望。モンパルナスの塔が見えます。
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寺院内へ。ステンドグラスがきれい。
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サクレ・クール寺院は、「聖なる心臓」(聖心)を意味します。
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1877年-1914年、約4000万フランを費やして建設しました。第一次世界大戦の終わりの1919年に開放。
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朝10時から凡そ10分間、音楽と共に幻想的な光りが祭壇の前方と上方を映し出されます。
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階段を降りて行きます。サクレ・クール寺院のドームの高さ83m、奥行85m あります。パリのランドマーク。
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公園前の彫像?ではなく、大道芸人。
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今度はfuniculaire に乗って登ります。Navigo 使用可。
モンマルトルのケーブルカー その他の交通機関
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サクレ・クール寺院の周辺に取材しているテレビ局かユーチューバーがいました。
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寺院すぐ近くのテルトル広場 Place du Tertre、かつては画家が集まる広場です。絵売りや似顔絵描きが声を掛けてきます。
早朝のためか、観光客が少ない。
周りにレストランやクレープ屋さんが多くあり、賑やかです。テルトル広場 広場・公園
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近くのMUSÉE MONTMARTRE モンマルトル博物館。
19世紀半ばの時、ここはゴッホ、ユトリロ、ルノアールなどのアトリエでした。モンマルトル博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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同じ通りの先にある花が満開の可愛いい家。
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その家を右折すれば葡萄畑が広がっています。パリ市が管轄する面積0.15ヘクタールの小さなブドウ畑で、3,250株のブドウの木が植えてあり、毎年10月の初旬には収穫祭が行われます。閉まっていました。
モンマルトルのブドウ畑 散歩・街歩き
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葡萄畑の向かい側に見える柿色のレストランバーがラパンアジルAu Lapin Agile .
今はたびたびシャンソンやコンサートなどが開かれます。オ ラパン アジル バー
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1875年風刺画家André Gill が壁に鍋から飛び出すウサギの絵を描いたことで、“Le Lapin à Gill” と呼ばれました。発音が同じためか、次第にle Lapin agileになりました。
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ピカソが1905年に描いた「Au Lapin Agille」によって、世界的に広く知られました。
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ラパンアジルの向かい側にある、ピンクと緑のコントラストが可愛らしいレストラン「ラ・メゾン・ローズ」La Maison Rose 。
モンマルトルの風景画で有名な画家、ユトリロがかつてここに住んでいました。後にレストランに変わりました。ラ メゾン ローズ フレンチ
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プチトランが通ります。
モンマルトルのプチトラン タクシー系
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葡萄畑横の通りRue des saulesにゴッホがモンマルトルに滞在していた歳月が紹介されています。
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通りの壁の飾り。
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通りの突き当たりにカフェLe Consulatがあります。ゴッホやユトリロなどの芸術家がよく通ったそうです。
ル コンシュラ カフェ
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近くに壁を通り抜けようとして、そのまま壁の中に嵌められた男『壁抜け男』(Le Passe-muraille)の彫像があります。国民的作家マルセル・エイメ(Marcel Ayme 1902-1967)が1943年に書いた短編小説の主人公、デュティユルの原型です。俳優・彫刻家のジャン・マレーが作った彫像は、マルセル・エイメの顔を模したと言われています。
彫像がある広場は、"マルセル・エイメ広場Place de Aymé と名づけられています。静かな住宅に囲まれています。壁ぬけ男 モニュメント・記念碑
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広場の右手にPlace Dalida ダリダ広場があります。両親がイタリアからの移民、1933年エジプトで生まれたダリダ。本名 Iolanda Cristina Gigliotti。1954年度の「ミス・エジプト」に選ばれ、「ダリダ」として女優活動を開始。パリへ行き、歌手として大成功をおさめました。
没後10年、1997年には「ダリダ広場」と命名し、ブロンズのダリダ胸像が置かれました。
しかしピカピカになっていますね。みんなが触ってるからでしょう。ダリダ広場 広場・公園
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広場から続く路地の情緒が素晴らしい。
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壁抜け男の左手にはルノワールの大作である「Bal du moulin de la Galette(ムーラン・ド・ラ・ギャレット)の絵のモデルとなった風車。原作はオルセー美術館にあります。
ムーラン ド ラ ギャレット フレンチ
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今は優雅なレストランになっています。
当時は、このあたりは農村で、小麦をひいたり、ブドウを絞るために30基もの風車が回っていたそうです。 -
すぐそばにバス停があります。
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40番のバスに乗ってサクレクール寺院を通って終点のMairie de 18ème で下車が、再び乗って、モンマルトルのほとんどの観光スポットを周ります。
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モンマルトルの細い坂道をハラハラしながら通ります。
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ムーラン・ド・ラ・ギャレットに戻り、下車。階段を降りた所にあるダリダの家 Maison de Dalida。
ダリダがフランスに帰化し、25年間、ここに住んでいました。
閉まっていました。 -
愛した三人の男性とも自殺、ダリダ自身も1987年5月2日に睡眠薬の過剰服用により、54歳の生涯を閉じます。
没後30年にあたり、その伝記映画「DALIDA」が公開されました。 -
数分先にあるゴッホの弟、テオが住んでいたアパルトマン。今では普通の人の家。
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ちょうど出入りしていた住民が親切にアパルトマンの中に入れてくれました。
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中には数棟の建物があり、テオがどれに住んでいたのかはわからないと。
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坂道を下って数分、2001年上演された『アメリ』(Le Fabuleux Destin d'Amélie Poulainで、アメリが働いていたという設定のカフェCafé des 2 Moulinsに出ます。映画上映後、大人気の観光スポットになりました。
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今はカフェ内にほとんど顧客がなく、テラス席の方が人気。
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道路の向かい側にある手打ちラーメン屋。
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さらに下ると、大きな通りに出ます。右折した所にMOULIN ROUGE ムーランルージュ、世界的に有名なキャバレーの風車が目立っています。1899年開業。フレンチカカンが有名だが、色気よりもマジックやダンスショーなど、サーカスのような感じがします。
ムーラン ルージュ ナイトライフ
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Piggale 駅からBlanche 駅の並木道boulevard de Clichy にはこのような無料公衆トイレが数カ所あります。
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ムーランルージュから徒歩五分ほどでモンマルトル墓地に出ます。
モンマルトル墓地 建造物
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入り口には地図があります。墓地には数多くの著名人(科学者、作家、詩人)が眠っております。
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まず右手の高台にあるダリダの墓地へ。広くて豪華。访れる人が最も多いようだ。
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入り口の方へ戻り、左手の奥に名前が電流の単位になったフランスの物理学者、数学者。 電磁気学の創始者の一人、アンドレ=マリ・アンペール(André-Marie Ampère, 1775年1月20日 - 1836年6月10日)の墓。
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長編小説『赤と黒』(Le Rouge et le Noir)の作者、19世紀中期フランスの作家スタンダールの墓。
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『椿姫』(La Dame aux camélias )の作者、アレクサンドル・デュマ・フィス(小デュマ)の墓。『椿姫』は小デュマが1848年に実際の体験を基にして書いた長編小説。
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マリー・デュプレシ Marie Duplessis の墓。1844年暮れ、20歳の時に高級娼婦マリーと出会い、恋に落ちるが、マリーの贅沢ぶりについていけないデュマが彼女と別れます。マリーは間もなく病死するが、1848年2月、痛恨なデュマが彼女との思い出を小説『椿姫』として書き上げ、世界的に有名になります。
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かつてモンマルトル高地を賑わせた芸術家達も今はどこかで静かに眠っていますが、後世の人々が絶えず過去の歳月に思いを馳せています。モンマルトルを訪れた後は、人生を考えさせられます。
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帰りは墓地から徒歩五分、ムーランルージュ前のBlanche 駅に着きます。ちょうどプチトランが止まっています。これに乗ってモンマルトル高地を回るのも良いが、バス40番もほとんどの観光スポットを回るし、本数がより多いので、Navigo 有ればお得です。
ブランシュ駅 駅
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この旅行記へのコメント (5)
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- norio2boさん 2021/12/23 08:47:13
- 旅行記拝見
- Halukaさん
旅行記楽しませていただきました。
僕はモンマルトルのブドウ祭りの時に偶然行きました。
パリにお住まいですか?
ユトリロの美術館がパリの近郊あるそうですね?
いかれたら旅行記お願いします。
今度パリに行けるようになったら
訪問先の候補の一つなんです。
- Halukaさん からの返信 2021/12/25 20:40:43
- Re: 旅行記拝見
- Norio2bさん
コメントありがとうございます。
ブドウ祭り、いいですね。未だ一度も見たことありません。
ユトリロの美術館、知らなかったです。
行く機会があったら、旅行記にで報告します。
- Halukaさん からの返信 2022/01/10 05:00:29
- Re: 旅行記拝見
- Norio2bさん
ユトリロ美術館に行ってきました。
残念ながら閉鎖しているようです。
詳細は旅行記「パリのノエル」を参照してください。
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- ベームさん 2021/10/21 11:22:31
- 懐かしいモンマルトル
- Haluka さん、
突然で失礼します。
懐かしいモンマルトルの写真でした。2014年に訪れた時を思い出し感激しました。
当時はサクレクールは撮影禁止でしたので、初めて内部の写真を拝見しました。
モンマルトル墓地は別のときに訪れていますが、ダリダの墓を見落としていたのが残念です。
今は歳で、海外旅行は諦めていますので他の方の写真だけが楽しみです。
ベーム
- Halukaさん からの返信 2021/10/22 09:43:40
- Re: 懐かしいモンマルトル
- ベームさん、
こんにちは。
コメントありがとうございます。
サクレクール寺院内部は、今でも撮影禁止エリアがあります。
ダリダの墓を訪れた人が多く、付いて行って分かりました。他は管理人が親切に教えてくれました。
ベームさんの歴史文学散歩シリーズがとても勉強になります。ゆっくり拝見させていただきます。
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